2011/09/27 - 2011/09/30
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Elliott-7さん
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いよいよ“紅葉の秋”がやってくる時候となりましたが、紅葉の時期まで待てず、北東北のツアーに参加することにしました。
太平洋側の東北地方は未曾有の大震災・津波により多くの人名が失われ、災害復旧に尽力されているのは承知のうえで、早秋の北東北・秋田、青森を廻ることにしたのです。
東北地方は災害の影響で観光客が激減しているという情報も流れており、少しでもお役に立てればという思いがあったのも否めません。
今回は、十和田湖、奥入瀬渓谷、竜飛岬、八幡平高原、田沢湖そして角館と、見ごたえのある観光地ばかり・・
中でも「秋田・角館」は、是非一度行ってみたいと思っていただけに、この機会に訪れることができて満足でした。
秋田県を訪れたことで、日本国内47都道府県のうちこれで41番目となり、残すは山形、新潟、長野、茨城、群馬、栃木県の6県のみとなりました。
第一回は、「津軽半島の突端、竜飛岬へ」
竜飛岬は津軽半島の突端にある岬であることはよく知られています。本州の最北端は下北半島の大間崎ですが、ここ竜飛岬は北海道の最南端・白神岬と最短距離にあり、この間を海底トンネルで結ばれ「JR津軽海峡線」が通っていることはよく知られています。
前夜、湯瀬(ゆぜ)温泉に宿泊、東北自動車道を北上、大鰐弘前ICまで行きそこから一般道を通り、たわわに実ったリンゴ畑の中を、地元の人たちに愛されている岩木山を眺めながら“つがる市”へ入り、さらに白鳥の飛来地で有名な十三湖を過ぎ、ようやく突端の竜飛岬へ到着しました。
竜飛崎から対岸の白神崎まではおよそ20kmほど離れており、天気が良いときはここから対岸の北海道を望むことができます。この日も天気に恵まれ対岸に北海道の陸地を望むことができたのは幸いでした。
竜飛岬(崎ともいう)の名称はアイヌ語の「タムバ・刀」が転訛したという説や竜が飛ぶくらいの強風が吹くところからきていると言われています。
ここには、石川さゆりが歌った有名な「津軽海峡冬景色」の歌碑があり、ボタンを押せば石川さゆりの唄う歌を聞くことができます。
特に二小節目の歌詞が刻まれている歌碑はより大きな岩が使われているのです。
♪ ごらんあれが竜飛岬北のはずれと、見知らぬ人が指をさす
息でくもる窓のガラス拭いてみたけど、はるかにかすみ、見えるだけ
さよならあなた 私は帰ります、風の音が胸をゆする泣けとばかりに
ああ津軽海峡・冬景色
[ 阿久悠作詞・三木たかし作曲 ]
この歌詞から厳寒の地、竜飛崎の様子が目に浮かぶようです。
その傍に、「階段国道」があります。「階段国道」って何や?
国道339号線は青森県弘前市から東津軽郡外ヶ浜町にいたる一般国道で、竜飛崎に通称「階段国道」と呼ばれる区間があり、この区間は車両が通行できないという不思議な国道なのです。
全国的にも車両が通行できない“国道”なんかないので、珍しがられているようです。
石段の段数は片道362段あり、勾配も急で蛇行しているので、足腰の弱いお年寄りには上り下りが容易ではありません。
なぜこのようなことになったのか、その説はいろいろあるようです。
わざわざ階段道を残すことでニュース価値があり観光名所になるとか、そのときの建設省(国土交通省)の役人が実態を知らないまま、「国道」昇格を認可したという説もあるようです。
次回は、十和田湖と奥入瀬渓谷へ・・・
- 交通手段
- ANAグループ
-
東北道を大鰐弘前ICで降りて一般国道へ
左右にリンゴ園を見ながら一路津軽半島の突端、竜飛崎を目指す・・
その途中、岩木神社に立ち寄る。
車窓からたわわに実ったリンゴ園がどこまでも続く、
さすがにここ青森はリンゴの産地である。 -
車窓から”岩木山”を眺めながら・・
岩木山は津軽地方の何処からでも見ることができる孤立山で、
津軽地方の人々の信仰の対象になっている山なのである・・・ -
以前、津軽を旅したのは冬だった、
雪に覆われた岩木山があまりにも美しかったので、
以前のマイ旅行記から再度アップしてみた・・・
地元では、「おいわきさん」 「おやま」 と呼称されている
津軽の人たちにとっては、心のふるさとである・・ -
岩木山(いわきやま)神社に到着・・・
岩木山の南東麗に鎮座する神社だ、 -
神社本殿へ向かう・・ -
復興を祈念する旗も・・ -
神社本殿 -
神社社務所 -
上から鳥居を・・ -
岩木山神社参道脇に茶屋があった・・ -
茶屋の前に和みの「足湯」場がある・・ -
岩木山神社の「五本杉」
高さ35m 幹周り太さ6.2m
推定樹齢 300年以上
五本の木が一本化しているようだ・・ -
五本杉を遠くから離れてみよう・・
どうみても一本の木である・・ -
神社の境内で、アイスクリンを売っていた、
日中は津軽地方も暑い・・暑い・・
シャーベットのアイスは旨かった! -
大鳥居の傍に大きな碑が・・
「津軽民謡碑」とあった
津軽は「津軽じょんから」をはじめとして
民謡の盛んなところである・・・ -
岩木山を後にしてバスはつがる市を通り、竜飛崎を
目指すが途中「十三湖」で小休憩する
十三湖は、青森県津軽半島北西部の日本海岸にある
汽水湖で、地元津軽地区では「十三潟(じゅうさんがた)」
とも呼ばれる。
湖が十三あるのではない。
中世には日本海沿岸の交易港「十三湊・とさみなと」の在った場所であり、
そこから十三湖(じゅうさんこ)と呼ばれるようになった・・ -
ここ十三湖は、宍道湖と並ぶ日本でも有名な「しじみ」の
産地で、しじみ汁やしじみラーメンが旨い・・
また、白鳥の飛来地としても有名で「十三湖の白鳥」は
青森県の天然記念物となっている・・
「しじみ汁」を食べてみることにした・・ -
お土産は全て「しじみ」関係のものばかり・・・
しじみの佃煮 しじみ汁 など
「東北のあの震災から観光客がめっきり減った」とか、
「このバスで今日はおしまいよ・・」
店員さんを励ますために、土産を買い込むことにした、、
-
隣の店ではおっちゃんが三味線を弾いていた・・
よく見ると三味線ではなく、スコップだった!
