スイス・アルプスの峠めぐり④予想外の事故。フルカ峠～アンデルマット

2012/08/19 - 2012/08/19

ベルベデーレで氷河を見た後は、いよいよフルカ峠越えです。
アンデルマットへ降りた後は一路北へ。
その途中、全く予期しなかったアクシデントが！

エリア アンデルマット(スイス)

ベルベデーレでローヌ氷河を見物した後は、いよいよフルカ峠へむけ出発です。

ベルベデーレの駐車場から麓のグレッチュ方向を望んでいます。

ベルベデーレへ登ってくる道の途中でなにやら渋滞しているのが見えますが、ここからはこれ以上見えません。

(ﾟДﾟ)何かあったかな？

とにかく出発です。

いくらも進まないうちに、なにやら下を覗き込んでいる人達が大勢いるところに出くわしました。

いそいで私たちも駐車して覗いてみることに。

ベルベデーレからはよく見えなかった道路状況が、ここからははっきり見えています。

車の流れが完全にストップしています。

Σ(ﾟДﾟ)あっ！事故です！

赤いヘリコプターがすでに到着しています。
あのヘリはおそらくスイス航空救助隊REGA/リーガですね！
リーガは、スイス国内ならどこでも１５分以内に駆けつけてくれる、災害救助のエキスパートです。

あっという間に、ヘリはグレッチュの方向からさらに先へ飛び立っていきました。

ラジオでは事故のため渋滞していると言ってましたが、事故の内容については何も報道されませんでした。たいした事故ではなかったのかな？
負傷された方の早い回復を祈ります。

ちなみにこれがグリムゼル峠です。うっすらグリムゼル湖も見えています。

さて先に進むか。

標高2000ｍ近い場所だというのに、山の斜面では牛が黙々と草を食んでいました。

峠に向かう道からはまた別の氷河？雪渓？が見えます。

ほどなくフルカ峠（海抜2436ｍ）に到着です。

人気がないのに駐車中の車がいっぱいある・・・

なるほど、ここからハイキング(というかもう登山？）に行くみたいですね。

ちなみにここはヴァリス州とウリ州の州境です。

（・∀・）今はウリ州側に立ってます。

┗(^o^ )┓＝З　そしてヴァリス州側へ移動〜

石垣に何か文章が書かれているんですが・・・

（＝A＝;）遠いし逆光だしで全然読めません

ウチの夫に聞いてみましたが、目の悪い人なので全く見えないようです。

他の峠に比べてなんとなく荒涼としています。

標高が高いせいでしょうけど。

ではやわやわとウチに帰りましょうか。峠を降りてアンデルマット方向に向かいます。

クネクネとしたヘアピンカーブの道が続きます。
時々ぽつんと宿屋らしき建物が立っているのが見えると、ちょっと安心するくらい荒涼とした風景です。

ほとんどがこんな感じ、岩がごろごろする山肌には草が生えるのみです。

「この峠道は幅が狭くてちょっと不安だ・・・」とウチの夫が言った矢先、

ご〜んっ！（衝撃）

(ﾟдﾟ)目の前を何か白っぽい物が飛んでいったぞ・・・

すれ違いざまに対向車線の車と接触してしまったようです、が、そのまま前進するウチの夫。
（注：写真の車とは関係ありません）

(ｌｌｌﾟДﾟ)「一回停まって車体の状態を確かめなくていいの？」

「不安だから停まりたくない」←そう言ったと思う

夫は少々動揺しているようです。

何に対する不安だろう・・・？
ちょっとテンぱってるから停まるよりも先に進みたいっていう心境かな？

行く先を眺めても、まだまだ麓には程遠いです。

私はぶつかったのか、ぶつかられたのか分からなかったのですが、「相手の車が怒鳴り込んできたら怖い」と思っていたので、後ろから追いかけてくる車がないかひやひやしていました。

「fit!」もうそろそろウルスレン谷かな。ゴルフが盛んなんでしょうか？

今の私の気持ちにはフィットしません(ヽ´ω`)

