６．ブレガリア谷の村々　～ソーリオぶらぶら編

2012/09/09 - 2012/09/10

“la Soglia del paradiso～天国への扉”とは誰が言った言葉か・・・

ソーリオを形容する際にしばしば使われるこの言葉、天空に浮かぶ城のような姿を持つこの村を一目見れば納得します。

全体に裕福な感のあるスイスの中で、グラウビュンデン州は後進地帯。
その中でもここブレガリア谷はとくに鄙びた場所。
村々は今だ昔の姿をとどめ、それがために旅行者の興味をひきつけてやみません。

その美しい村々の中でもソーリオは、セガンティーニをはじめヘルマン・ヘッセ、ライナー・マリア・リルケなど錚々たるメンバーに愛された村です。

エリア ソーリオ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

まずは村の入り口、観光案内所から。

簡単な村内マップでもないかと思って聞いてみたんですが何もなかったｗ

まぁ(＾ω＾；)適当に歩いてもなんとかなるんでしょう。

何気ない扉も絵になります。

そんじゃあ〜この路地からはじめますか。

鹿の角が飾ってある・・・狩の獲物かな？

およ（・∀・）！

めっちゃガン飛ばしながら歩き去っていきました。

どの路地も絵画のようです。

さっきからバシバシ撮ってるんですが、よく考えたら普通に生活されている空間なんだよなぁ〜

プライベートなものを写さないように注意しないと。

最初に左の路地に入ってからは、突き当りを右へ右へと進んでいます。

こういう縦に細長い建物って日本だけじゃないんだな〜

およよ（・∀・）！

さっきの猫とは違って、この子はちょっとおどおどしながら脇を通り過ぎていきました。

気になる路地を発見〜

この袋小路の奥からは・・・

およよよ（・∀・）！

真っ直ぐこちらに近づいてきました。

そして怒涛のスリスリ攻撃が始まりました。

これでもかっ(ﾟωﾟ；)

これでもかっっ:(ﾞﾟωﾟ'；):

そしてすそが毛まみれで真っ白に・・・(´д｀；)

ユニクロのジャージ素材パンツなんで、はたいたくらいじゃ落ちません。

そして一仕事終えて去っていった・・・

めっちゃ人懐っこい猫だったな〜(*´∀｀)

実は何度も傍にやってきては、こんな感じでじゃれてくるんです。

(´∀｀)か〜わいい〜

猫が体を擦り付けてくるのは蚤を移すためだっていう説もあるけど・・・

(ﾟ∀ﾟ；)どうだかな〜？

細い路地を抜けると・・・

有名なホテル・レストラン「パラッツォ・サリス」です。

１７世紀の装飾が今も残る優雅なホテルは、かつてセガンティーニも逗留していたそうです。

ホテルの向かいに立つこの建物には小さなギフトショップがありました。

ソーリオの農産品で作られたローションやクリーム、石鹸などありました。

(´∀｀)かわいいカップ♪

・・・うわ高っ！４５フランもしてるｗｗ

自家製パンがありました。このぐらいなら買えるな・・・

建物の脇の道を下るとポストバスの乗り場に出ます。

実はこのアヒルは家にも同じのがいます。竹の根っこを彫ったものなんですよ。

村中の路地からワンダーウェグが延びています。

泉があった〜

この村に来た人ほぼ全員が撮っているであろう場所です。

奥の木の板の上で洗濯をするんだ、とウチの夫が申しておりました。

凄い数の煙突が・・・冬はやっぱり寒いんだろうなぁ

なんとな〜く歩いてるうちに建物の感じがかわってきたな〜と思いきや、教会があんな遠くに見えるｗｗｗ

村はずれにきちゃったぞ:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):

この道の先は隣村へ続いているようです。

泊りがけで来たのにもう時間が無い。

もうそろそろ出発しないと・・・この辺で引き返します。

あ、ここくぐってみた〜い　εε＝ヽ( ・∀・)ﾉ

じつは今自分がどこにいるのかよく分かっていません。

が、村の入り口に立つ教会のほうへ向かえばいいので、楽なもんです。

教会だ〜(　；∀；)

