５．ブレガリア谷の村々　～ソーリオ宿泊編

2012/09/09 - 2012/09/10

ウチの夫提案のグラウビュンデン州ドライブ旅、ここに来ることになって私からお願いしたのが「セガンティーニゆかりの村に行きたい」ということ。

まずはエンガディン地方のはじっこマローヤを訪ね、その後マロヤ峠を下りブレガリア谷へ。
ブレガリア谷には素敵な村々が点在しているのですが、いろいろ調べるとセガンティーニだけでなくジャコメッティとも縁が深いことが判明。

（・∀・）こりゃ～行かにゃなりませんな

ということでジャコメッティ一族の故郷スタンパにも立ち寄ったら、さすがに薄暗くなってきました。
(；´Д｀)まだ泊まるところも決まっていないというのに・・・
スタンパの宿は夫の気に入らなかったようで、さらに先に進んで探すことに。

って、この先にある村といえばソーリオ！( ・∀・)ﾉ

ネットでチラッと見た限りでは決して安くは無かったんですが・・・どうなるかな～？

エリア ソーリオ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

スタンパを出てまもなくプロモントーニョの町並みがチラッと見えます。
が、道路は村の中を通らず、すぐ下のトンネルをくぐって行きます。

ちなみにこことソーリオはハイキングルートで繋がっていますよ。

看板が出てきたら右折しマイラ川を渡ります。

橋を渡ったらまたすぐ左折、あとは山道を登っていくだけです。

このときはハイキング客が大勢降りてきました。

急な斜面をクネクネと登るたびに何かしら見えてきます。

おお〜ソーリオが見えました！\(^o^)／絵葉書のような風景です！

ここはソーリオの全景を見るベストスポットの一つですが、細い九十九折の道の曲がり角なので駐車できず、車で通る時は一瞬です。

ハイキングでもないとじっくり撮るのは難しいでしょうね。

村の入り口には駐車場が。
このときすでにかなり疲れていたので、もういろいろ探す気力も無く、このすぐ上に見えているホテル「ストゥア・グランデ」に泊まることにしました。

ホテルには無料駐車場が無いので宿泊客は必然的にここに駐車することに。
駐車料金はそんなに高くなかったんですが・・・
一晩くらいならともかく、連泊するにはイタイな〜

村の入り口から歩いてすぐのトコに立つホテルです。
名前のストゥア・グランデは“大きな部屋”という意味。

この階段を上がるとレストランです。ミシュランガイドに載ってるらしいです。

(これは翌朝撮った写真）

かつては牧師館だったとかいう歴史的な建物で、おかげで使い勝手はよくないです。
(ﾟ∀ﾟ；)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ \ / \/ \

こちら側に見えている扉は入り口ではなくて、裏側にまわり更に階段を登ると部屋の入り口があります。
中にはモチロン、エレベーターは無し。

駐車場はすぐ下ですが坂が急で、荷物が大きいと持って歩くのも大変でしょうねぇ・・・

建物の反対側にまわると隣に村のインフォメーションセンターが立っています。

狭間の勝手口みたいなところがホテルの入り口で、最初は戸惑いました。

・・・ぶた？あ、クマか(ﾟ∀ﾟ；)

ホテルの一角はキオスクになっているのですが、出入り口は外側にしかないので、宿泊客だからといって時間外に利用できるとかいったことは一切ない、完全に独立した施設です。

キオスク側の向かいが教会です。

(； ･`д･´)この立地・・・案の定、夜は教会の鐘が気になって寝付けなかった・・・

教会の並びに小さい店があるんですが、中で買えるのは飲み物にお菓子、絵葉書とちょっとしたおみやげ物くらいです。

窓に日本語の張り紙が・・・！こんな交通に不便な場所にそんな大勢日本人が来るんでしょうか。
（と思ったら、４travelでは人気スポットなんですねぇ）

今日はさすがに疲れてしまい、村を散歩する気になれません。
おなかも空いているのですが、まずは部屋でちょっと休みます。

その部屋なんですが・・・

「１９０フランか２００フランの部屋のどちらにしますか？」

(ｌｌｌﾟДﾟ)ﾋｲｨｨｨｗｗｗ高っっ！

ウチの夫「君が決めていいよ」(´д｀；)そんな〜決められませんっ

両方見せてもらって、結局１９０フランのほうにしたんですが、後で失敗したなぁ〜と思いました。
というのも、２００フランの部屋はベッドが３つあって、広すぎるなと思ってやめたんですが、こっちの部屋は小さくてバスルームがベッドから近すぎたんで。
１０フランしか違わないんだったら、大きいほうにすればよかった・・・反省です。

