2012/06/10 - 2012/06/10
312位(同エリア448件中)
SUR SHANGHAIさん
- SUR SHANGHAIさんTOP
- 旅行記929冊
- クチコミ7097件
- Q&A回答49件
- 6,427,311アクセス
- フォロワー237人
雨降りになったこの日。
それでも自分の足で歩き回って、見てみたいものがある哈爾濱(ハルピン)の街。
今日はまず、黒龍江省博物館に行って、そこから果戈里(ゴガリー)大街方向へ行ってみよう。
ゴガリー大街は南崗区にある大きな通りで、近くに児童公園があるのが地図上で探す目印になります。
この通り沿いにも1900年代初めに建てられた西洋建築が目白押し。
観光名所になっている中央大街や、古びた中華バロック建築が並ぶ靖宇街とはまた別の雰囲気があるので、お時間がある方は散策してみるといいですよ。
表紙の画像は、果戈里(ゴガリー)大街298号にある旧・在哈爾濱日本国総領事官邸。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
さて、この日はまず中央大街南端にある宿から黒龍江省博物館へタクシー移動。
タクシーの運転手さんは、「へ? 何にもない博物館だよ。行ってガッカリだよ。」と言いつつも乗せてくれた。
2012年6月中旬現在、ハルピンのタクシーの初乗り料金は3kmで8元。
2012年5月1日からはそれに2元の燃油費がプラス。(これは何km乗っても一律2元)
メーター近くに貼ってある市政府通告の黄色いステッカーにご注目。
この燃油費はメーターにプラス表示されないので要注意。
「メーターには8元って出ているのに、10元札で払ってもお釣りをくれない!ボラれた!」などと喧嘩にならないように。
それに、今ではタクシー車内では禁煙です。気をつけましょう。
ちなみに、市内中央大街南端あたりから平房区にある侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館までは30分ほどで50元程度。
同じく市内中央大街南端あたりからハルピン空港までは40分ほど。高速道路料金も込みで125元程度。
黒龍江省博物館までは、10元だったような。 -
「博物館はここをちょっと曲がった所。」と降ろされたのは、紅軍街と大直街が交わって巨大な紅博博広場というロータリーになった一角。
この画像の建物は1906年創建の元は莫斯科(モスクワ)商場だった場所。木材とレンガを使ったアールヌーボー建築。
今では貴金属店が入っていたり、黒龍江省博物館もこの一画にありました。 -
これが、旧・莫斯科(モスクワ)商場だった建物に入っている黒龍江省博物館の入口。
所在地は紅軍街の50号。
え? 省の博物館と聞いて想像していたよりずっと小さい! (◎o◎)
黒龍江省博物館は見学無料なんですが、入場にはパスポート(身分証)の提示が必要なのでご注意を。
実は、この日はパスポートは携帯していなかったSUR SHANGHAI。(−−〆)
編集の都合上、別の日に出直した博物館の様子をこの日の旅行記としてアップします。 -
黒龍江省博物館に入る前に、表にあるこのブースでパスポート(身分証)を提示。
パスポート番号を書き取られた後に、入場券がもらえます。
見学は無料。 -
さあ、いよいよ黒龍江省博物館の中へ!
…と気負って入って行くほどの規模ではなかったですが。 (;^ω^)
入口にいるスタッフに、表のブースでもらった入場券を渡すと入れる仕組み。
展示品の写真を撮れるか聞いてみたら、OKでした。 -
黒龍江省博物館は、元々規模が小さい上に、この時にはそのうちのさらに一つの階が補修中。
見られたのはごく僅かだけ。
う〜ん、タクシーの運転手さんの言った事は本当だった。(−−〆)
でも、SUR SHANGHAIは≪百聞は一見に如かず≫の実行派なので、これで悔い無し。
これは、この日見られた貴州省の少数民族展の民族衣装展示室。 -
今回、黒龍江省博物館で見た貴州省の少数民族展は、殺風景な部屋にただ物が並べてあるだけのように見えた。
これは繊細なろうけつ染めや刺繍作品の展示。
あ、貴州省を訪れた時の人々の手作り風景を思い出す!
