グルジア軍用道路周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2011/07/07木 グルジア軍道(車とガイドチャーター)<br />・アラグヴィ川とジンヴァリ貯水湖<br />・アナヌリ教会見学<br />・グダウリでランチ<br />(壁画のある展望台はスルー)<br />・ジュヴァリ(十字架)峠<br />〜カズベギのゲルゲティ村経由〜<br />・ツミンダ・サメバ(聖三位一体)教会見学<br />(帰りはノンストップでトビリシへ)<br />【21時30時発クタイシ行きの二等寝台泊】<br /><br />ランチに寄ったグダウリを出た後、壁画のある展望台はスルーされたのに気付きました。<br />運転手さんは曲がろうとしたけど、日本語ガイドさんが止めていたのを見てしまいました。<br />だけど、私も、いくら今回の予定のツアー内容からムツヘタ部分が要らなくなってごっそりカットされたからといって、写真撮影のために何度も何度もストップをかけすぎました。<br />そうしてさんざん好きなだけ山の景色を撮影できたので、壁画と展望台くらいいいや、と思えたのも確か。<br />それよりも、ハイライトのカズベギの町で、クヴェミ・ムタ山頂のツミンダ・サメバ教会に行く時間がなくなっては困ると思ったのです。<br />午後になってからは、ガイドさんに「このままだと目的地に行く時間がなくなる」とさんざんボヤかれましたから。<br /><br />だけどカズベギに着いて、ガイドさんから、「ふつうはここで4WDに乗り換えて、追加で50.00ラリかかるけど、この車でこのまま行くとしたら30.00ラリで行ってくれるというけれど、どうする?」と聞かれたときは、ちょっと話が違う、と思ってしまいました。<br /><br />でも、代理店の公式サイトで紹介されていたツアーの内容と、実際のツアーとでずれがあるのはよくあることです。<br />仕方がないでしょう。天候を含む現地の情勢によって調整が必要になるのは当たり前。<br />日本の代理店の公式サイトにはグルジア軍道ツアーにムツヘタのことがまるっきり書かれていなかったのに、ガイドさんはムツヘタ観光もするつもりでいたことから、代理店のサイトでの説明との間に少なからずギャップがありえることに気づき、少し用心していました。<br /><br />もちろんガイドさんは、「徒歩で山登りするなら、追加料金なし」と言っていました。<br />そして公式サイトには、ツミンダ・サメバ教会までカズベギ手前の村から1時間半の小トレッキング、と書かれてありました。なので私は一応、その覚悟で来たつもりでした。<br />でも、険しい山の上に豆粒のようにかろうじて見える教会まで、私の足で1時間半のトレッキングで到着できる気がしませんでした。<br />本日はラクすることをすっかり覚えてしまったので、トレッキングするつもりでいた覚悟はもう残っていませんでした。<br />なので、そのまま30.00ラリの追加料金で、ツミンダ・サメバ教会まで車で行ってもらいました。<br />途中、かなりの傾斜の砂利道で、ちゃんと上れるのか、はらはらしましたが、運転手さんはやりとげました!<br /><br />しかし、あのとき、私が「徒歩で行く」と言っていたらどうなっていたんでしょう。<br />私は旅行中はいつも運動靴ですが、ガイドさんはサンダル履き。トレッキング・スタイルではありませんでした。<br />いや、慣れた人ならサンダルでも山道を歩くのに支障ないかもしれませんが、私が徒歩で上るなんて、はじめから想定していなかったに違いありません(苦笑)。<br />それに、片道1時間半で行けたとして、見学時間も含めたら往復3時間!?<br />トビリシに戻るのは、すっかり遅くなってしまったことでしょう。<br />それも困ります。<br />というのも、実はこの日は21時30分発の寝台車で、クタイシに向かう予定でしたから。