この部屋を選んだ一番の理由は窓の外の景色です。

２００フランの部屋は教会の目の前で、窓の外は一面教会の壁だったんですが、こちらは山も眺められるし、小さいながらもバルコニーがあったので。

おお〜屋根が石葺きだ〜

バスルームのプラグが、世界中のコンセントを差し込めるようになっています。
ドライヤー、石鹸、シャンプー＆ボディーソープは備え付けられていました。

でも部屋にはテレビ・冷蔵庫は無し！キビシー

ではレストランへ行きますか。

食事だけしに来る人も大勢いて、外のテラス席はほぼ満席。
チェックイン時にテーブルを予約しといてよかった〜

(*´∀｀)まずはアペリティフから　

私はホルンダーシロップとシャンパンのカクテルを。(^q^)ウマ〜
夫は地元産の白ワインを選んでいましたが、コレもおいしかった〜

７時頃からゆっくりと、日が暮れるのを楽しみながらの食事です。

明日の朝は部屋の窓からこの山を見られるんだ〜(´∀｀)

今回はせっかく山の中に来たので、秋のお楽しみジビエを堪能することに。

前菜は「鹿と栗のテリーヌ、玉ねぎマーマレード添え」

甘い玉ねぎってどうかと思いましたが、意外にテリーヌと合うんですね〜

夫チョイス「鹿のオッソブッコ、サフランリゾット添え」

全然私に分けてくれなかったんで、よっぽど美味しかったんでしょうね！

私チョイス「鹿のアントレコット(いわゆるリブロースらしい）」
むむむウチの夫がツマミ食いを・・・(怒)

ところで、秋のジビエ料理に欠かせない添え物といえば

①シュペッツレ（パスタの一種）
②赤いザワークラウト(甘い！）
③ベリー系ジャム添えの洋ナシなどの果物（暖かい!！)

他に芽キャベツ(苦い!)や栗なんか添えられていることが多いです。
ここのシュペッツレは栗の粉が混ぜられていました。

正直言って、肉の皿に甘温かい果物が乗っているのはいまだにイタダケない・・・

さすがに日が暮れると外の席は寒くて、デザートからは中に入りました。

「アプフェル・シュトゥルーデルのバニラクリーム添え」

満腹満腹〜

みんなこんな寒いのに外の席で飲んでるのが凄いわ〜

さて、待望の朝の風景です！(´∀｀)感動〜

しばしバルコニーでまったり・・・

玄関前に座っているおじさんたち、朝早くからおしゃべりしてる声が聞こえてきてちょっとうるさかった・・・

今日は村の中を歩くぞ〜

教会脇の墓地は必見だな(｀・ω・´)

お楽しみの朝食です。

・・・？
パン、シリアル、ジャム、ヨーグルトの類はいろいろ並んでいるのに、チーズ、ハム系が一切ないぞｗｗｗ

席についてから頼むと皿に盛って運んできてくれました。
遅く来たせいか、どちらも一種類づつしかなかったけど美味しかったです。

あと、このクルミ入りパンは劇ウマです！

さ〜て、朝からしっかり食べたし、これから村を散策です。

この旅行記へのコメント （2）

• デコさん 2012/09/17 06:51:12

  ソーリオ☆

  kawakoさん、おはようございます♪
  
  ソーリオ拝見しました^^
  やはり、宿泊して朝の風景を楽しめるのはいいものですね！
  朝からあの山の風景が眺められるお部屋、よかったです。
  私は日帰りで訪れただけだったので、kawakoさんの旅行記で
  朝や夕方の風景を見せていただけて、
  勝手に自分でもお泊りできた気分にさせていただきました~~
  ありがとうございました♪
  
  デコ

  kawakoさん からの返信 2012/09/17 21:55:22

  RE: ソーリオ☆

  書き込みありがとうございますφ(・∀・）
  
  ソーリオってかなりアクセスの悪いとこだと思うんですが、けっこう皆さんご存知なんで驚きです。
  あの後、イタリア経由で二回休憩を挟んで帰ったのですが、６時近かったかな〜
  やっぱりブレガリア谷は遠い場所です。