2011/05/15 - 2011/05/15
146位(同エリア292件中)
紅い翼さん
2011/5/15(日帰り)。
初夏の日曜日。
普段は初詣さえ行かない不信心な私ですが、福岡近郊には、歴史ある古社がいくつか存在しており、これらを巡ってみたいなあと、またいつもの思いつきが…。
せっかくなので、すべて公共交通機関でまわろうかと色々調べていたら、行程上の一番の隘路となっていた宮地嶽神社→宗像大社間に、1日数本?のバスを発見、これを中心に行程を組んでみました。
それぞれの神社が、歴史を感じる美しい社殿と、境内に残る自然に囲まれた清々しい空間でした。
〔行程〕
・筥崎宮~香椎宮~宮地嶽神社~宗像大社~住吉神社。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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〔筥崎宮〕
古社巡りの1番最初は「筥崎宮」からです。
博多駅から西鉄バスに乗り、8:00くらいに筥崎宮前に到着しました。
こちらは、923年に創建され、宇佐八幡宮・石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮となっているそうです。筥崎宮 寺・神社・教会
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まだ朝早いためか、あまり人がいませんでした。
朝の神社は特に清々しい雰囲気に包まれていますね。 -
境内にある樹齢800年ともいわれる大楠。幹がかなり太く枝葉も立派です。
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イチオシ
巨大な楼門の上には、敵国降伏の文字が。
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楼門の右前にあるご神木の「筥松」です。
ホークスの選手が記した絵馬も掲げられています。
そろそろ次の目的地へ。
本殿の裏手側から最寄駅の箱崎駅まで徒歩10分ほどで着きます。
ここからJR鹿児島本線に乗り、香椎駅で香椎線に乗り換え、香椎神宮駅へ向かいます。 -
〔香椎宮〕
JR香椎線香椎神宮駅で下車し、5分ほど歩くと香椎宮に着きます。
こちらは、しょうぶ池の真ん中にある弁財天です。
菖蒲の開花にはまだちょっと早かったよう…。 -
香椎宮は、聖武天皇の724年に社殿が竣工したといわれている古社だそうです。
まず見えてくるのは、大きな楼門です。 -
香椎宮は、古来から皇室の崇敬が厚く、伊勢、石清水などとともに本朝四所の1つだそうで、楼門にも菊の御紋が掲げられています。
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境内にある大きな杉の木。
こちらは「綾杉」といって、西暦200年に神功皇后が植えたと云われる御神木だそうです。
とすると…樹齢は1800年くらい? -
枝がすごい曲り方してます!
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綾杉の向かい側にある中門。
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イチオシ
中門をくぐるとすぐに拝殿があります。
朱色がとても美しい…。 -
横から見るとこんな感じです。
奥にある本殿は、日本で唯一とされる香椎造とのことで、国重要文化財に指定されています。 -
同じく境内にある奏楽殿です。どこも朱色が映えてます。
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本殿の右側を奥に進んでいくと、仲哀天皇を祀っていた古宮跡があります。
大正時代に仲哀天皇も香椎宮にお祀りしたので、現在はその跡地が残っているだけのようです。 -
古宮跡の奥の鬱蒼とした林の中にひっそりと残る「仲哀天皇大本営御旧蹟」碑です。
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古宮跡からさらに住宅地の中を5分ほど進むと、不老水のある不老水大明神にたどり着きます。
一応案内板は出ていますが、ちょっと分かりづらいかも。 -
ここに湧く泉は、なんと300歳まで生きたと云われる武内宿禰(たけうちのすくね。絵の左側の白いひげの人)の長寿にちなんで、不老水と呼ばれており、「日本名水百選」にも選ばれているそうです。
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〔宮地嶽神社〕
次の目的地は、約1600年前に創建されたといわれている宮地嶽神社です。
香椎線で香椎まで戻り、鹿児島本線に乗り換えて福間駅で下車し、西鉄バスで宮地岳宮前まで移動します。 -
イチオシ
鳥居をくぐって階段を登りきったところでふり返ると…
参道が遠く海まで一直線に続いています。 -
イチオシ
こちらも立派な楼門。
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楼門を抜けると、拝殿があります。
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とっても立派な注連縄。
出雲大社といい勝負でしょうか。 -
拝殿前の境内には、たくさんの菖蒲が植えられています。
こちらもさすがにまだ早いようです。 -
さらに進むと、「奥の宮八社」があり、これをひとつひとつまわれば、大願が叶うといわれているそうです。
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奥の宮八社のひとつである不動神社にある石室です。
訪れた時はぜんぜん気づかなかったのですが、
この石室は、九州最大のもので、ここから国宝も出土しているそうです。 -
さらに奥には、全国から民家を移築し、民家村自然公苑として整備されています。
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参道に戻り、お昼代わりに名物の松ヶ枝餅を食べながら一休み…。
次の目的地である宗像大社へは、1日数便だけ神湊経由で宗像大社前(終点は東郷駅前)まで行くバスがあります。いつも思うのですが、西鉄バスは偉大です!
宮地岳前13:24発のバスに乗り込み(これを逃すと次は16時台なので、その時点で終了)、宗像大社へ。宗像大社(辺津宮) 寺・神社・教会
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〔宗像大社〕
約30分のバスの旅で、宗像大社前へ到着しました。
宗像大社は、古くから海上安全・航海の守護神として知られ、現在は交通安全の神様としても有名で、ちなみにこちらでは、宗像大社の交通安全ステッカーをつけている車をよく見かけます。宗像大社(辺津宮) 寺・神社・教会
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大きな木が池の上にまで。
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国指定重要文化財である拝殿です。
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本殿の裏側には、樹齢約550年のご神木である楢の木が…。
どこの神社のご神木もそれぞれに味があります。 -
さらに奥の鬱蒼とした林の中を進んでいくと…。
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その最奥に、宗像大神ご降臨の地といわれている高宮があります。
ここは静けさの中に石段があるのみです。。。 -
こちらは神宝館(入館料500円)です。
3階建ての建物で、2階には、沖ノ島から出土した古代の指輪や鏡などの国宝が所狭しと並んでいて、それは壮観です!
ちなみに、宗像・沖ノ島と関連遺産群として、世界遺産暫定リストへ追加掲載が決まったそうで、これから世界遺産への登録を目指すそうです(駅に看板も立ってましたし)。 -
〔住吉神社〕
宗像大社前から西鉄バスで東郷駅まで行き、JR鹿児島本線で博多駅まで戻ってきました。
今日最後の目的地は、古来より航海の神として信仰されている住吉神社です。場所は、博多駅から徒歩10分くらいです。 -
境内を進むと、神門が。
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神門をくぐり抜けると、こちらも朱色が美しい社殿(国指定重要文化財)があります。
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社殿の左手には、社殿にさしかかった松が邪魔なので切ろうとしたところ、一夜のうちにまっすぐになったという伝説が残る、ご神木の「一夜の松」があります。
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これで住吉神社を後にします。
今日の旅行の無事を神様に感謝…。
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