出雲神魂神社

2003/02/21 - 2003/02/23

　松江市大庭町に鎮座する神魂（かもす）神社は、出雲国造の大祖天穂日命がこの地に天降られ出雲の守護神として創建、以来出雲国造の子孫が出雲国造として25代まで奉仕され、大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のため参行されている。
　本殿は室町時代初期、正平元年（1346年）建立の大社造で、その大きさは三間四方高さ四丈あり出雲大社本殿とは規模を異にするが、床が高く、木太く、特に宇豆柱が壁から著しく張り出していることは大社造の古式に則っているとされ、最古の大社造として昭和27年3月国宝に指定されている。
　本殿内は狩野山楽土佐光起の筆と伝えられる壁面九面にて囲まれ、天井は九つの瑞雲が五色に彩られている。
　御祭神は伊弉冊（いざなみ）大神と伊弉諾（いざなぎ）大神であり、祈年祭は4月18日、例祭は10月18日、新嘗祭は12月13日に行われている。
　霊現地・宿祢岩（天之磐座）には野見宿祢の全智全能がこもっていて角力の祖神として、勝負事（運動競枝）事業（土木、建築、相場）商売繁昌、勉学、夫婦和合、授児などの霊験ありと信仰されている。
（表紙写真は神魂神社本殿）

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

神魂神社参道。

「神魂神社」の社号標石。

手水。

「神魂神社案内
御祭神　伊弉冊大神　　祈年祭　四月十八日
　　　　伊弉諾大神　　例　祭　十月十八日
　　　　　　　　　　　新嘗祭　十ニ月十三日
　当社は出雲国造の大祖天穂日命がこの地に天降られ出雲の守護神として創建、以来出雲国造の子孫が出雲国造として二十五代まで奉仕され、大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のため参行されている。
　本殿は室町時代初期、正平元年（一三四六年）建立の大社造で、その大きさは三間四方高さ四丈あり出雲大社本殿とは規模を異にするが、床が高く、木太く、とくに宇豆柱が壁から著しく張り出していることは大社造の古式に則っているとされ、最古の大社造として昭和二十七年三月国宝に指定されている。
　本殿内は狩野山楽土佐光起の筆と伝えられる壁面九面にて囲まれ、天井は九つの瑞雲が五色に彩られている。」

神魂神社本殿（国宝）。

神魂神社本殿。

神魂神社本殿。

神魂神社境内。

神魂神社境内。