<br /><br />この日は朝の9時ちょっとすぎにトビリシを出発して、12時25分にグダウリでランチをとり、14時10分にカズベギに到着しました。<br />ツミンダ・サメバ教会までは車で25分かかり、15時40分に下りてきました。<br />トビリシまでの帰路はさすがに写真撮影のために車をストップさせなかったので、トビリシには19時に戻れました。<br />ツミンダ・サメバ教会にトレッキングしていたら、列車の出発に間に合ったかどうか。<br /><br />といっても、実は、帰りにムツヘタあたりまで戻ってきたとき、車がパンクしてしまい、タイヤ交換などで30分くらい余分に時間がかかっています。<br />でも運転手さんは、このあいだタイヤを交換したばかりなのに、とボヤいていたそうです。<br />それって、ツミンダ・サメバ教会まで、あのものすごい山道を往復したせい?<br />と、ちょっぴりすまなく思わなくもなかった私でした。<br /><br />余談ですが、2007年にブルガリア旅行をしたときに、最初の1週間は現地ガイドと車をチャーターしていたのですが、ラスト近くになって車がパンクしたというトラブルに遭っていたりします。<br />あのときも、公共交通機関では回りにくいところを車をチャーターしてたくさん回り、時間があったのでさらに、事前に特に予定していなかった世界遺産の山まで回ってもらったりしたんです。<br />どちらも私が走らせすぎたせい!?<br /><br />グルジア軍道エクスカーションの一日の写真は、3つの旅行記に分けました。<br />ラストの3つ目のこの旅行記は、ジュヴァリ(十字架)峠を過ぎた後から、車で向かったすばらしい見晴らしの立地のツミンダ・サメバ教会までです。<br /><br />残念ながらツミンダ・サメバ教会内では、撮影禁止でした。<br />ツミンダ・サメバ教会は中に入るにも厳格な教会で、女性は足首まで届くスカートを履いて、頭をスカーフで覆わなければなりませんでした。ズボンを履いた女性は不可なのです。<br />でも、大丈夫! スカートもスカーフもちゃんと教会側で用意してありましたから。<br />車であれ徒歩であれ、せっかくがんばって山を登ったのに、教会の中に入れてもらえない、ということはありませんでした。<br /><br />「十字架峠を過ぎると、道は徐々に下り、傾斜も緩やかになってくる。(中略)右の丘の上にスィオニ教会が見えたらもうそこは最終地点のカズベギだ。カズベギはデレク川の左岸に開けた小さな村。村の中心、カズベギ広場には19世紀の作家であるカズベギの像が立っている。その横に、ロシアのウラジカフカスとカズベギの標識が立っている。あと数m北上すると、ロシアとの国境なのだ。国境付近は情勢が不安定なので、決して近づいてはならない。<br /> カズベギ広場の北西の山頂に小さく見えるのが、14世紀に建てられたツミンダ・サメバ教会だ。そしてその奥には、夏でも雪の消えることのない、コーカサスの高峰、カズベク山(5047m)が見える。(中略)<br /> トビリシからカズベギまで、途中見どころに寄りながらだいたい4時間の道のり。復路はノンストップで2〜2時間30分程度。ゆっくりと景色を楽しみながら帰ろう。」<br />(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)<br /><br />※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。<br />簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724<br />詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」<br />http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html<br />

