2011/07/07 - 2011/07/07
83位(同エリア107件中)
まみさん
2011/07/07木 グルジア軍道(車とガイドチャーター)
・アラグヴィ川とジンヴァリ貯水湖
・アナヌリ教会見学
・グダウリでランチ
(壁画のある展望台はスルー)
・ジュヴァリ(十字架)峠
〜カズベギのゲルゲティ村経由〜
・ツミンダ・サメバ(聖三位一体)教会見学
(帰りはノンストップでトビリシへ)
【21時30時発クタイシ行きの二等寝台泊】
ホテルのロビーで現地ガイドと合流しました。
本日のグルジア軍道は日本の代理店経由で申し込んだツアーなので、日本語ガイドさんでした。
まだ若い女性で、現在、日本にグルジア・ワイン等を輸出する小さな会社に勤めているとのこと。
彼女は一昨年、交換留学生として日本の大学に1年間留学していたので、時々単語を思い出すのに苦労していた様子はあれど、日本語はぺらぺらでした。
やはり日本語で話す方が、私がつたない英語を駆使するよりは、ずっと会話が盛り上がります。
ところが、私がいままでどこを観光したか、という話題で、昨日、ムツヘタまで一人で行ってきた、と話すと、ガイドさんは「えーっ、どうしよう」を連呼。
どうしたのかと思ったら、本日のツアーにはムツヘタ見学が含まれていたので「時間が余ってしまう!」とのこと。
それなら……と、私は遠慮なく写真撮影ストップをお願いすることにしました。
なにしろ、本日のグルジア軍道エクスカーションは、今回のコーカサス旅行の中で一番楽しみにしていましたから。
特に、車窓の外の写真を撮ることを。
といわけで、はじめの頃は、「まみが撮りたい景色がどういうところか分かった!」と言って、私から声をかける前に車をストップさせたりもしてくれましたガイドさんでしたが。
私が調子づいてストップをかけすぎたのか、午後になったら「時間がなくなる」「目的地まで行けなくなる」とボヤかれてしまいました。
ぼやかれるのも当然かな、ゲットできた写真数とカメラのシャッター・カウントからすると、どうも私は100回近く、ストップをかけたようですから。
だって、車を一人でチャーターする贅沢のモトをとりたかったんですもん!
でもそのせいで、グダウリを過ぎてまもなくのところにある壁画のある展望台はスルーされたみたいです(苦笑)。
そんなグルジア軍道エクスカーションの一日の写真を、3つの旅行記に分けました。
1つ目のこの旅行記は、トビリシを出発し、ムツヘタを過ぎたあたりから撮り始めた写真から、貯水湖と思って期待していなかったらびっくりするほど美しかったジンヴァリ貯水湖とその湖畔に建つアナヌリ教会の見学までです。
「グルジア軍道(サカルトヴェロス・サムヘドゥロ・グザ)とは、ロシア連邦の一部である北オセチア・アラニア共和国の首都ウラジカフカスから、大カフカス山脈を越えてトビリシに至る全長約210kmの街道のこと。19世紀初め、南下を続ける帝政ロシアは、チェチェン人など北カフカスのムスリムのほかトルコのオスマン朝、イランのガージャール朝といったイスラーム国家とも戦争を続けていたが、キリスト教を奉じるオセット人の一部やグルジアの諸王朝などは、ムスリムの国よりも同宗の国、ということでかなり自発的にロシアに帰順した。
高い山を見慣れていないロシア人にとって、カフカスの山々は驚きの対象だったようで、その後プーシキンやレールモントフなど数多くの文学者に作品の舞台、あるいは題材として用いられた。そうしたイメージはグルジア人までも含めた広義のロシア語圏全般で再生産され続けている。日本のような山国の住人からするとそこまでの感動はないかもしれないが、グルジアの山岳地帯の中では最もアクセスしやすい地域である。行ってみる価値はあるだろう。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
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ずらりと並ぶ、オセチアからの避難民の仮設住宅
赤い屋根がきれいに並んでいるので、はじめ、仮設住宅とは気付きませんでした。 -
遠くに山脈を望むオレンジ屋根の村と、草花が豊かな様子
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オレンジ屋根の村
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なだらかな丘陵のあるグルジアの田園風景
中景に家畜の群が、豆粒くらいの大きさで見えています。 -
野花咲く、穏やかな田園風景
このあたりまでは、走っている車窓からパチパチ撮っていました。
ガイドさんがそんな私を見て、写真を撮りたいところで合図してくれたら、車を停めてもらうようにするよ、と言ってくれました。 -
深まりつつある山のある景色
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緑豊かな山肌
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ジンヴァリ貯水湖のダム
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戦勝記念碑
でもたいしたものではない、とガイドさんのコメント。 -
アグラヴィ川を見下ろす
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水の色が美しかった、ジンヴァリ貯水湖
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ガイドさんも驚いていた、美しいジンヴァリ貯水湖の景色
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輝くような湖畔の景色
貯水湖とは思えません@ -
エメラルド・グリーンのジンヴァリ貯水湖
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アナヌリ教会が見える美しい景色・その1
