2011/07/21 - 2011/07/23
837位(同エリア1716件中)
まゆままさん
松本城でみんなと合流し、朝の散歩に続いて松本の街歩き第二弾。
松本民芸家具のショールームや松本ならではの飴屋さん、
そして松本民芸館を堪能~
その後は安曇野の登録有形文化財の古民家でそばの昼食をとり
お菓子工場の見学、定番のわさび田を満喫しつつ、宿泊地の信州新町へ向かった。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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開智学校へ見学へ行ってた私は松本城で天守閣に上っていたみんなと合流。
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ここから皆で町中を少し散策することに。
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皆と歩いている時も建物チェックは怠らない・・
松本城を模した店舗がインパクト大。
和菓子のお店かな?と思ったら書店だった。 -
なんと斬新なデザインの建物!
きん万食堂。 -
きん万食堂すぐそばにはこんな細い通りが走ってた。
食堂も横丁もみんなで歩いてた時に見つけたけど、皆、きん万の「き」の字に目もくれずに歩いていくので
一人大げさにうなったり、感嘆の雄叫び?を上げて皆の気を惹こうとしてみたが・・全く関心なさげ。
置いて行かれそうになった; -
町中でよく見かけたのはお店の入り口に飾ってあった七夕人形といわれるもの。
松本では七夕の前後にこんな人形を飾る風習があるのだとか。 -
スギヤアイスクリームでちょっとおやつタイム。
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昔ながらの製法で作られた空気を含まないねりアイス、
いろんな種類があって目移りしたが、
私はここでしか食べれないという「コーヒーボール」を。
珈琲の風味と生クリームとの二層が絶妙に混じり合ってかなり美味しい〜アイスだった。 -
店内には昭和初期からのアイス製造機械が三台。
こちらは性能がいいと言われてたイタリア製のもの。 -
こちらのなまこ壁の建物は
昭和31年に松本民芸家具の創立者池田三四郎設計により建てられた
民芸茶房まるも。
内部は開店当時からの松本民芸家具が置かれていていい雰囲気なのだそうだが・・
時間もおしていたので入らず。 -
隣接する旅館まるもは慶応4年創業の宿。
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そして中町通りのちきりや工芸店へ。
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やきものやガラス器、アジアの雑貨などなど国内外の素朴で美しい民芸品が所狭しと並ぶ店内。
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その後は同じく中町通りにある松本民芸家具のショールームへ行って目の保養を。
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柳宗悦の民芸運動に共鳴した池田三四郎が、和家具の産地だった松本の地元の工人を結集して
イギリスの片田舎で生まれた庶民の椅子、ウィンザーチェアをはじめとする洋家具を研究し、製作したことが松本民芸家具のはじまりだそう。 -
洋にも和にもアジア風にも合いそうなシックで美しい家具に釘付けになってしまった。
さすがに高価なものなのでなかなか手は出せないけど・・; -
水場があるとすぐにかけよって水遊びに興じる子供たち。
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中町通りを歩いて飴屋、「山屋」へ向かう。
この通りにはほんとに蔵造りの建物が多く、飲食店などに美しく活用されていた。 -
洋風のちょっとおもしろいファサードを持つ看板建築のお店も。
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どっしりとしたこの黒塗りの蔵はなんとカレー屋さん
「デリー」 -
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旧上原薬局。
ガランとしていたけど、「リラクゼーションスペース」との張り紙が。
鳳凰がデザインされた優雅な装飾が施されていた。 -
手塚屋仏壇店は釣り鐘形の窓がいい感じ。
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そして山屋御飴所に到着した。
松本には昔から飴屋さんが多く、江戸時代には数十軒のお店があったそう。
今も年に一度「飴市」というのが開かれている。
お店で、なぜ飴屋さんが多いのか聞いてみたところ、この辺りは乾燥していて気候風土的に湿気を嫌う
飴作りに適していたからでは?とのことだった。 -
山屋御飴所は創業は寛文12年。338年続いてきた老舗の飴屋さん。
こちらの店舗は昭和8建築のどっしりとした風格が漂うお店だった。
明治時代からの看板。 -
向かいにあった山屋のロゴの入った小さな建物。
内部はリフォームされ、雑貨屋さんが入っていた。 -
モザイクタイルで描かれた味わいのある看板。
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砂糖を使わずうるち米と麦芽を使って作る水飴がベースの体にやさしい山屋の飴。
板あめは水飴を煮詰めた中に落花生を入れたもの、
米飴のみを丁寧に練った白玉飴。
そして米飴に新鮮なバターとミルクを練り込んだ堂々飴。
どの飴もやさしい甘みと味わいだった。 -
飯田屋を過ぎてしばらく行くと、昭和8年建築の旧宮坂薬局。
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現在カフェ&ギャラリー「ラボラトリオ」として生まれ変わっている。
