2012/04/29 - 2012/05/06
33位(同エリア139件中)
ジール250さん
- ジール250さんTOP
- 旅行記29冊
- クチコミ1件
- Q&A回答8件
- 225,302アクセス
- フォロワー3人
次の行き先はディズニーランド・パリです。
フランスにだってディズニーランドはあります。
日本のありとあらゆるガイドブックには何故か殆ど乗っていませんけどあるんです。
あるったらあるんです。だから行くんです。
そんな知名度がいまいちな場所の行きかたも合わせて紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
パリ三日目の朝。オハヨウございます。
この日の朝は少しだけ早起きです。
何故なら今日はディズニーランドに行くからです。
フランスで。ディズニーランド。
あるんです、ディズニーランド。
ただそれを日本で言うと、まず「えっ、あるの?!」という反応と、
「いやぁ……、別に行かなくてもいいんじゃないの?」
という主に2種類の反応が帰ってきます。
そして多分その通りだと思います。
遠路はるばるフランスまで来て、わざわざ行くようなとこでもないでしょう。
日本にだってあるし、日本より広いわけでもないし、あまつさえ本場でもなんでもないし。
そして私に至ってはもう既に一度来ているし。
フランスまで来てそんなとこに二回も行くなら別のとこ行きなさいよ。
他にも見るところが山とあるでしょうよ。
そういわれるのは実にごもっとも。 -
だが行く。
何故なら我が一家は大のディズニー好きだから。
父とか東京ディズニーランド内のどこにどれだけの広さのトイレがあるかまで把握してるから。
フロリダのディズニーワールドとか2回も行っちゃったから。
だから行かないわけにはいかないのです。むしろ優先順位はルーブルより上なのです。
うちの家族の場合ですが。
そんなわけで朝早くの地下鉄に乗車です。 -
とここで、ディズニーランドパリへの行きかたのご紹介。
ディズニーランドパリはパリ市内からおよそ35キロの距離にあり、パリ中心から郊外高速鉄道RER線で約45分かかります。
この地図上の赤いラインがRERの通る【A線】、そしてその西の終点(赤い丸の所)が下車駅です。
パリ市内でこのA線が止まる大きな駅はシャルルドゴール・エトワール(Ch.de Gaulle Etoile)、シャトレ(Chatelet)、ガール・ドゥ・リヨン(Gare de Lyon ナシオン)Nation(ナシオン)です。
ホテルの最寄り駅からこれらの駅までたどり着ければ、あとはもう簡単です。
また日本のディズニーリゾート同様、駅名にディズニーは入っておらず、
マルヌ・ラ・ヴァレ/シェシー(Marne La Valle/Chessy)駅という名前です。 -
でもよく見れば下に小さく書いてあります。
ともあれ終点ですので、降りる場所もわかりやすくてとっても便利。
慣れない土地での電車移動ですがそんなに難しくはないと思います。 -
そんなわけでたどり着きました。
ディズニーランドです。
正式名称パルク・ディズニーランド(Parc Disneyland=ディズニーランドパーク)。
1992年に開園した当時の名称は「ユーロディズニーランド」。
ですが私が初めて遊びに行った頃の名前は「ユーロディズニーランド・パリ」。
その後ちょっとしてから「ディズニーランド・パリ」へとまた名前が代わり、
現在はただの「ディズニーランド」で、その他の施設(ホテルとか)やもう一つの小さいパーク(ディズニーシー的な第二のパーク)等をひっくるめた総称が「ディズニーランド・リゾート・パリ」なんだそうです。
……ややこしい。
しかも
「ただの『ディズニーランド』じゃ本場のディズニーランドと被って分かりにくい」
という事で、
「ディズニーランド」はみんな現在も「ディズニーランド・パリ」と呼んでいるそうでもうそうとうややこしいんです。 -
そして名称一つ取っても見事に右往左往しているこの感じでお気づきの方も多いかもしれませんが、
こちらのパーク、かなり長い間営業不振にあえいでいました。
