2011/07/21 - 2011/07/23
149位(同エリア357件中)
まゆままさん
夏休み恒例E家との旅行で2泊3日で長野方面へ訪れた。
てんぐさから寒天を作ってからどうしても伊那の寒天ぱぱの本社工場が気になりつつ・・
そのうち近くに養命酒の工場見学も見つけて・・工場見学マニア?な私としては行ってもいいかなあという気になり、
E家の賛同を得たので今年は長野へ。
E家とは信州・長野は二度目。
6、7年前、乗鞍の方のブルーベリー食べ放題の民宿と蛾が飛び回って不眠状態に陥った虫だらけの過酷なコテージ
に泊まった思い出が・・
今回は近代建築も盛り込んだ充実の?プランを立ててみた。
一日目は伊那で養命酒とかんてんパパの工場見学、伊那の町並みを歩き、今にも崩れ落ちそうな食堂、クロネコでお昼ご飯、
お昼ご飯の後はブルーベリー狩り、更に上諏訪へ赴き、近代建築の温泉施設「片倉館」を堪能。
その後は宿泊地の松本へ向かった。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
-
まずやって来たのは養命酒駒ヶ根工場。
-
工場は中央アルプスと南アルプスの山々が臨める自然に恵まれた環境。
森林に囲まれた800mの高原の中にあってとても気持ちいい〜 -
アルプスからわき出る水の流れも清々しい。
-
工場見学はビデオを見てから瓶詰め工程のライン(撮影禁止)へ案内していただいた。
400年の歴史があるという養命酒。
養命酒は14種類の生薬を原酒に浸し、2か月かけて浸出、熟成させて造られる。
(昔は2300日余り要した)
生薬のうち13種類は植物由来のもので1種類は動物性のものだそう。 -
唯一の動物性のものはなんとマムシの皮、反鼻(はんぴ)といわれるもの。
そういえば昔、祖父がマムシの皮を自分で酒漬けにして飲んでいたのを見た記憶があるなあ。
マムシの皮ってやっぱり効能があるんだ・・ -
工場は緩やかな傾斜にそって建てられていて、その傾斜を利用して工場ラインが組まれているのだそう。
又雪深い地域柄を考えて電線などは全て地下に埋められている。
この工場では1日に47000本養命酒を製造することができ、こちらで作られたものが全国各地へ出荷される。
オートメーション化がすすみ、工場ライン内で働く人の人数は15人、工場内には150人の方が勤務されてるという。 -
最後に試飲タイム。
養命酒はずっと昔、子どもの頃に飲んだことあったけどどんな味だったかすっかり忘れてた。
飲んでみるとかなりキツい・・味もアルコール度数(14度)も・・体に効きそうな味ではあるが;
さすがに14度もあるので運転手と子どもは飲酒禁止で、
代わりに「養命水」という養命酒を仕込む時に使うペットボトル入りのミネラルウォーターを頂いた。 -
敷地内には400年前の酒蔵を移築して改装した記念館がある。
-
天井には梁が巡らされていて
50種類の生薬の展示やショップ、カフェも。
他にも敷地内には森の中を散歩できる散策コースがあって、
時間があればゆっくり森林浴も、気持ちよさそうなところだった。 -
-
養命酒の工場見学の後、やって来たのはかんてんぱぱの本社工場があるかんてんぱぱガーデン。
-
ガーデンというだけあって、広い敷地内には花壇やきれいに整備された芝生が。
-
-
左は採取したままのてんぐさ、右は数日天日に干して色が抜けたてんぐさ。
自分でもやってみたけど、白くするにはかなり手間暇かかったなあ・・ -
かんてんぱぱでは世界各地から原料であるテングサやオゴノリを輸入している。
ここでは各地のテングサが見られた。
韓国からスペインやポルトガル、エジプトやチリ、サハラなどなど。
ほんとに世界各国で採れるようだ。 -
工場ではほんとはてんぐさから寒天に加工する工程を見たかったけど、見学できたところは
出来上がってきた製品の最後の箱詰め、仕分け作業の部分のみで工場見学マニア?としてはちょっと物足りなさが残った・・ -
楽しみな試食も。
-
この日のゼリーはグレープにグレープフルーツ、杏仁ゼリーとりんごのドリンク状のゼリー、そば茶も。
-
敷地内には工場やショップだけでなく三つの食事処や雑貨のお店まであった。
お昼に寒天レストランで寒天尽くし・・というのにも惹かれたけど・・
