2011/10/08 - 2011/10/08
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佐原の祭りは、秋と夏。今回は、秋の大祭を訪ねました。10月の第2金・土・日曜日に行われるのですが、お昼の山車に合わせた手踊りの軽快な賑やかさと日が暮れてからのちょっと物悲しいような厳粛な雰囲気。二つの顔はまったく違っていて、一日たっぷり楽しめました。
ちなみに、この秋の大祭は、諏訪神社の祭り。諏訪神社は、伊予国の藤原純友の乱に功績のあった大神惟季が領内の守護となった際に、信濃国の諏訪大社を勧請したものです。
なお、夏祭りは八坂神社。二つの神社は小野川を挟んでいて、氏子も違うのだということでした。
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玄関の佐原駅。京成成田駅で乗り換えて、到着です。この日は、駅前にお祭りの案内所があって、そちらで情報収集。街の中心部へは、ここから歩いてほんの数分。いよいよ出発です。
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歩き始めて、すぐに気がついた柏屋もなか店。さっそく、中に入ると。もなかは、つぶし餡とゆず餡の2種類。ばら売りもしていて、食べ歩きしようと購入しました。
はっきりした甘さを期待していたせいもあるかもしれませんが、かじると何か味がしない。あれっと思っているうちに、甘さがじんわり。佐原は、江戸勝り。ちょっと、工夫するとこうなるよと、佐原のセンスが理解できるかと試されているような感じがしました。ただ、単純に甘いだけではない。時間差攻撃のような味わいが面白いと思います。柏屋もなか店 グルメ・レストラン
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さて、落ち着いて見物するにはもう腹ごしらえしたほうがいいでしょう。
桶松食堂にも寄ってみます。桶松食堂 グルメ・レストラン
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ここは、佐原の名物食堂。人足とか肉体労働者も多く集まる交通の要衝佐原で、しっかり胃袋を満たしてくれる食堂としての歴史があります。店内は、何人も座れる大きなテーブルが中央にあって、賄いの女性も大勢。活気があって、次々客を捌いていきます。
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写真は、一番人気のカツどん。量は多いのですが、カツとご飯のバランスがいいような。ご飯がちょっとべチャッと柔らかく炊いてあるので、食べやすい。あんまり噛まなくても、どんどん胃袋にかきこむ感じです。急いで腹を満たすには、かっこうの仕上がりになっています。
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山車はまだ出ていないようで。それまでの間、休憩もかねて、保存会の方々の踊りを見物。
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踊りの種類は何種類もあるようで。しなやかな身のこなしが印象的です。
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そろそろ、始まるような気配です。
町内ごとに屋台があって、14台の屋台があるそうです。 -
それぞれが歴史上の人形を乗せた自慢の屋台。
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イチオシ
倉庫から出して、いざ出陣です。
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これは、小楠公だから、楠正成の息子正行ですね。
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引き手は、時々止まって、手踊りという踊りを披露します。
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イチオシ
これは他の祭りではちょっとないかも。
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山車を引くだけでは、
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お囃子はあっても、寂しいですから。
佐原の祭りでは、大勢で踊るこの手踊りが祭りの雰囲気を賑やかに盛り上げます。 -
手踊りは、全身を動かすのではなく、疲れないように手の動きで見せる踊りです。軽快な感じが面白いですね。
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ちょっと、休憩でまた和菓子屋さん。
ほていやは、「献上銘菓 佐原ばやし」のお店。本来は、黄味あんを包んだタイプのようですが、ほかにもいくつか種類がありまして。ほていや グランビアン店 グルメ・レストラン
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迷っていたら、ご主人が、「これがお勧めですよ」。酒の入った餡子のタイプを勧めてくれました。最近、開発したものだということで、「和菓子に酒は難しい。洋菓子のようにはなかなかいかないんですが、これはうまく仕上がりました。」とのこと。食べてみると、なるほど。これはなんとも香りがいいですね。そういえば酒まんじゅうというのもないことはないのですが、あんまりおいしいのに出会ったことはありません。しかし、このお菓子はおいしいです。全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞したことがあるというのは伊達ではないようです。
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今度は観福寺へ。これは、「かんぷくじ」と読みます。真言宗の寺で、川崎大師・西新井大師と並ぶ、関東三大厄除大師の一つだそうで。
観福寺 寺・神社・教会
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弘法大師が関東布教の際に、ここでお泊まりになったため、お堂を建てたのが起こりとされています。本尊は、平将門の守護仏とされる聖観世音菩薩。いくつかの重要文化財指定の仏像もあるようです。これは、別途、拝観を頼むとできるようでした。
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山門から、境内一体は、奥が深くて、悠々とした深山を思わせる雰囲気があります。また、一角に、髪と爪を納めたという伊能忠敬の墓地もありました。
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次は、諏訪神社へ。
本殿は、この先。鳥居をくぐって、さらに127段の急な長い石段を登った諏訪山の中腹です。 -
これは、1853年に造営されたもの。あちこち彫り物がりっぱです。
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最近、伊能忠敬関係の資料が国宝に指定されました。伊能忠敬記念館では、これを記念する企画が行われていました。
伊能忠敬記念館 美術館・博物館
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国宝ってどれですか。係りの人に尋ねると、2345点の資料すべてがセットで国宝になったんです。との答えに、なるほどー。
少しづつ、展示入れ替えをしながら公開していくのだそうです。 -
佐原の街は、古い町並みが残る町。この建物も風情があります。
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一方、これは、むかしの銀行支店を利用した蕎麦屋さん、小堀屋の別館です。元千葉銀行の佐原市店だったという石造りの頑丈な建物が目抜き通りにありました。
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靴を脱いで、スリッパに履き替えるのは変わっていますが、床がつるつるなので、そうしないと誇りが舞ってしまうんでしょう。写真は、名物の「黒切りそば」。日高の昆布を練りこんだというそばで、200年以上伝えられているというそば。本当に、真っ黒です。しかし、味はイマイチ。ブツブツ切れる感じも、そばの喉越しを愛する側からするとちょっと悲しい。体にはいいのかもしれませんが、話の種以上のものではないと思います。
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イチオシ
あて、お祭りはどうなったんでしょうか。
いました。いました。出番を待つ間、しばし休憩中。髪を結い上げて、鉢巻もりりしくきまってます。 -
手踊りが始まりました。
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山車の彫り物も
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チェックします。自慢の彫り物いかがですか。
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夕方になってくると、だんだん趣が変わってきます。
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イチオシ
ちょうちんに灯が入って。
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佐原囃子の種類は20種類以上はあるのですが、囃子の笛の音も、暗くなってくるとそれだけで気分が変わります。
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大勢で踊る
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手踊り。
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お昼の部の終了を告げるシーンです。
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夕刻になると一列に整列して。
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改めて、神社までの行列が出発します。
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その前に行われるのが、砂切り(さんぎり)。
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イチオシ
笛の音を聞きながら
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提灯をかかげ、周囲の気持ちが一つになって、
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最期のクライマックスに向かいます。
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砂切りは、山車によって、それぞれ違うようで。
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イチオシ
時間を置いて、順番に始まるので、次々移動して見て回ることができます。
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それぞれに
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自慢の
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山車。
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十分にお披露目した後は、再び、動き出します。
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また、行列が動き出すのです。
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しかし、ここで帰ることに。
佐原駅はすっかり夜になっていました。佐原駅 駅
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