でも、展示スペースも展示方法も、補修が進んだら改善されるよう願います。
…といった雰囲気。 -
イチオシ
同じく黒龍江省博物館内。
恐竜関連の展示室は、部屋も展示も新しいスタイルで、この恐竜骨格展示が結構見応えあり。
別の展示室も順次新しくしていけば、小粒ながら立派な博物館に成りそう。
今後に期待します。 -
「ふむふむ、この恐竜骨格展示法はライトの当て方も中々いいぞ。」
…と別の観点から見ていたので、この恐竜がいつどちらご出身のどなた様だったのかを見落としてしまったSUR SHANGHAIでございます。(;^ω^) -
黒龍江省博物館の古代生物の骨格展示。
これは松花江マンモスと呼ばれるマンモスの一種で、3万年ほど前まで内モンゴルに生息していたんだそう。
なんだかSF映画に出て来そう。
マンモスについては次のウィキペディアのページで見てみるといいですよ。
一口にマンモスと言ってもいろいろな種類があるのが分かります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%82%B9 -
黒龍江省博物館がある、紅軍街と大直街の交差点は巨大なロータリー。
車道の幅も半端無く広いので、歩行者はその地下に縦横に造られた通路で行き来するようになっています。
これはその入口のひとつ。
そしてその通路は同時に迷路のような広大な紅博広場地下商店街になってるんですよ。
SUR SHANGHAIが通ってみた道筋に限って言うと衣料品店が限りなく並んでめまいがするような彩りに溢れてました。
お店の人たちが写真に撮られるのはイヤだったらしくて画像が無いのは残念。
気候・天候が悪い時には、こういう地下商店街に来てみるのも哈爾濱(ハルピン)考察にいいかもです。(^◇^)
地下商店街はここだけではなく、ちょっと大き目の交差点ではよく見かけました。 -
地下商店街を通り抜けてまた地上に出てきたSUR SHANGHAI。
画像の場所は紅軍街の一角。このあたりは、古びた西洋建築と現代の建物が入り混じって不思議な町並み。
雨が降ってますが、これからこの日の午前中の目的地、果戈里(ゴガリー)大街へ歩いて行ってみます。
この通り沿いにも1900年代初めに建てられた美々しい西洋建築群が並んでいるんだそう。
結論を先に言うと、ゴガリー大街の幅の広い道に並んだ西洋建築群は一軒一軒の規模が大きめ。きれいに補修が進んでいるようでした。
中央大街のように、そのうちに観光地になるかも知れない要素あり。 -
上に出した画像に出ている黄色い建物。
周りを柵に囲まれてその正体は分からねど、やはり1900年代初めに建てられたような風情あり。
不思議なのは、その柵にたくさん彫られていた浮き彫り。
書物を掲げ持った少年のようでもあり、天使のようでもあり。 -
これも紅軍街で見かけた建築。
こういう造りってあんまり見かけないな。
上海には、ユダヤ人富豪が建てた馬勒別荘(モラー・ヴィラ)があって、今はホテルになっていますが、その塔の雰囲気と似ているような。
今ではここだけに限らず、歴史ある建物にファスト・フード店が入っているのがキッチュな光景。
外壁に説明プレートが出ているのが見えても、道路の幅が広すぎてその内容までは見えず。
またあの紅博広場地下商店街をくぐり抜けてあっち側に行くのが億劫だあ、と素通り。 -
紅軍街には、1900年代初めの西洋建築以外にも、ちょっと前までの殺風景で威圧的な雰囲気をまとった建物も混じっていた。
そしてそのすぐ横には現代のビルも。
なんだか屋外建築物歴史展のような街角。 -
紅軍街から果戈里(ゴガリー)大街へ出る途中、ちょっと道に迷ってしまった。
初めて歩く道筋ではそれも楽し。
細めの道に面したビルの商店だと、この画像のように入口の造りが面白い。
ここでは上に行く階段が一軒おきに付いてますが、別のビルでは入口が半地下にあって下りて行く階段が付いている所もありました。 -
