2011/10/07 - 2011/10/15
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maki5963さん
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当初この旅は6月下旬を予定していたのだが、気が変わって南ドイツに行ったので、同じツアーで友人と2人参加となった秋の旅。南チロル地方のドロミテを南ルート3泊2日で巡ってから、ベルニナ急行でスイスサンモリッツへ。エンガディンの村や展望台を巡り、マローヤ峠越えで再びイタリア、コモ湖経由で東リビエラ海岸へ、という総じて不便な地方を巡るという私好みのツアー。
リビエラはラ・スペチアからレヴァントまで、少々慌ただしいけれどチンクエテッレの4つの町を鉄道や一部徒歩で巡った。
旅の他メンバーは世界中旅経験豊富な人たちばかりで計23名。ハイキングなら花の咲く夏がいい季節なのだが、景色を楽しむだけならこの時期もまた素晴らしい。最もいずれも天気次第なのだけど。
その肝心な天気は最初以外ほぼ好天に恵まれた。しかも幸運なことに旅直前後の降雪で山々はすっかり銀世界に。美しくも雄大な山岳風景と色づき始めたカラマツの黄葉と期待どおりの素晴らしい秋景色だった。
氷点下の展望台から夏のようなリビエラ海岸まで、変化に富んだ各地いずこでも美しい風景が見られたのは本当に幸運だった。
<旅程>
10/07:名古屋→成田→ミュンヘン泊
10/08:ミュンヘン→インスブルク→ブレンナー峠越えコルティナ・ダンペッツォ泊
10/09:コルティナ→ファルツァレーゴ峠/ラガツォイ展望台(コルティナ)→ミズリーナ湖(コルティナ)→ポルドイ峠/展望台→カナツェイ泊
10/10:カナツェイ→コスタルンガ峠→カレッツァ湖→サンタ・マッダレーナ村→ボルツァーノ泊
10/11:ボルツァーノ→ティラーノ・ベルニナ鉄道→サンモリッツ→シルスマリア・マローヤ→サンモリッツ泊
10/12:サンモリッツ→コルバッチ展望台→マローヤ峠越えでイタリア・コモ湖→ラ・スペツィア泊
10/13:ラスペツィア→鉄道でチンクエッテッレ(リオマッジョレー(歩き)マナローラ/ベルナツァ/モンンテロッソ)レヴァント→ミラノ泊
10/14:ミラノ→フランクフルト→
10/15:名古屋着
初めにコルティナ~ラガッツォィ~ミズリーナ湖~ポルドイ峠までのドロミテ山中あちこちの前半。
表紙写真はミズリーナ湖畔より望むトレ・チーメ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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2日目、冷たい雨のインスブルク黄金の小屋根前広場。雨でもこのあたりはやっぱり賑やか。
1日目の成田ミュンヘン直行便は寒冷前線通過の悪天で到着も遅れた。2日目のインスブルクまでのガルミッシュ、ミッテンバルト、ゼーフェルトなど、6月に訪れたばかりの絶景路線も雨で展望なし。インスブルクは昼食兼ねた立ち寄り程度なので、ちょっとのフリータイムを好きなシュペックの買い物、お気に入りのクラーナッハの母子像を見に大聖堂へ、と過ごす。 -
トレ・チーメ遠望ズーム
インスブルクから山を登っていくうちに雨は雪になり、ブレンナー峠からイタリア国境越えた辺りの沿線も山も雪景色に。峠を越え休憩したスタンドでは気温4度くらい、風も冷たい。でもしばらく行くとどんよりした空も青空になってきた。イタリア側はいいかも♪と気持ちも明るくなる。
コルティナに入る40分ほど手前あたり。特徴のある山容のトレ・チーメ(ドイツ語ではドライ・ツィーネン)(2099m)が見えて停車。チロル在住(ボスニア出身)のドライバーはとってもいい人で、TDと話し合って適宜融通をきかせてくれたようだった。ミュンヘンからサンモリッツまで、肝心の3泊4日を共にするドライバーなのでこの後も快適なバスの旅に。 -
コルティナへの進行方向正面に見えるのはソラピス山(3205m)。コルティナの町の南東方向にある。
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トレッチーメが見えたあたり、湖と山の美しい風景。
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夕方5時前にコルティナのホテル、Bellevueに到着。ホテルは町の大通りの交差点にあり中心部にも近い。
北隣のホテル越しに、西陽に映える町の背後の岩山。こちらから山を越えてやってきた。 -
ホテルの広いベランダからも同じ山が見える。トファーナ方面の山や、緑の斜面に点在する家々の眺めが美しい。
部屋は2ベッドルームにリビングもある豪華な部屋。シーズンオフで町も落ち着いた感じだった。 -
コルティナ・ダンペッツォの町中心部にある教会と広場。
この町はソラピス、クリスタッロ、トファーネなど、3000mを越える山々に囲まれたドロミテの東の入り口にあたり、スキーリゾートとしても有名。
レストランでの夕食までの時間にちょっと町歩き。リゾートらしく、メインストリートにはおしゃれなお店が並んでいるが、山に囲まれてこじんまりと落ち着いたたたずまいは私好み。ここを拠点に1週間くらい滞在できたらいいだろうなぁと思う。 -
町の東背後にあるファローリアの岩峰(2341m)。町中から一番近いロープウエイで行ける。もうすでに陽の陰った町でも山は明るい。ここから景色を見るなら昼前のほうがいいかも。
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3日目朝8時過ぎ、ベランダから見える山に朝日がさし始めた。谷あいの町に陽がさすのは遅く、まだ暗めだが天気は良さそう。
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ベランダ正面。山の姿も川向うの緑の斜面に民家の点在する風景も美しい。
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朝食後、まずはコルティナからファルツァレーゴ峠にあるラガッツォイ展望台へ。
実はこれは予定表にはなかったので私的にはサプライズ。次にミズリーナ湖へと、町の西と北を行ったり来たり。おかげでコルティナの町を3度も眺めることができたのだった。 -
高台からのコルティナの町。見えている山はクリスタッロ(3221m)か。ここもミズリーナ湖への道中からロープウエイがあるようだが、通った時は気づかなかった。
朝はまだ陽がささず暗かったのでこれは3度目、昼過ぎに通った時の眺め。車窓からの景色はどこも素晴らしかったが、あっという間でチャンスを逃したり、窓の反射が写り込んだりで失敗作多し。 -
コルティナからファルツァレーゴ峠への途中、右側に大きく見える岩山はトファーネ山群で、最高峰は3243m。山にはコルティナの町からロープウエイで行くことができる。
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沿線のカラマツの黄葉はまだ始まったばかりのようだった。これは色づきが良いあたりで明るくなってからの景色。
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車窓からの風景。(帰り道に撮ったものも)
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ラガッツォィ手前、リフトが見えた。スキー場かな。
