2012/04/29 - 2012/05/03
997位(同エリア1652件中)
マリチャン☆さん
- マリチャン☆さんTOP
- 旅行記21冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 88,722アクセス
- フォロワー2人
1度その素晴らしさを知ってしまうと、どうしてもまた行きたくなる。
不思議な魅力を持った世界遺産の島、屋久島。
更なる屋久島の魅力を求めるべく、今回は黒味岳・蛇之口滝を中心に、
トレッキング三昧の旅をしてきました★
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
屋久島3日目。
今回の旅行のハイライト、黒味岳へ日帰り登山です。
宮之浦岳は体力的に不安という人にお勧め、というこの山は、どのガイドブックを見ても難易度はそんなに高くなく、登山初心者の私達でも自力でチャレンジ出来そう、と選んだのがこの黒味岳。
登山口へ向かう車中では小雨がパラつき、天気予報では一日雨とのことだったので、登頂しても山頂からの景色が見れないんじゃ…と不安でしたが、淀川登山口に着いた時には雨は上がり、晴れ間が覗くように!
やはり屋久島の天気予報はアテになりません。 -
出発して40分で、淀川小屋へ到着。
すぐ横に、驚くほど透明度の高い淀川が流れており、水場もあります。 -
登山道から見える、トーフ岩をパチリ。
岩の切れ目が美しすぎる…。 -
出発して2時間程で、花之江河に到着。
日本最南端の高層湿原だそうです。
花も咲いていなくて、すごく綺麗な所かと言われるとそうでも無いんですが、キツイ登山道の中ではオアシス的な癒し効果があるスポットです。 -
白骨樹(杉の枯木)があちこちに、幽霊のようにそびえ立つ。
-
ここまでのコースは宮之浦岳と同じで、湿原を通り過ぎて少し行くと、黒味岳への分岐点があります。
分岐点からはロープをよじ登る岩場ばかりとなり、かなりハードになる為、ストックとカメラをしまって登る事に集中したので、写真がありません。
山頂近くになると急に視界が開け、絶景が!! -
ここまでくればあと少し〜!!
最後の力を振り絞って岩を登ると… -
ついに登頂!!
こ、これはスゴイ!!! -
足元は一枚岩の絶壁、眼下には雲が流れ、360度広がる山々の大パノラマ!
もうね、本当に絶景!これは今まで見てきた景色の中でもかなり上位に入る絶景ですよ!!今までの疲れも吹っ飛び、ひたすら大感動!!! -
流れる雲が刻々と形を変え、山々の間を抜けてゆく。
なんて清々しくて雄大な景色。
写真では100分の1もこの感動を伝える事が出来ないのが残念でなりません…。 -
絶景を眺めながらお弁当を食べて、熱いコーヒーを飲む、まさに至福の一時。
岩の上で昼寝している登山客もけっこういました。
下山を始める頃に、急に霧が濃くなって景色が隠れてしまったので、いいタイミングで登頂できて本当に良かったです。 -
帰りの山中、ヤクザルに遭遇。
-
下山は一心不乱に、黙々と。
-
頂上での休憩も含めて、6時間程で往復する事が出来ました。
雨の日は山頂からの景色は望めずあまり登頂する意味は無いと思うので、花之江河まで行って戻って来るのが良いかと思います。 -
あーお腹減った〜
ホテルに戻って風呂に入った後はお待ちかねの夕食!
2日目はレストランではなく宴会場で頂きます。 -
メインは写真左上にあるサバしゃぶ。
さっと出汁にくぐらせて食べると最高!!
キンキンに冷えたビールもうま〜☆ -
さて、夜中は雨が降っていましたが、翌日はピーカン!
写真はホテル客室からの景色です。
今のところ、天気予報はさっぱり当たってません。
本当はホテルを朝早く出て大忠岳に行きたかったんだけど、筋肉痛と疲労で動けず断念… -
予定を変更して、比較的短時間で往復できるという蛇之口滝へ行ってみることにしました。
それにしてもいい天気! -
蛇之口滝の入口は、尾之間温泉のすぐ脇にあります。
入口には「蛇之口滝ハイキングコース」などと書かれており、往復時間も4時間半程度。縄文杉と黒味岳を制した我々には大した事ないよね☆などと思っていると、痛い目に合います。ハイ、痛い目に合いました(笑) -
序盤は亜熱帯性の植物を見ながら照葉樹林の中を歩く、まさにハイキングコース、といった感じ。
さまざまな植物が次から次へと現れ、退屈しません。 -
中盤からは本格的なトレッキングコースへ。
いくつのも沢を渡り、岩をよじ登り、不安的な足元の道を進みます。「こんなのハイキングコースじゃねー!」と心の中で叫んだ人は私だけでは無いはず。 -
屋久島ではマイナーなのか、GW中でも殆ど人に会いませんでした。
なんだか、秘境探検をしているような気分。 -
アコウの大木
-
ここまで来ればもう少し!
