初の南米旅行を決めてフライトを考えたところ、エミレーツ航空を利用したドバイ経由の路線を勧められました。どうせなら、初ドバイも！ということになり、南米の往復で行きに1泊、帰りに2泊ドバイに立ち寄りました。ドバイには数年前にお世話になった英語学校の先生、ジョーがいることを思い出し、連絡を入れて会うことに。ジョーにはドバイの過去からの文化が残るスーク（市場）に連れていってもらいました。帰路は『ミッション・インポッシブル3』でトム・クルーズが窓の外でアクションを繰り広げた世界一の高さを誇るバージ・カリファ内にあるアルマーニのホテルに宿泊し、アラブの未来に圧倒されました。世界一が大好き（らしい）ドバイはスター・ウォーズの世界に迷い込んだような不思議な街でした。

ドバイ　スター・ウォーズの世界に迷いこんだような不思議な街

12いいね！

2012/02/10 - 2012/02/23

1487位(同エリア3448件中)

#街歩き

エリア

ドバイ(アラブ首長国連邦)

旅行の満足度: 4.0

観光: 3.5

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.0

同行者: 友人

交通手段: タクシー

航空会社: エミレーツ航空

旅行の手配内容: 個別手配

2/10(金）。成田発22:00のエミレーツ（EK319）で約12時間、同日の朝5:00にドバイに到着です。ドバイの空港は大きくて超近代的。どんなに大きいかは、ここからブエノスアイレス（アルゼンチン）に旅立つ時、搭乗のための空港内バスに乗ってる時間が20分以上・・で、乗客が皆「もしかしてバスでブエノスアイレスまで行くのか？」と冗談言い合うくらい。
ところでドバイで降りる人は半分もいないくらいで、人々は皆、トランジットで次の目的地（主にトルコ、中欧など）に旅立って行きました。
往路の宿泊は「Sofitel Jumeirah Beach Hotel」です。空港から車で40〜50分。
ジュメイラ・ビーチの一番はずれの方に位置します。そのせいか、とても綺麗なホテルですが、宿泊代はけっこうリーズナブル。
http://www.sofitel.com/gb/hotel-6146-sofitel-dubai-jumeirah-beach/index.shtml
お部屋で変わっていたのは、バスルームとベットルームの仕切りが窓みたいに開くこと。えーと、バスタブにつかりながら、ベットルームの人とお話ができますっ！ステキなのか？？
軽く朝ごはん食べます。ビュッフェは実はすごーく美味しそうでした。今回の旅の連れ、高校時代の友達のS嬢です。今回は、東京からは私と彼女が出発し、ブエノスアイレスにてシカゴに駐在中のY嬢と合流、リオにて駐在中のB君に合流、全員が高校時代の同級生ということに加え、旅行のアレンジをしてくれたI君も同級生・・・という、旅でございます。
ホテルの部屋からは海はチラしか見えませんでした（見える部屋もあるのだろう）。ホテルのプールは向うの海に続いているように水をたたえてます。この季節のドバイは日中は25〜6度まであがりますが、朝晩は15度くらい。一番過ごしやすい季節です。

ランチまでの時間、ちょっと観光ということで、ドバイの湾に人工的に作られたパーム（ヤシの木）型の島の一つ、パーム・ジュメイラに渡ってみました。ヤシの木の幹のところにモノレールが走っています。ベッカムだとか、マイケル（なくなってしまいましが　涙）だとかが、別荘持ってると言われてますよね。
モノレールから本土を望むと超高層ビル群が見えます。オフィスビルとホテルです。
モノレールからジュメイラ・ビーチ側の景色。とにかく変な形の高層ビルだらけで、変なビル競争をしているとしか思えません。
反対側のビーチにポツンと立っているのは噂の7つ星ホテル「バージ・アル・アラブ」です。そこからなら、パーム・ジュメイラの形がある程度見れるのではと、パーム・ジュメイラ観光の後行ってみたところ、宿泊とか食事とかの予約のない人は門前払いでした。ざ、残念。
パーム・ジュメイラのヤシの葉の部分は湾曲していてリゾート風のマンションや別荘が建っています。とにかく大きいので全貌はわかりません。そしてこのパーム型の人口島、一つかと思いきや、もっと大きいものが、形は異なるのですが、3つだか4つだか建設中。
パーム・ジュメイラの先端にあるのが「アトランティス・ザ・パーム」というホテル。ピンク色。中央がアーチになっている。
これもまた、謎の形の建物です。ここには大きなテーマパーク的なプールがあり、また水族館もあります。総工費15億円の巨大リゾート。子供連れには楽しそうな場所ですよ。
そして発見しました！金の自動販売機！！誰が買うんじゃ？？
ホテルの中のショッピングモール中央。大きなドーム天井の絵の派手でかわいいこと。
ドバイには以前英会話のGEOSの先生をしていたジョーが、旦那さんとお嬢さん2人で暮らしているのを思い出して、Facebookで連絡。そしてこの日ランチを一緒にして、昔ながらのアラブのカルチャーを楽しめるスーク（市場）に連れて行ってもらいました。ジョーもご主人もスコットランド出身。今はドバイの外国人学校で先生をしています。

