2012/04/28 - 2012/05/04
41位(同エリア193件中)
ヨーコさん
メキシコ到着二日目、さっそく今回の旅行の目玉のひとつ
ラテンアメリカ最大の都市遺跡、世界遺産テオティワカンに向かいます。
メキシコシティから約50キロ北にあるテオティワカンは
紀元前2世紀頃建造され、6世紀頃まで20万人以上が暮らして
いたとみられますがその後謎の滅亡、その人々がどこに
行ったのかを含めて未解明となっているそうです。
テレビやガイドブックで見ただけでも、そのスケールの大きさと
古代ロマンに憧れた世界遺産を実際に訪れる日が来ました。
しかし標高が高いため酸素は薄いうえ、急な長い階段が怖くて
ギブアップ寸前。日頃の運動不足が悔やまれます。
でも必死で登ったその先の景色は、本当に最高!
テオティワカンとは神々の都市という意味だそうです。
14世紀にアステカ人が発見した時には完全な廃墟となっていたため
この名前がつけられたとか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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-
二日目は朝からテオティワカンに向かいます。
部屋からの綺麗とはいえない景色など・・・
普通にしている分にはまったく分からないのですが
メキシコシティは標高2200メートル強あるため
軽い高山病状態になるようで、あまりよく眠れませんでした。
あと、急に動いたりするのも良くないようです。
水を飲めば酸素が補給出来るので、たくさん飲んでいました。
そして事件!
朝、持参したリキッドアイライナーのキャップを開けた瞬間
爆発!大惨事に・・・スギちゃんに面倒をみてもらい
何とか現場復旧にこぎつけました。これも標高のためかと。
同行した他の方も化粧品が爆発したと言っていましたので
皆様、メキシコシティではお気をつけください。
アイライナーはペンシルタイプをお勧めします・・・ -
バスに乗って、出発です。
正直、この時はまだ慣れていないこともあってか
メキシコシティの街並みはごみごみしていて
メキシコという国に対して何だか怖い印象を持っていました。
もっと言うと、いまいちときめかないなあとも!
でも大丈夫。この後充分ときめきます。 -
大型スーパー。ペリカンが可愛くて・・・
-
テオティワカンへ向かう途中、行程表にはなかったのですが
グアダルーペ寺院に寄ってくれるとのこと。
ガイドブックに載っていて、行きたいと思っていたので
嬉しい!
メキシコ人が最重要視するカトリック寺院で、褐色の聖母が
祀られている場所です。 -
敷地内に入ると、人だかり。
ここにもマリア様? -
ここはテペヤックの丘。
1531年12月、テペヤックの丘で先住民ファン・ディエゴの
前に聖母マリアが現れ自分のための礼拝堂を経てるよう
司教に頼むよう依頼します。司教はそれを信じませんが、
三度目に現れたマリアは12月に咲くはずのないバラ等の花を
咲かせ、それをマントに包んで司教に見せたところその
マントに聖母マリアが現れたため、司教はそこに礼拝堂を
建てた・・・
テペヤックの丘、ここだし!
本物の聖地です。 -
旧聖堂の前には、ローマ法王の銅像が。
グアダルーペの奇跡は、ローマ・カトリック教会
公認3大奇跡のひとつで、ローマ法王が実際ここを
訪れたこともあるそうです。 -
右が旧聖堂、左が新聖堂。
-
旧聖堂はご覧のとおり地盤沈下で傾いているので
新聖堂が建てられました。 -
グアダルーペ寺院には、国内外問わず各地から
巡礼者が訪れるそうです。
この時も、多くのグループが次々到着していました。 -
なんとか撮れたメキシコ国旗!
-
新聖堂の内部。
日曜なので多くの人が入っており、ミサが行われています。
曇っているのは、煙がたかれているためです。 -
グアダルーペの奇跡の一番すごいところは、
そのファン・ディエゴが司教の前で広げたマント
聖母マリアが現れた「奇跡の布」が今も残っていること!
