2011/10/09 - 2011/10/09
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ドクターキムルさん
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東京都港区芝公園1にある常照院は浄土宗のお寺で、芝増上寺山内寺院の一つである。開創の年は未詳であるが、開山周公上人は天正18年(1590年)5月20日に寂している。もとは芝浦にあり不断説法所であったが、増上寺の芝移転に伴い子院に列せられた。そのため、歴代の住持は増上寺の寺務を担い、また肥前鍋島藩などの宿坊でもあった。
本尊は善光寺如来の一光三尊阿弥陀如来である。縁起によれば、江戸芝金杉先の海で漁夫が網で引き上げたものを、周公上人が感得して漁夫の家から当院に遷座したとある。
本尊を祀る現本堂内陣は、江戸時代の念仏堂であり、あかん堂の名称があった。本尊が秘仏であって開帳せず、それゆえに「あかん堂」と呼ばれたとも、赤い堂がなまって「あかん堂」といわれたとも伝えられる。
東京大空襲に遇うが、本堂内陣(あかん堂)は土蔵造であったために焼失を免れ、平成13年(2001年)11月20日に登録有形文化財となった。
江戸時代は市川団十郎家の菩提寺で墓があった。境内に七代目団十郎が寄進した石の水鉢などが残り、歌舞伎や浄瑠璃で演じられる白子屋おくまの墓石の一部も現存している。
路地の向こうに立派な枝ぶりの枝垂れ桜の木が見えたので行ってみた。Webの写真は満開の桜が写っており、増上寺鐘楼堂脇の枝垂れ桜と争う綺麗さのようだ。
(表紙写真は常照院山門)
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山門と枝垂れ桜。寺の娘さんが子供の頃(20年前)から大木になっていたというから樹齢は50年といったところか。
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山門。
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境内の石碑。
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「史跡 応娘昔八丈 城木屋お駒墓所」。こちらは歌舞伎や浄瑠璃でお馴染み。
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「白子屋お熊供養之碑」。
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「晴雲信女」(白子屋お熊の墓)の墓。昭和61年(1986年)が、お熊の二百六十回忌に当たるので墓石の一部を復元し、供養碑を建立した。
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文政元年(18181年)七代目市川団十郎が寄贈した石造りの手水鉢。
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「南無阿弥陀佛」。
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「七代目市川団十郎」碑。
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七代目市川団十郎が寄贈した石造りの手水鉢と石仏。
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石仏(延宝2年(1674年)銘)。
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石燈籠。
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手水鉢。
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本堂。東京大空襲で焼失し、戦後の再建である。
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本堂。
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本堂。
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本堂。
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本堂。
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本堂屋根に上がる浪の飾り瓦。片側(道路側)にのみ、庇と大屋根に上がっている。片側にのみ飾り瓦を上げているのは鎌倉・五大堂明王院観音堂に続いて2例目である。
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本堂屋根に上がる浪の飾り瓦。
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土蔵造の本堂あかん堂。
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本堂あかん堂の窓。
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本堂あかん堂。
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本堂あかん堂。
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本堂あかん堂。
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本堂あかん堂。
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本堂あかん堂。
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本堂あかん堂。
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本堂裏の港区区役所の通りから見える東京タワー。
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