伊那で楽しみにしていた食堂があったので、見学後は伊那の中心部に向かった。 -
かんてんぱぱ見学の後はお昼ご飯の前に、伊那の代表的な近代建築、伊那市創造館へちょこっと寄ってもらった。
伊那市創造館は昭和5年に図書館として建てられたもの。
平成22年に修復保存されて資料の展示や収蔵、市民の生涯学習の場などとして生まれ変わったのだそう。
基本設計は森山松之助、実施設計は黒田好造。
この後に行く諏訪の片倉館という洋風建築の温泉施設も森山松之助の設計とのことで
長野の旅で参考にさせていただいたブログ、カフェー花園で初めて名前を知ったのだけど、
日本統治時代の台湾で多くの官庁建築を手掛け、活躍した建築家なのだそう。 -
地元、高遠焼のテラコッタタイルが張り巡らされた外観。
-
-
-
玄関ホールには建築当初はなかったエレベーターが設置され、階段柱のオリジナルの大理石に合わせてエレベーター周りの
大理石は修復時に新たに取り付けられたもの。
微妙に色が違う。 -
一部残されていたオリジナルの大理石の階段手摺。
-
受付で建物の見学を申し出ると館内に建築当初から残っているという講堂と書庫を案内していただけることに。
こちらは3階の講堂。 -
耐震を兼ねたアーチ状の梁が縦横に張り巡らされていて重厚感を醸している。
アーチのおかげか音の響きも好評のホールだそう。 -
シャンデリアの漆喰装飾が残されていた。
-
2階3階の階段ホールには、美しく張り出したボウウィンドウが。
当初はこのスペースは部屋の一部になっていたそう。 -
そして資料館の奥にある書庫へ案内していただいた。
-
天井は低めだけれど書庫は2階建てになっていて、ずらりと並んだ書架には貴重な本が並ぶ。
-
-
書架と書架の間には全てこんな小窓がついて、外からの光を取り込んでいて、
暗いイメージの書庫とは又違った雰囲気。 -
窓辺に置かれてたこの椅子、なんだか味わいがあってとってもかわいかった。
-
書庫の中の階段。
-
昔の教科書が並ぶ。
-
展示室にあった古い足踏み式のオルガンで遊ぶ娘とSちゃん。
この後は伊那でお待ちかねのランチタイムへ・・ -
伊那でお昼ご飯にやって来たところは紅緒さんのブログ、カフヱー花園でも何度か登場していた「クロネコ」
ブログで拝見して、たただならぬたたずまいのお店だなあ〜と訪れるのを楽しみにしていたのだが、
商店街を抜け、川沿いにこのお店を発見した時には
「うぉ〜、これか〜!」といまにも崩れ落ちそうなお店を目の前に皆、驚きと共に呆然・・ -
昭和初期からカフェーとして始まったというクロネコ。
和の建物の中に洋風のディテールがあちこちに見られる。 -
モダンな雰囲気の窓辺。
-
格天井に洋風の柱が天井を支えているが、
て、天井が・・重みで垂れ下がってきている〜〜?!
大きくうねる天井に目が点・・
その下で悠然と食事をする常連のお客さん。
ちなみにお店のおばさんに二階は使われているのでしょうか?
とお聞きすると今はさすがに使ってないとのこと・・ -
メニューが書いた張り紙がずらり・・
何がおすすめなのかなあ〜
いちおうこの辺の名物のソースかつ丼を食べるべきかあ〜?と迷ってたら
お店にいた常連さんがチキンカツ丼がボリュームもあって美味しいから!
チキンカツ丼もソースかつ丼と一緒だから!と教えてくれたので大人はみんなチキンカツ丼に、
子どもたちはうどんなど各自好きなものを頼んだ。 -
たしかこのお店は注文の品が出てくるのが遅いと聞いていたので、ちょっとだけ近くを見てくる〜
と待ち時間を利用して駆け足で散歩へ。 -
看板建築がずらりと並ぶ通り町商店街。
ファサードを見て歩くだけで楽しい〜 -
呉服屋さん
-
銅板張りの酒屋さん
-
スーパーもかわいい・・
-
この散髪屋さんもいい感じ〜
-
黒とグリーンでシックにまとめられた入り口。
-
ふっくらとした黒いタイルに引き寄せられて、ふらふらとお店の中へ。
-
お店は古くからされてるそうで店内は昭和23年に改装されたままだそう。
-
-
商店街付近を駆け足で周ってお店へ戻ってきたが注文の品はまだ来てない様子。
先客の数人の常連さんグループはそばを平らげ出て行ってしまった。
それから更にかなりの時間が経過・・
お店のおじさんおばさんはどうしてしまったのだろうか〜まさか昼寝でもしてるのではあるまい?!
