2012/04/28 - 2012/05/05
48位(同エリア269件中)
ヨーコさん
チチェン・イツァーはユカタン半島の密林最大の巨大都市。
泉のほとりのイツァー人、という意味だそうで
ここが聖なる泉を中心に広がっていったことを
表しています。
6~7世紀に繁栄したものの、一旦人々は去りその後
10世紀になって再度都が構築されたことで、マヤ文明の
二つの時代の象徴が交錯している聖地です。
一番のみどころは、一年に2回春分の日と秋分の日に
ピラミッドの側面に羽毛の蛇ククルカンが影となって
現れる「ククルカンの降臨」が見られる大神殿
エル・カスティージョ。
そのうえ、それ自体がマヤの暦を表しているなんて!
古代ロマンの頂点とも言える巨大なピラミッドの前に立った時の
高揚感・・・幸せです。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
ここから4日目。
ハイアット・リージェンシー・メリダの朝ごはんは
なかなかの充実感でした。 -
エレベーターホールから見えたホテルのプール。
ああいつか、ゆーっくり遺跡もみて、プールでも
まったりして博物館にも行ってカンクンの海にも
浮かべるような余裕のある旅がしたい・・・ -
ホテルのロビー。
広くて、優雅です。
さすがハイアット。 -
ホテル前の通り。南国っぽいです。
-
めのまえのホテルにはショッピングアーケード、
前の道を右に5分もしない距離には
大きいウォルマートがあります。
治安がとてもいいそうですので、夜も街歩きも
大丈夫みたい。
さあ、今日は旅の後半のメインとしている
チチェン・イツァーに向かいます。
約2時間、120キロ。 -
ホテルを出発してすぐのところにある
オーラン病院には、野口英世の銅像があります。
ここで、黄熱病の研究をしていた時期があるそうです。
いまもメリダは医療のレベルがとても高いそうです。 -
今日もいい天気!
カンクンの文字が出始めました。 -
ユカタン半島の道路案内看板が!
マークはチチェン・イツァーの
エル・カスティージョですよね。 -
チチェン・イツァー出ました。
-
ピステはチチェン・イツァーのある町です。
そろそろ到着です。 -
チチェン・イツァーは2つの時代の建築物で
構成されています。
中央エル・カスティージョ付近が10世紀以降、
左下が6〜7世紀のものとされています。 -
ウシュマル同様、入口付近は近代的に
整備されています。 -
ショップ等もあり、トイレも広くて綺麗でした。
正面が入場ゲートで、例のように2枚の
入場チケットをそれぞれ渡して中に入ります。 -
他の遺跡と共通の看板です。
-
南国チックなお花が咲いています。
-
森の中を進みます。
-
両サイドにはワナのように、お土産物屋さんが
並びます。
色とりどりのカワイイ絵皿。 -
これドクロと言っていいのでしょうか?
メキシコではドクログッズをずっと探していましたが
結局、帰りのカンクンの空港で運命の出会いを果たすまで
何も買えませんでした。 -
イチオシ
径を抜け、視界が開けた先には・・・
エル・カスティージョがどーーーん!
チチェン・イツァーの象徴でもある、
4面が階段になったピラミッド型大神殿です。 -
ここにもユネスコ&メキシコが。
-
エル・カスティージョとはお城の意味。
ククルカンを祀ったお城って感じでしょうか。 -
この一帯は開けていて影になる場所が全然ありません。
左奥に見えるのが、戦士の神殿。
この時はチャック・モールに気づいていませんでした。 -
一旦エル・カスティージョを背にして北西方向に進みます。
こちらが球戯場の端にあるジャガーの神殿。 -
球戯場に入ります。
四方にはククルカンが配されています。
ククルカンは10世紀以降に戦闘部族
トルテカの影響を受けていたことの象徴と
されます。
6〜7世紀の旧時代の象徴は雨神チャックです。 -
チチェン・イツァーの球戯場はとても広大!
