2012/10/08 - 2012/10/08
1095位(同エリア1813件中)
くろすおーばーさん
- くろすおーばーさんTOP
- 旅行記26冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 64,092アクセス
- フォロワー0人
今回は富山側からの日帰り立山縦断コース。
京都〜立山IC〜立山駅まで車で約350km。夜中に車を走らせる。
立山駅周辺の無料駐車場に車を休め、立山駅(標高475m)からはケーブルカー(7分)で美女平駅(標高977m)へ→高原バス(約50分)を乗り継いで、立山黒部アルペンルートを走り、弥陀ヶ原・天狗平をスルーし、一気に2433mの室堂ターミナルへ。
早朝から雲一つない快晴に恵まれた中、日本三大霊山の一つである立山連邦雄山(3003m)→大汝山(3015m)→富士ノ折立→真砂岳(2861m)→別山(2880m)を横断し、雷鳥平(2275m)へ下山、地獄谷→みくりが池を見ながら室堂ターミナルへ帰還。
様々な角度から、もはや芸術品である雄大な山の造形美・紅葉のコントラストをお楽しみいただきたい。
途中、遥か彼方に見える富士山、立山の裏手にある黒部渓谷や黒部ダム、後立山連峰、隣にそびえ立つ剱岳も必見。
国指定の特別天然記念物、野生の雷鳥にも出会えた文句なしの旅。
※この登山記は現在書き込み中につきしばらくお待ち下さい。
随時更新します。
☆現在の進捗 完成☆
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
-
10/8の早朝、京都から車を走らせ、立山入り。
立山駅から室堂までのケーブルカー/高原バスを乗る為のチケットを手に入れるべく、朝6時過ぎにもかかわらず、人だかりだ。
間違いなく、この時間にここにいる人はただの「観光者」ではなく「登山者」である。
ここで、室堂の気温は1℃という情報が。なるほど...。
本日の始発は6時40分との事だが、私は第2便の6時50分のチケットをゲット。
立山駅⇔室堂 往復運賃4190円。 -
立山駅からケーブルカーに乗車し、美女平駅へ。
ケーブルカーの定員は120名で10分置きに発車する。
乗車時間は約7分で割と短いが、475m⇒977mと高度はUP。気温はDOWN。
確実に一桁台であろう。 -
ケーブルカーを降車すると、すぐ高原バスの乗り口が。
バスの定員は40〜50名で、随時ピストン輸送してくれる。 -
高原バスに乗車し、約50分の黒部アルペンルートを楽しむ。
運よくバスの最後尾に座る事ができ、ラッキーだった。
最後尾の窓は大きく、景色を存分に楽しむ事ができた。
基本的にブナ平の中を車を走らせるのだが、途中、「仙洞スギ」と呼ばれるスギの巨木に出会う。
胴周り9.4m、高さ21mの巨木。
幹のごつごつ感は、どこか屋久島の縄文杉にも似た感じである。
バスの運転手さんが通る際に解説してくれるが、一瞬なので見逃さないように注意。 -
バスの窓越しに、標高1280mの滝見台から「称名滝」を。
強烈な朝日の逆光で見にくい!
しかしこの滝、落差350mと日本一の落差を誇る。
ただの滝ではない。
春になると、立山の豊富な雪解け水でこの滝の右側にもう一つ滝が現れるらしい。
しかも落差500mの…。ならこっちが日本一ではないか?
しかし、常時存在している訳ではないので、公認されないらしい幻の滝。
じっくり見たいが、バスは一瞬だけしか停まってくれないので、見逃さないように。 -
標高2000m前後に広がる、弥陀ヶ原高原。
今回はバスからその景色を眺めるしかなかったが、木道が敷かれた湿原があるらしいので、是非散策したいエリア。 -
通称そうめん滝。落差120m。
こちらもバスから一瞬を見逃さず。
バスの座席は進行方向に向かって左側の一番後ろの席をオススメします。
窓が大きく、仕切りがない。しかも、見所は全部左側にあるので、座ってるだけで他の人よりお得です。 -
そしてバスは立山観光の拠点、室堂ターミナルへと。
標高はすでに2400mを超える。
バックにそびえるのは、もちろん今回の主役。 -
室堂ターミナルの中は、特に何の変哲もない、ごく普通である。
ただ、登山者がいそいそと荷造りやら準備を行っている。 -
AM8:06
室堂ターミナルから外へ出て、まずは石碑の前で立山を望む。
なんという雲一つない登山日和な。
待ってろよ!