雨の後はかなり足場が滑るので、集中しながら登って行きます。 -
ラストまであと一歩!という所で現れる鈴川支流。ここを渡らなければ滝壺まで行けません。昨日の夜中に結構雨が降ったようなのである程度予想はしていましたが…
川が増水してるうう!!!(泣)
とにかく行けるとこまで行ってみよう、と果敢に踏み出した矢先に濡れた岩で足がずるっと滑り、ジャボンと片足が水没!!!これは危険、と一旦岸へ引き返す。
座って川を眺めている旅慣れた感じのお兄さんを見つけ、「これは渡るのは危険ですかね?」と聞いてみると、「いつもよりかなり増水してるので、危険ですね」とのこと。
すぐそこには蛇之口滝が見えているというのに、ここまで来て行けないなんて…がっくりしていると、旦那がなんとか渡れる岩が無いかと辺りをウロウロ。先ほどとは違うルートを渡りはじめ、「こっちから渡れるよー」と呼ぶ声が。
先ほどの片足水没でかなり心が折れている私も、やはりここまで来て後には引けん、と覚悟を決め、「私が流されたらレスキュー呼んでください」とお兄さんに遺言を託し、おっかなびっくり旦那の渡ったルートの後について渡る。
そして… -
つ、ついたーーーーーー!!!
滝が目の前に現れた瞬間、「うおおおおお!!」と2人で叫んでしまいました。
増水した蛇之口滝の迫力は思った以上で、そのパワーに圧倒される私達。やはりあの川を渡ってきた命知らずは他に誰もいなかったようで、この絶景を2人占め。 -
滝壺では夏は泳げるみたいです。
通常は澄んだエメラルドグリーンをしているらしいんですが、この日は増水した滝の勢いでやや濁り気味。 -
大きな一枚岩の上に腰を下ろし、滝のゴウゴウという音と飛沫を肌で感じながら、昼食を広げる。
この感動は車でひょいと来れるようなスポットであれば決して感じる事は無いだろう。黒味岳然り、蛇之口滝然り、苦労してたどり着いた者しか見ることが出来ない景色だからこそ、人は大きな感動を覚える。そして、それは人生においても同じ事が言えるのだ…と改めて学ぶ。 -
帰路で再び沢を渡る時には、水量が大分減っていて渡りやすくなっていました。
逆に言えば、雨が降っている時に無理して渡ってしまうと、短時間でも一気に増水して引き返せなくなる可能性があるという事です。皆さんもくれぐれも気を付けて下さいね〜。 -
せっかくなので、帰りに尾之間温泉に立ち寄ってみました。
入り方に地元ルールがあり、初めての観光客は少し戸惑うかもしれません。お湯は熱めで、登山の後はかなり気持ちが良いです。 -
最終日は送陽邸へ!前回宿泊した際は色々とありましたが、再びリベンジです。
やはり屋久島らしさという点で、この宿を超える所は中々無いと思うので。
前回の教訓を生かし、サービス面は初めから期待しないぞ!と胸に誓いつつ、尾之間から永田へのロングドライブを経てやっと到着。 -
今回はフロント棟に近い、角部屋に案内されました。
しかも運よく隣が空き部屋だった為、音が全く気にならない。これはラッキー!
目の前が道路の為、テラスからの景色は他に比べるとイマイチですが、トイレや洗面所も部屋に完備されていて便利なお部屋でした。 -
2間の和室に加え、テラス横にはなんと茶室が!
不思議と落ち着く空間です。 -
食事処となっている絶景テラスは、冬や悪天候時でも使用出来るように、去年からガラス窓が付けられたとの事。
それじゃあ開放感が無くなってしまうのでは!?と心配することなかれ。オーナーの粋な計らいで、窓は全部オープンする事も出来ます。
夕食後はオーナーが三岳を持ってテーブルに挨拶しに来てくれました。屋久島の歴史や永田岳についてなど、ガイドブックには載っていない興味深い話の数々についつい話込んでしまい、気が付くと他のお客さんが居ない…。オーナー、楽しいお話をありがとうございました★ -
前回入れなかったひのき風呂にもリベンジ。ちゃんとお湯が入ってましたよ!(笑)掃除もしっかりされてました。どうやら前回は、極度のスタッフ不足だったみたいです。
今回はサービス面で不満を感じる事も無く、非常に快適に過ごすことが出来ました。また来ます、ありがとう! -
さて最終日。
宿を出る時には今にも雨が降りそうな天気でしたが、少し走って宮之浦まで来るとこの通り!こんな小さい島なのに、地域によって全然天気が違うのがここ屋久島。そりゃ天気予報が当たらない訳ですね。 -
午前中は大量のお土産を買い求めるべく、観光センター近辺をウロウロ。
悩んだ挙句、「三岳」「さば味噌」「屋久島醤油」という屋久島で絶対に外さない土産ベスト3(あくまで個人的主観です)を大量に買い込み、郵送完了。
飛行機まで時間があったので、屋久島環境文化村センターへ。入館料500円で屋久島の模型やパネルなどがある展示ホールと、屋久島の大自然を大型スクリーンで見られる映像ホールに入る事が出来ます。
しかし、我々は最大の失敗を犯しました。『ここは初日に行くべき!!』ああ…鳥の鳴き声とか木の種類とか初日に勉強しておけば、登山はもっともっと楽しいものになっただろうに…。と今更嘆いてみる。皆様、ここへ行くなら是非旅の前半に組み込むことをおススメします。 -
そんな訳で、今回も実に充実した屋久島旅行となりました!
次来るときにはもっと、体鍛えて行くからね〜☆
おわり
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
屋久島(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
38