イチオシ
果戈里(ゴガリー)大街に出た後は雨が強くなったり弱くなったり。
カメラをかばいつつ歩いていて、ふと目に留まったのはゴガリー大街298号にあるこの洋館。
外壁に出ているプレートに目をやると、ここが旧・在哈爾濱日本国総領事官邸だった。
うつむき加減に歩いていたから、危なく見落とすところでヒヤリ。
古典主義にルネッサンスとバロック様式をも取り入れたというこのデザインはY.P.RIDANOVという人物による設計。1920年に建てられたそうです。
今では黒龍江省人民政府関連のオフィスがいくつも入っていました。
●注: 現在の哈爾濱(ハルピン)駅近くの紅軍街にあるのは、在哈爾濱日本国総領事館(元は南満鉄哈爾濱事務所)だった建物。
その総領事館については、ハルピン最終日の下記の旅行記でどうぞ。
★楊柳の綿毛舞う頃(7、完) 哈爾濱駅前から東北烈士紀念館、そして上海へ
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10692480/ -
これは果戈里(ゴガリー)大街の脇道の一つの河溝街。
こぎれいな花壇が続いていて、≪河溝鮮花一条街≫の別名が出ていました。
市内緑地化の運動の一つかも。
で、ここで見えている標識にはロシア語らしき言葉でも道の名前が出ていました。
中国の東北地方はロシアとの国境間近。
哈爾濱(ハルピン)の観光名所になっている中央大街にはロシアン・グッズ店が並んでいたり、ビジネスでやって来ているらしいロシアの人もよく見かけました。 -
果戈里(ゴガリー)大街を南に向かって歩いていたら、これから観光スポットになりそうな場所を見つけたのでちょいとご紹介。
この日は雨で冴えない画像なのが残念ですが、運河風の水路の両脇にいい雰囲気の遊歩道や雰囲気の飲食店が並んでいて、≪俄羅斯(ロシア)河園≫と名が付いていました。
この川は児童公園脇を通っている馬家溝になるんだと思います。
間違っていたらお許しを。<(_ _)> -
果戈里(ゴガリー)大街の、≪俄羅斯(ロシア)河園≫。
運河風水路の脇には遊歩道や花壇もあって、お天気のいい日にはいい雰囲気になりそう。
なんだか変な匂いがしてくると思ったら、この日はシーズン前の大規模なドブ浚いをしていたようです。
作業のおじさんたち、お疲れさま!
おじさんたちのお陰で、この流れもきれいに変身するんですよね。 -
幅の広い果戈里(ゴガリー)大街には、中央大街より風格のある大型西洋建築多し。
修復も進んでいるらしくて、少なくとも外観はきれいにされて並んでいました。
この画像だけ見ると、自分がどこの国にいるのか分からなくなりそう。 -
果戈里(ゴガリー)大街脇にあったショッピング・モール。
ん? なんだかインドのジャイプールにある城壁っぽい造りのゲート。
…で、ゲートに出ていた名を見てみると≪印度風情街≫だった。(;^ω^)
え? なんで哈爾濱(ハルピン)にインド風のショッピング・モールが?
…と、覗きに行ったら、出来たばかりなのか内部は閑散。通路に出ていた露店の品は全部ロシアン・グッズ…。
不思議だ。 -
果戈里(ゴガリー)大街沿いに次々に姿を見せてくれる西洋建築。
建築に興味がある方は、ここもお天気のいい日に歩いてみては?
別編でご紹介した中央大街、靖宇街とも違った雰囲気の町並みです。
ただ、広い通りの真ん中には中央分離のフェンスがあって、おいそれとその正体を見に行けない…。
SUR SHANGHAIは離れた所からの外観だけを楽しみつつ、或る物を目指してゴガリー大街をひたすら南下して行きます。 -
果戈里(ゴガリー)大街沿いでSUR SHANGHAIが目指していたのは、聖アレクセーエフ教会。
この教会の画像を何かの本で見ていて、その赤い壁が印象に残っていたんです。
聖アレクセーエフ教会は、ゴガリー大街南端近くの革新街の角にあります。
あ、広場の向こうに見えて来たのがその教会!