ドバイ・オールド・スークと呼ばれるエリアには、有名なゴールド・スークの他、スパイスやテキスタイル（衣料）のスークがあります。ここはゴールド・スークの入り口。
金、金、金、まぶし〜。ジョーは何度も通って値段交渉を重ねて、指輪買ったと言っていました。歩いていると男性の客引きに声をかけられるのですが、お買い物と光りもの大好きな私の連れも、さすがに旅のはじめに金を買う元気はなかったようです。ここで働いているのは殆ど男性です。
でもS嬢のサンダルは金だったりする（笑）
アラブの靴。
ベリーダンスの衣装？
スパイスです。スパイスは安かったので、よほど帰りがけに買って帰ろうかと思いましたが、もう一度このエリアに戻る時間がありませんでした。旅は一期一会ですよね。
オールド・スークはドバイ・クリークという運河沿いにあり、そこには世界各国からの小さな貨物船が荷物満載で停泊しています。今も昔もこういう感じなのだそうです。
かもめものんびり。
水上タクシーに乗って運河の向う側に渡ります。ここでジョーがひっそり告白。「実は初めて乗った」と。ドバイに3年くらいいると思うのですが、やはり外国人女性はあまりスークのエリアには来ないようですね。水上タクシーは地元の人々の足のようで、黒いスカーフで顔をかくした女性たちもいっぱい乗って、ニコニコしていました。
タイルの美しいモスク。
ドバイ・ミュージアムまで連れてきてもらいました。ここでジョーとお別れ。ありがとね！
ドバイ・ミュージアムはかつての砂漠の民の暮らしぶりが再現されているミュージアム。
ジョーから勧められたバスタキヤ地区へ。ここはアラブの伝統的な建物が並んでいて、カフェやレストランもいっぱいあって、エキゾチックな雰囲気を楽しめます。
そこで見つけた「らくだバーガー」の看板。う、、食べてみたかったのですが、今食べると夕食が絶対はいらない・・ので諦めて、
隣にあったおしゃれなオープン・カフェ「Basta Art Cafe」で休憩します。
やっぱりアラブ茶を飲まないとね。
夕刻にホテルに戻ってきました。
ホテルのロビーの天井。星空。
ホテルの「ROCOCO(ロココ）」というイタリアンでディナーにしました。かなりアートな盛り付けで、洗練されています。ドバイでは外国人向けのこういうレストランではお酒は普通に頂けますが、外のレストランにはありません。ランチに行ったピザ屋もビールなしで、ジョーと3人でちょっとテンション下がりました（笑）
とても美味しかったけど、けっこうなお値段でした。ドバイのホテルには世界津々浦々のレストランが入っていますが、どこもけっこうなお値段。
さて、翌朝は4時のお迎えで空港に向かい、7:10発のEK247便でアルゼンチンのブエノスアイレスに向かいます。途中リオで1時間半くらいの給油休憩を経て、合計19時間20分の長旅・・・。これに耐えられれば何でも耐えられそう。
そしてとてもラッキーなことに隣の席が空席で、2席を使って足を伸ばしてのフライトになりました。

ブエノスアイレス、イグアスの滝、リオデジャネイロ・・・と旅をしたのは次の旅行記で。楽しい南米旅行を終えて・・
再びドバイに戻ってきました。2/21(火）EK248で3:10にリオを発って、13時間50分のフライトで同日22:50にドバイ着。世界一高いビルバージカリファにあるアルマーニ・ホテル・ドバイに宿泊です。
http://dubai.armanihotels.com/

