2011/08/23 - 2011/08/25
2位(同エリア15件中)
コクリコさん
カンペールは8月23日〜25日まで滞在し、駅に隣接するバス停からポンタヴェン、ロクロナンに行ってきました。
カンペールの町を歩いたのはその合間のひと時ですが、歩きながら写した街角の風景をまとめてみました。
カンペールでの日程
8月23日 パリ・モンパルナス駅15時5分発TGV
カンペール着 19時22分
8月24日 カンペールからバスにてボンタヴェンヘ。
ポンタヴェンの旅行記
8月25日 カンペールからバスにてロクロナンへ
ロクロナンの旅行記
ロクロナンから14時過ぎに戻り
カンペール発17時42分発のTGVにてヴァンヌへ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
-
国鉄カンペール駅からスタート。
カンペールはオデ川、ステル川、ジェ川の合流地点に位置し、ブルトン語で合流地点という意味。
フィニステール県の県庁所在地で、人口は県内ではブレストに次いで2番目の約65000人。 -
カンペール駅構内の柱に飾られているカンペールの紋章。
なぜ白い羊なんだう?
羊の上の描かれている黒い模様はブルターニュの旗の左上に描かれている「白イタチの黒い尻尾」
白イタチはかつてのブルターニュ公国の紋章。 -
旅人たちが行き交う駅構内は活気に溢れています。
そんな駅の風景を見るのが大好き。 -
フィニステール県では大都会といってもそれほど大きくない町の駅にしては立派な売店とビュッフェ。
ちょっと覗いてみましょうか。 -
ビュッフェの壁に新聞が貼ってありました。
『カトリーヌ・ドヌーヴ、カンペール駅のビュッフェに来たる』
と書いてありました。
「カトリーヌ・ドヌーヴがわざわざ来るほどのビュッフェでもないけどな」
と笑う夫。
「バカね〜映画のロケに来たから表敬訪問で寄ったのよ」
と私。 -
カトリーヌ・コクリコはビュッフェに入ってみました。
夫はビール、私はコーヒー。
「ウチの近くの県庁所在地の駅構内(当時大々的に工事中、帰国後ほぼ完成した大きな駅^^;)にだってこんな洒落たビュッフェはないぞ。こんな小さな町の駅なのにたいしたもんだなー」
と夫。 -
駅前のジャック・カルティエ通りを東に進むと旧市街。
カンペール駅前の通りはこんなものです。
ごくごく普通の田舎の町。 -
ところがオデ川沿いのアミラル・ケルグラン大通りに入りに入ったとたん、風景が変わりステキな街並みが現れました。
ポンタヴェンでも川に架る橋に色とりどりの花が飾られていましたが、ここカンペールでもポンタヴェンに負ないほど数本の橋それぞれに草花が飾られていました。
ポンタヴェンの橋には赤い花が多かったけれどカンペールは黄色い花が多かったかな。 -
川を隔てた左手には立派な建物は、
マックス・ジャコブ劇場!
カンペールが生んだ有名人は二人、マックス・ジャコブとラエンネック。
詩人で小説家のマックス・ジャコブの名のついた劇場。
カンペールにもちゃんと劇場文化が根付いていました。
週末はちょっとお洒落して
「マックス・ジャコブ劇場に劇を観に行くの」
という日常、、、小さな町ですべて事足りる生活してみたいな。 -
警察署は目立たない建物。
-
フランス語とブルトン語で書かれた道標。
"カンペール 北"が
フランス語では
「QUMPER-NORD」
ブルトン語で書くと
「KEMPER-NORZH」 -
右に曲がると目の前に現れたサン・コランタン大聖堂。
カンペール旧市街の中心に建ちシンボルになっています。 -
サン・コランタン大聖堂の前は広場になっていて、
木組みの家の一階はカフェやお店、二階は住まい。
見上げると窓にはブルトンの衣装を着けた人形たちが飾られています。
サン・コランタン広場、広場からまっすぐ通っているケレオン通りを中心に四方にめぐらされた小道には木組みの家が並んでいます。
かなり立派な木組みの家が多くブルターニュのフィニステールの中心地コルヌアイユ伯爵領として栄えていただけのことはあります。 -
広場に面してカンペール焼のお店も。
店内に入ると世界中からの観光客で溢れていますが、日の丸の旗が真ん中なのは、日本からのお客様は上得意なのでしょうか。
フランスの他の観光地に比べると日本人の観光客は少ないと思ったけれど・・・私個人の我がままですが、ブルターニュにはまだ日本や東アジアからのツアー客があまりいないのが好ましい点です(^^;) -
ブルターニュ独特の絵柄が施されているカンペール焼が所狭しと並んでいました。
日本にいる時は「カンペール焼買ってくるぞ!」
