イタリア～クロアチア新婚旅行（２日目：ベネチア）

2012/06/03 - 2012/06/03

2日目は最初のハイライト、ベネチア本島を船で＆徒歩で巡ります。また、これがなきゃベネチアに来たとは言えない！ゴンドラにも乗りました。有名どころ目白押しの2日目、どうかお付き合いください。

■全日程■
　6/2（土）：　東京⇒（航空機）チューリッヒ⇒（航空機）ベネチア
●6/3（日）：　ベネチア市内観光（ベネチア本島、ゴンドラ）
　6/4（月）：　ベネチア市内観光（リド島、ムラーノ島）
　6/5（火）：　ベネチア⇒（鉄道）トリエステ⇒（バス）ポストイナ洞窟
　6/6（水）：　ポストイナ⇒（鉄道）リュブリャナ⇒（鉄道）ザグレブ
　6/7（木）：　プリトヴィツェ湖群公園日帰り観光
　6/8（金）：　ザグレブ市内観光
　6/9（土）：　ザグレブ⇒（航空機）チューリッヒ⇒（航空機）
　6/10（日）：　東京

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

リド島のヴァポレット（水上バス）乗り場。立派です。昨日空港から乗ってきた水上バスを降りたのもここ。駅前にはバスがひっきりなしにやってきて、たくさんの人がこの乗り場に吸い込まれていきます。

今日と明日は、昨日ベネチア空港で引き換えておいたヴァポレットの48時間券を使用します。乗り場にあるカード読み取り装置（3日目の旅行記参照）にピッとタッチすれば、最初にタッチした時から48時間、ヴァポレットに乗り放題。価格は1枚EUR28でしたが、VeniceConnectedというサイトで早めにオンライン購入すれば多少安くなります。

9:30、ヴァポレット乗車。ベネチア駅とリド島とを結ぶ1系統は、停留所が多くスピードが遅めですが、大運河経由で多くの見どころを結んでいくのでとても便利。

ヴァポレットの客室内。この時点ではまだ空席がありますが、その後あっという間に満席になりました。乗客の中には通勤客や小中学生と思われる子供たちの姿も。日曜日のはずですが、学校は今日もやっているんでしょうか。

ついに！San Zaccaria停留所からベネチア本島に上陸です。さっそくゴンドラがお出迎え。たくさんの人、立ち並ぶ建物、いかにもベネチアな眺めです。街というよりテーマパークのような、そんな風景。そして『ディズニーシーにそっくり！』とはしゃく我々。いやいや、どっちが本物なのかと。

San Zaccaria停留所から左手へ、サンマルコ広場へ向かっててくてく。まず見えるのが『溜息の橋』。早くも人だかりです。スリが多いというベネチア、人だかりには気をつけなければ（結果的には、ベネチアで危ない目に遭うことはありませんでしたが）。

10:30、ドゥカーレ宮殿にはすでに入場を待つ列ができていました。漂う出遅れ感…

しかし！我々にはこれまたオンライン購入しておいたMuseum Passがあるのだ！と、列を横目に別のレーンをスイスイ。自宅で印刷しておいたMuseum Passをチケットブースで提示して入場します。Museum Passはベネチア市内のいくつかの博物館・美術館に入場できるパスで、6ヶ月有効、1枚EUR20也。

建物内部は撮影禁止だったので写真はありませんが、壁面や天井に描かれた素晴らしい絵画の数々には圧倒されます。2時間近くかけてぐるっと巡り、12時過ぎに退場。

それから、ベネチアでは公衆トイレが有料（1人1回EUR1.50）ですが、ここのトイレは無料で使えました。退場前にぜひ。

サン マルコ広場 広場・公園

サンマルコ広場のシンボルの一つ、鐘楼。ガイドブックには『朝一番に登れ』と書いてありましたが、やはりこの時間になると長蛇の列。結局パスしてしまいました。残念！

鐘楼 建造物

ベネチアの主、サンマルコ寺院。とてもとても立派なバジリカですが、こちらも鐘楼を凌ぐくらいの人の列！仕方なくこちらもパスして正面からパチリ。うーん残念。やはり人出の多い日曜日は、朝早くから動き出さないといけないようです。

サン マルコ寺院 寺院・教会

サンマルコ広場を囲むように、多くのカフェが店を出しています。大きなカフェではピアノや弦楽の演奏まで。値段はまぁベネチア価格ですね。最初に見た時は驚きですが、『ベネチアは物価が高いんだ』と頭に叩き込んでおけば、さほど面食らうほどでもないのかも知れません。クレジットカードが使えないお店が多い（らしい）のが難点ですが…

このあと我々はコッレール博物館を見学（Museum Passが使えました）。出てきたときにはもう午後2時、お腹ぺこぺこです。

サンマルコ広場の脇で見つけた屋台の列。ベネチアは仮面舞踏会発祥の地、至る所で仮面が売られています。でもお祭りの屋台じゃないのでドラえもんの仮面はありません。

すでに14:30近く、さすがにお腹が空きましたなぁ…とサンマルコ広場をさまよっている時に見つけた、Ristorante Caffe Edenというリストランテ。ガイドブックでもネットでもこのお店の情報は見たことがありませんでした。位置としては旧政庁の下、カフェ・クアードリの並びです。