ドロミテの一番賑わうのはスキーシーズンの冬。道路も除雪され通年通行できるそう。 -
バスはウネウネと山道を登ってきて30分ほどでファルツァレーゴ峠(2117m)に着いた。正面はラガッツォィ展望台のある岩山、左がロープウエイ乗り場。他に売店やレストラン、広い駐車場などがある。
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峠には小さな礼拝堂がある。この先はポルドイ峠へと続くが、この後は一旦町に戻りミズリーナ湖へ行き、午後に再びここを通ってポルドイへ向かうことになる。
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峠より。右の山の背部の雲のかかっているのがドロミテ最高峰のマルモラーダ(3343m)。
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一番良く見えていたマルモラーダ(奥)。展望台からは雲が多くなり隠れてしまった。でも後で行ったポルドイからはもっと近くにはっきり見えた。
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駐車場から、東方面の山々。逆光です。
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山頂にロープウエイ駅が見える。ラガッツォィのロープウエイは途中支柱なしで長さ1050m、3分ほどで着く。山頂展望台はこの左に少し登る。
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ロープウエイ
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礼拝堂。
この辺りは風もなく静かだったのだが・・ -
山頂展望台。
ロープウエイを降りると飛ばされそうなほど強い風と雪が吹きつけていて凍えた。手すりまで全てが凍りつく−8℃、この時が一番寒かった。寒さを予想し、薄手のダウンも重ね着でカイロもあり万全、なのだが強風では長くいられない。
高台に見える展望台まではわずかな登り。足元に気をつけて往復し、これは帰り道。行く時より晴れてきた。 -
標高約2750mの展望台より。360度の素晴らしい展望所だと思うのだが・・
ここでも風が強く、眺めもガスや雲が多い残念な展望で写真もイマイチ。他のみなさんほとんどが早々に退散。私たち他数名は凍える寒さを我慢し、マルモラーダにかかった雲が取れるのをしばし待ったがわずかに顔を見せてくれただけだった。 -
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展望台より下り正面。右にロープウエイ駅。
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下りロープウエイより。西方面の谷筋と山々。午後は右手に伸びる道路を下って行く。
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同じくロープウエイより。マルモラーダは雲隠れ。
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一面の雪景色の麓の峠あたり。向かいの山など峠周辺はハイキングコースになっている。
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峠のお店。トイレ休憩などでちょっと立ち寄り。
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約1時間半の滞在で再びコルティナからミズリー湖へ向かう。車窓風景だけでも素晴らしい。
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コルティナ。右手に宿泊したホテルが見えている。ここの交差点を通ってミズリーナ湖へ向かう。
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少し行って教会の搭が見える郊外。
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今はイタリア領だが、かつてはオーストリア領。アルプス南部は南チロルという呼称そのまま、ドロミテ一帯はチロル同様の美しい風景が見られる。
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くねくねと山道を登るにつれ再び雪景色に変わる。
コルティナからは約15Km、30分くらいで湖畔に着く。 -
少し早いけれど湖畔のレストランで昼食。ペンネと舌ビラメのムニエル、デザートと赤ワイン。
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レストランテラスより。
針葉樹林に囲まれた湖は雪景色だった。湖の周囲は2.6Km、湖の散策予定がラガッツォィになったのは雪のための配慮だったのか・・な? -
ここから見える対岸の山はソラピスSorapis。
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湖畔をバス移動して、湖越しに見えるのは右がCadini、真中がTre cime。左はCristalloか?
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トレ・チーメと対岸のレストラン辺り。
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トレ・チーメズーム。見え方で形は違うが、こちらから見てもどっしりとして立派な姿はひときわ目を引く。
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広々としたこのあたりの湖畔にはお土産屋さんやホテル、レストランなどがある。でも今はオフシーズンで訪れる人もまばら、静かな湖畔です。
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2時過ぎ、再びファルツァレーゴ峠を越えてポルドイ峠に向かう。(ミズリーナ湖〜ポルドイ峠はコルティナ経由で約55km、2時間ほどの距離)
朝より雲が取れてきたラガツォイを振り返って。 -
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峠から下っていくつもの小さな集落を通り、変わる山々の車窓の景色も美しい。
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峠に近づき標高が上がってきてすっかり雪景色。
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ポルドイ峠近く。通ってきた道路がクネクネと見える雄大な眺め。
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午後3時前、標高2239mのポルドイ峠に着いた。
まだ明るく良く晴れている。展望台からの景色も期待できそう!
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