入り口には薬棚を思わせる演出が。 -
階段を上がって二階へ。
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素敵なギャラリーとお隣はカフェ、
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昔の病院の椅子かな?と思ったら美容院で使用されていたものだそう。
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宮坂薬局の向かいにもう一軒行きたかった飴屋「飯田屋」へも訪れた。
こちらの飴屋も創業200年と古くからのお店だが山屋とはうって変わってモダンな店舗。
「飯田屋」ではあっと驚くような飴、「あめせんべい」を発見。
さくさくとした食感のあめせんべい。
今まで食べたことがないような新感覚食感にびっくり。
パリパリ感が命のこのあめはほんとに湿気の多い所では作れないだろうなあ〜と。 -
落花生が入ったこの「松本有平糖」も見た目もとてもきれい。
この飴も噛んだときのサクサク感がとってもいい美味しい飴だった。
松本の年に一度あるという飴市・・興味深いなあ。 -
その後は安曇野へ行く前にぜひ行きたかった「松本民芸館」へ訪れた。
松本民芸館は先ほど訪れていた中町通りのちきりや工芸店を営んでいた丸山太郎が柳宗悦の民芸運動に共感して、昭和37年に創館したもの。 -
立派な長屋門をくぐると緑に包まれた石畳のアプローチが続く。
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雑木林の緑が心地いいお庭が広がる。
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木々の間からかわいい道祖神もお出迎え。
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創設者丸山太郎直筆の言葉が掲げられている。
「美しいものは美しい」、という言葉通り、
肌で感じる感覚を大切に、展示品には説明書きなどは一切書かれていない。 -
企画展ではガラス展が開催されていて、涼しげなガラスの器をたくさん見ることができた。
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色合いの美しい倉敷ガラス。
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イランやスペインなどの外国のガラスも。
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乳白色のガラスが味わい深いデザートカップ。
200点以上あった色合いの美しいガラスの器にうっとり見入ってしまった。 -
全国各地、海外からの収蔵品が並ぶ常設展示も堪能。
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無名の職人の手仕事が感じられる器や箪笥、織物の数々
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仙台の箪笥に力強い木彫のだるま。
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二階の窓からはのどかな田園地帯がのぞめて、開け放たれた窓から通る風がそよそよ気持ちいい〜
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展示室となってる建物は築100年以上の造り酒屋を移築したもので重厚感たっぷり。
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李朝の箪笥に
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ヨーロッパの素朴な箪笥
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ルーマニアの絵皿
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これは日本のもの、絵付けが軽妙でおもしろい・・
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ぬくもりのある美しい家具に囲まれた居心地のいいリビングルームのような空間。
おなじ美意識の元集められたものであるからか
イギリスのウィンザーチェアをはじめ国内外の家具がしっくり調和を保っていて心地よい空間が味わえた。 -
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松本を満喫した後は安曇野へ向かった。
安曇野といえば「そば」、この日のお昼にはそばを食べることにしていた。
ここ「花林桃源郷 蔵久」は登録有形文化財の古民家でそばが頂けるというお店。 -
昭和61年まで造り酒屋だったという200年以上の歴史があるお屋敷。
約2千坪の敷地には本棟造りの母屋と9つの蔵、屋敷林が周りを取り囲んでいる。 -
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凝った欄間がすばらしい大広間。
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母屋のお座敷で広い庭園を眺めながら食事を。
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こんな格調高いお座敷での食事だけれどおそばのお値段は880円と普通価格なのがうれしい。
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昼過ぎに到着した私たちはラスト4つのそばに何とかありつけた。
そばが足らない分はこの納豆酵素を使用して作られたというそうめんの「ひめこざざ」を頼んでみた。
ちなみに納豆の味やにおいは全くない -
