2011/09/26 - 2011/09/26
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ソフィさん
2011年9月26日(月)
頭上の鐘が、大きく揺られながら、まさに今生の別れのように悲鳴を奏でる。
だが目をつぶれば、それは鐘の悲鳴ではなく、私の心の穢れを全て洗い流してくれる天使の警鐘のようだ。
耳が痛いのを我慢して聞いているうちに、次第に無我の境地に引き込まれてゆく。
今広い宇宙のここにいることは、地理的にも、時間的にも、ほとんど偶然に近い。
隣に肩を接しながら、この瞬間鐘同士の共鳴に、お互いの心の共鳴を感じている人も、人間宇宙を形成している70億人の1人。
鐘には、私を、そんな不思議な気持ちにさせる力がある。
鐘はなかなか鳴りやまない。
だがやがて、次第に穏やかになり、触れ合わない鐘がユサユサ揺れている。
鐘が鳴っている時間は、何分間だったろうか。
私はこの輝き渡る天井空間で、人の心を揺がす鐘の音を聞いたことに、深い感銘を残している。
これは大きな、大きな、旅からの与えものに、違いない。
この感銘は、エレベーターで地上階に降りたとき、まだ余韻を奏でていた。
その余韻を残しつつ、もう一度サンマルコ広場を眺めよう。
1時間ほどの内に太陽の方向は変わり、建物の表情が新鮮だ。
数々の塑像は言うに及ばず、ゴチックの冴えた鑿跡、そして何と言ってもサンマルコ大聖堂を飾るモザイクの輝き。
コンスタンチノープルから持ってきた馬の銅像が、今にも飛び出してくるように、生き生きしている。
私は、このような歴史を残してくれようとした人の心を、少しでも深くくみ取り、人間の存在とは何かを知ろうとしている。
歴史的建造物は、一目見るたびに、目新しい訴え方をしてくれる。
サンマルコ広場の写真を、「ソフィーさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しています。ご覧下さい。
(2011年12月14日 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
サンマルコ広場の正面に
ドッシリと構える
サンマルコ大聖堂 -
サンマルコ大聖堂の
ファサッドを彩る
石像そしてモザイクの輝き -
サンマルコ大聖堂
ファサッド中心部 -
ビザンチン文化の粋
モザイクの美しさ -
サンマルコ大聖堂
柱の構成にも
設計者の執心がこもっている -
サンマルコ大聖堂
柱の構成美 -
天国やかくあるべし
サンマルコ大聖堂は
細部にも訴えるものが多い -
ドゥカーレ宮殿
ファサッド
国の重さと華麗さを示している -
サンマルコの北辺
旧政庁 -
サンマルコ大聖堂の
向かって右にある
時計塔 -
サンマルコ時計塔
上半部 -
サンマルコ大聖堂の前にある
銅像のディテール -
サンマルコ広場の
とある風景 -
イチオシ
サンマルコ広場では
魂を洗う -
小サンマルコ広場
ヴェネチアの玄関口から
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の
塔とクーポラを望む -
サンマルコ広場には
世界の若者の姿が目立つ -
サンマルコ大聖堂
細部 -
サンマルコ大聖堂
細部 -
サンマルコ大聖堂
細部 -
サンマルコ大聖堂から
ドゥカーレ宮殿を望む -
サンマルコ小広場
-
ドゥカーレ宮殿
ファサッドを飾る
石像群 -
ドゥカーレ宮殿
ファサッド
細部 -
イチオシ
サンマルコ大聖堂
南面 -
ヴェネッチアの入り口
サンマルコ小広場風景 -
南面から見た
サンマルコ大聖堂 -
ヴェネッチアの入り口
サンマルコ小広場に立つ
石塔上の
羽根の生えたライオン
ヴェネチアのシンボル -
ヴェネチアの入り口
スキアヴォーニ河岸に憩う
人々 -
帽子の人は
ゴンドリエ
向こうの塔は
サン・ジョルジョ・マッジョーレ -
ゴンドラを待つ人
-
午後の陽ざしに満ちた
スキアヴォーニ河岸 -
ヴェネチア
河岸を散歩する人 -
サンマルコ入江を隔てて
サン・ジョルジョ・マッジョーレの塔が聳える -
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