２０１２年ＧＷ　ドイツとその周辺、よくばり５ケ国　⑪ニーダーモルシュヴィル

2012/04/26 - 2012/05/07

チュルクハイムをあとにニーダーモルシュヴィルへ。
葡萄畑を歩いての移動は、大変でしたが気持ちのいい
道のりでした。
あとでちょっとアクシデント（ただの調査不足によるもの）が
ありましたが、期待どおり小さく可愛らしい村でした。

以下、日程です。
（■がこの旅行記の日です。）

□４／２６（木）　福岡～上海（観光）～フランクフルト
□４／２７（金）　フランクフルト～ケルン～アーヘン～ケルン～コッヘム
□４／２８（土）　コッヘム～トリアー～ルクセンブルク
■４／２９（日）　ルクセンブルク～コルマール～チュルクハイム
　　　　　　　　　　　　　～ニーダーモルシュヴィル～コルマール
□４／３０（月）　コルマール～エギスハイム～コルマール～バーゼル
□５／１　（火）　バーゼル～フライブルク～ゲンゲンバッハ～コンスタンツ
□５／２　（水）　コンスタンツ～ライヒェナウ島～コンスタンツ
　　　　　　　　　　　　　～メーアスブルク
□５／３　（木）　メーアスブルク～リンダウ～ブレゲンツ～インスブルック
□５／４　（金）　インスブルック
□５／５　（土）　インスブルック～ミュンヘン～ヴュルツブルク
□５／６　（日）　ヴュルツブルク～フランクフルト～上海
□５／７　（月）　上海～福岡

エリア フランス

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

チュルクハイムの東側の門を出てすぐの道路には
この表示。
そうです、次に向かうのはニーダーモルシュヴィル。

この場所にバス停もあるのですが、ちょうどいい時間帯の
バスがないので歩いて移動してみます。
このとおりお天気も最高だし！
時刻はちょうど１５：００。

途中にはこんな十字架。
去年カイゼルスベルクでもこのように村の出口（入口）
付近にあるのを見ました。

しばらくはずっと上りです。

ちょっと行くと左手にはチュルクハイムの家並みと
まだ若い葡萄畑。
菜の花も＾＾

もうちょっと上ると先ほど訪ねた教会も見えました。

ここまでがチュルクハイムのようです。

ここからはずーーっと葡萄畑が続きます。

ほら、このように。
下調べで見たグーグルの地図で、道路がかなり蛇行して
いるのはわかっていましたが、実際にここに立つと
上り坂のつづら折りなので、これをずっと歩くかと思うと
気が遠くなりました。
（車が走っているのが見えますか？）

が、畑の間にこんな道を発見。
きっとショートカットできるぞ！これは。

その道の途中から振り返ると、チュルクハイムが
ずい分小さくなりました。
この写真ではわかりにくいですが、道路のカーブの
あたりをご婦人がお２人歩いておられます。
この方々は私が行こうとする道を下ってこられたので、
「ニーダーモルシュヴィルはこちらの方向ですか？」と
お尋ねした次第。
かなりご年配だったのですが、どこから歩いてこられたの
かしら？健脚です。

ちょっと名残惜しいのでチュルクハイムにズーム！
教会が見えます。

さ、あとは上るのみ！
葡萄はまだまだ若いです。

こんなに小さい。
ここが葡萄の葉でいっぱいに茂って、たわわに
実のなった光景を見てみたいものです。

もうずい分のぼってきたあたり。
まだまだ先かしら〜？
右手下方に集落発見。
写真はかなり寄っていますので、けっこう距離が
あります。
あそこだったら・・・気が遠くなる〜〜・・・！
（あとで思うに、これはインゲルスハイムのようですね。）