さすがに不安になって厨房をチラリのぞきに行ってみると、ようやくカツを揚げはじめている様子が。
手伝いたいのをぐっと我慢して更に待ち続けると・・ようやく注文の品がぼつぼつ出来上がってきた! -
そしてどーん、と出てきたチキンカツ丼。
5枚は入っていたかなあ〜ボリュームあり過ぎ・・
ソースかつ丼(チキンカツだが)、加古川のかつ飯とはまた違い・・揚げたカツとご飯にさらっとした甘めのソースが
たっぷり掛かって、
ご飯とカツの間のキャベツがそれをさっぱりさせてくれて美味しく食べれた。
さて、ここでかなりの時間長居をしてしまったが、今にも崩れ落ちそうで、もう二度と来ることができないかもしれない
この「クロネコ」でゆっくり過ごすことができてよかった。 -
伊那のマンホールはマンホールのデザインにしてはちょっと写実的?で分かりづらい感じがするが・・
米の少ない木曽地方に、伊那から馬に米を乗せて権兵衛峠を運ぶ場面が描かれているそう。 -
クロネコでお昼ご飯を食べた後やってきたのは同じ伊那にある「ますみブルーベリー農園」
広い農園にはブルーベリーの木が13種類ほどもあるそうで、好きなだけ摘み取って食べていいのだ。
この日は平日だったので大人500円、小学生400円で食べ放題だなんて〜
関西ではちょっと考えられないくらい安い!
100g100円で持ち帰りもOK。 -
ブルーベリーの木と木の間を分け入り、黒く熟した実を探す。
-
お客さんの洗髪中だったお店の奥さんに声をかけると、どうぞ見て行ってください〜と
なつかしい雰囲気の店内を見せて頂くことができた。 -
あっちにもこっちにもブルーベリーだらけ!ここはブルーベリー天国だ〜
-
種類もいろいろあって、実の大きさや甘さなどが違っていたりするので皆で
美味しいの見つけたら教えて〜、と好みのブルーベリー探しに燃えた。 -
真剣な目で摘み取りする子どもたち。
-
-
みんなで散々食べて、ブルーベリーでもうお腹いっぱいに。
帰り際に農園のおばちゃんが最後にみんな一握りづつ持って帰っていいよ、と言ってくれたので
最後の摘み取りを。
これを持って帰ってホテルの冷蔵庫で冷やして翌日食べたら又格別な美味しさだった・・ -
ブルーベリー畑の前に広がるのはとうもろこし畑。
この辺りは水が引けず米作りはできないそうで、飼料用のとうもろこしを年に何度か収穫するのだとか。 -
帰りの車窓から見えた南アルプスの山並みもきれい!
この後は宿泊地の松本へ行く前に、私のこの日のひそかなメインイベントでもあった
上諏訪にある近代建築の温泉施設「片倉館」へ向かったのだった。 -
上諏訪にある温泉施設「片倉館」はカフェー花園の紅緒さんに信州に来るならぜひおすすめと教えて頂いていた近代建築。
「片倉館」は諏訪に製糸業を起こした片倉財閥の二代目がヨーロッパ視察の際目にした欧米の国々の
地域住民への福祉施設が大変充実していることに感銘を受けて、
諏訪にも地元住民の為にそのような施設を作りたいと建設された温泉大浴場や文化、社会交流のための会館などを備えた施設。
昭和3年に森山松之助設計により完成した。 -
外観からはとても温泉施設とは思えないような雰囲気で西洋のお城のような風格もある。
こんな立派な施設を私財を投じて地域住民のために建設したという片倉財閥・・すばらし過ぎる〜
それが80年以上もの時を経た今でもそのままの温泉施設として一般人に開放されているというのにも又感動。 -
玄関ホール
-
女湯入り口へ
-
温泉内はもちろん撮影禁止。
この写真は当時の温泉の様子。
千人風呂、といわれるだけあり大理石造りの浴槽はゆったり広く、驚くのは1.1mもあるという水深。
底には珍しく玉砂利が敷き詰められていて心地いい〜
浴場内はアール・デコ調のステンドグラスやモザイクタイル、テラコッタのレリーフや彫刻などに囲まれて
建築好きにもたまらん空間でもある。
この千人風呂で娘と二人だけの貸し切り状態になった時にはちょっと泳いでみたりもして・・
幸せいっぱいの温泉体験ができた。 -
温泉から上がった後は、二階の休憩室へ。
階段の脇にはおばちゃん向け?な洋服なども売られていたりして気取りのないところがまたいい感じ。 -