橋の上から撮っています。
「アナヌリ教会
17世紀に建設された、典型的な要塞建築。トビリシ方面から軍用道路を北上すると、人造湖にかかる橋を渡ったすぐ右手に見える。
青い湖を背にした白っぽい石造りの要塞の様は、軍用道路沿いの風景の中でも特に絵になる光景である。城塞の内側には2つの教会がある。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
アナヌリ教会が見える美しい景色・その2
さらに進んだところで、また車を停めて撮りました。
グルジア軍道沿いの景色の中でも特に絵になる光景だ、と旅行人シリーズのガイドブックで絶賛されるだけのことはあります。
この要塞教会は13世紀以来の領主アグラヴィ公のものでした。
そしていくつかの王国に分裂していた近代グルジアの版図を変えるいくつもの戦いの舞台となったところだそうです。
最後のアグラヴィ公一家は1739年にライヴァルの領主に暗殺されてしまいました。 -
16世紀の塔
車から下りて、アナヌリ教会を見学します。 -
おみやげに売られていた山男の毛皮の帽子と、16世紀の塔
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アナヌリ教会前から見た、ジンヴァリ貯水湖
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さきほど渡ってきた橋を望む・その1
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さきほど渡ってきた橋を望む・その2
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門をくぐると、山男の服装の展示と16世紀の教会
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廃墟と化していた14世紀の教会跡
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こちらは16 世紀の教会
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壁に刻まれた昔のグルジア文字
グルジア文字は19世紀に新しくなったので、ガイドさんは読めるけれど意味は分からないそうです。
一方の私は、違いの分からない女@ -
美しい文様が入った教会の入口
同じキリスト教の教会であってもカトリックやプロテスタントと全く違っていて、エキゾチックです。
いや、ロマネスクの教会堂になら、雰囲気が似ている気がしなくもないかな。 -
教会入口のエキゾチックな文様
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17〜18世紀のイコノスタシス(聖なるエリアと俗世を分かつイコンの壁)
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イコノスタシスとシャンデリア
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うっすら残る聖人たちのフレスコ
教会内はほとんど白塗りでしたが、これはソ連時代にやられてしまったそうです。
本来は、東方教会らしく、フレスコ画でぎっしりだったはずとのこと。なんたる文化の破壊! -
最後の審判の図のフレスコが残る
天国と地獄図が見られます。
イエスがいるところが当然、天国で、赤い川から下は地獄。
イエスのすぐ下は最後の審判の場です。 -
悪魔がいる地獄部分
まん中の悪魔が大事そうに抱えている白い筒のようなものは、人間の魂でしょうか。 -
柱にうっすら残るグルジアの聖人たちのフレスコ
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龍を退治する聖ジョージのフレスコと、グルジア十字架のある説教台の上の部分
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グルジアの聖人たちのフレスコ
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大天使ミカエルのイコン
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変わった十字架が刻まれた、最後の領主の墓
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イコノスタシスの前にある司教座
撮影している私の背にイコノスタシスがあります。
司教座の後ろでは、正教会にちょっとだけあるイスに、現地の巡礼者たちが休んでいました。 -
聖ニノのイコン
グルジアにキリスト教を広めた聖ニノは、グルジアで一番人気のある聖人です。
彼女がカッパドキアから布教のためにグルジアの地にやってきたとき、まだたったの14歳だったそうです。
なのでイコンも若々しい姿で描かれています。
聖ニノの伝説については、こちらの旅行記コメントを参照ください。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23146982/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23147121/
関連の旅行記
「2011年コーカサス3カ国旅行第3日目(3)トビリシ:世界で2番目にキリスト教を国教化したグルジアのエキゾチックな教会&快く撮影させてもらえたユダヤ教のシナゴーグ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10601134 -
聖バルバラのイコン
キリスト教に帰依したため、父親によって塔の中に幽閉されたという聖バルバラ。
よって彼女のアトリビュート(その持ち主を特定する持ち物)は塔の模型なのですが、それがなかったため、ガイドさんに教えてもらわなければ、私には区別がつきませんでした。