「津軽名物スコップ三味線」だそうだ、
スコップでも三味線に負けない音が出ていた・・天晴れ! -
バスは小泊・こどまりを通り、
波静かな日本海を右手に眺めながら北上する・・ -
このような波静かな日本海もあるのだ・・
岩の上で羽を休める海鳥が・・ -
バスは一路「竜泊・たつどまりライン」を行く
途中、「滝」があった -
「竜泊ライン」から見た海岸線・・ -
-
-
-
-
竜飛崎近くに風力発電機が3基立っていた・・ -
白壁の灯台が見えてきた -
天気が良いので高台からの眺めもよい -
穏やかな海・・ -
竜飛崎灯台は、青森県津軽半島の突端、竜飛崎に立つ
1932年に初点灯された
光達距離は、約44km 灯台の高さ 13.7m -
竜飛崎灯台
日本の灯台50選にも選ばれたという -
このような句碑が立っていた・・
「竜飛崎鷹を放って峙てり」
”たっぴさき たかを はなって そばたてり”
大久保橙青(おおくぼ とうせい)という政治家が
詠んだらしい・・どんな人物か定かでないが・・ -
いい天気だ・・
-
レーダーサイトの遠くに北海道が望める・・・ -
灯台の下は絶壁が・・
海面から灯台までの高さは、約120mもある -
竜飛崎灯台の案内が・・ -
下に降りると土産物屋さんが軒を連ねている
この近くに「青函トンネル記念館」があるのだが、時間の関係で見学できなかったのが残念!
公式HPを紹介しておこう・・
http://seikan-tunnel-museum.com/ -
この近くで獲れた本マグロの模型があった。。 -
土産物は海産物加工品が多い・・ -
タコ足の干物も・・ -
-
-
灯台の下に「階段国道」がある・・ -
階段国道の立て看板が・・
国道339号線を立派な観光目玉にしている・・ -
これが「階段国道」だ、
狭く急勾配だ・・
観光客が多い、これで国道だという
-
降りてみましょうか・・
-
通路いや道路の中央に手すりが・・ -
中間点で・・
-
中間点で・・ -
-
竜飛漁港も・・ -
帯島 -
500m行ったところに
太宰の文学碑があるようだ・・・ -
「津軽海峡冬景色歌謡碑」が・・ -
むこうに歌碑が見える・・ -
歌碑全体像 -
二番の歌詞は前面に大きく・・
♪ ごらんあれが竜飛岬北のはずれと、
見知らぬ人が指をさす の部分・・
右下の方に「赤いボタン」がある。
このボタンを押せば、石川さゆり歌う二番目の曲が大きく流れる、 -
「津軽海峡冬景色」歌謡碑の設立趣意を記した碑文があった。。
竜飛崎は、青森県津軽郡外ヶ浜町だがそれ以前は、三厩村(みんまやむら)であった。
この碑文は、当時三厩村(みんまやむら)の町長が揮毫したもの、
石川さゆりのヒット曲に感謝し、町おこしにかける町長の熱意が伝わってくる・・
-
おやー なにやら人だかりがしているなー
行商のようだが・・ -
ミニバンに海産物を乗せて行商するおばさんがいた・・
NHK番組「鶴瓶の家族に乾杯」で、このおばちゃんが鶴瓶と一緒にテレビ放映されたので一躍有名人になったとか・・
売れ行き好調のようだ! -
津軽平野は稲刈りシーズンだ、
黄金色の稲穂がどこまでも続く・・・・
バスは竜飛崎を後にして東北道を南下し小坂ICへ
小坂ICを下りて十和田大館樹海ラインを抜けて、
十和田湖畔の宿、十和田荘へ・・・・
次回は、十和田湖と奥入瀬渓流へ
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