メソアメリカ最大規模だそうです。
壁は上部ほど内側にせり出す設計になっていて、手をたたくと
音が響きます。
これは選手の声が端から端まで届くようにだそうです。
写真左奥にある小さい建物は観覧席です。 -
メキシコシティの人類学博物館にあったように、
このゴールに大きなゴムのボールを手を使わず
腰などで打って勝敗を決めたそうです。
でも、すっごく高い位置にあるし、ゴールの穴も
かなり小さい。 -
球戯は娯楽ではなくマヤにとって豊穣を祈る神聖な儀式。
それゆえに、勝ったチームが名誉を与えられると同時に
生贄となったとされています。
球戯場の壁には、斬首され血しぶきが7匹の蛇になって
ほとばしる図などが彫られています。 -
こちらにもククルカン。
-
球戯場を抜けてすぐにあるのがこの
骸骨が壁一面に施されたツォンパントリ。
「頭蓋骨の城」という意味で、生贄の骸骨を
大衆にさらすための場所だったそうです。
壁の骸骨は左右を向いていますが、角のは
正面つまりこちらを見てるんですよ〜〜〜 -
そして延々と続くのです。
-
こちらジャガーとワシの台座。
ジャガーの神殿の正面にあります。 -
ジャガーとワシが人間の心臓をつかんで
食べているところが描かれているのです。
そのことからこちらも、生贄の儀式を行った場所と
されています。 -
お土産物屋さんの売り物を拝借して
遺跡のことを熱く詳しく語る現地ガイド武田さん。
JTBの添乗員さんには「武田さんが現地ガイドに付くのは
宝くじに当たるくらいラッキー」と言っていました。
5/26放送の弾丸トラベラーのメキシコ編では
現地コーディネーターをされたそうです。
とにかく詳しくて、熱くて、メキシコへの愛も
感じました。
バスの中でマイクを使って色々な話をするときも
席に座らず、ずっと私達のほうを向いて立ったまま。
灼熱の遺跡でも、失礼だからと帽子やサングラスは
しないそうです(真っ黒だから最初メキシコ人と
間違えましたがメキシコ人もこんな黒くない!)。 -
再びエル・カスティージョを背に、今度は
北に向かいます。 -
左右にはまたまたワナのようなお土産屋さん。
メキシコといえばの、プロレスの覆面と
ソンブレロがまさかのコラボ! -
見ざる言わざる聞かざる・・・
日光東照宮にしかいないと思っていましたが
三猿というのは古代エジプトでも見つかって
いるそうですね。 -
こちら聖なる泉、セノーテ。
ユカタン半島独特の泉で、石灰岩の陥没に
地下水がたまって出来ています。
ここに財宝や若い乙女が人身御供として投げ込まれたそうです。
ツアーの皆様が気を使ってか「飛び込んでみたら?」と
言ってくださいましたが・・・
おそらく即返品、クレーム必至でしょう。 -
小さい女の子がこういう服を着ていて、
とっても可愛かった! -
来た道を戻ります。
-
メソアメリカのピラミッド様神殿は普通
急な階段を1つ持っていますが
このエル・カスティージョには4面すべてに
階段が作られています。
この階段は91段ありそれが4面なので364、
それに最上部の1段を加えると365、1年になり
これ自体が巨大なカレンダーとなっています。 -
そしてこの羽毛の蛇ククルカンの頭は年に二回
春分と秋分の日に羽が影になって現れるという
高度な天文学が用いられた設計。
マヤすごいです・・・ -
左奥にあるのが戦士の神殿。
石柱がたくさん立っています。
内部は戦士などの壁画があり、チチェン・イツァーが
トルテカ文明と交流があったことを表しています。
戦士の神殿は内部に入ったり登ったりできないので
エル・カスティージョの前くらいからぼんやり
見ていたのですが… -
最上部の全てを見渡す位置に、チャック・モール!