また一つ、会いたいと思っていた建物に会えた!(^◇^) -
果戈里(ゴガリー)大街と革新街の角には広場があって、聖アレクセーエフ教会はその片隅に立っていた。
う〜ん、雨が降ったり止んだりのお天気で、今ひとつの眺め。
青い空をバックに見たら壁の赤も引き立っただろうに…。
仕方ないよね、お天気には勝てないんだから。 -
せっかくここまでやって来たので、聖アレクセーエフ教会もぐるりと見て回ります。
中には入れるかな。 -
聖アレクセーエフ教会にも歴史的建築のプレートが出ていました。
内容をかいつまんで言うと、このギリシア正教の聖アレクセーエフ教会が落成したのは1935年の10月6日。
Y.V.スミルノフという人物の設計による、レンガ造りのロシア・バロック様式建築だそうです。
ちなみに、聖アレクセーエフ教会は、中国語では聖・阿列克謝耶夫教堂と表記されてました。
その教会入口をお掃除しているおばさんのほかにも、教会関連の女性が通りかかって、「中もどうぞ見て行ってください。写真も撮っていいですよ。」の言葉が。
「ありがとうございます!(*^。^*)」 -
聖アレクセーエフ教会の扉を開けて中へ。
…と、すぐ目の前にあったのは階段。
これまでにも階段を上がって内陣に向かう構造の教会は見たことがあるけど、表の扉を開けてすぐにその階段が目の前にあるのは初めてのような気がする。
この教会は今でも教会として使われているのかどうか入って行ってみます。
階段の途中に出ているのは、≪静粛に≫、≪携帯電話は切りましょう≫、≪衣服は整えて帽子はお取り下さい≫、≪禁煙≫の注意書き。 -
イチオシ
果戈里(ゴガリー)大街の聖アレクセーエフ教会には、祭壇前にひざまずく人々がいた。
この後で行った中央大街近くの聖ソフィア教堂は今では建築芸術館になっていたけれど、聖アレクセーエフ教会は今も信仰の場だった。 -
聖アレクセーエフ教会の内部。
ミサが始まるらしくて、次々に集まって来た人たち。
部外者のSUR SHANGHAIはここで退散いたします。
あとで教会の外でも賛美歌の歌声が聞こえて来たこの日。 -
100年近くの時を隔てて、同じ街並みの中に共存する聖アレクセーエフ教会と高層ビル。
これからは、哈爾濱(ハルピン)の街にも、あの空の隙間を埋めるようにどんどん新しいビルが建っていくんだろうな。
妙に感傷的になるのは、今日のこのお天気のせい? -
ついさっき始まったミサの歌声が外に漏れてくる窓。
青い空に映える赤い壁の聖アレクセーエフ教会じゃないのは惜しいけど、せっかくだから一回り。
補修は絶えず行われているようで、少なくても外観はきれいに保たれているみたい。
周りの広場を掃き清めている人もいたし。
この教会は周辺住民に大切にされているのがよく分かった。 -
聖アレクセーエフ教会の窓の一つ。
凝り過ぎない装飾がいいなあと思う。 -
イチオシ
さ、聖アレクセーエフ教会ともご対面できたし、果戈里(ゴガリー)大街の散策はここでおしまいにしよう。
また雨が落ちて来そうだし、一旦ホテルに戻ろうかな。
…と歩き始めたゴガリー大街沿いの水溜りには、いい具合に西洋建築の倒影が。
何となくお気に入りの一枚。 -
果戈里(ゴガリー)大街を北方向にちょっと戻る。
適当な所でタクシーを拾って、一旦は中央大街南端のお宿まで。
一休みしたら、また街に出て、聖ソフィア教堂方向へ行ってみようかな。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
35