2016/12/19 - 2016/12/19
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Elliott-7さん
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「増上寺」
東京初日は、羽田空港からモノレールで浜松町まで行く。さてどこへ行くか? 浜松町から徒歩で東京タワー方面へ向かうと大きな寺院が目に入る。
有名な芝の増上寺である。増上寺は浄土宗大本山で、600年の歴史がある徳川将軍家の菩提寺としてもよく知られています。
浄土宗の開祖は法然上人で、”救いは念仏を称えることで得られる”という「専修念仏(せんじゅねんぶつ)」の教えを中心としているのです。
浜松町駅から歩いておよそ15分、大きな山門が見えてきました。山門(三門ともいう)は正式は三解脱門と呼ぶそうで重用文化財に指定されています。
三門を入りまっすぐ正面に本堂(大殿)が、そこにはご本尊の阿弥陀如来が祀られていました。
「泉岳寺」
その後、将軍家墓所と宝物展示室を見て廻り、ここまでやってきて高輪にある四十七士で有名な「泉岳寺」を参拝しない訳にはいくまいと、地下鉄を乗り継いで「泉岳寺」まで足を延ばしました。
毎年12月になると、テレビなどで「忠臣蔵」が放送されるのが恒例のようですが、やはり一度は四十七士ゆかりの墓所を参拝したくなったのは、歳のせいでしょうか。
ここ泉岳寺は参拝人の手向ける線香の煙がいつも絶えないといわれるようですが、これは本当です。墓所の周囲はお線香の煙が漂い、大勢の人がお墓参りされていました。
泉岳寺は、正式には「曹洞宗萬松山・泉岳寺」といい、曹洞宗の大本山は、福井の永平寺と鶴見の総持寺の二ヶ所です。
ここ泉岳寺は、さほど大きな寺院ではありませんが、赤穂四十七士の墓所として広く知れ渡っています。
実際に寺院を訪ねてみて改めて発見することもありました。これが旅の面白さではないかと思うのです。
・・・発見したこと・・・
その1・・その後、吉良上野介の首はどうなったか?
吉良家から泉岳寺に対して「首を返して欲しい・・」旨の依頼があり、泉岳寺の二名の僧侶が代表で吉良邸まで首を届け吉良家の代表から、「確かに首を受け取った」という署名押印した証文が残っている。(赤穂義士記念館にあり)
吉良家ではその首と胴体を縫合して祀ったようです。
その2・・切腹したのは四十六士だった。残る一人は寺坂吉右衛門
主君・浅野長矩公の仇を討ったのは、赤穂四十七士と言われているが実際には一人少ない四十六士であった。その人物は寺坂吉右衛門である。義士墓所に彼の墓石があり享年83歳と明記されている。
これをみた参拝人が「83歳で討ち入りしたのか?」と、話し合う様子をみて私も不思議に思った。まさか83歳の高齢で討ち入りするはずがあるまいと、記念館の管理人さんが丁寧に説明してくれました。寺坂吉右衛門は当時39歳であったが大石内蔵助の密命により、生き延びて討ち入りの様子を逐一伝えるように言われたため切腹しなかったという説が強いと。
従って墓石には83歳とあるも、討ち入り時の歳でないことがわかった。
その3・・徳川将軍家は、赤穂義士の仇討ちを最後まで認めていなかったが、天皇家はこれを認めた文書と報奨金までを遣わせていること。
これに関する文書が記念館に残っていた。(赤穂義士記念館にあり)
ここ泉岳寺を訪ねたことにより、以上の事柄について知ることができたのは収穫であった。
・・・写真は、泉岳寺山門・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ
-
増上寺三門(三解脱門)
増上寺の表の顔です。威風堂々とした建造物だ!
解脱門とは、三つの煩悩「むさぼり・いかり・おろかさ」を解脱する門のことです。
山門でなくここでは三門という・・ -
三門を入るとすぐ大きな松の木が目に入る・・
「グランド松」という、明治12年に第18代米国大統領が国賓として日本を訪れた際に増上寺を参拝され記念にこの松を植えられたそうです。
そこから「グランド松」と呼ぶそうです。 -
ここからグランド松がよくわかる。全景を・・ -
境内に入り大殿(本堂)へ、後ろには東京タワーが聳え立つ、
新・旧のアンバランスがおもしろい。 -
ブッシュ槙(コウヤマキ)
米国第41代大統領ブッシュ氏が副大統領として昭和57年4月に来日された際、増上寺に参詣され、記念としてこの樹をお手植えされたもの・・ -
手水鉢・水盤舎
-
水盤舎の説明・・ -
本堂・大殿に架かる「増上寺」の額 -
本殿から三門を振り返ってみる・・
遠くのビルは貿易センタービル、 -
本殿の中に入ってみました。
ご本尊は「阿弥陀如来」 -
本殿脇に建つ「安国殿」
天下泰平の世を願って建てられた。 -
徳川将軍家墓所へ行ってみましょう -
たくさんのお地蔵さんが寄進されています・・ -
墓所正門 -
中へ入ってみましょう -
周囲を見渡して -
門には龍の彫り物が・・ -
墓所の説明 -
次いで、地下にある増上寺宝物展示室へ -
ここまで写真撮影可 -
休憩所では大きな前衛書道が -
地下鉄を乗り継いで、高輪の泉岳寺へ行くことにしました・・ -
泉岳寺と言えば、赤穂義士の墓所として有名なお寺です。
宗派は曹洞宗、先の増上寺と比べたらかなり小規模ですが、有名なお寺です。 -
山門脇に建つ、大石内蔵助像・・ -
境内の案内図 -
庫裏が目に入ります -
萬松山・増上寺の案内が -
本堂の説明がありました -
こちらが本堂・・
正面に掲げられている「獅子吼」の額が、右から左へ読みます
「ししく」と読み、釈尊が説法する様子を獅子のほえる様子にたとえたもの。釈尊が大衆に恐れることなく説法することをいうのです。 -
振り返って山門を -
いよいよ四十七士の墓所へ -
義士への鎮魂・・手水鉢 -
史蹟・赤穂義士墓所 -
首洗いの井戸
この井戸で吉良の首を洗ったとされる井戸
-
それではお線香を手向けましょう
一束100円です -
順番にお線香を手向けていくのですが・・
墓所には義士たちの位置と名前が; -
大石内蔵助良雄のお墓
やはりひときわ大きいようです -
こちらは大石主税のお墓、享年16歳とある -
墓所の様子、大石主税のお墓は屋根付きのお墓です -
ぐるりと囲むようにお墓が並んでいます -
浅野内匠頭長矩公の奥方・阿くりのお墓 -
参拝した後、赤穂義士記念館へ
右手に記念館の屋根が見えます -
記念館を見た後、向かいにある義士木像館へ
館内撮影禁止
泉岳寺を見学した後、地下鉄日比谷線と東武線を乗り継ぎ、竹ノ塚の姉宅へ
首都圏の朝夕ラッシュ時は絶対に避けるのが鉄則ですからな!
ラッシュが始まる前に、移動しておきます。しかし、東京の人は皆どうして歩くのが早いのだろうか?
運賃支払いは、もちろんスイカで・・・。前回は余り目立たなかったが、今回はやけにピンクの「ICカード」が目に付きました、
しかし、Suicaは便利ですねー、JR西日本ではICOCAですが・・
これ一枚あれば、チャージさえしておけば、地下鉄・私鉄・JRどれでも乗れるんですから便利なものです!!
これに「おのぼりマップ」さえあれば、どこでも行けますからねー(笑い)
さて、明日はどこへ行きますか?
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