2011/09/26 - 2011/09/26
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ソフィさん
2011年9月26日(月)
パドヴァのホームで待っていたら、白を基調とし、赤、緑と、イタリアの国旗色の電車が入って来た。
他の車より際立って美しい配色なので、よく目立っている。
しかも、全車二階建てである。
「こんな新しい車両に乗れるなんて」胸がワクワクする。
この車両は、ヴェローナを7時20分に発ち、ヴェネッチアに9時19分に着くまで、通勤時間帯のサービス向上を狙った、各駅停車らしい。
クッションも柔らかければ、座席数も多い。
二回登り、ゆっくり腰をかけ、ベネト州の平原を高い視点から見渡す。
各駅に停まることはまどろっこいが、沿線の各駅やその周辺をよく観察できるメリットが少なくない。
終点ヴェネッチア・サンタルチア駅の一つ手前、ヴェネッチア・メストレ駅は、オーストリアやスロヴェニア方面に分かれる、重要な分岐駅である。
間もなく列車の両側が海になり、終点は近い。
この線路では、レールの間に、美しい黄色の花が咲いている。
花を惜しんで、除草しなかったのだろうか、イタリアらしい感じがする。
終点ヴェネッチア・サンタルチア駅は、行き止まりのいわゆる頭端駅(とうたんえき)なので、ホーム数が多く、各種の列車が並んでいる。
日本が東海道新幹線で、新時代の鉄道が成功することを示したとき、自らの技術力で自国の「新幹線」と作ろうとした幾つかの国があった。
その一つが、イタリアである。
イタリアの技術は、カーブでの通過速度を高める方向を目指した。
「ペンドリーノ(振子電車)」と名付けられる一連の新性能車は、改善を重ねられ、世界各国に輸出されるようになる。
また近年、ファッションの国イタリアを代表するプロデザイナーにより、外観や内装が綺麗になった。
あれやこれやで、これから毎日利用するイタリアの鉄道との出会いが、楽しみだ。
この記事に関連する写真を、
「ソフィーさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/
に掲載しています。
お訪ね下さい。
(2011年11月24日 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
パドヴァ中央駅
ホーム -
イタリア国鉄
電車内の案内表示 -
ベネチア行き電車
二階席から出口を見る
案内表示は
次の停車駅と
停車予定時間を示している -
イタリア国鉄の
快適な二階空間 -
ヴェニス行き列車から
途中の景色
壁は防音のためだろうか? -
イタリア国鉄の
鉄橋トラス -
電車は平原をゆく
線路は複々線 -
駅ホームの
立派な落書き -
パドヴァ・ベニス間
鉄道線路 -
パドヴァ・ヴェネッチア間の大きな駅
ヴェネッチア・メストレ駅 -
駅名票にも
芸術を感じさせる
ヴェネッチア・メストレ駅 -
ヴェネッチア・メストレ駅
スロヴェニア オーストリア方面への
乗り換え駅 -
海の間を走ると
行く先にヴェネッチアの街が
見えてきた -
電車は
ヴェネッチア・サンタルチア駅
19番線に着く
この駅は大屋根の中に納まっていたが
このホームは最近拡張されたらしい -
ヴェネッチア・サンタルチア駅には
のどかな一郭もある -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
到着した電車は
みな二階建て -
丸いフェースの
電車もある -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
ホームは
視覚弱者のためのガイドが
しっかりしている -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
ホームに
大きな消火器が目立つように置かれている -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
ホームに働く
大型のごみ運搬機 -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
線路の行きどまりにある
衝撃吸収機 -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
野外ホーム部分 -
ヴェネッチア・サンタルチア駅
ホーム屋根部分 -
イタリア
最新型の
高速電車らしい -
イタリアの誇る
ETR500か
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