ちなみに、私は昔、聖人・聖女列伝を読んで彼女を知りました。その本はカトリックやプロテスタントの聖人・聖女を中心に紹介していましたが、その頃はカトリックも正教会もあまり意識していなかったですし、正教会のことはほとんど知りませんでした。
なのでこの写真コメントを書くにあたり、確認のために改めて調べてみて、彼女がむしろ正教会の聖人で、実在の人物か確認できないため、カトリック教会の聖人暦からはとっくに外されている(1962年)と知ってびっくり。
もっとも、聖人暦から外されているといっても、聖人から外されたというわけではないです。
聖バルバラは王冠をかぶっていることが多いのですが、貴族の娘です。この王冠は王族の印ではなく、殉教者の王冠であることを、今回初めて知りました。 -
聖三位一体のイコン
聖三位一体とロシア語で書かれてあります。
アンドレイ・ルブリョーフの聖三位一体が有名で、その図柄によく似ていますが、正教会でのイコンはオリジナリティが求められるのではありません。神の恩寵と神の御世を映し出す鏡の役割をしているため、新しく制作するときは昔のイコンを模倣するのが普通……と、昔読んだ高橋保行さんのイコンの本(「イコンのかたち」「イコンのこころ」春秋社)で知りました。 -
ろうそくの形をした灯り
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ビロードモウズイカが生える城壁内
この教会で撮った野花の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその10:植物編──野花にあふれたコーカサス」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10588959/ -
16世紀の古い方の教会へ
こちらはもともと壁にフレスコ画は描かれていなかったそうです。
でもあのくぼみは聖なるエリアで、その手前にイコノスタシスがあって、信者のいる俗世との境界となっていたろうと思います。 -
16世紀の教会のドーム天井
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ドーム天井と、霊廟跡と思われるアーチの模様に注目
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隠れ部屋跡(ノン・フラッシュで)
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隠れ部屋跡(フラッシュで)
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塔と、スカーフをかぶったガイドの後ろ姿
グルジア人は敬虔なキリスト教徒が多いため、教会見学をさせてもらうのに、私も信者にならってスカーフで頭を覆おうとしました。
でも、この日のガイドさんだけでなく、他のガイドさんからも口をそろえて、見学者は別にスカーフは要らない、と言われました。
見学者であつても女性はスカーフが必須でズボン不可、と厳しかったのは、カズベギ手前のツミンダ・サメバ教会くらいでした。 -
城壁の角のみはりの塔
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中世のお城のものらしい、石造りのギザギザ城壁
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すっかり草に埋もれたみはり塔の入口
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石造りの城壁は絵になる@
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増築の跡が伺える城壁
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18世紀の教会の外壁の窓枠と十字架模様
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ジンヴァリ貯水湖を望める位置に立つ鐘楼
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鐘楼の窓から湖を望む
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隠れ部屋兼抜け道
中に下りてみました。 -
隠れ部屋の様子
真っ暗でしたのでフラッシュをたいて撮影しました。
抜け道はすっかりふさがれていました。 -
隠れ部屋から出ましょう!
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庭にあった牢獄
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18世紀の教会を再び見上げて
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美しい外壁
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外のお土産の屋台に並ぶ人形さんたち
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いろんなつぼは手作りかな
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お土産の屋台とアナヌリ城塞教会の2つの塔
塔の形が四角と丸と左右で違っています。 -
売り物のショールと帽子とジンヴァリ貯水湖
「2011年コーカサス3カ国旅行第5日目(2)グルジア軍道:白と黒のアラグヴイ川を眺めた後、グダウリ経由でジュヴァリ(十字架)峠まで」へとつづく。
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