無事スタート地点にもどったぜ。

教会の墓地だけは見に行かねば！(｀・ω・´)

死者のために村で一番日当たりのいい場所を提供しているんですね。

お墓もきれいに管理されています。

セガンティーニが亡くなるまで取り組んでいた三部作のうちの一つ「生（生成）La vita」の背景に描かれている風景です。

午前の太陽の光が眩しすぎてうまく写っていませんが、緑の斜面の向こうにはぎざぎざした山並みが特徴的なシエラ山群が見えています。

ここは凄い場所だ―

名残惜しいけれど、また先へ進みます。

この旅行記へのコメント （6）

• フルリーナさん 2012/11/22 01:13:26

  Kawakoさん、こんにちは

  Kawakoさん
  こんにちは
  
  先月、ソーリオを再訪し、秋の美しさを満喫してきました。
  で、この可愛い絵！私も見ました〜。
  思わず微笑んじゃいますよね。
  
  可愛い女の子がこの家の付近にいたので、この子が書いたのかなあ。。。
  なんて思っていました！
  

  kawakoさん からの返信 2012/11/22 05:43:37

  RE: Kawakoさん、こんにちは

  投票＆書き込みありがとうございますφ(・∀・)
  11月になりスイスはますます薄暗く、どんよりさに磨きがかかってきました。
  はぁ〜(´д｀)〜３
  
  ところでオルタ湖いいですね〜一度行ってもたい場所の一つなんです。
  以前、ティチーノに滞在中にウチの夫に言ってみたんですが、「遠い」と拒否されましたww
  そんなに遠いかなぁ(￣А￣;)
  
  

• frau.himmelさん 2012/09/21 14:15:28

  旅行記100冊目、おめでとうございます。

  kawakoさん　こんにちは。
  
  記念すべき旅行記100冊目の完成、おめでとうございます。
  まずは、100冊目から拝見させていただきました。
  
  ソーリオ、何かイタリア語っぽい、と思って早速地図で調べました。
  やっぱり国境の近くでしたね。
  そんなかわいい町（村？）ソーリオがセガンティーニ、ヘッセ、リルケなどに愛された地だったなんて。
  あのセガンティーニの「生成」が生まれた地だったなんて…。
  あの絵を思い描きながら拝見させていただきました。
  
  他のも後ほど拝見させていただきます。
  
  himmel
  

  kawakoさん からの返信 2012/09/24 22:27:20

  ありがとうございます(´∀｀)

  スイスはずいぶん涼しくなりましたが、日本はまだまだ気温が高いのでしょうか？
  
  スイスでは日本のような紅葉はなく風景に変化はないのですが、肉屋やスーパーにジビエが並ぶようになり秋だなぁ〜と思いました。
  ヨーロッパの秋は駆け足。
  じきにまた暗くて長い冬がやってくるのかと思うと少々憂鬱です。
  
  
  
  
  

• こあひるさん 2012/09/18 02:08:52

  かわいらしいすてきな村ですね

  kawakoさん、こんばんは。
  
  何とも、かわいらしい素敵な村ですね〜。石畳の路地なんてすごく萌え〜デス。
  
  ちょっとフランスの鷹ノ巣村（だっけ？）を彷彿とさせながら、家並みはちょっとスイス風でもあり・・・。
  
  やっぱり田舎のこういう小さな村ってすごく惹かれます。車を運転してくれる人がいると、こういう村めぐりができていいな〜。
  
  こあひる

  kawakoさん からの返信 2012/09/21 20:45:48

  RE: かわいらしいすてきな村ですね

  いつも訪問ありがとうございます（・∀・）
  
  ソーリオは路地好きのこあひるさんにはピッタリの場所だと思います。
  行くのはなかなか大変ですが、ツアーで来た方もおられるようなので、運転手無しでも大丈夫そうです。
  
  運転手付きは何かと便利ですが、私はホントは気楽な一人旅が好きなんです。
  旅は自分の好きなように回れるのが一番です。