と意気込んでいましたが、意外と高いし(決して高価ではないけれど私には高い)、これからまだ旅が続くので重くなるなーと思い結局買いませんでした。
今から思えばカフェオレボールくらい買えば良かったと。 -
カンペール焼の店のショーウインドーに並ぶ"ベカシーヌさん"の陶器人形。
これも買っておけば良かったかなー
でも、置く場所はないし、小さい女の子もいないし。
ベカシーヌさんはエクス・アン・プロヴァンスの旅行記にも書きましたが、日本でいうと「サザエさん」のような人気漫画の主人公で、ブルターニュ出身のお手伝いさんです。 -
広場のカフェのテーブル。
お馴染みのブルトン柄のクロスが可愛い。 -
サン・コランタン大聖堂の北隣に建っている市庁舎。
-
市庁舎前にある銅像は、聴診器を発明したルネ・ラエンネック(1781〜1826)の像。
1826年にルネ・ラエンネックが聴診器を発明したおかげで診療技術が一気に向上し、楽になったとのこと。
この話は20数年前に夫が友達の医師(日本人)から聞いて初めて知ったのだそう。 -
市庁舎の近くでまた見つけた!
フランスのあちこちの道路で見かける進入禁止の円柱。
普段はこのようにたっていますが、一定の車が進入する時に下がるのです。
どうやって下げるのかな〜と思っていたのですが、証拠物件を見つけました。 -
近くの塀に装置があったのです。
普通の乗用車に乗っている人は、装置まで来てスイッチを押して円柱の上げ下げをしていました。
バスの運転手は運転席からリモコンで。
以前からずっと気になってた・・・わかってスッキリ! -
サン・コランタン広場とサン・コランタン大聖堂からまっすぐ伸びるメイン・ストリートのケレオン通りとの交差点あたりにいたロバ使い。
「客がこないから暇だぜ」
と手持ち無沙汰な様子。
しばらくして戻ってきたら、ロバにちびっ子を乗せてた・・良かったね♪ -
私のお気に入り。
お土産屋さんの車だと思うけど小さな車体いっぱいにトリスケリオン柄。
ブルターニュ・ケルトのシンボル『渦巻き型三脚巴』紋です。
唐草模様の風呂敷をまとっているのではありませんよ〜 -
サン・コランタン大聖堂の正面から一直線、カンペールの目抜き通りというのかなケレオン通りに入ってみます。
細い道が四方八方に分かれているので迷子になりそう。
迷子を楽しむ街歩き♪ -
ケレオン通りから振り返って・・・サン・コランタン大聖堂。
-
ケレオン通りをさらに進むとオデ川から分かれた小さな運河に突き当たります。
ここら辺はメダール広場というらしい。
とっても小さな広場がありました。 -
運河沿いに古い石造りの建物。
突き出た小さな塔に見張り番がいたのかなあ。 -
メダール広場からテール・オー・デュック広場へ。
このあたりはクレープリーが多いようです。
この方向から見るとロクロナンを思わせる花崗岩の建物が並んでいます。
木組みの家はカラフルで楽しいけれど花崗岩の家も落ち着きがあって良いなあ。 -
クレープリーの看板。
看板コミュ『上も向いてあるこう♪』に入っているのでフランスを旅行するたびに看板を写していますが、ブルターニュの看板は総じて素朴。
木組みの家も他の国や地方の木組みの家と比べて素朴過ぎると言っても良いかな。
ゆるいというか、ゴツイというかワイルドというか、、、そんな印象を受けました。
このあたりのクレープリーに入ったと思います。 -
写真が赤くなって失敗なり〜
シードルがボトルできました。 -
別の日に写したテール・オー・デュック広場。
こちらの方角が写すと花崗岩の建物ではなく木組みの家が並びます。 -
建物から広場を見守っている聖母。
-
サン・マチュー通りを歩いてみよう。
-
花屋さんに如雨露の看板。
オレンジ色の壁とグレーの如雨露の組み合わせがしゃれてる。 -
やっぱりサン・マチュー教会に行き当たった。
-
教会があったら入らなきゃ♪
-
ロクロナンのサン・ロナン教会で散々聖人たちの像を写し、カンペールのサン・コランタン大聖堂の旅行記も作ってしまったのだから、サン・マチュー教会は簡単に・・
教会内の壁という壁に、キリスト受難の木彫像がぐるりと飾られていました。
比較的新しい木彫でした。
十字架を担いでゴルゴダの丘を上るキリスト〜磔〜復活まで、だったかな。
それを丹念に見る私、、、 -
サン・マチュー教会からシャポー・ルージュ通りを入って、と。
「赤い帽子の通り」か、何だかオシャレ。
こんな名前をつけたなんて、どんな物語があったんだろうか。 -
木組みの家の二階部は少し出っ張っています。
梁が出ているのはブルターニュ独特だそう、数年前デイナンで聞いたっけ。
ブルターニュの木組みの家は近くから見るとさらにごつくて素朴な造りです。
逞しいのう。 -
見つけた!