2011年コーカサス3カ国旅行第5日目(3)グルジア軍道:万年雪のカズベギ山が間近に迫る、クヴェミ・ムタ山頂上のツミンダ・サメバ教会へ

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2011/07/07 - 2011/07/07

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まみ

まみさん

2011/07/07木 グルジア軍道(車とガイドチャーター)
・アラグヴィ川とジンヴァリ貯水湖
・アナヌリ教会見学
・グダウリでランチ
(壁画のある展望台はスルー)
・ジュヴァリ(十字架)峠
〜カズベギのゲルゲティ村経由〜
・ツミンダ・サメバ(聖三位一体)教会見学
(帰りはノンストップでトビリシへ)
【21時30時発クタイシ行きの二等寝台泊】

ランチに寄ったグダウリを出た後、壁画のある展望台はスルーされたのに気付きました。
運転手さんは曲がろうとしたけど、日本語ガイドさんが止めていたのを見てしまいました。
だけど、私も、いくら今回の予定のツアー内容からムツヘタ部分が要らなくなってごっそりカットされたからといって、写真撮影のために何度も何度もストップをかけすぎました。
そうしてさんざん好きなだけ山の景色を撮影できたので、壁画と展望台くらいいいや、と思えたのも確か。
それよりも、ハイライトのカズベギの町で、クヴェミ・ムタ山頂のツミンダ・サメバ教会に行く時間がなくなっては困ると思ったのです。
午後になってからは、ガイドさんに「このままだと目的地に行く時間がなくなる」とさんざんボヤかれましたから。

だけどカズベギに着いて、ガイドさんから、「ふつうはここで4WDに乗り換えて、追加で50.00ラリかかるけど、この車でこのまま行くとしたら30.00ラリで行ってくれるというけれど、どうする?」と聞かれたときは、ちょっと話が違う、と思ってしまいました。

でも、代理店の公式サイトで紹介されていたツアーの内容と、実際のツアーとでずれがあるのはよくあることです。
仕方がないでしょう。天候を含む現地の情勢によって調整が必要になるのは当たり前。
日本の代理店の公式サイトにはグルジア軍道ツアーにムツヘタのことがまるっきり書かれていなかったのに、ガイドさんはムツヘタ観光もするつもりでいたことから、代理店のサイトでの説明との間に少なからずギャップがありえることに気づき、少し用心していました。

もちろんガイドさんは、「徒歩で山登りするなら、追加料金なし」と言っていました。
そして公式サイトには、ツミンダ・サメバ教会までカズベギ手前の村から1時間半の小トレッキング、と書かれてありました。なので私は一応、その覚悟で来たつもりでした。
でも、険しい山の上に豆粒のようにかろうじて見える教会まで、私の足で1時間半のトレッキングで到着できる気がしませんでした。
本日はラクすることをすっかり覚えてしまったので、トレッキングするつもりでいた覚悟はもう残っていませんでした。
なので、そのまま30.00ラリの追加料金で、ツミンダ・サメバ教会まで車で行ってもらいました。
途中、かなりの傾斜の砂利道で、ちゃんと上れるのか、はらはらしましたが、運転手さんはやりとげました!

しかし、あのとき、私が「徒歩で行く」と言っていたらどうなっていたんでしょう。
私は旅行中はいつも運動靴ですが、ガイドさんはサンダル履き。トレッキング・スタイルではありませんでした。
いや、慣れた人ならサンダルでも山道を歩くのに支障ないかもしれませんが、私が徒歩で上るなんて、はじめから想定していなかったに違いありません(苦笑)。
それに、片道1時間半で行けたとして、見学時間も含めたら往復3時間!?
トビリシに戻るのは、すっかり遅くなってしまったことでしょう。
それも困ります。
というのも、実はこの日は21時30分発の寝台車で、クタイシに向かう予定でしたから。

この日は朝の9時ちょっとすぎにトビリシを出発して、12時25分にグダウリでランチをとり、14時10分にカズベギに到着しました。
ツミンダ・サメバ教会までは車で25分かかり、15時40分に下りてきました。
トビリシまでの帰路はさすがに写真撮影のために車をストップさせなかったので、トビリシには19時に戻れました。
ツミンダ・サメバ教会にトレッキングしていたら、列車の出発に間に合ったかどうか。

といっても、実は、帰りにムツヘタあたりまで戻ってきたとき、車がパンクしてしまい、タイヤ交換などで30分くらい余分に時間がかかっています。
でも運転手さんは、このあいだタイヤを交換したばかりなのに、とボヤいていたそうです。
それって、ツミンダ・サメバ教会まで、あのものすごい山道を往復したせい?
と、ちょっぴりすまなく思わなくもなかった私でした。

余談ですが、2007年にブルガリア旅行をしたときに、最初の1週間は現地ガイドと車をチャーターしていたのですが、ラスト近くになって車がパンクしたというトラブルに遭っていたりします。
あのときも、公共交通機関では回りにくいところを車をチャーターしてたくさん回り、時間があったのでさらに、事前に特に予定していなかった世界遺産の山まで回ってもらったりしたんです。
どちらも私が走らせすぎたせい!?