人類学博物館でみたときは、それだけでいたので
生贄の心臓を置くということだけに驚きましたが
戦士の神殿にいる本物は、そのスケールのすごさに
全身の毛が逆立つような感覚を覚えました。
これは本当にすごかった!
上の写真と合わせて、そのスケールを感じて
もらえればと思います。 -
戦士の神殿方向のエル・カスティージョの面には
さらに下におりる階段がありました。
発掘はされていなさそうですが、
きっとまたすんごいのが眠っているのでしょう・・・ -
イチオシ
4方向、全て絵になる!
-
こちらお土産物屋さんに飾ってあった
「ククルカンの降臨」時の写真です。
世界の果てまでイッテQでも当日の様子が
紹介されていましたが、すごい人が訪れる
みたいですね。
私もいつか見てみたいなあ・・・ -
球戯場での試合の様子を表した木彫り。
お土産物です。 -
5分ほど歩いて、旧チチェン・イツァーの
エリアにやってきました。
こちらのピラミッドは高僧の墳墓。
1985年に発掘された際には、5つの偽装墓の下に
本物の墓があり貴重なお宝が発見されたそうです。
最近ですね・・・ -
こちら天文台カラコル。
旧の区域にありますが、実際には新の時代に
建築されたようです。
カラコルとはカタツムリの意味で、3つの窓が
付いていて日没・月没を正確に観察できたり
金星の沈む最北端を観察できるように作られていたり・・・
マヤ人はここから正確な暦を作っていたんですね。
昔、アサヒスーパードライのCMの舞台にも
なったそうです。大規模な空撮が行われたとか。 -
尼僧院の右側は、かなり崩れていました。
以前は中に入ることが出来たみたいですね。 -
尼僧院といっても、実際にはどのように使われていたのかは
まだ未解明の部分が多いそうです。 -
壁にはたくさんの雨神チャック。
7世紀、トルテカの影響を受ける前の
純粋なプウク様式でデザインされています。 -
すでにちょっと懐かしい、チャックの鼻!
-
手前の緑を入れて、素敵な写真を撮るべく
奔走。
建物は尼僧院にくっついている教会。 -
尼僧院正面。付属の尼僧院ともいうみたい。
飛び出しているのは全てチャックの鼻で、
この建物全部で1つのチャックにもなっているそうです! -
ちょっと宇宙人みたいに見えるのは私だけかな?
-
別方向から、チャックの鼻。
青空に映えて綺麗です。 -
すっかり崩れてしまった何か。
いつか修復されればいいなと思います。 -
だってここにもククルカン。
-
この鍵穴みたいなのは、スチームバスだったかな?
-
来た道を戻ります。
愉快なガイコツ仲間達。 -
カラフルドクロ。
-
とうとうエル・カスティージョともお別れ。
名残惜しかったです。 -
ランチは近くのホテル、マヤランドにて。
-
敷地内は南国リゾート感いっぱい!
-
イチオシ
入口のアーチから、さっき訪れた
天文台カラコルが見えます! -
とっても陽気で、いろいろショー的な
ものを見ながらランチタイムを過ごしました。 -
もちろんランチからビール、今日はボヘミア。
美味しかったことしか覚えていません。 -
頭に乗せた状態で踊ったり。
衣装がメキシコらしくて可愛かったです。 -
この建物にビュッフェのメニューがありました。
-
でも暑さであまり食べられず。夏バテ状態。
この私がですよ!
そのくらい暑いのです。
ちなみに帰国後1週間くらい、ちょっと脱水症状というか
ミネラルバランスが崩れたような症状が出てました。
足がつったり・・・
カルシウム:マグネシウム=2:1で摂取することを
おすすめします。 -
食事を終えて、ちょっと散策。
大好きなカエルが水を吹いている噴水に
かわいい男の子がいたので激写。 -
こんな素敵なホテルでまったりしつつ
ゆっくり遺跡を見るような旅がしたいと
何度でも言います。 -
はっ、チャックモールさんですよ!