カンペールでも、鎧戸止めの乙女を♪
フランス各地で展開している"鎧戸乙女"
パリのBHVあたりで売ってるかもしれない。
いつか是非手に入れて家に連れて帰りたい。 -
おっ、テール・オー・デュック広場に戻ってきた。
『公爵広場』って言うんだね、どんな謂れがあるんだろう。 -
テール・オー・デュック通りからアストール通りへ。
-
レ・アール(市場)に出ました。
-
市場好きの私たちはもちろんレ・アールに入ります。
-
夕方なのでもうお店も閉める準備をしていました。
道理でお客さんが少ないと思った。 -
せっかく来たんだからそば粉のクレープ「ガレット」を買おうか。
-
ブルターニュの美味しいバターだけのシンプルなガレットにしました。
美味しい♪ -
レ・アールの入り口(出口?)には、
-
100年前のレ・アールの写真が飾ってありました。
人々の服装以外は今とあまり変わっていない、羨ましいなー。 -
ロバ君たちのいる通りに戻ってきました。
今日の仕事が終わったんだね。
お疲れさま〜
お互い労をねぎらっているロバたちでした。
カンペールの旧市街をざっと歩いた旅行記でした。 -
フィニステールでのお買い物は食べ物以外では、
ブルターニュでしか作られていないソバを原料にスコッチと同じ方法で製造されたモルトウイスキー"EDDU SILVER"
ウイスキーなのでソバの香りはしません、味はウイスキーよりカルバドスに似てるかな?
ん?カルバドスはソバでなくリンゴのブランデーよね。
どちらもブルターニュ産だから似てるのか?
私としてはウイスキー味は苦手になってしまったはので良かった。
購入したのは700ml,40%vol.
3500円位だったような、もひとつランク上だと5000円位。
BSでブルターニュでソバのウイスキーを製造している番組をやっていました。短編小説の一部だったかな?
日本と同じ、一面にソバの花が咲いている風景は幻想的でした。 -
これはコーヒーカップでもカフェオレボールでもありません。
カルバドスやソバウイスキーを飲むための小さなお猪口。
実際お猪口くらいの大きさです。
これを6個購入。
写真は赤いリンゴの模様ですが、裏側は青リンゴです。
可愛くてとっても気に入っています。
カンペール焼きの老舗HBアンリオ社の物ではないので、安物です。
強ーいお酒をこれでクイっとね。
ショットグラスに良いです。
夫がここでブルトン音楽の歌手3人の名前をあげてファンだと言ったら、お店の美人おねえさんが大喜びして、塩キャラメルをたくさんくださいました。
おかげで塩キャラメルき買わずにすみました。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- 迷子さん 2011/11/08 16:22:04
- この街なら・・・
- 迷って彷徨っても愉しそうでやんすね〜。
アッシもお土産にカンペール焼きの
シードルカップ(多分、持ち帰ったら
こっちではコーヒーや紅茶のマグになるっすが)
買えばよかったっす。
(でも、思ってたよりもカンペール焼きって高いっすね)
ブルトン柄のテーブルクロスの方が可愛いかな?!
そば粉のウィスキー!
アッシも初めて知りますただ。
つまみは・・・・キブロンの鰯缶???が合うのかな(笑)
- 唐辛子婆さん からの返信 2011/11/08 22:48:57
- RE: この街なら・・・
- 迷子サン、コクリコさん
横レス失礼をば。
私もテーブルクロス気に入ったわん♪
なんだかちょっとフランスじゃないような町並み。
ディープでいいですねえ。
いつまでもさまよっていたい感じ。
唐辛子婆
- 迷子さん からの返信 2011/11/09 00:28:48
- RE: RE: だしょーっ!