せっかくわさびの産地、安曇野なので、生わさびを頼んでみた。
まろやかな辛さが鼻につーんとくる。 -
中庭から
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元々こちらのお店は「花林桃源郷 蔵久」とう店名からもうかがえる?ように「かりんとう」の老舗「久星食品」のお店だそう。
こちらの左手奥には蔵を改装したかりんとうのショップがある。 -
重厚な蔵の扉の前に立つと自動扉が開いて、中はかりんとうのお菓子が並ぶショップ。
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昔のかりとうを作る機械。
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カフェも併設されていて、ここでは黒糖カレーや揚げたてかりんとうを食べることができる。
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食事の後は松本のお菓子の老舗、開運堂の製菓工場兼ショップがある安曇野の「開運堂あづみの菓遊庭」へやって来た。
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気候のいい季節は外のテラス席も気持ちよさそう。
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敷地内の深さ200mの井戸からくみ上げたアルプスの伏流水を使って作られるお菓子。
このおいしいお水は持ち帰り自由。 -
中庭を取り囲むように建っている和菓子、洋菓子の工場の製造ラインを見学することができる。
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最中の中に餡をつめる機械
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喫茶コーナーもあって、ショップで選んだお菓子もここで頂くことができる。
私は紅茶味の「れとろん」というゼリーを食べたが好みの味わいで美味しかった。 -
ここで買って帰ったお菓子、「真味糖」
「日本のお菓子」に載っていていつか食べてみたいと憧れていたもの。
砂糖と蜂蜜を練って鬼グルミを入れた和風タッフィー。
どことなく懐かしく上品な味わいで気に入った。 -
こちらは真味糖の生バージョン。
見た目一緒だけど食感は違う。これまたしっとりしていて美味しい〜 -
パッケージに一目ぼれして買った「白鳥の湖」
スペインの修道院で考案されたボルボローネというクッキーが元だそうだけど、
お味は和風だなあ。これも好きな味。
一つずつ個装されてて裏の白鳥マークのシールまでかわいい! -
開運堂あづみの菓遊庭を後にし、訪れたのは「大王わさび農場」
美しい犀川の流れ -
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ガイドブックでよく見かけた水車が回る風景!
涼しげだけれど実際はかなり暑かった・・ -
目の前を行きかうクリアボートも楽しそう。
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そして清らかな水の流れのそばに広がるわさび田。
水に手を浸してみると驚くほど冷たかった〜
北アルプスの雪解け水が湧き出している。水温は年間を通じて12℃だそう。 -
夏の間は直射日光に弱いわさび田の上には黒いネットがかぶせられていた。
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わさび農園を歩いて清々しい気分に。
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わさび農園の後はちょっとした牧場に寄ったり、産直市場へ寄ってレアな野菜を発掘?したり・・おいしいパン屋さんへ寄って翌日の朝食のパンを調達したりした。
ここはパン屋さんの「パンとスープの香り あずみ野の朝」
パンはほとんど売り切れてしまってて選ぶ余地があまりなかったのだけど
とりあえず朝食用に購入。 -
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そしてやって来た安曇野アートヒルズミュージアムに隣接していた産直市場、
ここでは今まで見たことなかった野菜を多数発見!
これは夕顔という巨大な野菜。
「ものすごい栄養がある」、というお店のおじさんの一言で思わず買ってしまった。 -
他にも別名そうめんかぼちゃと言われる金糸瓜、とてもズッキーニには見えなかった白いかぼちゃのようなズッキーニ、そしてジャムにできるというふきのようなルバーブなどを購入・・
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中でも衝撃を受けたのはこの金糸瓜。
ゆでて中身をフォークで掻き出すと・・・
うおおぉと思わずうなってしまうような光景が・・
果肉が全部細い糸状になって出て来た。
お味は大根の千切りのような味でサラダにしてドレッシングをかけ食した。
世の中にこんな野菜があったとは目からうろこの一瞬だった・・ -
そしてこの日の宿、信州新町の廃校の宿「信州犀川交流センター」へ向かう途中に寄ってもらったのは鐘の鳴る丘集会所。
昭和22年からNHKで放送された「鐘の鳴る丘」の舞台となった建物で
大正時代には有明温泉の名で賑わった温泉旅館だったそう。 -
温泉旅館と言われれば、そう見えなくもない。
擬洋風の装飾が見られる。
現在は青少年の研修施設として利用されているそう。 -
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玄関ポーチの装飾
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二階ベランダにも
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