と思ったらその左手前にも何やら村が。
どうかそこでありますように！

このあたりはもう下りなので、ずんずん
近づいて行きます。

標識を見ると、
「ＮＩＥＤＥＲＭＯＲＳＣＨＷＩＨＲ」。
着きました〜！
（左の黄色のお家のあたりにバス停がありました。）

教会も見えてきた。
チュルクハイムを出てから、ここまでちょうど
３０分でした。

「アルザスワイン街道」の表示が。
左の荷車や、小さな葡萄畑がそれを物語っていますね。

ここが村の入口といったところでしょうか。
塔の見えている教会は、ちょうどフェルベールさんの
お店の裏手あたり。

気持ちは逸りますが、まずは右手に折れて
この通りに入ってみます。
「ＲＵＥ　ＤＥＳ　ＢＲＵＹＥＲＥＳ」
ブリュイエール通り。

突き当たった道路の左手には、印象的な
この赤い建物。

その先の建物にはワインの村らしいこんな文字。

ここは「ＲＵＥ　ＤＥＳ　ＴＲＩＳ　ＥＰＩＳ」。
この村のメインストリート、トロワ・エピ通り。

そこもあとでゆっくり歩くとして、
その先の「ＲＵＥ　ＤＥＳ　ＭＯＮＴＡＧＮＥＳ」
モンターニュ通りへ進んでみます。

グリーンの壁にピンクの鎧戸なんて、
日本じゃまずないコーディネート。
不思議と合うんですよね〜。

ここは言わば裏通りだけど、大きなお家が
並びます。

お庭では子どもが遊んでいます。
こんなところでブランコ遊び。
贅沢だな〜。

壁に寄り添うように生える木。
ドイツやアルザスではよく見ますよね。
素敵です。

その先は左へ少し坂を上がって、
トロワ・エピ通りへ続きます。

そのあたりから山の方を見た景色。

赤い壁に紫の花が映えます。

ちょっと上がると、
ＨＯＴＥＬ　ｄｅ　ＶＩＬＬＥ。
日曜日のこの日は村役場もお休み。

そこからまた山の方を振り返ると
こんな素敵な風景。

まったく、どこを切り取っても素敵で、

絵になります。

そして、トロワ・エピ通りのそこには、
このお店。
「メゾン・フェルベール」。

看板もこのように可愛い。
フェルベールさんのお父さんの代からの
お店とのことなので看板も年季が入って見えます。

しかし、しかし。
何と・・・閉まっておりました。

定休日は月曜日だけだと思っていましたが、
日曜はお昼でクローズするようです。
ここまで来てなんとマヌケな私。

でも、いいのです。
この村を、この風景の中を歩けただけでも満足。

では、トロワ・エピ通りを。

ホテルやレストランが並びますが、
お休みが多いですね。

看板もいろいろ。
あれ、何やら曇って参りました。

この青いお家はいろんな方のお写真で
よく見ますね。

その先はワインハウス。

アルザスワインが並びます。

モスグリーン×赤、もいいですね。

トロワ・エピ通りもゆっくり歩いても数分。
引き返してみます。

フェルベールさんのお店再び。
さっきの私みたいにウインドーを覗き込む方。

このお店は通りの角。
こちら側にはこんな看板。

そこを上がると村に入った時に見えていた
教会です。

お邪魔します。
シンプルな造りです。

窓や十字架もすっきりとして清清しい。

内陣付近。

教会のすぐ前が「ＭＡＩＲＩＥ」というバス停。
１時間ほど散策して、この時１６：３０少し前。
１６：３５発のコルマール行きのバスにちょうどいい！
とこの時は悦に入っておりました。
この自転車のカップルの男性も、バスはもうすぐ来る
みたいだよ、とか言ってくれて。

ここに貼ってあった時刻表は、事前に日本で調べていた
これと同じものでした。
http://www.l-k.fr/fr/horairepdf.php?lignenum=157

バス停のベンチに腰掛けて、ゆっくりバスを
待ちました。
これはバス停からの眺め。

こちらも。

しかし、待っても待ってもバスが来ません。
人通りもないので尋ねる相手もなくだんだん不安に。
何度も時刻表を見ますが、私に解かるのは
バス停の名前と時刻（数字）のみ。

村の入口にあったもうひとつのバス停
「ＶＯＧＥＳＩＡ」へ走って移動してみました。
そこには違う時刻表があり、それには
月〜金曜日と土曜日の表示はあるのですが、
日曜日がない・・・。
ってことは、この日、日曜日はバスは運休？

とんでもない事実が発覚しました。
私が見ていた時刻表に、それは書いてあったのかも
しれませんが（小さい字で下に注釈がいくつかあった）
とにかく、バスでコルマールへは戻れそうにありません。

（写真はひどい写りですいません。）

超ショック・・・。
だけど、まあ、仕方ありません。
自分の調査不足ですから。
こうなったらタクシーで。
開いているホテルを１軒見ていたので、そこで
お願いしてみよう、とポジティブに。