- 唐辛子婆さま、お今晩はです〜。
そうそう、可愛いのでありますだ!
この柄なら小さな窓のカーテンにもしたい気が〜。
彷徨い序にお腹が空いたら
ガレットで御座いますな〜パクリ。
(端っこの方ってさ生地が薄くなっちゃうから
焼くとパリッとおせんべいみたくなるざんしょ?
あれも大好きなのだ〜!今回の旅行で
すっかりワッフルファンからクレープファンに転向すたざんす)
マダム・ドヌーブの立ち寄られた
駅のお店も行ってみたいでやんすョ。
- コクリコさん からの返信 2011/11/09 13:57:28
- RE: この街なら・・・
- わっわっ迷子さん、唐辛子婆さん、揃っていらっしゃいませ。
ブルトン柄の何か買えば良かったですが、今回も自分の物はアルコールと旅行記にあるおちょこカップしか買わなかったです。
えーと、ブルトン柄のエプロンや鍋つかみは姪たちに、ブルトン柄のTシャツは甥・姪のちっこい子供たち(7人)に。
ブルトン柄の絵のついた缶に入ったガレット(サブレ風の)や塩キャラメルは夫や私の兄・姉・妹・弟等親戚に。
親戚が多いと心強くはありますが、旅行行っても彼らへのお土産だけで荷物がいっぱいになってしまうのだ〜〜それも軽くて小さい物を選んだはずなのに(^^;)
行く前はキブロンの鰯缶買おうとはりきってたんですがね。
ソパモルトウイスキーにピッタリだったと思います。
唐辛子婆さん、ブルターニュの木組の家並みは近くのノルマンディー(迷子さんが10月にいらした)の木組の家とも微妙に違ってごつくてなかなかでした!
アルザスやシャンパーニュ地方の木組の家並みともまた違うようだし、他の国のとも違いますしね。
フランスは広いのでいろんな顔見せてくれますね。
いかにもフランスっぽいのはフランスの真ん中あたりのM氏の住んでいるブルゴーニュとかロワール地方なんじゃないかな〜「ヨーロッパの中では太古の風景が唯一残っている地域がある」とM氏が自慢していましたぁ〜
なにしろシーザー率いるローマと戦った最後のガリアの要塞アレシアがあった所だからね(^^)
迷子さん、カンペール駅のビュッフェは世界中のどこにでもあるような無国籍なビュッフェですよ〜
でも列車待ちや雨宿りには良いかも。
マダム・ドヌーヴは何を召し上がったんでしょうか?
カンペールは都会と言ってもブルターニュの中では・・の話なので町を彷徨うにはちょうど良い小都会でした。
大聖堂が目印になってるから迷子にならないですね〜
-
- ふらどくさん 2011/11/08 06:19:12
- 初めて知りました。
- こんにちは、ふらどくです。
フランスの地方色豊なものって結構ありますが、
そばウイスキーと言うのがあるんですね。
カルバドスまでは知っていましたが、
ちょっとびっくりです。
カンペールの街並みは素敵ですね。
- コクリコさん からの返信 2011/11/09 13:19:49
- RE: 初めて知りました。
- ふらどくさん、いらっしゃいませ〜
ふらどくさんはカンペールは未踏の地でしたね。
ブルターニュ半島の先に忽然と現る花の町、と言ったら大袈裟かなあ?
でも半島のはずれ近くにしては立派な町が現れたという感じでした。
> そばウイスキーと言うのがあるんですね。
> カルバドスまでは知っていましたが、
ブルターニュに 再訪する機会があったら是非お試しあれ!
価格も(今、コメントに書き加えました)3000円台と5000円台なのでウイスキーとしてはお手ごろではないかと。
テレビで見たことあるのですが、一面ソバの花が咲く風景見事でしたよ。
日本ではあれが蕎麦切りになり、フランスではガレットとウイスキーになるのですね。
ちなみに、ソバを年間で食する(生産する)割合はフランスの方が日本よりずっと上で世界で第3位。
なにしろガレットはソバ粉100%、日本で私たちが食べるソバはソバ粉はほんの少ししか入っていないし、それも外国のソバ粉だったりしますものね。
1位はロシアだったかな?
ロシアでソバ食品召し上がりましたか?
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