グルジア軍道エクスカーションの一日の写真は、3つの旅行記に分けました。
ラストの3つ目のこの旅行記は、ジュヴァリ(十字架)峠を過ぎた後から、車で向かったすばらしい見晴らしの立地のツミンダ・サメバ教会までです。

残念ながらツミンダ・サメバ教会内では、撮影禁止でした。
ツミンダ・サメバ教会は中に入るにも厳格な教会で、女性は足首まで届くスカートを履いて、頭をスカーフで覆わなければなりませんでした。ズボンを履いた女性は不可なのです。
でも、大丈夫! スカートもスカーフもちゃんと教会側で用意してありましたから。
車であれ徒歩であれ、せっかくがんばって山を登ったのに、教会の中に入れてもらえない、ということはありませんでした。

「十字架峠を過ぎると、道は徐々に下り、傾斜も緩やかになってくる。(中略)右の丘の上にスィオニ教会が見えたらもうそこは最終地点のカズベギだ。カズベギはデレク川の左岸に開けた小さな村。村の中心、カズベギ広場には19世紀の作家であるカズベギの像が立っている。その横に、ロシアのウラジカフカスとカズベギの標識が立っている。あと数m北上すると、ロシアとの国境なのだ。国境付近は情勢が不安定なので、決して近づいてはならない。
 カズベギ広場の北西の山頂に小さく見えるのが、14世紀に建てられたツミンダ・サメバ教会だ。そしてその奥には、夏でも雪の消えることのない、コーカサスの高峰、カズベク山(5047m)が見える。(中略)
 トビリシからカズベギまで、途中見どころに寄りながらだいたい4時間の道のり。復路はノンストップで2〜2時間30分程度。ゆっくりと景色を楽しみながら帰ろう。」
(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)

※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html

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  • 第一次大戦のドイツ兵捕虜に造らせたというトンネルの一つ<br /><br />ジュヴァリ(十字架)峠を過ぎたあと、このようなトンネルがいくつも続きました。<br />今は、車はトンネルの脇の道を走っていますが、昔は脇道はなく、トンネルの中を走っていたそうです。<br />現在、トンネルの中はウシの休み処になっていたりしました。中の方が温度差が少なく、冬は暖かいですからネ。<br />

    第一次大戦のドイツ兵捕虜に造らせたというトンネルの一つ

    ジュヴァリ(十字架)峠を過ぎたあと、このようなトンネルがいくつも続きました。
    今は、車はトンネルの脇の道を走っていますが、昔は脇道はなく、トンネルの中を走っていたそうです。
    現在、トンネルの中はウシの休み処になっていたりしました。中の方が温度差が少なく、冬は暖かいですからネ。

  • トンネルの入口にあった、ここで亡くなったグルジア人の墓碑<br /><br />トンネル工事中に亡くなったか、何か功績を残した人かと思ったのですが、ガイドさんに聞いてもはっきりしませんでした。<br />それももっともでした。<br />こんな風に生前の顔まで彫られているのは、よほどいわれのある人なのだろうと私は勝手に思い込んでいたのですが、こういう墓碑は、ソ連時代には典型的なものだったみたいです。<br />