その奇跡の布は、新聖堂の奥に、動く歩道の前に掲げられて
います。立ち止まることは許されません。 -
これが奇跡の布。
500年前の布だというのに、この鮮やかさは
まさに奇跡です。 -
これがおそらく、ファン・ディエゴさん。
動く歩道の終点の壁に描かれていました。
マントからバラがこぼれそうなことから、まさに
今マリア様が現れた瞬間を描いているのでしょう。
このファン・ディエゴさんも近年、カトリックの
聖人となったそうです。 -
外に出ると、お土産物屋さんがいっぱい。
-
褐色のマリアグッズも。
メキシコ人は、何かしらのグッズを必ず
持っているそうです。
国民に深く根付いた信仰なんですね。 -
近くの道にも露店が。
こちら揚げパン屋さん。 -
こちらはタコス屋さんかな。
こういう店で買い食いもしたかったな〜 -
さあ、今度こそテオティワカンへ!
それにしてもこのピラミッド(複数)的な
表現はどうなんでしょう? -
思い描いていたメキシコらしい風景!
サボテンにアガベ。 -
もういっちょ!
-
Puertaは門の意味。
第一ゲートって感じでしょうか。
3つあるうち、一番南に位置していて
ケツァルコアトルの神殿に近くなります。
まずはここから入場します。 -
その①の人類学博物館展示品で
「なんかかわいいシリーズ」に挙げた石像は、ここにいたんです。 -
こちらの建物を抜けて、入場です。
この絵・・・もしかして可愛くしてあるけど
コアトクリエ像なのかしら? -
ケツァルコアトルの神殿前から死者の道。
右手前が太陽のピラミッド、
正面奥の小さいのが月のピラミッドです。
後ほど、どちらも登ります。 -
ケツァルコアトルの神殿は四方を城壁に
囲まれています。
それを登らねば神殿は見えません。 -
ツアーの皆さんと一緒に登ろうとしますが・・・
-
この恐ろしい階段!!!
一旦ギブアップしそうになりましたが、スギちゃんが
先に登って「上にあがると凄いのが見えるよ」と
言うので登りました・・・
スギちゃんありがとう〜 -
で、登り切った城壁から見えたケツァルコアトルの神殿です。
-
レリーフがすごい!
羽毛の生えた蛇ケツァルコアトルと、
雨の女神トラロックが交互に置かれているのは
豊穣を祈るためです。 -
レリーフのアップなど。
どことなく可愛いんですよね。 -
見えますよ、看板通りのピラミッズ(複数)が!
-
一旦先ほどのPuerta1に戻りバスに乗って、
Puerta3まで移動します。 -
駐車場の奥で、テレビでみたことのあるすごいのが!
これはボラドーレスという宗教儀式で、もともとは
豊穣を祈るものだそうですが、いまはメキシコの
主な観光地で見られるそうです。
見たら、チップ回収にきますので、少しでいいから
あげるといいそうです。 -
ジャガーの神殿に入ります。
-
見どころはこちら、約1800年前のものらしい
頭に羽毛、背中から尾に巻貝をつけたジャガーが
ケツァールの羽で飾られたホラ貝を吹いているという
何とも忙しい壁画です! -
ジャガーの神殿から階段を下りると
ケツァルパパロトルの神殿に地下に降りられます。
ここは羽毛の生えた巻貝の宮殿といわれるようです。
その名前の由来と思われるレリーフ。 -
かなりはっきり色が残った壁画があります。
これらの一部が公開されています。 -
当時の色が現存している壁画
「緑の鳥の行列」です。
鳥の種類は解明されていないそうですが
色はケツァール、顔はオウムですかねえ。 -
これがケツァルパパロトルの宮殿の地上部分だと
思うのですが、違うかも。
自信がありません。 -
さあ、いよいよ月のピラミッドに向かいますよ!
-
キターーーー!