バス停の前は墓地でした。

ちょっと覗かせていただきました。

と、その先を見ると、向こうの空に虹が！
うっすらとですが、見えますか？

虹も出てるし、うまくいくさ！
タクシーでコルマールへ帰ろう！
と、この時はまだまだお気楽でした。

トロワ・エピ通りのこのホテル。
前のテラス席でお茶している人を見ていたので
営業しているはず、と中へ入って、
お願いしてタクシーを呼んでいただきました。
たぶん１７：３０頃。

タクシーはどこから来るのかわかりませんでしたが、
１５分ほどと言われて、あ、なんだ、その位で
来てくれるんだ！と安堵。
ホテルの人に丁寧にお礼を言って、前の道路で待つことに。

待っている途中で雨が降ってきました。

どんどん雨足は強くなり、ホテルの向かいにあった
通路はこんな状態に。

ものすごく降っています。

この頃、ホテルの人が出てきて、更に３０分位
かかるらしいとのこと。
タクシー会社から連絡があったようです。

えー？あと３０分か・・・。
でも待たなきゃしょうがない。

雨が止むとこんな青空。
山の天気、ってやつですかね。

ホテルから離れるのは心配なので、
（タクシーが来るかもしれないので）
見える範囲をうろうろ。

途中何度かホテルの人（電話をしてくれたのは男性、
あとからは女性）が出てきてくれて、
「遅いわね〜」とか「でもきっとくるから大丈夫よ」
などと声をかけてくれてありがたかったけど、
どんどん不安に・・・。

待たせていただいていたホテルは、
隣にレストランが併設されていました。
この階段下のアーチのところで、ずーーーっと
待っておりました・・・。

あんなに待つんだったら、お礼の意味も込めて
ワインでも飲むんだった。
いや、どうせバスがないんだったらチュルクハイムで
ゆっくりお茶でもすればよかった、などとあとで思いましたが
この時はとにかくコルマールへ帰りたい！の一心でした。

結局、タクシーが来たのは１９：２０頃。
タクシーを呼んでもらってから２時間近く、
バスがあると思い込んで待ち始めてから
実に約３時間が経過しておりました。

運転手は、そこまで待たせたことを知っていたのか
どうかわかりませんが何もしゃべらず、雨の中を
黙々とコルマールへ飛ばして行きました。
道は混んでおらず、たぶん１０分〜１５分でホテルに到着。
これはコルマールに入ってからの写真。
ホテルまで１８ユーロほどでした。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2012/06/15 20:37:29

  うわー、大変でしたね〜〜

  ハッピーねこさん　こんばんは。
  
  ちょっと見ない間に、旅行記はずいぶん進んでいるのですね。
  
  今回のお話、ドキドキしながら拝見しました。
  知らない土地でのアクシデント、どんなに心細かったことか…。
  詠みながら人事とは思えなくて。
  私も今回の旅で、ここまでひどくはなかったものの、この小型版は
  何度もやらかしました。
  
  でも、過ぎ去ってみれば、印象に強く残る街（？村）になったんではないでしょうか。
  
  さて、私もボチボチ次に取り掛からなければ…。
  アセアセ…。
  
  himmel

  ハッピーねこさん からの返信 2012/06/15 21:39:04

  RE: うわー、大変でしたね〜〜

  himmelさん、こんばんは。
  ご訪問ありがとうございます。
  優しいお言葉も、ありがとうございます。
  
  そうなんですよ〜、あの時はもう本当に悲惨な悲愴な気持ちでした。
  永遠にタクシーが来ない気がして。
  でも、おっしゃるとおり、今思えばいい経験、印象深い街として記憶に
  残っております。
  
  ここ数年、大したトラブルもなくなんとか旅してこれていましたので、
  このあたりで気を引き締めなさいという神の啓示だったのかも、なんて
  大げさに受け止めたりもしております。（笑）
  
  ニーダーモルシュヴィルの村自体は、期待どおり素敵な場所でしたので
  満喫できましたし。
  
  この週末は予定があって、あまり旅行記アップは進みそうもありませんが、
  またぼちぼちやっていきますのでまたお越し下さるとうれしいです。
  himmelさんのご旅行の続きも（なんせ２５日間ですものね！）とても楽しみに
  させていただいております。
  
  よい週末を。
  
  ハッピーねこ