    トンネルの入口にあった、ここで亡くなったグルジア人の墓碑

    トンネル工事中に亡くなったか、何か功績を残した人かと思ったのですが、ガイドさんに聞いてもはっきりしませんでした。
    それももっともでした。
    こんな風に生前の顔まで彫られているのは、よほどいわれのある人なのだろうと私は勝手に思い込んでいたのですが、こういう墓碑は、ソ連時代には典型的なものだったみたいです。

  • ジュヴァリ峠の後に続くテルギ渓谷を望みながら<br /><br />この後は、カズベキに行く時間がなくなってはたまらないと思ったので、撮影を控えめにしましたが……。<br />

    ジュヴァリ峠の後に続くテルギ渓谷を望みながら

    この後は、カズベキに行く時間がなくなってはたまらないと思ったので、撮影を控えめにしましたが……。

  • 美しい雪山が見えたのでまた一枚@

    美しい雪山が見えたのでまた一枚@

  • 雪が残る山々を背景に

    雪が残る山々を背景に

  • カズベギの町のふもとから見たツミンダ・サメバ教会と雪のカズベク山<br /><br />Lonley Planetによると14世紀の教会、2,200mの高さ、ふつうのペースで1時間半の山登りとなります。<br />立案中は、あのツミンダ・サメバ教会までトレッキングするつもりでした。<br />でも、本日、今まで半日以上、クーラーのきいた車の中でぬくぬくとしていたので、ここからあそこまでトレッキングなんて考えられなくなってしまいました。<br />なので、30.00ラリの追加料金を払って、車で向かってもらいました。<br />

    カズベギの町のふもとから見たツミンダ・サメバ教会と雪のカズベク山

    Lonley Planetによると14世紀の教会、2,200mの高さ、ふつうのペースで1時間半の山登りとなります。
    立案中は、あのツミンダ・サメバ教会までトレッキングするつもりでした。
    でも、本日、今まで半日以上、クーラーのきいた車の中でぬくぬくとしていたので、ここからあそこまでトレッキングなんて考えられなくなってしまいました。
    なので、30.00ラリの追加料金を払って、車で向かってもらいました。

  • ふもとのカズベキの町から見た景色<br /><br />車窓から撮りました。<br />カズベキの町で、作家カズベキ像があるカズベキ広場の写真は撮れませんでした。<br />

    ふもとのカズベキの町から見た景色

    車窓から撮りました。
    カズベキの町で、作家カズベキ像があるカズベキ広場の写真は撮れませんでした。

  • テレギ川を渡っているところ

    テレギ川を渡っているところ

  • クヴェミ・ムタ山頂上のツミンダ・サメバ教会に向かう途中<br /><br />車はくねくねの坂のものすごい砂利道を必死に上っているところでしたから、車窓から撮りました。<br />ただし、道路のコンでションが悪くて、車が徐行しているときに@<br />

    クヴェミ・ムタ山頂上のツミンダ・サメバ教会に向かう途中

    車はくねくねの坂のものすごい砂利道を必死に上っているところでしたから、車窓から撮りました。
    ただし、道路のコンでションが悪くて、車が徐行しているときに@

  • ツミンダ・サメバ教会に向かう途中、カズベギの町を見下ろす<br /><br />これも、カーブで減速しているときに、車窓から撮りました。<br /><br />「カズベギ<br /> グルジア軍道ではグルジア側最後の町にして、周辺へのトレッキングの起点。本来はロシア領ウラジカフカスまでの区間も含まれるのだが、近年は北カフカスの情勢が不安定なのを原因として、ロシア側は現在も第三国の外国人に対して国境を閉ざしている。<br /> 町はテルギ川沿いに南北に広がる。中心はカズベギ広場で、19世紀の作家A. カズベギ像が立ち、周囲には宿2軒とキオスク、カフェなどがある。(中略)川を渡った西側の集落がゲルゲティ村で、背後にはクヴェミ・ムタ山とツミンダ・サメバ教会(徒歩2時間)、さらにその向こうには万年雪を被った標高5,033mのカズベギ峰がそびえている。」<br />(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)<br />