なかなか車を停められそうな場所がないなぁ・・・

あ、久々の人間世界が見える〜

Tiefenbach/ティーフェンバッハ

夫はそのまま車を走らせ、小さな集落を通り抜けます。

やっと谷底が見えた〜(　；∀；)

Realp/レアルプです。

ここがフルカ山岳蒸気鉄道の東側の基点です。

(ﾟ∀ﾟ；)「（車の状態も気になるし）ちょっとコーヒー休憩しようよ」

「そのつもりだ」

といいつつも、車はレアルプをスルー

なだらかなウルスレン谷をHospental/ホスペンタールまで来た所でやっと車を停めました。

車の状態はというと、サイドミラーのカバーが外れていた以外はさほど目立つ傷もありませんでした。
相手の車はどうだったんだろうなぁ？知る由もありません。

(ﾟДﾟ；)きっとあっちも焦ってその場を離れたんでしょうね。

ホスペンタールからはゴッタルド峠を行きかう車も合流してきます。

私たちは北へ帰るので、ゴッタルド峠は越えずに降りるのみです。

次の町はAndermatt/アンデルマットです。このあたりでもまだまだ標高1500ｍほどあります。

(｀・∀・´)ノ　アンデルマットはもう何十回とそばを通り過ぎたことがあります（自慢にならねぇ〜）

だって町の中に行く必要がないんだもん。

とかなんとか言う間に「悪魔の橋」まできました。

うっかりすると気が付かない間に通り過ぎてしまうような、以外に地味な場所です。

この「悪魔の橋」の傍らにはロシア軍の大きな記念碑が。

「スヴォーロフ将軍の記念碑」です。プーチン首相も来たことがある場所なんですよ。

深い谷底には、サマータイムとはいえあまり長く日は当たりません。
４時ともなるとこのとおりです。

「rock!」・・・(＾ω＾ )そーね、この辺は思わず登りたくなっちゃう岩だらけだもんね。

「peace!」・・・(＾ω＾ )そーね、休暇中は心静かに過ごしたいわね。

「magic!」・・・(ﾟДﾟ)何故マジック？

最後は意味不明なウリ州一言看板でお終いです。

この旅行記へのコメント （4）

• TSUNEさん 2012/08/29 12:18:14

  ドキドキ

  こんにちわ。
  フルカ峠、事故との言葉でドキドキしながら後半まで読んでました。
  たいしたことなくてよかったですね。
  
  以前、テレビでフルカ峠見ました。
  だから余計に。
  ガードレールがあったとしてもこわいですよね。
  
  無事でなによりです(^^)

  kawakoさん からの返信 2012/08/30 04:02:56

  書き込みありがとうございますφ（・∀・）

  ご心配おかけしましたが、たいしたことはなかったんです。
  ちょっと大げさな題名つけちゃったかな？
  
  あんな細いクネクネ道でもポストバスの運転手さんは強気！
  すいすい進んでいきました。凄いな〜
  
  フルカ峠って日本でも放送されたんですか？へ〜
  やっぱりフルカ蒸気鉄道がらみでかな？
  そういえばベルベデーレでは久しぶりに日本人観光客の団体を見かけました。
  どういうルートのツアーなんでしょうね。

  TSUNEさん からの返信 2012/08/30 11:24:44

  RE: 書き込みありがとうございますφ（・∀・）

  こんにちわ。
  無事でなによりです。(^^)
  
  > フルカ峠って日本でも放送されたんですか？へ〜
  > やっぱりフルカ蒸気鉄道がらみでかな？
  
  それが全く違うんです。『水曜どうでしょう』という番組知っていますか？
  企画の一つでレンタカーでヨーロッパを廻るというのがあったんです。
  この企画は三回に分けて行われたんですが、確かドイツからオーストリアの後、
  スイスへという時にフルカ峠と氷河は登場していますよ。
  

  kawakoさん からの返信 2012/08/30 16:44:23

  RE: RE: 書き込みありがとうございますφ（・∀・）

  あぁ〜まだやってたんですね！なつかしいなぁ〜
  そういえば何年か前にも、ヨーロッパを観光もせずにひたすら走りぬけるというのをやってましたね。
  
  それにしても、せっかくスイスに来たんなら、もっと華やかな場所に行けばいいのに・・・