2012/04/29 - 2012/05/06
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ジール250さん
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GW中に出向いたフランス旅行。
旅行中よりも成田に着くまでの方が波乱万丈でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
フランスに家族で行ってきました。
今回のテーマはどうやら我が両親の還暦旅行。
気づけば旅行好きの両親も立派に『初老』の一歩を踏み出したというわけです。
どうかこれからも元気であって欲しいものですね。
というわけで、わりと急に決まったため慌てて準備をしていざ当日。
この日は前日夜に京都より帰ってきた姉を含む家族は家から車で成田空港へ。
私は一人埼玉の家からスーツケースをゴロゴロ言わせての集合となりました。
とは言えなんだかんだで去年は2回も海外に行き、フランスだって実はこれが2回目な私。
言っちゃ何だが海外経験は豊富なつもりです。
旅行慣れしているのです。
ですが『慣れによる中だるみ』のせいなのか、
ココ最近は旅行中ちょいとしたミスが目立つこともありました。
一番最近では換金したユーロ紙幣全額家に忘れてくるとかね。
いやあハネムーンなのに成田の時点で現金が無くなるとは思わなかった。
あの時はびっくりした。
だから今回も何か不手際があったら不味いなと注意はしていたんです。
でも何故かやってしまいました。
いや、今回ユーロ紙幣はちゃんと持っていたんですよ。
でも代わりといってはなんですが、 -
気づいたら成田空港ではなくて羽田空港に向かっていました。
……。
あ、すごい。紛れも無く羽田行きだ。 -
ほほ〜困ったな。
あらどうしましょう。
なーんて…
優雅に写真なんぞ撮っているように見えますが当時は全然優雅じゃありませんでした。
ほんと焦りました。
気づいた時点で次の停車駅はまだ先。
降りた所からの戻り方も不明。
というか曲りなりにも自分は成田空港を目指していたのになんで気づいたら羽田空港に向かっていたのかが分からずしばしパニック。
ひょっとして羽田って文字は私が知らないだけで「ナリタ」って読むんじゃ無かろうかなんて訳のわからない現実逃避もしながら、それでも必死に乗り換え方法を探し出す。
うなる携帯電話。
焦る私。
そしてこの時点でチェックイン時間を迎えるアエロフロート窓口Eゲート(@成田空港)。
どうすればいい。
どうすれば一番早く成田国際空港にたどり着く。
この際いくらかかっても構わないからと焦っても、成田エクスプレスは路線上乗り継げないし、京成スカイライナーも時間が合わない。
もうこうなったらここからタクシーか?
いやさらに時間の読めない乗り物に乗ってどうする。
それに今日はちょうどGWが始まった休みの朝、渋滞にはまったらそれこそおしまいだ。
てことはアレか?車が駄目ならバイク便なんかの後ろにちょこっと乗せてもらってその渋滞の網目を縫うように…、いや多分乗せてくれないだろう。トランク大きいし。
と散々涙目になりながらも路線を検索し、
結果単純に元来た路線を戻るより他無いと判断。
結局、乗車中ずっと居るかどうかも分からないチェックインの神様(多分居ない)に「私が行くまでチェックインカウンターが閉まりませんように」と祈るより他ありませんでした。 -
で、結果どうなったかと言いますと、
どうにかチェックインの神様が私に微笑んでくさだったのか、
もしくは受付のお姉さんが寛容だったのか、
あるいは先に着いていた家族がちゃんと私の遅刻を報告してくれていたからか、
チェックイン1時間後にたどり着いたものの、無事搭乗手続きを済ませる事ができました。
ああよかった。ほんと一時はどうなるかと思った。
神様含め、皆さん大変お騒がせしました。
多分迷惑行為だから皆さんはちゃんとチェックイン指定時に成田にいましょう。
その後、
自分の方向感覚を全く信じていない私が、わざわざ前日に調べた乗り換え案内表をプリントアウトしてまで挑んだにも関わらず、
なんでこんなことになっちゃったのかと原因を調べてみたらおおよそ判明。 -
こちら、京成線の路線図。私が乗ったのはこの黄色い線です。
この線、路線図見て初めて気づいたんですが、 -
両端が成田空港と羽田空港なんですね。
なる程。だから多分、
乗り換える時ホームの看板にちらりと見えた「〜空港行き」ってのを見て思わず乗っちゃったんでしょうね。
それがまさかの羽田行きだったんでしょうね。
なるほど納得。
通りでGWにも関わらず意外に旅行者っぽい人が居なかったわけですね。
「なんか周りの人たちのトランク小さすぎ。国内旅行かよ」とか思っていたけど国内旅行だったんですね。
皆さん何も間違っていなかったんですね。
間違っていたのは私一人だったんですね。
そんなわけでげっそりしたまま、一度乗り換えのためロシアへ向かいます。
ああ、今度も前途が多難でしかない。
-
とりあえず酒くれ酒。
飲まずにはいられない。
ちなみに、機内の飲み物は基本無料です。
言えば好きな時にもらえます。そして普通はアルコールも。
ただし今回利用したアエロフロートは乗車賃が安いからなのか、
ビールは有料で2ユーロでした。
それでも飲まずにはいられないから買う。