    ツミンダ・サメバ教会に向かう途中、カズベギの町を見下ろす

    これも、カーブで減速しているときに、車窓から撮りました。

    「カズベギ
    グルジア軍道ではグルジア側最後の町にして、周辺へのトレッキングの起点。本来はロシア領ウラジカフカスまでの区間も含まれるのだが、近年は北カフカスの情勢が不安定なのを原因として、ロシア側は現在も第三国の外国人に対して国境を閉ざしている。
    町はテルギ川沿いに南北に広がる。中心はカズベギ広場で、19世紀の作家A. カズベギ像が立ち、周囲には宿2軒とキオスク、カフェなどがある。(中略)川を渡った西側の集落がゲルゲティ村で、背後にはクヴェミ・ムタ山とツミンダ・サメバ教会(徒歩2時間)、さらにその向こうには万年雪を被った標高5,033mのカズベギ峰がそびえている。」
    (「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)

  • 見えてきたツミンダ・サメバ教会<br /><br />Lonley Planetによると、ソ連政府は1988年にふもとのカズベキの町からツミンダ・サメバ教会のすぐ近くまでケーブルカーを敷いたのですが、住民たちは、教会の神聖さを損なうものとして、これを破壊してしまったそうです。<br />

    見えてきたツミンダ・サメバ教会

    Lonley Planetによると、ソ連政府は1988年にふもとのカズベキの町からツミンダ・サメバ教会のすぐ近くまでケーブルカーを敷いたのですが、住民たちは、教会の神聖さを損なうものとして、これを破壊してしまったそうです。

  • コーカサスの教会はこんな見晴らしに立つのが多い@<br /><br />これぞ、立案中にあこがれた景色の一つです。<br />

    コーカサスの教会はこんな見晴らしに立つのが多い@

    これぞ、立案中にあこがれた景色の一つです。

  • 最高峰が雲の下からうっすら見える<br /><br />万年雪のカズベク山がすっきりとは見えませんが、すっかり雲に隠れてしまわず、ここまでは見ることができて、本当によかったです。<br />

    最高峰が雲の下からうっすら見える

    万年雪のカズベク山がすっきりとは見えませんが、すっかり雲に隠れてしまわず、ここまでは見ることができて、本当によかったです。

  • 最高峰カズベギ山<br /><br />実は、万年雪を抱くカズベク山を見ながら、ウルトラセブンの怪獣エレキングを連想していました@<br />なんとなく似ているなと思うのは、私だけ?<br />

    最高峰カズベギ山

    実は、万年雪を抱くカズベク山を見ながら、ウルトラセブンの怪獣エレキングを連想していました@
    なんとなく似ているなと思うのは、私だけ?

  • カズベク山を背にしても、すばらしい山々が目に入る@

    カズベク山を背にしても、すばらしい山々が目に入る@

  • 牛がやってきた@<br /><br />なんとなく、アルプスの少女ハイジを思い出させる光景!?<br />

    牛がやってきた@

    なんとなく、アルプスの少女ハイジを思い出させる光景!?

  • いざ、14世紀の教会ツミンダ・サメバ(聖三位一体)へ

    いざ、14世紀の教会ツミンダ・サメバ(聖三位一体)へ

  • 雲が少しかかっているけれど、最高峰のカズベク山

    雲が少しかかっているけれど、最高峰のカズベク山

  • カズベク山とかしづく山々

    カズベク山とかしづく山々

  • カズベク山に向き合う山々

    カズベク山に向き合う山々

  • 十字架が立つ水汲み場を見下ろす

    十字架が立つ水汲み場を見下ろす

  • 緑がまぶしい@

    緑がまぶしい@

  • つみ石と

    つみ石と

  • 岩タイルとまぶしい緑とカズベク山

    岩タイルとまぶしい緑とカズベク山

  • 岩タイルとまぶしい緑とカズベク山

    岩タイルとまぶしい緑とカズベク山

  • ツミンダ・サメバ教会を見上げる・その1

    ツミンダ・サメバ教会を見上げる・その1

  • ツミンダ・サメバ教会を見上げる・その2

    ツミンダ・サメバ教会を見上げる・その2

  • 教会と鐘楼

    教会と鐘楼

  • 見学希望の女性用にスカートとスカーフがおいてあったところ<br /><br />実はスカーフはこの旅行中、常に持ち歩いていたのですが、このときは車の中においてきてしまいました。<br />