確実にその頂を視界にとらえ、ロックオン。 -
さて、出だしは石畳の歩きやすい遊歩道。
山の麓まではアップダウンがあるものの、わりと歩きやすく、「観光客」用であろう。
ただし、左右の柵からは一歩も外れてはいけない。
決して山を乱してはならない。 -
左手には立山連峰の一角、別山(2880m)が。
緑と白と黄土色のコントラストがすばらしい。
黄土色は草紅葉の色で、高山でよく見られる。
ちなみに白は「雪」ではなく「砂礫」。残念。
後で別山頂上からの格別な絶景をお楽しみに。 -
AM8:23
「立山室堂」到着。
登山客の宿泊施設をはじめ、登山の様々な拠点となる施設。
左手に見える小屋は国の重要文化財に指定されている、「日本最古」の山小屋。1726年に再建されたものらしい。
古から立山は信仰されていた証である。 -
そして足は雄山の手前、「一の越」を目指す。
写真向かって上に行くと、浄土山(2831m)へ行けるが、今回はパス。 -
高山植物だろうか?
名前は確認中につきお待ち下さい。 -
秋晴れに映える見事な「赤」。
その横手をなかなかな傾斜の歩道が続く。 -
見上げると、圧倒的な存在感で見下ろす雄山。
遠くからだと雪に見間違えるが、近くに来ると砂礫が多いのがよく分かる。 -
イチオシ
AM8:49
何やら左手奥の草がざわついている…。
私はすぐにピンときた。
あやしい。
どこだ??
・・・
ついに発見!!
こやつに会いたかった!
こっち向いてるゾ。
そのまま頼む!
正面から見ると、なかなか凛々しいじゃないか。 -
周囲の石と保護色の為、誰も気づかず、素通りしていく登山者達。
だが、私は感じとっていた。その存在を。
出てきてくれて、ありがとう。
あと1ヶ月もすれば、真っ白になるんだろう。 -
AM9:00
立山一の越山荘到着。
標高2700m。
出発から約50分の登山。
ここで一休みとしよう。 -
一の越から雄山を望む。
かなり急斜面でしかも岩ザレだ。
写真では頂上はすぐそこに見えるが、普通の人はここから1時間の道程である。 -
登山再開。
登り始めてあっという間に一の越山荘がこんなに小さく。 -
ここからは、見ての通りの急斜度、岩ザレのがまんどころ。
標高も高い所でのこの運動。
普段運動をしていない人にとっては正念場。
休憩をこまめに取る事をオススメします。
しかし私は無関係の為、どんどん進みます。 -
イチオシ
左手には、眼下に広がる室堂ターミナル、室堂、雷鳥平。
そして、深い青の水面をたたえる「ミクリガ池」と「ミドリガ池」。
その奥にたたずむ大日山系。
写真だと奥行き感が出ないのですが、実際は数kmはある相当な広さ。
眼下に雲を従え、はるか彼方に地平線でも水平線でもない、何とも形容し難い「雲平線」が。
その雲平線から上空にのびる「青」のグラデーションは、もはや宇宙を思わせる青さである。 -
登山者が石ころを積み上げた「山」がいたるところに散見される。
日本を代表する霊峰なだけに、何かしら崇拝する気持ちと、神秘的な感じさえ覚える。
バックは、雄山神社。頂上である。
あと少しだ。 -
ここまで高度を上げると、見えるものが半端ではない。
数百キロは離れているであろう、遥か彼方に「富士山」が。
立山と同様、日本を代表する霊峰「富士」。
我が「タムロン」レンズを270mmに目いっぱい望遠にしてやっと捉えた。
しかし、この天候でなければ見られないだろう。
ありがたい。 -
AM9:46
雄山山頂に到着。
正確には、あの神社が雄山のピーク(3003m)。
見ての通り、崖っぷちに建っている神社。 -
鳥居をくぐり、さっそく頂上へと…さらに岩を登る。
ここで足を滑らせては…慎重に一歩一歩。 -
雄山頂上の石碑。
おそらく立山を登山した人は必ず訪れる目的地であろう。
この場所を最終目的地として訪れ、下山する人も多い。 -
雄山から立山の最高峰、大汝山へと通じる案内板。
-