それに考えてみたら2ユーロで海外ビールが飲める(これはデンマークのツボルグ)のってお得だな。
まあ普通はタダなんだけど。
そして前回乗った時に飲んだワインは『イソジンを飲めるように改良しました!』みたいな味だったのでパス。
でもこっちは無料です。
多分イソジンだからです。 -
そんなわけで一年前にも利用したこちらのアエロフロートロシア航空。
飛行機会社としての評判は、一昔前ならばそれはもう料金が安い代わりに悪評しか聞いたことがないような勢いだったんですが(従業員の態度とか、乗り換えの不便さとか、あと従業員の態度とか)、
現在はかなり改善された模様。
昔のアエロフロートに乗ったことがないので比較も出来ませんが、
以前はロシア空港内でのトランジットに10時間待ちは当たり前と言われていた運行ダイアも改善・増量された模様で、今回のフランスへの乗り換え待ちは2時間半でした。
優秀。
さらに従業員の態度とやらも別に問題なし。
搭乗・降機の際のアナウンスは、不思議なほど聞き取れない日本語でお送りしてくれますがそれもご愛嬌。
長身金髪美人たちが中身の切れたジュースのペットボトルを片手で次々握りつぶしながらサーブしていく光景は、デモンストレーションとして捉えれば必見です。
まあ文句があるとすれば配信している映画のレパートリーが古くて少ないかなという程度。
あと「オススメ」のカテゴリーには何故かゴッドファーザー全巻がみっちり詰まっていました。
なんで?誰のオススメなんだ?機長か?機長の趣味なのか? -
あと「music」のジャンルで聞けたディズニーのアルバムジャケットが酷い。
まあこれはアエロフロートのせいじゃないけど。
という事でいろいろ機内を堪能しながら、10時間程度で乗り換え先のモスクワ・シェレメチーヴォ国際空港に到着です。 -
祝、二回目シェレメチーヴォ空港。
そしてここからはアエロフロートではなく提携先のエールフランスに乗っていくため、再度ここでチェックインが必要だと説明されました。
そのためとりあえずチェックインカウンターだと言われた場所までトコトコ行ってみる。 -
が、残念ながらもぬけの殻。
ふ〜む。
まあ搭乗時刻まで時間はあるし、まだチェックインは先の話なんだなととりあえず予想。
というわけでしばし待機です。
ここではユーロ会計もできますが、お釣りは大体ロシア通貨(ルーブル)です。
また数年前に改装&大増築して綺麗になったものの、だだっぴろい施設内に食べ物屋や免税店がほんとうにちょこんとしかないのは相変わらず少し残念。時間の潰しがいが無い。
うーん確かに施設の充実度で言えば評価は高くないのかもね。
とかなんとかぼんやり考えていると、
なんだか聞き慣れた感じの館内放送が。
…む?
ちょっと待て何で聞きなれてるんだ?と不思議になって耳をすませてみれば、なんだか7割ロシア語っぽく聞こえる英語の合間合間に、
「マァールィーエ マトウモートー」と私の名前っぽい単語が。
しかも連呼。
おおなんだ凄いぞ。
シェレメチーボ空港で私の名前が連呼されてるぞ。
しかもなんか雰囲気的に「お前チェックインまだしてねえだろごるぁ!」
みたいな事をおっしゃっているぞ。
私行った時居なかったのに。アナタイナカッタノニー!
と、心の中で叫びながらも家族を引き連れてカウンターまでダッシュ。
するとさっきと違って何故か5人ぐらいのロシアンな方々がカウンター前で待機。
慌ててパスポートを取り出すも、ロシア語は機内で戯れに調べただけなので、
知ってる単語は飛行機とトイレとピロシキとアレクセイヤグディンぐらい。あとラスプーチン。
結局
「サマリョート!(飛行機)サマリョート(飛行機)チェッキーン(チェックイン)!」
のみでどうにかチェックインを済ませる事ができました。
まったく
成田に続いてモスクワでもこんなにせかされるとは。 -
お陰でパリに着いた頃にはもう疲労困憊。
荷物も適当に投げ出して、あっという間に就寝です。 -
そして朝です。
あら、このバルコニー可愛かったのね。
あと部屋も可愛かったのね。昨夜は気づけなかったけど。 -
今回泊まったホテルは「Hotel Claridge(ホテルクラリッジ)」
シャンゼリゼ大通りから徒歩3分という説明に惹かれて予約した、小規模ながらも大変綺麗でお上品なホテルでした。
しかも同じ場所に6泊もするからか、それとも予約していたクラスの部屋が何かの手違いで埋まっちゃったからか(多分両方)、
頼んでいたツインの内の一部屋を無償でグレードアップしてくれました。
ホテルのお兄さん「ただし、もう一つの部屋はこのホテルで一番小さい部屋になっちゃうけどね」 -
というわけで父と母は最上階のお部屋、我々姉妹は東京のビジネスホテル級の狭さを誇る部屋にて、6泊を過ごすこととなりましたとさ。
-
おまけ。
モスクワ行きの機内にあった雑誌の広告。
天才博士と美人助手による『東芝エアコンによって今日も世界の平和は守られました』みたいな感じのマンガ広告。
何これ凄い読みたい。 -
さらにもう一つ、フランスのシャルルドゴール空港にあった広告。
多分保険会社の広告だけど意味は不明。
ちなみに読んでいるのはベイブレード。 -
パリの高級ブランドCHAUMETの時計の裏に迫りくるコアラのマーチ(スイートテイスト)。
※次からパリ市内観光開始です。
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