    見学希望の女性用にスカートとスカーフがおいてあったところ

    実はスカーフはこの旅行中、常に持ち歩いていたのですが、このときは車の中においてきてしまいました。

  • ツミンダ・サメバ教会からカズベク山を眺める<br /><br />伝説によると、人類に火をもたらしたギリシャ神話の英雄プロメテウスが、そのことによって神の怒りを買い、鎖で絶壁につながれてしまいますが、その山がこのカズベク山だといわれているそうです。<br />

    ツミンダ・サメバ教会からカズベク山を眺める

    伝説によると、人類に火をもたらしたギリシャ神話の英雄プロメテウスが、そのことによって神の怒りを買い、鎖で絶壁につながれてしまいますが、その山がこのカズベク山だといわれているそうです。

  • 遙か足下に広がるカズベギの町・その1<br /><br />カズベキの町は、今は公式にはシュテパンツミンダという地名でした。<br /><br />「言い伝えによると、Stepantsminda(「聖ステファン」の意味)の町の名は、グルジア正教の修道士ステファンにちなんで名づけられました。彼は、後にグルジア軍道となったこの地に僧院を建てました。町は、18世紀後半、峠を通る旅行者から通行料を徴収する責任者だったこの地方の有力豪族チョピカシュヴィリ(Chopikashvili)一族の支配下に下りました。ロシア帝国がグルジア王国まで領土を広げた19世紀初頭に、地元の人々は、ロシアの支配に対して反乱を起こしました。しかしながら、この地方の領主ガブリエル・チョピカシュヴィリ(カズベキの息子)はロシア帝国に忠誠を誓い、反乱を抑制しました。その見返りに、彼はロシア軍の将校に昇進しました。彼はカズベクの姓を名乗り、彼の支配下にあった村も、しばしば「カズベク」と呼ばれるようになりました。村の名前は、ソ連の支配下の1925年に、正式に「カズベギ」に改名されました。ガブリエル・チョピカシュヴィリの孫は、有名なグルジア作家アレクサンダー・カズベクで、この町で生まれました。2006年、町の名は元のStepantsimindaに戻りました。」<br />(英語版のウィキペディアフリー百科事典より私訳)<br />

    遙か足下に広がるカズベギの町・その1

    カズベキの町は、今は公式にはシュテパンツミンダという地名でした。

    「言い伝えによると、Stepantsminda(「聖ステファン」の意味)の町の名は、グルジア正教の修道士ステファンにちなんで名づけられました。彼は、後にグルジア軍道となったこの地に僧院を建てました。町は、18世紀後半、峠を通る旅行者から通行料を徴収する責任者だったこの地方の有力豪族チョピカシュヴィリ(Chopikashvili)一族の支配下に下りました。ロシア帝国がグルジア王国まで領土を広げた19世紀初頭に、地元の人々は、ロシアの支配に対して反乱を起こしました。しかしながら、この地方の領主ガブリエル・チョピカシュヴィリ(カズベキの息子)はロシア帝国に忠誠を誓い、反乱を抑制しました。その見返りに、彼はロシア軍の将校に昇進しました。彼はカズベクの姓を名乗り、彼の支配下にあった村も、しばしば「カズベク」と呼ばれるようになりました。村の名前は、ソ連の支配下の1925年に、正式に「カズベギ」に改名されました。ガブリエル・チョピカシュヴィリの孫は、有名なグルジア作家アレクサンダー・カズベクで、この町で生まれました。2006年、町の名は元のStepantsimindaに戻りました。」
    (英語版のウィキペディアフリー百科事典より私訳)

