神奈川県開成町あじさい祭り

2012/06/16 - 2012/06/16

６月は各地であじさいの花を見ることが出来ます。鎌倉の明月院や長谷寺のような有名な寺院のあじさいはそれなりに素晴らしいですが、しかし、待ち時間が１時間もあったり、人混みを避けて見なければならないような大変な混雑です。静かに花を見るという雰囲気ではありませんね。そのようなところは敢えて避け、開成町のあじさいを見て来ました。

ここは「あじさいの里」として、隠れたあじさいの名所です。静かな田園風景を背景に見るあじさいはなかなか見応えがあります。

開成町のあじさい祭り(６月9日〜17日）は20年以上も続いているそうですが、小生はつい数年間にその存在を知つたばかりで、それ以来一度来てみたいと思っていました。今回やっと念願がかないました。

■ 「開成町あじさい祭り」ホームページ
　　http://kaisei-ajisai.com/

エリア 秦野・松田・足柄(神奈川)

小田急線開成駅を降りて、駅前からシャトルバスに乗り、あじさい祭りの会場にやって来ました。会場といっても、所々休憩場があったり、売店があったりするだけで、大きなイベント会場があるわけではありません。ただひたすら花を求めて歩くようになっています。

所々にこのようなあじさい祭りの飾り (照明器具）が置かれています。今年はもしかしたら夜間もあじさいをみることができるのかもしれません。

小さな川沿いにもあじさいがたくさん植えられていて、どこを歩いてもあじさいの花を見ることが出来ます。

飼い主に連れてこられた子犬たちもすっかりあじさいの美しさに魅了（？）されたようです。

鮮やかな色のあじさいが道路に沿って咲いています。本当に見事ですね。

こちらの道には白いあじさいが道沿いに植えられていて、その様は壮観です。

田植えの済んだ水田脇にはたくさんのあじさいが咲き、ここならではの風景を見ることが出来ます。

「戦豆の猿回し」という名前の猿回しがサルを相手に芸を披露していました。周りの人たちはサルの面白い動きにしばし釘ずけになっていました。

これもあじさいなのでしょうか。

イヌを連れて、あじさいを見ながら散歩をするのも楽しいでしょうね。

絵を描く人もいて、のんびりしていていいですね。押し合いをしながら、イモでも洗うような混雑したところであじさいを見るのでなく、自然があふれ、静かで、しかも落ち着いた場所でゆつくり見ることが出来るのは最高です。

この「ペンダス」という名前の花もあじさいの仲間でしょうか。

これは「モナリザ」という名前のあじさいです。

郷土芸能発表会が行われていて、あじさい祭りの間この地域の郷土芸能を見ることが出来ます。

「足柄ばやし」を地元の保存会の方々が披露していました。

あじさいが田んぼの畦や農道にたくさん咲いている様は見事です。濃い水色の花が周りの風景とマッチし、一層その美しさを際立たせています。

川の流れにあじさいが映えて美しいですね。

緑の田んぼに淡いピンクのあじさいがちょうどうまい具合に会っています。小生の好きな風景です。

柏の葉の形をした「柏葉あじさい」です。

白い小さな花が密集した、この種類のあじさいは「アナベル」という名前です。

この日は大変暑い日でした。小川の橋の下からミストが一定間隔で吹き出し、しばし、涼感を味わうことが出来ました。

近所の老人ホームの皆さんがあじさいを見に訪れていました。きっとその美しさを堪能されたことと思います。

これは額あじさいの種類でしょうか。

あじさい以外にもさまざまな花が民家の庭先や道際に咲いていて、大いに目を楽しませてくれます。ある農家の庭先にたくさんのユリの花が咲いています。

ユリの花を少し大きく撮ってみました。

目の覚めるような鮮やかな色の花ですが、名前が分かりません。

「ルドぺキア」と言う名前の花です。強烈な程の黄色い色ですね。

「縞アッツ桜」があるとは珍しいですね。最近は園芸店で売られているのを時たま見る程度です。

道端に「へびイチゴ」が咲いていました。花を見るのは初めてです。

日差しの強い屋外で何時間も見ていたので、さすがに疲れました。先ずは駅前まで戻ることにし、シャトルバスに乗り、開成駅まで戻って来ました。駅前にあった蕎麦屋で遅めの昼食をとり、ほっとしました。

ざるそばと親子丼がセツトになつた定食を頂き、やつと疲れも取れました。食事がすんで、もうこれで帰ることにしました。