実際数年前に行った時には全ての乗り物が空いている、どころか人が少なすぎて動かしていないアトラクションもありましたし、お店も「ランチの2時間だけ開けてる」といった営業スタイルの所も多々でした。
でもまー仕方ないと思うんですよね。
だってそもそもフランス人アメリカ文化好きじゃないし。
それに数あるディズニー映画を取って見ても、本場は殆どこっちですもんね。
「美女と野獣」も「眠れる森の美女」も舞台はフランスですし、初のカラー長編アニメ「白雪姫」と50作品目の最新作「ラプンツェル」はドイツの童話。「アリス」や「プーさん」、「ピーターパン」はイギリスの話です。
だからそんな物語の世界をアトラクションとして再現しても…、 -
本物があるんじゃあそっち行くよね(こちら、「ノートルダムの鐘」に出てくる本物のノートルダムです。パリ市内にあるよ)。
ま、
とはいえ現地の人に言わせると、ここ2,3年実に精力的なプロモーションをかけていたお陰もあって、
近年ではフランス内外から観光客が沢山来場してきているようです。
昔に比べたらずいぶんと混んでいるとの事。
そして、特に今日は特別。
なぜなら5月一日は「メーデー」だからです。
このメーデーとは「夏の訪れを祝う日」であると同時に「労働者の日」。
だから人一倍労働する日なのかと思っていたら実は逆で、「労働者たちが自分の権利を主張する日」であり、つまり「労働者が休む日&ストライキをする日」になるんだそうです。
休む時は徹底的に休む(休んじゃだめな時でもとにかく休む)フランスでは、ルーブル美術館からベルサイユ宮殿までのあらゆる観光施設が閉まり、それどころかレストランやスーパーすらも営業を辞めてしまうんだそうです。
なので、住んでるならまだしも観光で来ている人間にとってはやれる事が殆どない。
なのでこの日でも営業している数少ない娯楽施設に観光客は殺到するんです。 -
そしてあまり知られちゃいませんが、2012年のディズニーランドパリは、ちょうど開園20周年中なんです。
なので現地の人に「今日は混むよ〜〜」と散々脅されていたのですが、
まあ確かに混んでいるとは言え、入場者では本場すらも上回る東京のディズニーランドを知っている身としては、まあ「そこそこ混んでる」程度。
大したストレスもなく楽しむことが出来ました。 -
パーク内にあるアトラクションは、主に東京ディズニーランドにあるものと同じです。
ですが物によっては外見が違ったり設定が違ったり話の展開が違ったりしている物もあるので、それらのアトラクションを中心に回っていきます。 -
その一、ビッグサンダーマウンテン。
鉱山部分が池の真ん中にあり、乗り場は池の畔にある。そのためスタート直後からいきなりトンネルに突っ込んでいくのが独特。肝心の鉱山内に入ると後は殆ど同じ。 -
その二、ホーンテッドマンション。コチラではファントム・マナーとう名前。
さっきのビッグサンダーマウンテンの鉱山を掘り当てた富豪の邸宅ということになっている。そしてそこの一人娘が結婚直前に死神に取り殺されたという設定があるので、このホーンテッドマンションにはやたら花嫁姿の幽霊が出てくる(そして出てくるたびにゾンビ化が進む)。
前回乗った時の記憶ではひたすら陰気だったような気がするが、改めて見た後半部分には西部開拓時代を模した人々(全部ゾンビ)が陽気に歌って踊っていたので、気が抜けるほど怖くもなんとも無い。
アレ、こんなんだったっけ?? -
その三、カリブの海賊。
こちらはパイレーツオブカリビアンバージョンへの改装はされていないため、
相変わらず名も無き海賊が大暴れしている。
余談だが建物入り口から乗り場までの道のりが、全アトラクション中一番怖い。
あと地味に2回も落下する。しかも2回目の落下で突然海賊船と港町との壮大なドンパチのど真ん中に躍り出てしまうため、日本よりさらに「やべえ所に来ちまった」感が煽られる見事な演出となっている。 -
……と、このあたりで時間は既にお昼。
いやあすごい、流石メーデー。ディズニーランドパリのくせに大変混んでいます。
あとあまり関係無いけどいたるところがやたらピンク。 -
ここではシンデレラ城すらピンクなんですよー。
…と思われがちですが、
これはシンデレラ城じゃありません。オーロラ姫の城です。
何故ならココはオーロラ姫の本場だから。
