2012年9月母娘でイタリアふたり旅６日目（フィレンツェ朝市散策からミラノ観光)

2012/09/01 - 2012/09/08

今日はフィレンツェからユーロスターでミラノへ移動、午後には『最後の晩餐』を鑑賞します。娘の疲れがピークに達する寸前の一方、母は念願の『最後の晩餐』鑑賞を目前に興奮がピークに達する寸前！。

エリア ミラノ(イタリア)

おはようございます。本日はフィレンツェよりミラノへ移動となりますが、母は早起きをしてホテル近くの『中央市場』散策に出掛けます。娘はまだ微熱がありベットの中でした（ちょっと心配）。

『中央市場』内部です。入り口に日本人の店員さんがいるイタリアンフードのお店があります。熱心にバルサミコの説明をして下さり（たくさん試食しました）、１５年物のバルサミコを購入（250mlで65.9ユーロ）。トロトロでまろやかな甘さ旨みが凝縮されており、もはやお酢と言うよりお砂糖の感覚でパルミジャーノやバニラアイスにかけて食べると絶品です！。

うわーっ、生ポルチー茸がどっさり！。スパゲッティーやリゾットに最高なんですけど生は持って帰れないよなぁ･･･。と言う事で仕方なく乾燥ポルチーニ茸を買いました。

魚屋さん。結構な種類の海の幸が並んでいました。

お肉屋さん。数え切れない種類の生ハムやソーセージが陳列されています。次回はフィレンツェに滞在して毎日ここへ通いたい（笑）。ここの市場でお土産にリゾットセット（水を入れて煮込むだけで美味しいリゾットが出来る）とパルミジャーノチーズ、乾燥ポルチーニ茸、トリュフのオイル漬け、バルサミコ酢を購入。帰国してからも家族でお土産話をしながら素敵な夕餉のひとときとなりました。

さて、お土産でいっぱいになったスーツケースと共にフィレンツェの街ともお別れです。娘も少し元気になって、中央市場の買い物にも合流出来ました。ミラノへ向かう『サンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅』でも笑顔が見えて良かったです。

中央市場で買った桃とホテル近くのバールで買ったパニーニで朝ご飯です。母の旅のお供のせんとくんペットボトルカバーの中身はコーラ。娘はあまり食欲が無かったのですが、桃が甘くて味が濃く１個まるごとかぶりついて完食。そしてロキソニン服用（笑）。

ぼやけていますがユーロスターの車内モニターに『時速300km』と表示されています。横揺れ対策よろしくお願いします！（昨日のシャンパン･･･）。あっ、イタリアって長さの単位がｍなんですね。

そろそろミラノの街並が見えて来ました。長友選手に会えないかな？（会えません！）。

ミラノ中央駅に到着しました。何だか新しそうな駅です。

重厚な造りの駅構内。

かなり広〜いプラットホームです。

『ホテル　クリスタッロ』１泊ですがお世話になります〜！。駅から徒歩で７〜８分掛かりました。

お部屋はいつも通りコンパクトな造り＆ベッドが固くて気持ちいい。最初電動雨戸（シャッターの様な造り）？が開かず困りましたが何度か開け閉めしていたら無事開きました。

洗面台とドライヤー。ドライヤーはこの旅３カ所の三つ星ホテル全てに常備されていました。

バスタブは無くてシャワーブースのみです。ビニールのカーテンだったのでシャワーの向きには気をつけないといけません。

一息ついて、早速短いミラノ滞在を楽しみましょう。ホテルから地下鉄１号線の『リマ駅』まで徒歩で移動、まずは『ドゥオーモ』を目指します。

『リマ駅』から４つめが『ドゥオーモ駅』。地下鉄から表に出ると目の前が『ドゥオーモ広場』いやまたこれが圧倒的な大きさ素晴らしさ！。尖塔の先々には聖人達の彫像が一体何体あるのでしょうか？（135体だそうです）。

壁や柱の至る所に彫刻が施されて･･･、時間があればゆっくり鑑賞したかったなぁ。ごく薄いパステルカラーの大理石が変則的に積み重ねられているのもまた美しいものです。

中へ入ってみました。天井画や壁画の煌びやかさは無いのですが、とにかくステンドグラスが圧巻です。何度も何度もため息が出ました。

そしてこの太い柱と高い天井がとても印象的でした。どうやって造られたのでしょうか？。

長くて大きなステンドグラス･･･（ピンぼけ御免）。

彫刻とステンドグラスが荘厳な空間を造り上げています。

これが『バルトロマイの彫刻』。バルトロマイはキリストの使徒の１人なのですが、生皮を剥がれて殉死した聖人。肩からかけているのは剥がされた自身の生皮だそうです。すごいリアルな彫刻でした（汗）。

巨大なステンドグラス（ピンぼけ御免）

そして床もこんな見事な大理石のモザイクが。

『ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ２世』正面です。

アーケードの中はブランドショップやカフェ等色んなショップで賑わっていました。マクドナルドもありましたよ〜。

コルソ通りの『ポリーニ』でおとーさんのアタッシュケースを探そうと思っていたのですが、お店のある場所が工事中でした。近くのショッピングモールの店員さんに聞いた所、どうやら閉店したらしい。「おとーさん、お土産は見つからなかったけど一応行ってみたんだからね〜」（いいわけ）。