  • 遙か足下に広がるカズベギの町・その2

    遙か足下に広がるカズベギの町・その2

  • 遙か足下に広がるカズベギの町・その3

    遙か足下に広がるカズベギの町・その3

  • 雲がたちこめる中にそびえ立つ

    雲がたちこめる中にそびえ立つ

  • 車が待機しているところまで見渡す

    車が待機しているところまで見渡す

  • 古めかしい教会と鐘楼

    古めかしい教会と鐘楼

  • なだらかな緑の丘陵に見える頂上とカズベク山脈

    なだらかな緑の丘陵に見える頂上とカズベク山脈

  • エキゾチックな文様のある教会入り口と外壁<br /><br />このあとは撮影禁止でした。残念@<br />

    エキゾチックな文様のある教会入り口と外壁

    このあとは撮影禁止でした。残念@

  • 教会を出て

    教会を出て

  • 教会を後にしながら

    教会を後にしながら

  • さきほどの水汲み場

    さきほどの水汲み場

  • ここまできた車を、雄大な山景色を背景に<br /><br />カズベキの町まで下りた帰路は、車窓から驚くほどたくさんの花を見つけることができました。<br />いちいち停まって写真を撮りたかったくらいです。<br />ハイライト旅行記に写真がアップできたのは、ほんの一部です。<br /><br />関連の旅行記<br />「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその10:植物編──野花にあふれたコーカサス」 <br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10588959/ <br /><br />* * * * *<br /><br />トビリシに戻ったあと、どうも車がホテルまで戻ろうとしているのに気付いて、慌てて、本日のツアーのおわりはトビリシ駅であることをガイドさんに伝えました。<br />するとガイドさんは、「えーっ、聞いてないよ、聞いてないよ」と連呼。<br />すぐに運転手さんに伝えて、駅の方へとUターンしてくれましたが……私が駅の方角が分かっていなかったら、危ないところでした。<br />自力でタクシーを向かい直したら、10.00ラリかかってしまったはずです。<br />あるいは地下鉄を使ったとしても、30分くらいかかってしまったはずです。<br />旅行代理店を通じて伝えた内容と、実際にガイドさん、あるいは送迎などの現地の人が把握している内容には、どうしてもギャップが生じることがあるようです。<br />自分もしっかりしていなければダメだなぁと痛感しました。当たり前のことですが@<br /><br />クタイシ編へとつづく。<br />

    ここまできた車を、雄大な山景色を背景に

    カズベキの町まで下りた帰路は、車窓から驚くほどたくさんの花を見つけることができました。
    いちいち停まって写真を撮りたかったくらいです。
    ハイライト旅行記に写真がアップできたのは、ほんの一部です。

    関連の旅行記
    「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその10:植物編──野花にあふれたコーカサス」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10588959/

    * * * * *

    トビリシに戻ったあと、どうも車がホテルまで戻ろうとしているのに気付いて、慌てて、本日のツアーのおわりはトビリシ駅であることをガイドさんに伝えました。
    するとガイドさんは、「えーっ、聞いてないよ、聞いてないよ」と連呼。
    すぐに運転手さんに伝えて、駅の方へとUターンしてくれましたが……私が駅の方角が分かっていなかったら、危ないところでした。
    自力でタクシーを向かい直したら、10.00ラリかかってしまったはずです。
    あるいは地下鉄を使ったとしても、30分くらいかかってしまったはずです。
    旅行代理店を通じて伝えた内容と、実際にガイドさん、あるいは送迎などの現地の人が把握している内容には、どうしてもギャップが生じることがあるようです。
    自分もしっかりしていなければダメだなぁと痛感しました。当たり前のことですが@

    クタイシ編へとつづく。

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