はじめてのスペイン(5)（マラガ、カサレス）ロストバゲッジのままで

2008/12/13 - 2008/12/23

２００８年１２月１６日午後
グラナダに別れを告げ、地中海も見納めのマラガ近くの海岸で昼食をとり、山道に分け入り、白い村カサレスの散策を楽しみました。
写真はマラガ近くのコスタデソル海岸。これで青い地中海ともお別れです。
海岸のレストランで冷たいカーニャ（生ビール）でハモンデセラーノの味を楽しみました。

エリア カサレス(スペイン)

地中海に別れを告げて、山道をバスは慎重に登り、白い小さな村「カサレス」に到着。一旦村全体が見渡せる対岸のヴィユー・スポットに居ます。
白い小さな家々が冬の午後の太陽に照らされています。

まさに、カサスブランカサス(casa blancas)です。山の上の不便なところに村を作ったのは、かって中世にペストなどの厄災が低地で蔓延したため、それから逃れるすべとして不便を忍んで移住したのだという。

村の中に入り、一番高いところにあるセメンテリオ（納骨堂などがあります）の広場から、地中海方面（南側）を望みます。なんとなくアフリカが見えたような気がします。

村の一番にぎやかと思われる場所にいくつかのＢＡＲがあります。そのうちの一つのＢＡＲ「居酒屋カーネーションMeson los claveles」に入りました。通りの名前はその名も「場末通りCalle arrabal」とあります。

小さなＢＡＲ内には雑然といろんなものがあります。開いたメサの上には、オリーブオイルなどの調味料の瓶などが置かれ、かべにはポスターやテレビ。マスタが左億で注文したカフェを用意しています。その横の、ワインや酒瓶のテーブル上方の壁に、行方不明者の子供の尋ね人のビラがはってあります。文面には「この子を忘れないで！」の文言もありました。

木製の農機具的な飾りがかかっている白い壁の席でコルタード・コーヒーをしばし楽しみ、この村を後にし、今宵の宿泊地ミハスの街へ向かいます。