ブラジル・アルゼンチン国境の巨大瀑布　イグアス　その１

2012/02/10 - 2012/02/23

2/15(水）、ブエノスアイレスから1時間半ほどのフライトでイグアスの滝に向かいます。イグアスの滝はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイの国境にある巨大な滝で、滝の幅4キロ、落差80メートル。私は1980年代に北米のナイアガラの滝、1990年代にアフリカのビクトリアの滝を見たので、これで世界３大瀑布を制覇しました！ビクトリアの滝ではアフリカならではのワイルドさを楽しんだのですが、滝の見せ方ではこちらの方が優っていて、2日半を費やしてゆっくり滝の全貌を楽しみました。アルゼンチン側は、滝の一番奥にある「悪魔ののどぶえ」と呼ばれる最大の滝の真上に展望台があり、圧倒的な迫力に度肝を抜かれます。

エリア イグアスの滝周辺(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0

2/15(水）ブエノスアイレス発10:20のLA4024便でイグアスのアルゼンチン側空港に向かいます。ブエノスアイレスを飛び立ってすぐ、眼下にラプタラ川の茶色い水が見えます。海のように幅があり、対岸はウルグアイです。このラプラタ川、途中からウルグアイ川に沿って1時間半ほど上流へ飛行していきます。

イグアスの滝に近づいてくると水の色は青くなり、広々した沼地のような地形になってきました。12:05イグアス到着です。

イグアスの滝はアルゼンチンとブラジル、さらにパラグアイの国境にかかっていて、アルゼンチン側、ブラジル側、両方から観光することができます。大小あわせて300以上の滝があるそうで、どちらも滝のすぐそばや、滝沿いの遊歩道、全景見渡せるところや、水しぶきがかかるところなど、いろいろな楽しみ方を用意していて、見所満載です。ではまずアルゼンチン側から〜。

アルゼンチンのビジターセンター入口です。

20〜30分おきにビジターセンターから徒歩5分くらいのESTACION CENTRALからESTACION CATARATAS (展望台の方へ行ける）、そしてESTACION GARGANTA DEL DIABLO(イグアスの一番奥にある悪魔ののどぶえと呼ばれる大滝のそば）へ行く無料列車が出ています。ノコノコのんきです。

列車沿いの道を歩いている人々もいます。暑いから大変そう。

まずは一番奥のESTACION GARGANTA DEL DIABLOへ。ここから滝の上流の幅広い川にかかっている木の橋を渡って行きます。ゆっくり歩くと10分くらい？さっさと歩けば5分くらいでしょうか。ガイドさんの言われる先を見ると

大ナマズが！！

可愛い鳥がいました。目がばっちりあってるような。

この橋ですが、何年か前に大雨があって、以前あったものは流されてしまったそうです。以前の橋は悪魔ののどぶえから、最も近い対岸に渡されていたそうですが、今は中洲をいくつか経由しながら渡っています。さ、いよいよ、イグアス最大の滝である悪魔ののどぶえの水しぶきが見えてきました。

展望台は悪魔ののどぶえのすぐ上に広がっています。でかい！すごい水量！向こう側に見えるのはブラジル側の展望台です。

すごい！

すごい〜〜！滝を真上から見る迫力！

激しい水しぶきを浴びる展望台の上の人々。暑いから気持ちよい！！

大きなU字型なので、展望台から下流側も、その対岸も全部悪魔ののどぶえの中。

青々とした緑の下草の間からも、

溢れて落ちていく水、水、水。

ESTACION CATARATASまで列車で戻って、CIRCUITO SUPERIOR (滝の上コース）巡りをします。1時間くらいかけて見て回りました。こっちは木陰を歩けて、滝からの風に霧状の水がのってきたりして、そこそこ気持ちよく歩けます。

大トカゲなんかもいたりして。

悪魔ののどぶえから、このあたりまでは4キロくらいあるのだと思うのですが、どこの国にあっても最大級の滝と言えそうな滝が、山ほどあります。

ジャングルの中から滝が落ちているのか、滝の上にジャングルがあるのか。

下に見えているのはCIRCUITO INFERIOR (滝の下コース）。

滝の下コースをいくと、さらにその下に滝に向かっていくスピードボート乗り場があります。これはアルゼンチン側とブラジル側、両方から出ていて、私たちは翌日ブラジル側のボートに乗りました。

この写真の左上の方に見えるボート、あの方向に乗っていきました。向こう側はそのまま奥にいくと悪魔ののどぶえですが、今は水量が多く危険で、そんなに奥までは行きませんでしたが、その途中にある滝にはもろに突っ込みました。荒行です！！

青い空、大きくかかる虹、右にも左にも下にも遠くにも滝。あまりに景色がきれいで、なんだか合成写真みたいになってしまいます。

右の写真は渇水時のイグアス。こんなしょぼい時もあるのでしょうか。左側は大雨のイグアス。水の色が茶色く橋も今にも流されそうです。先日、10数年前の大雨の直後にイグアスに行った方のビデオを見せてもらいいましたが、こういう水の色で、橋は無残にもバラバラになっていました。水の色は２〜３年は茶色のまま戻らなかったみたいです。

滝の下コースは歩かなかったのですが、アルゼンチン側はブラジル側より見所が多いかもしれません。

アルゼンチン側の観光を終えて、列車に乗ってビジターセンターへ戻ります。

途中、噂に聞いていたハナグマに遭遇。

と思ったら、遭遇どころか、うじゃうじゃ。みんな長い尻尾をゆらして可愛いのですが、餌をやらないようにと注意を受けました。が、誰かしらが食べ物あげてしまうんですね。

車で今夜の宿、HOTEL DAS CATARATASへ。ホテルはブラジル側にありますので途中で国境を越えました。

宿泊はブラジルの国立公園内にある唯一のホテル　HOTEL DAS CATARATASです。重厚な作りのリゾートホテルです。

http://www.hoteldascataratas.com/web/ogua/japanese-hotel-das-cataratas.jsp

部屋は落ち着いた作り。

クラシックなバスルーム。

メインダイニング RESTAURANT ITAIPU
各国料理とブラジル料理の取り入れたようなお食事です。

珍しい？ポップコーンの前菜。春巻きを3種のソースで。

サラダにパスタ料理。

明日は、イグアスの滝の空撮と、スピードボードに挑戦です！