クリスマスマーケット！！　中欧４ヶ国周遊８日間の旅（ウィーン編）

2012/11/24 - 2012/11/25

中欧のクリスマスマーケットを巡る旅行記、続編のウィーン編です。
ウィーンではトラムを利用し５か所のクリスマスマーケットに行きました。シェーンブルン宮殿、ベルベデーレ宮殿、カールス教会、マリアテレジア広場、そして市庁舎前広場です。
冬のヨーロッパは日が暮れるのも早いですが、その分冬特有のにぎわいが感じられて、ウィーンは今回旅行した３都の中で一番華やかさを感じる街でした。多分もう一度行きたいとしたら一番最初に挙げるのがこのウィーンですね。
それでは続けていってみます。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ウィーンに入ってまずシュテファン寺院に向かいました。
シュテファン寺院の前では、名物の馬車が何台も待機しています。リンク内では、馬車が車道を同じように走っていました。

シュテファン寺院の観光の前に、まずは昼食です。
この日の昼食はツアーの付属ですが、寺院からほど近く、地下にあるホイリゲ“風”レストランです。

昼食はウィーン名物のウィンナー・シュニッツェルとアプトゥル・シュトルーデルです。ウィンナー・シュニッツェルはどこかで見たことあるな〜、と思ったら、起源はやはりミラノ風カツレツだそうです。
もう５年も前であまり覚えていませんが、ミラノのほうが味が濃くておいしかったような…。遠い記憶ですが。。

満腹になったところで、シュテファン寺院観光です。
尖塔はちょうど汚れ落としが終わったところということですが、本堂の黒さとの対比がすごいです。いずれは全部白く生まれ変わるとのことでしたが…。
しかし、街中にある巨大寺院ですので、全体を写真に収めることがなかなかできません。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院の内部もじっくり観光しました。少しライトアップされすぎか、とも思ったところもありましたが、歴史ある調度は美しく、ステンドグラスも見事なものでした。

続いて、世界遺産のシェーンブルン宮殿の観光です。
ベルサイユ宮殿を模して作ったとのことですが、途中で資金難で縮小せざるを得なかったとの説明でした。
確かに、外観の壮大さ、華麗さはベルサイユ宮殿のほうが勝っている感があります。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

しかし、内部は革命などで荒らされたりしていないせか、中国や日本の間等趣向が凝らされているのがわかり、ベルサイユ宮殿に勝るとも劣らない美しさがあると感じました。
内部は撮影不可のため写真はありませんが、休憩場所から見た庭園です。
庭園も広大で、向こうの建物までは片道３０分くらいかかる距離だそうです。

外へ出るとちょうど暗くなっていくところで、クリスマスツリーにも明かりが点灯され、見事な対をなしています。

当初、シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットはまだ始まっていないとの情報でしたが、翌日の正式オープンを控えてちょうど準備をしているところでした。そのため、お客さんは少ないですが、各店舗では商品の陳列や値札の貼り付けなどをやっている最中で、話すと負けてくれるとのことでしたので、ここで家用のクリスマス飾りを購入しました。

世界遺産の前のマーケットなので、正式オープン後はすごく混むのではないかと思いますが、じっくり見ることができました。
ここのクリスマスマーケットでは玩具などが多かったような気がします。見ているだけでも楽しくなってきますね。

見て回っているうちに時間が無くなってしまい、最後は駆け足で戻る羽目になりましたが、日の暮れかかったシェーンブルン宮殿のライトアップがとても美しく、何度も振り返っては景色を目に焼けつけました。

夕食を簡単に食べたあと、ケルントナー通りを散策します。
ウィーンはそこかしこに歴史と豪華さが感じられる非常に魅力的な町です。

ケルントナー通り 散歩・街歩き

夕食を食べて向かったのはコンサートです。
写真は有名なオペラ座ですが、もちろんここで聞くのではなく、リンク沿いにあるアウペスブルグ宮殿というコンサートホールでの演奏です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

アウペスブルグ宮殿での演奏は、ウィーン・レジデンツ・オーケストラと言って、明らかに観光客向けでした。途中でバレリーナやオペラ歌手が飛び入りしたりして、面白いのですが、やはりせっかく聞くのならば本格的なものが良いな〜と思いました。
しかし、聞いてみたところ、有名なウィーンフィルハーモニーの定期公演などは、よほど早くから予約していないと、まずチケットが取れないということでした。まあ、これはこれで良しとしますか。。

ウィーン レジデンツ オーケストラ 劇場・ホール・ショー

ウィーンの宿泊は、リンク通りから歩いてすぐのヒルトン・ホテルに２泊です。
近代的なホテルで、ヨーロッパの古都という趣はほとんどありませんが、駅にも近く、アメリカ系のサービスでゆっくりすることができました。

ヒルトン ウィーン パーク ホテル

翌日は朝予定外のベルベデーレ宮殿のクリスマスマーケットを見た後、は一部省略します（苦笑）。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

その後、４時過ぎに再び町の散策を再開です。
市立公園をぶらついていると、ウィーンのガイドブックには必ず出てくる金色のヨハンシュトラウス像がありました。

ヨハン シュトラウス像 モニュメント・記念碑

そのままリンク内に入って、有名なザッハーです。
とりあえずザッハトルテを食べないと…と思っていましたが、これが凄い混みようで、夕食も近いので時間を考えて列に並ぶのは断念しました。
しかし、こうした高級ホテルにも一度は泊まってみたいものです。