今年のお正月映画『ミッション・インポッシブル3』で、トム・クルーズがこのビルの上の方の階の窓をぶち破り、ガラス面をよじ登り、飛び降りた、ことになっている。この話題のホテルに泊まらずにどうしようというミーハー精神で帰りはこちらに2泊（超late check in、超early check outなので1泊半ですが・・）。ビルは200階以上ありますが、ホテルは7〜8階あたりなので、映画の設定とは異なります。上層階はオフィス、住居だそうです。
エントランスには黒のタートルネックを着た細身のお兄さん達が立っていると思ったら、ホテルマンでした。チェックインはカウンターで行うのではなく、しばしロビーで腰掛けて待っていると、「チェックインはお部屋で」とイケメンのお兄さんが部屋までご案内。この無機質な廊下の両脇のランプマークと数字・・が部屋のドアです。
お部屋もシンプルで無機質な感じ。ベージュ基調にダークブラウン＆黒です。すべてのもの（灯り、カーテン、テレビetc)がリモコン操作ですと説明受けて、さっそうと去っていったお兄さん。会計に使ったクレジットカード・リーダーを忘れて行きました（笑）。
ちょっとしたお菓子やチョコレート、
ソフトドリンクはフリーです。が、アルコール類がいっさいありません。ドバイだからですね。
バスルーム、タオルもバスローブもアメニティーもみんな、
ARMANI印だ！
持って帰りたいような〜、ような〜、ような〜〜〜

この日は1階のバーで一杯飲んでお休みしました。
翌朝、とーっても素敵なビュッフェで朝食を頂きました。
今日はドバイのショッピング・モールをこらしめる日です。日の光の下でバージ・カリファを見上げると・・・首が痛い。こちらの125階にある世界一の高さの展望台に上ろうと思ったのですが、なんと予約制。こんなことなら行きに予約すればよかった。入場料はDh100（2200〜2300円くらい）ですが、Dh400払うとexpressで上ることができます。お金積めばね・・・。
ドバイ・ファウンテン（噴水の池）を囲んで、バージ・カリファがあり、ドバイ・モールがあります。巨大なショッピングモールで、ブランドショップ満載。靴フェチのS嬢は我慢？して一足、私もMichael Korsの黄緑色のビニールのバッグを買って終了。南米旅行、お金かかってますので、これ以上散財できない。
ドバイ・モールの中央にドバイ水族館があり、ここの水槽も世界一の大きさだとか。とりあえず見る。サメがすごかったですが、写真はボケボケで、、、
クラゲ。癒される〜
オウム貝。
爬虫類エリアもあります。ここで旅の間中悩んでいたM子への土産にボアちゃんの（とか言ってますが、ヘビ）ぬいぐるみ購入。ほんとは金のブレスレットをリクエストされていたのですが。
ドバイ・ファウンテンに面したスーク・アル・バハール。ここでアラブ風なお土産を多数ゲットしました。S嬢が粘りに粘って、ストールもだいぶ値切って購入。
その隣のザ・パレス（ホテル）。ドバイ・ファウンテンに面した所にはレストランがいっぱい。ということで、ここで噴水ショーを見ながらディナーにすることに。
6時くらい。少し夕焼けがかった空と、ドバイの高層ビル群をバックに噴水ショーが始まると、池の回りは人だかり。
スーク・アル・バハールにある Bice Mare Restaurant。当日だと噴水に面したレストランは予約がいっぱいで、いくつか当たってみました。シーフードの盛り合わせ、すごく美味しかった。そしてあとでチェックを見てうっ・・・という値段でしたが。とは言え、噴水目の前のテラス席だったので、素晴らしいショーをゆっくり堪能できました。
このショーはラスベガスのベラッジオのデザイナーによるもので、水、光、音のコンビネーションです。S嬢いわく、音楽も殆どラスベガスと一緒だそうです。
ドバイ・ファウンテンの向うにはバージ・カリファがあるのですが、写真にするとこのように下の方の階までしか写らない。
噴水全体は275メートル、吹き上げる最大の高さは150メートル。ショーは5分間で、30分おきに違う音楽で違うパターンで行われます。
4〜5時間くらいの砂漠ツアーもそそられたのですが、ちょっと時間的に難しかったです。お買い物好き、高級ホテル好きの方には、お勧めの場所でした。英語もあらゆる場所で通じます。
長い南米旅行の最後をドバイでファウンテンを見ながら締めくくり。世界半周の旅を思いだしながら、
ドバイの夜はふけていきます。
ホテルに戻りパッキングして、シャワーして、真夜中にcheck out。エアポートへ。
2/23（木）2:55発のEK318にて9時間25分のフライトで、同日17:20成田着。ほんとうにお疲れ様でした。旅でお世話になった皆様、出会った皆様、ありがとうございました！！