2012/04/01 - 2012/04/01
87位(同エリア274件中)
紅い翼さん
【日帰りの旅。浜離宮恩賜庭園&築地・月島・佃島散歩(所要約5時間)】
春の休日。
前から浜離宮恩賜庭園の菜の花を一度観にゆきたいと思っていたところ、そろそろ菜の花が満開らしいとのこと。
ちょうど天気もよくぷらぷら歩くには絶好の日だったので、築地から月島をとおり佃島のあたりまで(再度「江戸東京まちなか散歩」と自分の中で旗印として)足を延ばしてみることに。
今回も、華麗な花々に加え、街中に残る江戸時代からの歴史や面影をいろいろと観てまわることができました♪
(毎度のことですが)こうやって歩いてみると、東京も面白いなあということを再認識。
※花の写真が入ってくると、どうしてもアップする枚数が多くなってしまいますが、ご容赦ください。
〔本日の行程〕
・JR新橋駅~旧新橋停車場~浜離宮恩賜庭園~築地市場~本願寺築地別院 (築地本願寺)~波除稲荷神社~勝鬨橋(かちどきの渡し跡)~月島(もんじゃストリート)~住吉神社~石川島灯台(人足寄場跡)~佃公園・石川島公園~佃島渡船の碑~蘭学事始地~浅野内匠頭邸跡~東京メトロ築地駅
〔江戸東京まちなか散歩【1】~向島界隈から東京スカイツリーまで~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10616378/
〔江戸東京まちなか散歩【番外編】~2012 六義園「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10658872/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今日のスタートはJR新橋駅から。ちょうど9:00に到着しました。
駅西口の「SL広場」も日曜日の午前中ということで、平日の喧噪とは無縁の空間。
(ここの主であるよっぱらったオヤジたちがおりませんので…)
C11号機を見た後に、さっそく東口側から汐留方面に向かいます。新橋駅 (JR・地下鉄) 駅
-
〔旧新橋停車場跡(国指定史跡)〕
とても高〜いビルの真下に、1872年に開業した日本最初の鉄道ターミナルである新橋停車場の駅舎を再現したレンガ造りの建物があります。
中には、(小さいながら)鉄道歴史展示室もあるそうですが、まだ開館していませんでした。旧新橋停車場 美術館・博物館
-
駅舎の裏側には当時のプラットホームも再現しています。
また、すみっこの方には新橋駅0哩(マイル)標識もありました。
ここがまさに日本の鉄道発祥の地ですね。。。新橋駅 (JR・地下鉄) 駅
-
昭和通りを越えた先あるビルの片隅には、「銀座に残された唯一の鉄道踏切信号機」(といっても使用されていませんが)がひっそりと残されていました。
もともとは、汐留駅と築地市場との間を結ぶ貨物引込線の踏切だったとのこと。こうやって保存されているだけでも良いものです。 -
〔浜離宮恩賜庭園(国指定特別史跡・特別名勝)〕
新橋駅から(ぷらぷら寄り道をしながら)15分くらいで、本日のメインスポットである「浜離宮恩賜庭園」に到着! -
この浜離宮恩賜庭園は、もともと1654年に徳川将軍家の鷹狩場に、四代将軍家綱公の弟で甲府宰相松平綱重公が、海を埋め立てて別邸を建てたのが始まりだそうす。
その後、六代将軍家宣公の時に将軍家の別邸となり、「浜御殿」と呼ばれるようになったそうです。
さっそく築地川にかかる大手門橋を渡り、大手門から入ってゆきます。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
さすが都立公園だけあって、入園料は300円と安い♪
こちらが庭園全体の地図です。都内の庭園の中ではかなり広いですね〜。 -
まずはさっそく「お花畑」の方へ。この時期は「菜の花」が有名です。
けっこう早めに来たと思っていたのですが、すでに人が集まっていますね〜。 -
菜の花の黄色がお花畑一面に広がっています!!
またかぐわしい芳香もただよってきます。
ではしばし菜の花の観賞タイムへ。。。 -
(浜離宮恩賜庭園の花々②)
高層ビル群とのコラボ。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
イチオシ
(浜離宮恩賜庭園の花々③)
東京タワーも見えました。 -
(浜離宮恩賜庭園の花々④)
もう1回。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑤)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
イチオシ
(浜離宮恩賜庭園の花々⑥)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑦)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
とりあえずはこれくらいにしておいて、浜離宮恩賜庭園内を反時計まわりに歩いてゆきます。
まず延遼館跡の方へ。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
イチオシ
(浜離宮恩賜庭園の花々⑧)
きれいな白梅の花が咲いていました。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑨)
紅梅はそろそろ終わりですね。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑩)
桜はぽつぽつ咲きだしていましたが、まだまだこれからといった感じ。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
「馬場跡」を通り抜けて…。
-
ぐるっと回り込み、「富士見山」の石段を上ってゆくと…。
-
眼下には「潮入の池」が広がっています!