サンマルコのお店は高いと多少警戒していたのですが、ここはメインプレート1皿と飲み物1つでEUR15＋税という明朗会計。妻はシュリンプ＆ズッキーニのペンネ、私はマルゲリータピザを注文しましたが、どちらも味は合格点。遅めの時間だったので混んでもおらず、満足のいく昼食がとれました。

大運河以外にも、ベネチアは小さな運河が張り巡らされています。街中を歩きながらこうした運河に出会うと、おしゃれな建物や飾られたたくさんの花、ゴンドラまでもが出迎えてくれます。運が良ければ。運河だけに。

15:30、リアルト橋の上から。やはりどこへ行っても人、人、人。しかしこの景色を眺めると『あぁ、ベネチアに来てるんだな』と思わずにはいられません。橋のたもとでは聖歌隊によるコーラスもあり、美しい歌声が楽しめました。

というか、この景色に限った事ではありませんが、ディズニーシーはよくできているもんだと改めて感心…

リアルト橋 建造物

リアルト橋、大運河、ヴァポレット、モトスカーフィ（水上タクシー）、ゴンドラ。ベネチアの主役そろい踏み。

このあと、一旦ヴァポレット1系統でSan Zaccariaまで戻ります。

リアルト橋 建造物

16:00、San Zaccariaからヴァポレット2系統に乗り、やってきたのはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。サンマルコ広場の対岸の島にある教会です。本島の喧騒を離れ、静かな雰囲気の中にあります。人の姿もほとんどなし。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

教会内部。いくつもの立派な絵画が飾られています。

そして写真中央部には突っ伏して祈りをささげる少年。まるで寝ているかのようです。我々の滞在中微動だにしていませんでしたが、よほど大きな過ちを犯したのでしょうか。『教会で寝てしまった』とか。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

鐘楼のてっぺんから、望むのはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。鐘楼に昇るエレベータは、ガイドブックには1人EUR3と書いてありましたが実際にはEUR5でした。ここからはベネチア本島、リド島、ジュデッカ島などが一望できます。

サンタ マリア デッラ サルーテ教会 寺院・教会

本島に戻りトイレに寄ります。公衆トイレは1回EUR1.5。ゲートがあり、コインを投入して入場するのですが、係員もいるのでお釣りを受け取ることもできました。

ところで、ベネチア以外でも見かけたのですが、ご覧のとおり便座がありません。盗られたわけではなさそうです（盗る人いるのでしょうか…）。トイレは文化、所変わればトイレも変わる。結局正しい使い方は分からずじまいでした。

これからいよいよベネチア最大のお楽しみ、ゴンドラに乗るためにヴァポレットGiglio停留所近くの乗り場へ向かいます。その途中にあったのが、このサン・モイゼ教会。小さな教会でガイドブックでもなかなか紹介されていませんが、手の込んだ造形は見ものです。

サン モイゼ教会 寺院・教会

ゴンドラを待つ人々。

ゴンドラは島内各地で乗ることができるのですが、ガイドブックでもよく紹介されている『ゴンドラセレナーデ』ツアーはここGiglio近くの乗り場から出発します。当日昼間にサンマルコ広場の観光案内所で申し込んで、1人EUR40。ゴンドラ1艘あたり最大6人が乗船します。うち1艘には歌い手と奏者が乗り込み、複数のゴンドラがそれを囲みながら進むという形。ゴンドリエーレとの交渉が必要ないので参加しやすいと思います。

18:30、『ゴンドラセレナーデ』出航！

おぉぉ〜、ついにゴンドラに乗ったどー！しかし揺れること揺れること！最初は多少の恐怖を感じるくらいでしたが、やはりゴンドラに乗っているという雰囲気、聞こえてくる音楽、そしてベネチアの眺めが気分を盛り上げてくれます。

ゴンドラセレナーデ アクティビティ・乗り物体験

大運河から出発したゴンドラは、狭い路地運河（？）へと入っていきます。街ゆく人々からも注目の的。素敵な景色と音楽を楽しみながら、本当にゆったりとした、素晴らしい45分間でした。

ゴンドラセレナーデ アクティビティ・乗り物体験

ゴンドラの余韻に浸りながら、帰り道の3月22日通りにて。おしゃれなカフェやショップが並ぶ中、ブランド物（に見える）バッグを通りに並べて売ろうとするアフリカ系の方々もずらりと…。

サンマルコ広場まで戻ってきました。20時近くになってかなり人は減ってきました。エサを手に持ち大量のハトに襲われているお姉さんを発見。確かエサやりは禁止だったはずですが、結構あちこちで見かけました。

今日の観光はこれにて終了。San Zaccariaからヴァポレット1系統に乗り、21時前にホテル到着。ちょっと休んで夕食へと向かいます。

22時、夕食タイム。ホテルから歩いてすぐの所にあるRistorante Gran Viale。かなり混んでいたのと、疲れていたのもあって、ツーリストメニュー（観光客向けセットメニュー）を注文。いくつかの選択肢の中から前菜を1つ、メインを1つ、飲み物を1つ選ぶプリフィックスコースのようなもので、前菜は2人ともサラダ、メインは妻がイカのフライ、私がチキングリル。どちらも量が多い！写真のサラダも小さいように見えるかも知れませんが、十分お腹いっぱいになる量です。

たくさんいただいて、EUR51也。クレジットカードが使えました。TripAdvisorのランキングではさほど高くありませんでしたが、なかなかどうしていいリストランテでした。

リストランテ グラン ヴィアーレ イタリアン