カフェ ザッハー カフェ

王宮庭園に行き、モーツァルト像の前で記念撮影です。
もう暗くなってきていますので、わかりづらいですが、冬でも地面の?マークが見て取れます。

モーツァルト記念像 建造物

そのあたりからきれいなライトアップが見えましたので、市庁舎前のクリスマスマーケットかと思って行ってみると、マリア・テレジア広場のクリスマスマーケットでした。広場の両脇に建っている博物館の建物にコマーシャル？のライトが映っています。

マリア テレジア広場 広場・公園

今回の旅行の目的はクリスマスマーケットと夜景ですが、やはりこの暮れゆく時間帯が一番きれいですね。
この日も曇り空でしたが、夜はきれいな紺色に変わります。

マーケットで、お店を巡りながらカメラを向けると笑顔で応えてくれました。
ダンケ・シェーン！（で、良いんでしたっけ？）

そのままリンク通りに戻るとブルク門が見えました。
ということは、この先はホーフブルクです。

門を入るとすぐに新王宮の見事なライトアップに圧倒されました。
真っ暗になる直前の紺色の空に見事に王宮が映えて見えます。

新王宮 城・宮殿

ホーフブルクを横断し、ミハエル広場の近くで夕食です。
この日はの夕食はガイドブックに載っていた有名店、アルベルティーナ・ケラーです。場所はアルベルティーナ美術館の地下にあるワインケラーで、地元でも人気のお店ということで事前に予約していました。

アウグスティーナーケラー 地元の料理

注文はガイドブックの写真どおりの豚すね肉のグリルです。これで２人前だそうですが大きすぎます。さすがに肉だけというわけにはいかないので、シェフのお勧めワインと付け合せにザウワークラウト(キャベツの酢漬け)を頼みました。
おいしかったのですが、とても完食できる量ではなく、少しもったいなかったです。でもこれ全部で３７ユーロ。ウィーンの中心にある有名店の割に安かったので驚きました。

食後の満腹感に浸りながら(苦しみながら)、更にリンク通りを散策します。
ライトアップされた、オーストリア国会議事堂にもクリスマス・ツリーが飾られています。

国会議事堂 現代・近代建築

リンク通りに沿って歩いて、やっと目的地の市庁舎前広場までやってきました。
ライトアップされた市庁舎が見事で、やはり今まで訪れたクリスマスマーケットとは規模が違いました。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

ウィーンで最大規模のマーケットだけあって、お店も様々です。ただ、世界各国から旅行者がやってきているようで、人出もすごく、気を付けてないと連れとすぐにはぐれてしまいそうです。

もちろんクリスマス飾りも多く売っており、見て歩くだけでも楽しくなります。
これらの飾りも一つ一つが精巧で、ほんの少しずつ違っています。

多分これもクリスマス飾りだと思いますが、写真の銀色に輝くオブジェを売っている店もたくさんあり、ライトにきらきらと反射して美しかったです。

ウィーンでは何か所かクリスマスマーケットを巡りましたが、やはりこの市庁舎前のマーケットが規模だけでなく、美しさもずば抜けていました。
日本でもイルミネーションがきれいな場所はいくつもありますが、こうした歴史ある建物や、マーケットという文化を持ったヨーロッパの都市は、より魅力的ですね。

歩道を渡り、トラムの停車場から名残惜しくマーケットを見つめます。
しかし、何故かいつまで待っても一向にトラムがやってきません。

まだ８時半くらいですし、リンク通りのトラムの頻度を考えてもこれはおかしいな、と思って歩き出すと理由がわかりました。
国会前を警官に先導されてデモ隊が歩いています。このおかげでリンク通りのトラムは休止しているようでした。果たして何を訴えているのでしょうか？

仕方がないので、リンク通りから一本奥まったところでトラムに乗りました。
よく見かける最新式の車両ではなく、味のある木造車です。
と、乗っていると、リンクからだんだん離れていくではないですか。間違って郊外へ行く路線に乗ってしまったようで、カールスプラッツ駅の前であわてて降りました。

すると、偶然そこはカールス教会のクリスマスマーケットの開催場所でした。ついでということで、広場をプラプラと散策します。
これでウィーンでは５か所目のマーケットです。
狙ったわけではありませんが、ウィーン市内の主なクリスマスマーケットは、ほぼ制覇することができました。

カールス教会 寺院・教会

カールス教会前のクリスマスマーケットは、写真のように扉付の本格的な露店が目を引きました。そのほかにも簡易メリーゴーランドなどの、子供の遊具もあり、地元の人向けのマーケットといった感じでしょうか。

カールス広場 広場・公園

インペリアルホテルの前まで歩き、何とかトラムに乗ることができました。
ウィーンはたった２日間でしたが、歴史と華麗さが同居する街で非常に魅力的でした。オーストリアは、ザルツブルグやハルシュタットにも今回は行っていませんので、これらは夏の時期にでも訪れたいです。
その際にはもう一度ウィーンもじっくり見て回りたいですね。

この旅行記へのコメント （1）

• nichiさん 2015/01/03 11:30:09

  クリスマス時期に行ってみたくなりました！

  massi様
  
  楽しく拝見しております。
  ブダペストやウィーンのクリスマス時期、素晴らしいですね。
  夫婦それぞれ、両都市とも何度か行ったことがありますが、出張でしか行ったことが無く、ほとんど観光もしたことはありません。
  massi様の旅行記を拝見し、今度は夫婦でクリスマスの時期にウイーンをゆっくり廻りたくなりました。