都内にある江戸時代からの庭園では唯一現存する海水の池で、潮の干満によって池の趣を変える様式だったそうです。
なんとまあすごい発想ですね〜。 -
「潮入の池」その②です(こちらは北側)。
-
イチオシ
「潮入の池」の水面に近づいてみると、きれいに高層ビルが映っています。
-
「中の橋」を渡ってさらに回遊してゆきます。。。
-
東京湾につながる「横堀」の曲線美。
東京湾 自然・景勝地
-
「御亭山」から眺める「中島の御茶屋」です。
こちらは1707年に造られて以来、将軍家が庭園の眺望を堪能した休憩所だそうですが、現在ちょうど工事中で渡ることができませんでしたので、ここからの景色でガマンすることに。中島の御茶屋 グルメ・レストラン
-
こちらは松の木々に囲まれた「松の御茶屋」です。
-
迫力満点です!
-
さらに「海手お手伝い橋」を渡り東京湾側に進んでゆきます。
東京湾 自然・景勝地
-
海岸沿いのこかげに「海手茶屋跡」があります。
昔にはここから徳川将軍家も海を眺めたのでしょうか…。 -
「横堀水門」で直接東京湾とつながっています。
なので庭園内の池は(当然)海水です。東京湾 自然・景勝地
-
ちょうど目の前を水上バスが通過して行きました。
この浜離宮恩賜庭園内に水上バス発着場があり、浅草やお台場海浜公園などに船が出ています。
こうして見ると、東京って水運の街でもあったのですね〜。 -
「新樋の口山」からは、レインボーブリッジもきれいに見えました。
レインボーブリッジ 名所・史跡
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑪)
最後は梅林です。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑫)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
イチオシ
(浜離宮恩賜庭園の花々⑬)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑭)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑮)
よ~く地面を見てみると、いろんな色の小さな花も咲いています…。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑯)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑰)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑱)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
イチオシ
(浜離宮恩賜庭園の花々⑲)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
(浜離宮恩賜庭園の花々⑳)
浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
〔築地場外市場〕
浜離宮恩賜庭園を後にし、新大橋通りを15分程度歩いて築地までやってきました(ちなみに東京の街には、あちこちに地図が掲示してあるので歩きやすいですね)。
築地といえばやっぱり新鮮な魚!そして食べるとすればお寿司ですよね。
たくさんお店がありますが…。どうしようかなあ〜。浜離宮恩賜庭園 公園・植物園
-
まだお昼前でしたが、ちょっとフライングして近くにあった「すしざんまい」でお寿司ランチを。
(チェーン店なのでシロウト一人でも入りやすいので…)
お寿司を食べ終わったころ、ちょうどお昼になりました。。。
天気のよい日曜日ということで、築地もかなりの人出のよう。 -
〔本願寺築地別院 (築地本願寺)〕
さてさて、ここからまた散策開始ということで、まずは、築地のど真ん中にある築地本願寺から。
この本堂は、日本のお寺のものとは思えない造りですよね〜。1934年に完成した古代インド仏教様式だそうです。 -
そもそも築地本願寺は、京都にある西本願寺の別院として1617年に浅草に建立されたものの、明暦の大火(1657年)時の区画整理でここ築地に移転したお寺で、「築地御坊」と呼ばれているそうです。
築地本願寺 寺・神社・教会
-
列柱とステンドグラス?で飾られた入口から本堂の中へ。
う〜ん、型破りですね。 -
本堂の中には、これまたお寺にもかかわらずパイプオルガンが。
-
こちらは…牛の彫刻でしょうか?
この建物であれば違和感はないです。 -
境内北側隅の開祖親鸞聖人のお像。
-
「開け放たれた門の前に着き、正面から境内に向かい合ったとき、私は思わずうなってしまった。この東京のど真ん中で、イスラム圏にでも来たような、あるいは中央アジアにでもまぎれこんだような風景を目の当たりにするとは。それは、およそ寺院建築とは思えない、あくまで異国的な、独得の意匠がこらされた石造りの建物だった。」
これは作家の五木寛之先生の感想です(『百寺巡礼』第五巻「築地本願寺」)。 -
〔波除稲荷神社〕
築地場外市場の通りを東へ歩いてゆくと、やがてとても小さな境内の「波除稲荷神社」が鎮座しています。
こちらの創建は、ちょうどこの築地一帯の埋立てが進められた江戸時代の1660年前後と伝えられています。 -
ご本殿のとなりの獅子殿には、とても大きな獅子頭が!