-
柱のレリーフが華麗な二階の休憩室。
食堂や売店があって、自由に横になって休むこともできる。 -
-
-
建築当時の休憩室の写真。
庶民向けとは思えぬゴージャスな雰囲気だ。 -
-
休憩室からバルコニーへ出る階段。
-
二階のバルコニーから間近で見た外観も迫力がある。
-
-
温泉の煙突
-
-
-
皆が休憩所でくつろいでる間にちょっと外へ。
前庭にある池。 -
モザイクタイルがきれい
-
こちらは温泉施設に隣接する会館。
残念ながら関係者以外は立ち入り禁止なので中を見ることができなかったが、
洋風の外観に対して内部は200畳の大広間をはじめ、中、小の和室からなるそうだけれど外部からは全く和風を感じさせないものになっていて、
内部からは障子を閉めると外観が洋風であることが分からないようになっているなどこだわりの設計になっているそう。 -
-
-
玄関からちらりとのぞいた内部。
ドアの奥に並ぶ部屋は全て和室のよう。 -
-
-
避雷針も凝ったデザインだ。
-
同じ敷地内にあった諏訪市美術館は片倉館が昭和18年に建てた懐古館だそうで
現在は諏訪市に寄付され公立美術館となっている。
美術館の受付で周辺のおすすめの近代建築を尋ねたところ、隣の諏訪湖ホテルの迎賓館や菊の間がすばらしいと。
更に受付の方は電話でホテルの方へ見学できるか聞いてくださった。
残念ながらその日はちょうど、使用中の為見学することはできなかったが(空いていればOKとのことだった)
親切に対応してもらってうれしくなった。
片倉館で汗を流してさっぱり気分もよくなって、この日の宿泊地松本へ向かった。 -
諏訪湖の白鳥船。
-
松本のホテルへチェックインを済ませた後は、少し休んでから
夕食を食べに出かけることに。
蔵を改装したお店が並ぶ通り。
散策は明日早朝に又ゆっくりこよう・・ -
夕食に訪れたお店は昭和8年創業の老舗の洋食屋さん「おきな堂」
-
店内は懐かしい喫茶店のようなたたずまい。
-
-
-
私は名物だという手打ちの生パスタを。
スープ、サラダ付き。 -
ハンバーグも美味しそうだった・・
夕食後はぶらぶらと散歩しながらホテルへ戻り、この日の行程は終了・・?! -
みんなの行程は終了したが、私の予定はまだまだ終わらない〜〜
この日の〆に、目をつけておいた銭湯「塩井之湯」へ -
夜に来た時は外観がよく分からなかったので、翌朝あらためて見学にやって来た。
煉瓦造りの塀に囲まれた外観。 -
アールデコな雰囲気の装飾も
-
番号が書かれたなつかしい木製のロッカーの上には温泉の効能書きが。
明治時代に発見された天然のミネラル鉱泉だそうでさまざまな病気に効くのだとか。 -
-
更衣室の天井はこんな花模様。
漆喰?かと思いきや鉄板を型押ししたものだそうでオランダ製とのこと。
お湯はちょっと熱めのお湯とぬるめのお湯の二種類。
熱いのは苦手なのでぬるめのお湯にゆっくりつかった。
湯ざめをしないとの効能通り、ぽかぽか体がとても温まった。 -
こうして私の長ーい旅行一日目が終わった・・
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 風に吹かれて旅人さん 2011/09/18 06:24:17
- 楽しく拝見しました、
- 家族で行かれたのですね。
私は、以前に飯田市に友達がいましたので
時々信州へ旅しました、
懐かしい建物、懐かしい所を
再発見再確認したようで
また、もう一度行きたくなりました。
これからは、伊那路箕輪で赤そば畑に
行こうと計画してます。
まゆままさん素敵な旅をまた期待してます、
今後とも、よろしくお願いします。
- まゆままさん からの返信 2011/09/18 22:56:33
- RE: 楽しく拝見しました、
- 風に吹かれて旅人さん、縁の地でしたか、
懐かしんでいただけてよかったです。
そばの花、シーズンの頃行くときれいだそうですね。
ぜひ楽しんでいらしてください〜
こちらこそよろしくお願いいたします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
108