歩き始めて数分…
振り返ると、ガレ岩に突き出た雄山の頂上が。
先ほどまでいた場所だ。
古の人はすごいところに祠を建てたものだ。
大汝山へは、滑りやすい岩場を歩く。 -
途中、眼下にコバルトブルーの水面をたたえるミクリガ池とミドリガ池を。
周囲との色彩のからみは見事である。 -
そしてさらに
写真の様な岩ザレの中を、足場を確かめながら歩く。 -
室堂側を一望する。
左に室堂ターミナル。
中央に池。
中央から右側は地獄谷。
地獄谷の裏にそうめん滝が隠れ、天狗平が広がる。
背後に大日山系。
立山の構図が見えてきた。 -
AM10:20
立山最高峰、大汝山(3015m)登頂。
その頂は雄山に比べ質素ではあるが、立山らしい「岩」の頂である。 -
大汝山から南方面へ望むと、日本が誇る北アルプスの頂。
中央左から奥に大天井岳(2922m)、手前中央槍ヶ岳(3180m)、その奥に北アルプス最高峰、奥穂高岳(3190m)を擁する穂高連峰がずらりと。
槍に完全に隠れているが、手前には野口五郎岳(2924m)が。
圧巻である。 -
立山のすぐ裏手には万年雪が点在し、奥にはエメラルドグリーンの水面をたたえる黒部湖が。
みごとなV字谷を形成している黒部渓谷である。 -
レンズを目いっぱい望遠にして黒部ダムを捉えた。
黒四ダムとも呼ばれるが、日本一の高さを誇るアーチ式コンクリートダムの堤防の一部が確認できる。
堤高186m、堤頂長492mとそのスケールは半端ではない。 -
背後にそびえる山は…
確認中…です -
東方面は進行方向。
これから向かう先には、真砂岳、別山、奥に剱岳が折り重なるように。 -
大汝山のすぐ下にはちょっとしたスペースと休憩所があり、登山者を癒してくれる。
トイレもある為、私も少し足を休める事にした。 -
大汝山を後に、富士の折立/剱岳方面へ進む。
-
富士の折立を望むと、そそり立つ岩山。
そして周囲は絶壁の為、足元にはご注意を。
高所恐怖症の方は見るだけで結構かと。
これ…結構な角度です。 -
AM11:09
富士の折立(2999m)へ登頂。
バックは剱岳(2999m)。
奇しくも同じ標高なのだ。 -
富士の折立を後に、真砂岳を目指す。
両脇を転げ落ちそうな尾根を歩くのだ。
しかしわりと歩きやすく、ゆっくりと絶景を堪能できる。 -
尾根の途中、絶景ポイントである室堂側を。
足元は一気に数百mの落差があり、見事な空間が広がる。 -
少し行くと、大走り分岐がある。
そこから真砂岳を望む。
この辺りは岩のごつごつ感がなく、まさに砂というか砂利の堆積の塊である。
ここから2つのルート選択ができる。
1つは真砂岳⇒別山経由の雷鳥平へ
もう1つは、直接雷鳥平へ下山できるルートが。
私は迷わず前者のルートを突き進む。 -
真砂岳付近から、背後を振り返って富士の折立を望む。
百数十mの落差を生み出している一筋の尾根を歩いて来たわけだ。
両脇がきれいに落ち込んでいるのがよく分かる。
尾根から向かって右が室堂側、左が黒部側。
黒部側の斜面には真っ白な残雪。
残雪は、室堂側には1つもなく、すべて黒部側に点在している。 -
真砂岳への道程は、比較的緩やかで広い。
砂利道の中に、ハイマツの緑がアクセントを奏でている。
ハイマツは高山植物で、ここ立山ではいたるところに見られる。
地べたを這うように自生している、背の低い松である。
針葉樹は紅葉しない為、鮮やかな緑のままなのである。 -
AM11:51
真砂岳(2861m)登頂。
頂上付近はごろついた岩が散見されるが、その中に小さな祠がたたずんでいた。 -
真砂岳から後立山連峰を望む。
美しい真砂沢カールの中央に万年雪が点在し、そのバックには後立山連峰の峰々が。
右から、爺ヶ岳(2670m)、中央鹿島槍ヶ岳(2842m)、そして五竜岳(2814m)、唐松岳(2696m)と続く。
左端に白馬岳(2932m)が入っていないミスに気づきショック!