-
〔勝鬨橋(かちどきの渡し跡。国指定重要文化財)〕
波除稲荷神社から晴海通りを東に進んでゆくと、やがて隅田川に架かる「勝鬨橋」が見えてきます。
橋のたもとには、月島への渡船場があったことを示す「かちどきの渡し跡」も。
すぐそばに「かちどき橋の資料館」の入口もありましたが、日曜日は休館日のようで閉まっていました。 -
勝鬨橋は1940年に完成した跳ね橋ですが、1970年以降はもう「開かずの橋」となっています。。。
勝鬨橋 名所・史跡
-
開閉部分の建物には、信号機もかかったままです。
-
橋の中央から眺める隅田川。
つきぬける風が心地いい感じです。 -
月島側に渡り、川沿いまで下りてきたところからの勝鬨橋の全景。
2つのアーチ橋と真ん中の開閉部分からできています。勝鬨橋 名所・史跡
-
ちょうどお座敷船が並んで川を遡っていっていました。
どのあたりまで行くのでしょうかね〜。 -
橋のあのあたりが開閉していた時代もあったのですが…。
古き昭和の時代に思いを馳せてといったところでしょうか。 -
〔月島(もんじゃストリート)〕
勝鬨橋を渡り1つ目の信号を左折して歩いてゆくと、「月島西仲通り」の赤いアーケードが見えてきます。
「月島もんじゃストリート」と呼ばれているこの通りは、東京もんじゃ発祥地とのことで、いわばもんじゃ焼きの聖地か? -
日曜日の午後ということもあってか、いくつかのお店では行列ができるほどの盛況ぶり。
もんじゃを焼いたときのタレ?のニオイがここまでただよってきますが、ここは誘惑に負けぬよう…先へ。 -
現在の位置どりはこんな感じです。
商店街を抜けてこれから住吉神社へ向かいます。住吉神社 寺・神社・教会
-
イチオシ
〔住吉神社〕
月島から佃島のあたりに移動してきました☆
まず訪れたのがこの住吉神社です。
やはり海に関わる住民が多い地区では、海の神である住吉三神をお祀りする住吉神社が信仰されますね。
(日本三大住吉の博多住吉神社:http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10573017/) -
満開まではもう少し!
-
こちらがご本殿。
-
手水舎には漁業に関する細工がなされていました。さすが漁師にゆかりがある街の神社ですね〜。
(徳川家康公の命で摂津国佃村の漁師たちが江戸に下った話ですよね。。。) -
そろそろ東京も春めいてきました…。
-
住吉小橋を渡って隅田川沿いをさらに進んでゆきます。
それにしても、この川沿いにそびえる高いマンション群はすごいですね〜。
(私には縁がなさそうな世界…) -
〔石川島灯台(人足寄場跡)〕
やがて見えてきたのがこの1866年に建造された石川島灯台です(当然再建されたモニュメントですが)。
江戸時代のこのあたりには、石川島人足寄場(犯罪者の更生施設)があったそうで、これを立案したのがかの有名は鬼平こと長谷川平蔵ですよね。ここがその現場だったとは。。。 -
〔佃公園・石川島公園〕
このあたりの隅田川沿いは、佃公園として遊歩道が整備されています。
川沿いをゆっくり歩くというのもいいですよね!
このあたりの桜の開花はもう少しのようでしたが。佃公園 公園・植物園
-
佃公園と石川島公園がつながるような形になっています。
佃公園 公園・植物園
-
隅田川沿いの遊歩道を進み、中央大橋の下をぬけてゆくと…。
-
石川島公園の方にある「パリ広場」に出ました。
-
このあたりは隅田川の流れが佃島にぶつかって2方向にちょうど分流する場所です。
一番先まで行ってみましょう!佃島 名所・史跡
-
おお〜。
川のど真ん中に佇んでいる感じです(実際そうですが)。
ここからの景色はというと…。 -
イチオシ
とてもいい眺めですね〜。
手前に見える橋は勝鬨橋と同じく国の重要文化財に指定されてる永代橋で、その右奥には東京スカイツリーも見ることができました! -
東京スカイツリーを拡大!
東京スカイツリー 名所・史跡
-
〔佃島渡船の碑〕
そろそろ、佃大橋を渡り築地の方へ戻ろうかと。。。
佃大橋の(月島側の)たもとにある小さな公園に、「佃島渡船の碑」が残されていました。
昔はここから渡し船が出ていたのですね〜(昭和39年に佃大橋が出きて廃止されてしまったそうです)。
また、ちょうどこのあたりには、老舗(と思われる)の佃煮屋さんが今も軒を連ねていました。佃島渡船の碑 名所・史跡
-
佃大橋からの隅田川(上流側)の眺め。
ついつい反対側にもゆきたくなってしまい…。 -
イチオシ
こちらが下流側。さきほど通ってきた勝鬨橋の全景も。
今日は隅田川にかかるたくさんの橋からの景色を堪能できました。。。勝鬨橋 名所・史跡
-
〔蘭学事始地〕
あとは地下鉄の駅まで、ぷらぷらと明石町界隈を歩いてゆきます。
途中ではじめに発見したのは、この「蘭学事始地」。福沢諭吉が開塾した慶應義塾発祥の地だそうです。蘭学事始地 名所・史跡
-
次に目を引いたのは、屋根の上の十字架が印象的な聖路加国際病院の旧病棟です。
-
すぐとなりには、1933年に宣教師の館として建設された「トイスラー記念館」も残されています。
-
〔浅野内匠頭邸跡〕
さらに聖路加国際病院に面した歩道の脇には、「浅野内匠頭邸跡」と「芥川龍之介生誕の地(という解説板だけです)」もあります。
このあたりは幾重にも歴史が積み重なった場所のようです。浅野内匠頭邸跡 名所・史跡
-
築地本願寺の前にある、東京メトロ日比谷線の築地駅に戻ってきました。
これで今回の街歩きも無事終了です。。。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
88