とはいえ、それ以外はあまり東京ディズニーランドと違いはなく、むしろさらにコンパクトなのか、各施設のゾーンがなんだか狭いです。
ただし、『ここにしかないアトラクション』というのはあまり無い代わりに、
『ここでしか着られていないキャストの服』はかなり多いです。
しかもどれもこれも一瞬奇抜なカラーだけどすごくお洒落。
そこは流石のフランス。
あと東京ディズニーランドとの違いを言うとすれば、 -
乗り物に乗るタイプのアトラクションよりも、各ディズニー作品のシーンを再現したモニュメントを歩いて楽しむウォークスルー型のアトラクションが多いです(こちらはピーターパンの世界を再現したゾーン)。
多分これは経費削減の一環、であると同時にあくまでメインターゲットが『ヨチヨチのお子さんとその両親』だからかと思われます。
そもそもディズニーランドは平たく言えば「遊園地」です。
そして遊園地に遊びに行くのに、やれ『仲良し友人4人組』とか『初デートの相手』とかを選ぶのは日本人ぐらいなもんです。
遊園地というのは世のキッズ共が両親と手に手を取って遊ぶもんなんです。
そこに前回は『成人過ぎの女3人』、今回は『還暦といい年をそれぞれ迎えた親子』で意気揚々と遊びに行った私の方こそが、ターゲット外のお客様なのです。
ここでは日本のディズニーランドとは比べ物にならない程浮くのです。
8年前に『ユーロディズニーに現れたレアキャラ』と勘違いして我々東洋人三人組の写真を撮ってたあのお嬢ちゃんは元気かしら…。
あとキャストのクオリティは、申し訳ないが月とすっぽん。
お土産屋のレジ一つとっても、1個の商品を梱包している間に「日本じゃ3人分の会計終わってるよ」と思ってしまう程のスローテンポです。
とはいえこれは日本のが凄すぎるのが悪い。
それにパリでこれだけのゲストを一度にさばく事なんて今日以外殆ど無いだろうし、
慣れてはいないんでしょうな。 -
そんなわけで食べ物屋さんも同じく異様に時間が掛かりつつ、ようやくホットドッグとサラダ等をゲット。
椅子も満席だったので、メインストリート(屋根の無いワールドバザール)の縁石に腰掛けてのランチタイムです。 -
あと日本との違いは、当然のようにアルコールが売られている事でしょうか。
まあこれは東京ディズニーシーでは同じ事ですが。 -
そして陽気にビールを飲みながら一息いれていると、目の前をディズニーの大スター達が通ってった。
これは『20周年記念の(ミニ)パレード』。
実に一時間起きぐらいの短さで小さな機関車が城の前までパレードし、そして帰るというイベントでした。 -
ビール越しのチップ&デールってなんか豪華。
※次の記事ではお隣ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークに移動します。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- むんさん 2012/09/29 19:01:07
- ディズニーランドパリ!
- ジール250さん、こんにちは。
はじめまして。
ディズニーランドパリ!
アトラクションは共通であっても、TDRとは
雰囲気がひと味違うディズニーランドパリ。
雰囲気の違いがわかるのは、その場を訪れてこそですね。
とても興味深く拝見しました。
- ジール250さん からの返信 2012/09/29 21:31:33
- RE: ディズニーランドパリ!
- コメントありがとうございます!
ディズニーランドパリはTDRと乗り物はかぶっていますが、
客層も外観もTDRとは違うため、ディズニー好きだったら一度は行ってみるべきだと思います!
が、
そんなに好きじゃなかったらわざわざフランスに行ってまで行かなくても良いんじゃないかとも強く思うので(笑)、
本当に人を選ぶ場所だと思います。
ちなみに私は大満足でした。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ジール250さんの関連旅行記
ディズニーランド・リゾート・パリ周辺(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
19