-
トイレのマークがまた可愛かったので。
-
チチェン・イツァーを後にして、カンクンに
向かう途中にセノーテに寄り道。
ここにもマヤン・アーチが! -
犬はもれなく激写。
-
メインゲート付近はとても綺麗に改装
されていました。 -
まあ途中からは自然です。
この階段を降ります。
頭を打たないよう注意。。。って言ってるのに
帰りにキッチリ頭を打ちました。
だってセノーテに興奮・・・ -
カメラによって写り方が違うのですが、
リコーGR4だとこんなかんじ。
水着で本格的に泳いでいる人もたくさんいました。
私達は、やる気まんまんでこのためにサンダルと
タオル持参で足だけ浸かってご満悦。 -
こっちのほうが目で見た感じに近いかな。
CASIO EXLIM200S。
中はとても湿度が高くて蒸し暑かったですが
足をつけると水は適度に冷たくて
とても気持ち良かったです。
あと、小さい魚が泳いでいました!
これからいよいよ旅の最終目的地
カンクンにむけて出発です。
約3時間、200キロ。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ぺこっちさん 2012/06/13 12:44:54
- いよいよ楽しみになります!
- ヨーコさん、こんにちは。
引き続きお邪魔しております。
やっぱり、チチェンイツァ、たまらないですね!!
観光地化されすぎてて期待外れ、なんていう感想もちらほら目にするので、あんまり期待しすぎてもなぁと思っていたのですが、ヨーコさんの旅行記を読んでいたらそんな心配は吹っ飛びました!
写真、お上手ですね!たくさんあるエル・カスティージョの写真の中でも、(表紙を抜かして本文中の)最初の写真に特に感激いたしました。雲が流れてきているみたいで、なんだかすごく躍動感があって。私もこういう写真が撮れたらいいなぁ。(暑くてそれどころじゃないかもしれませんが・汗)
また、遺跡ひとつひとつについて詳しく説明を書かれているので、ガイドなしで行く私にはいい予習になります・笑 遺跡はガイド付きの方が楽しめるかなとかなり迷ったんですが、どうしても、好きなように動きたくて・・・。ま、現地で雇うこともできるでしょうけどね。
戦士の神殿のチャックモールはほんと、衝撃的ですね。なんていうか、よくわかりませんが、ヨーコさんの写真見ただけでも、凍りつくような衝撃を受けました。実際に見るのが楽しみでもあり、こわくもあります。
セノーテの話には爆笑してしまいました。「即返品、クレーム必至」は困ってしまいますね・笑 私も10歳くらい若く見られるのですが(格好がラフなので)、実年齢は乙女とは程遠いので、やはり返品対象だと思います・笑
またお邪魔しますね。
ぺこっち
- ヨーコさん からの返信 2012/06/13 21:50:59
- RE: いよいよ楽しみになります!
- ぺこっちさん、こんばんは!
引き続きご訪問ありがとうございます。
セノーテに拒否されたとしても、まだメキシコの思い出を
ひきずって毎日働いています(笑)
チチェン・イツァーは確かに他の遺跡と比べると
お土産物の屋台が並んでいたり、その商品が高かったり
エル・カスティージョがライトアップされたり
(これは見ていませんが)観光客向けになっていると
感じる部分もありましたが、何せ遺跡のポテンシャルが
高過ぎなので(笑)私はとても感動しました。
だから期待して大丈夫だと思います!
戦士の神殿のチャックモールに驚いて来てくださいね。
写真をほめていただいて光栄です♪
でも・・・決してうまいわけではなく、数打って当たった中の
奇跡ショットを採用しているのと、あとは天気ですね。
あの空の下では、誰がとってもあんな感じだと思います。
だから晴れると良いですね、でもそれと引き換えに
暑くなりますが・・・写真のためなら仕方ない!?
トゥルム遺跡は行く予定をされていますか?
次の旅行記でアップしますが、本当に素晴らしい景色に感動したので
時間があるようでしたら、おすすめです。
それでは、続きもお付き合いくださいね!
ヨーコ
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