さて、ミラノでのメインイベント『最後の晩餐』鑑賞の予約時間が迫って来たので一路『サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会』を目指します。ここで初めてのトラムに乗車。ドゥオーモの係員さんに『サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会』方面のトラム乗り場を聞いた所ドゥオーモを背にして左側を指さして教えて頂いたのでその方面で乗り場を探しました。でも逆方向の１６番線に乗ってしまったようで慌てて逆戻り。時間的にかなり余裕を持っていたのにこれで予約時間結構ギリギリになってしまうという罠。とりあえず間に合って良かった。

予約時間ギリギリっぽい割には車内を撮す余裕がある母（笑）。進行方向に向かって右側に『サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ教会』があるので気をつけて車窓からの景色をガン見し続けています。

何とか予約時間15分前に『サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ教会』到着。焦った〜。

『最後の晩餐』のある修道院の食堂は左側のクリーム色の建物から入ります。入場すると受付カウンターがあり、そこで予約票を見せてチケットをもらいます。そして小さな待合室で鑑賞時間を待ちます。

時間が来ると係の人の誘導で第２待合室へ。ここできっちり25人になっています。
そして待望の『最後の晩餐』と15分間のらんでぶー･････（もちろん撮影禁止）。筆舌に尽くしがたいとはこの様な事なんですね。入り口はガラスの自動ドアになっていて完全に気温湿度が一定に保たれているようです。明かりも薄暗いのですが壁画は鮮明に見えます。もの凄い存在感、胸が苦しくなる程の感動です。長いすに腰掛けたり、双眼鏡で食器の質感を確かめたり１秒たりとも視線をずらす事無く堪能しました。本当に貴重な体験でした。一生の大切な大切な思い出となりました。ミラノに来て本当に良かったー!!。

そしてこちらが食堂からの出口です。出口前にこじんまりしたお土産屋さんがありました。ええ、買いましたよ『最後の晩餐マグネット』（笑）！。

『サンタ・マリア・デッラ・グラツェ教会』に入ってみました。

煌びやかさは無いのですが、上品な内装です。

優しそうな神父様が女性の話を聞いているようです。母のたくさんの懺悔もいつか聞いて下さい（笑）。

『サンタ・マリア・デッラ・グラツェ教会』から『ドゥオーモ』へ戻る途中、小腹が空いたので１日１ジェラートする事に。娘はピスタチオとレモン。

母はストロベリーとヘーゼルナッツ

ジェラートを食べていた公演で近づいても逃げない鳩（笑）

可愛いお花屋さん！

トラムでまた『ドゥオーモ』へ戻って来ました。

後ろ姿の『ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像』。

『ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ２世』正面ゲートの裏側です。繊細な彫刻がなされています。

カンパリのお店が近々オープンするようです。

再びアーケードの中です。イタリア一美しいアーケード、納得です。東京ディズニーランドのアーケードのモデルになったそうです。

オオカミの乳を飲む子供達のモザイク。

牛のモザイクがあります。ここにかかとを軸にして３回回るとまた再訪出来るというおまじない、母がやらない訳がない！。

インテルミラノのショップで甥っ子のユニフォームと甥っ子一家のＴシャツを購入しました。

フェラーリが展示されていました。

フラフラとウインドショッピング･･･買い物中の娘はとても元気です（小声）。

ミラノにもディズニーストア（笑）

『ドゥオーモ広場』近くの素敵なショッピング街を歩いています。

デパートらしき建物へ入ってみました。

化粧品のデモンストレーション。この後『クロエ』で娘達の誕生日プレゼントのリングを購入。娘はおそろいのブレスレットも購入していました。このデパートでは免税の手続きも出来るのでとても便利です。（デパート名はチェックしていません）

そしてまたしみじみ『ドゥオーモ』の彫刻達にみとれている母。

地下鉄でミラノ中央駅に戻って来ました。

今晩がイタリア旅行最後の晩餐となります。下調べしていったレストランが見あたらず、歩き疲れてテンション下がりましたが気を取り直してホテルのスタッフにお勧めレストランを聞いたのがこちら『RISTORANTE SETTEMBRINI 18』。

まずは白のグラスワインで乾杯。歩き疲れた娘もほらこの笑顔！。

トマトのサラダには自分でバルサミコとオリーブオイルと塩こしょうをかけて頂きます。野菜の味が濃くて美味しいです。

娘はスカンピ（手長えび）のパスタ（美味！）

母はミラノ風カツレツ、もう「ヴォーノ、ヴォーノ」連発！。衣がサクッとして中の骨付きお肉がジューシー、お塩のみお肉の旨みだけで充分食べられます。本当に美味しかった〜。

赤ワインも頼んじゃったよこの母娘（笑）。

お店の雰囲気もとっても素敵。

イタリアのデザートと言えばティラミス、今日はデザートまで食べられました！。

ごちそうさま！、イタリア旅行最後のディナーは大大大満足でした！。お薦めして下さったホテルのスタッフさん、本当にありがとう！。
そして本日の歩数は19,643歩。体調悪かった割には今日もよく頑張って歩いてくれた娘に感謝。