あの峰の向こうは、ご存知白馬スキー場がずらりと並ぶ。 -
イチオシ
真砂沢には鮮やかな紅葉が。
秘境にして絶景である。
しばし見とれていた・・・。 -
そして足を別山へと向かわせる。
下(室堂付近)から見るとそうではないが、実際に山に登って近くで見ると、見上げる程の高度が実感できる。 -
イチオシ
別山から奥大日岳(2606m)へと続く尾根の稜線。
この雄大な奥行きのカーブが美しすぎる。
鮮やかな紅葉と相まって、その濃淡を際立たせている。
私一押しの絶景である。 -
この高山にどこからともなく鳥のさえずりが。
振り返ると、一羽の鳥(名前不明)がたたずんでいた。 -
別山への道。
あの頂を越えればもう大きな登りはないはず・・・。
あと少しがんばれ。 -
PM12:36
別山登頂(2880m)。
そこにはしっかりとした祠が。
これで、立山連峰5ピークを登頂成功である。
あとは、ここから見える絶景を楽しみながら、下山する事にしよう。 -
別山山頂付近からは、雄大にそびえる剱岳が目に飛び込んでくる。
荒々しい岩肌を露出させ、来るものを拒むかのような険しいたたずまい。 -
左下に剱山荘が見えるが、ここから登山できる。
そこから伸びる白い道筋。
登山ルートが確認できる。
しかし途中からは完全に「岩」のみである。
添え付けの「鎖」や「はしご」を利用して登るらしい。
次はここを目指してもおもしろそうである。 -
見てのとおりの「崖」…。
-
イチオシ
名峰、剱岳の全貌をお楽しみいただこう。
美しすぎる。 -
下山への道を1歩1歩かみしめながら。
-
天空に広がる絶景。
-
ところどころに登山の足跡を残し…。
-
だいぶん下まで下ってきた。
-
雷鳥平を目指し、雷鳥坂を下る。
-
イチオシ
途中、別山山麓の紅葉に足を止めながら。
-
下ってきた道を振り返る。
-
立山に秋の訪れを感じつつ…。
-
自然が作り出す絶妙なバランス。
4時間前はその頂をてくてく歩いていたのだ。 -
ようやく中央に雷鳥平が見えてきた。
-
イチオシ
紅葉する木々のトンネルをくぐり抜け。
-
まっ茶に染まる麓まで下ってきた。
-
昨日降った雨の雫だろうか。
-
小さな沢を渡って少し登れば雷鳥平へ到着だ。
-
イチオシ
雷鳥平から見た、雄山・大汝山・富士の折立。
-
道は地獄谷方面へ続いている。
しかし最後にこの坂と階段があるとは…なかなか地獄的ではないか。
登山者でもこの辺りで足が止まっている人達が多数。 -
高台から雷鳥平を見下ろしてみる。
右手に野営場管理所が、そしてこのエリアに雷鳥沢キャンプ場があり、テント泊もできる。
ここで観る夜空の星は別格であろう。
中央一段低いところのピークが真砂岳、左手のピークが別山である。 -
背後には地獄谷が。
立山は火山である。
まさにそれを思わせる光景が広がっている。 -
地獄谷の周囲にある遊歩道を進む。
-
途中、「血の池」と呼ばれる小さな池が点在している地帯へ。
ここは噴火口に水が溜まってできた池で、酸化鉄を多く含む為赤い色をしている。
しかし、この季節は池の色というよりも、周囲の草紅葉のお陰で全体的に血の色に染まっている。 -
手前の池はレンズのフィルターを使い反射を利用して撮っている為、鏡の様で見えないが、奥の池はなんとなく赤く見えるのが分かる。
春〜夏は草が青々としているので、池の赤が目立つらしい。 -
大日山系をバックに地獄谷を。
あ、言うのを忘れていましたが、この地獄谷の火山ガス、猛烈に硫黄臭が... -
アップで。
まさに死の谷。
異様な光景が広がる。
数時間前に登頂した富士の折立付近からこのガスの臭いが漂ってきていた。
この数時間はこの臭いとの戦いでもあった。 -
中央に遊歩道が確認できる。
が、今は通行禁止である。
火山ガスは有毒である為、濃度が高い今の時期は通行禁止なのである。
猛烈な火山ガスのせいで、辺りは白く立ち込めている。
もし今あそこを歩いたら...即地獄行きか。 -
イチオシ
さて、地獄谷を抜けると、そこは絵に描いたような景色が。
みくりが池から立山を望む。
本当は水面に山を写したかったが、わずかな風にそれをさせてもらえず、残念。 -
瑠璃色とはこの事であろう。
こんなに鮮やかな瑠璃色をした池は他にあろうか...
様々な条件が創り出した芸術である。 -
もう1枚。
天候や観る角度によって、様々な「青」を表現してくれる。
いや...美しい。 -
今回の立山登山も終焉...
この室堂周辺を探索するだけでも十分来た価値はあるだろう。
しかし、どうせ来るなら是非登っていただきたい。
頂からしか味わえない景色、3000m級の稜線を歩く優越感、他の北アルプスの峰々と肩を並べる立山の圧倒的存在感。
どれをとっても申し分のない登山ができたのも、この完璧とも言える天候のお陰。
ありがたし。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
立山黒部(富山) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
89