ツアーの皆さんとはここで一旦解散し
それぞれに過ごすことになりました。
確か、1時間半くらいは自由時間があったように
思います。 -
振り返ると、そこは死者の道。
-
さあ、頑張って登りますよ!
スギちゃんが事前情報で階段が急勾配で
よじのぼる感じらしいからと、軍手をくれました。
とっても助かった〜 -
とにかく急で高さがあるので怖いから、
ひとつ前の階段だけをじっと見つめて登り切りました。
酸素も薄いので、大変です! -
現在、月のピラミッドはここまでしか登れません。
ここから先に登れる日は来るのかしら? -
月のピラミッドから望む、死者の道と
太陽のピラミッド。
感動です。 -
太陽のピラミッドより小さいですが、
主な宗教儀式等は月のピラミッドを中心に
行われたとされ、重要視されていたそうです。 -
登ったからには降りなきゃ・・・
これがまた恐ろしい!
でもロープが張ってあるし、小さい子も登ってますので
大丈夫です。何とかなる! -
私が死者の道を歩く日が来るとは!
何やらこの道の角度なんかも星の位置と
関係があるとか・・・ -
イチオシ
太陽のピラミッドです。
高さ65メートル、1辺225メートルは
世界で3番目の大きさです。 -
続々と人が登っていきます。
-
さあ、私達も。
-
月のピラミッドより高いのですが、途中何か所か
休めるところがありますので、
体力的にはこちらのほうがラクだったかもしれません。
休憩ポイントにて。 -
みな、上を目指します。
-
頂上です!
風が気持ちいい〜 -
他の人達が触っていたので、私達も。
この銀色のプレートにはピラミッドパワーが
集中するという噂です!
パワー貰えたかしら? -
イチオシ
太陽のピラミッドから、月のピラミッドを望む。
-
反対側、ケツァルコアトルの宮殿方向。
-
帰りはずっとラクチンでした。
-
太陽の広場から、太陽のピラミッドを望む。
とにかくスケールが大きくて圧巻です。
何度も来れる場所ではないと思うので
目に焼き付けます。。。 -
こちら、死者の道と垂直に交わるお土産屋の道・・・
-
ソンブレロ〜
メキシコ雑貨は色合いがビビッドでいいですね。 -
サボテンにアガベは鉄板でしょ。
これからお昼ごはんに向かいます。 -
まずはビール!
だってジュースと値段がそんなに変わらない〜
こういう観光客向けのお店では高めなんだと
思いますが、それでも350〜500円くらいでした。
左が日本でもおなじみコロナ、右が地元のビール
だったかな?
どちらも軽くて美味しかった。 -
スペイン旅行時にも出た、パスタ入りスープ。
これ大好きです。 -
お料理はバイキングでした。
-
タコスも出ました。
中身はいろいろ。皮に味がついてるタイプです。 -
バイキングの店内の様子。
メキシコ音楽の演奏もありました。 -
食後、ちょっとお庭を散策。
これがお店の名前のようです。 -
はっ、ククルカンがこんなところにも!
-
サボテン。
-
いろいろ工夫をこらして作られたものがあって
楽しめます。 -
これは・・・
-
民族衣装を着た人達とも写真を撮ったりできます。
-
この庭にあった木から、たくさん花弁のようなものが
降ってきていました。 -
その花弁。
スギちゃんの頭にもついてました。
星型というか、花型というか
かわいいので撮影。 -
ククルカンが見ています。
-
褐色のマリア様もいました。
-
各地の見どころが、この庭に集合してる感じです!
-
メキシコシティに戻ります。
これは店の前にあったゲート。 -
ピラミッドともお別れです。
また来れることがあるかしら・・・ -
メキシコのコーラ消費量は世界一なんですって。
あと、アメリカ産のコーラより美味しいという
都市伝説的なものも聞いたことがあります。
なんでも、甘味料が違うとか?
この後、メキシコ国立人類学博物館に向かいます。
その様子は前のブログで紹介しましたので、
次は翌日早朝のメリダへの移動からまとめます。
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