2009シルバーウィーク☆パリ一人旅-5【パリ3日目】

2009/09/21 - 2009/09/30

2009年9月21日〜2009年9月30日の日程で１人でParisに行きました。
今回ももちろん、セジュール・ア・パリさんのアパルトマンに滞在する『暮らす』旅です☆

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2009.09.23（水）　Paris　晴れ

2008年末オープン以来、パリの友人を初め、いろんなサイトでもお薦めされていたショコラティエJacques Genin氏のお店に行きました！

◆Jacques Genin fondeur en chocolat◆
133 rue turenne 75003 Paris
11:00〜16:00（月曜定休）
メトロ最寄り駅：Republique

当時はまだ日本未出店で、パリでしか食べられない貴重なお店として訪れました♪


そして夜はAlain Ducasse（アランデュカス）プロデュースによるリヨン料理を供するビストロ『Aux Lyonnais』へ。

◆Aux Lyonnais◆
32 rue St-Marc 75002 Paris
http://www.auxlyonnais.com

私は日本でも一人でお店で食事をするのが苦手です＾＾；
今回は一人旅だったので、夜はずっと部屋で食べることになるかも〜と思い、せめて１回くらいはちゃんとしたお店に食事に行きたかったので、出発前に、同じ時期にパリ一人旅をする女性を「カイエ・ド・パリ」の掲示板で募って４名で会うことになりました☆

ちょうど年齢も近い４人が集まり、時間を忘れて楽しい夕食会になりました＾＾*

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

アパートのあるQuatre Septembreから20番のバスでRepublique方面へ向かいます。
うっかり目的の停留所で降りそびれ、２つ先で降りて地図を確認。
斜めに交差する道が多く、少し迷いながらもrue de Turenneの133番地を探します。

ここらへん・・と思ってきた場所を過ぎて「あれ？」っと思ったら、外観にはわかりやすい看板などがなく、モダンな建物の窓に「chocolat」の文字が見えて、戻ってみるとそこがお店でした。

中に入ると、入って右手に陳列棚とレジが。

少し階段を下りた左手には美しく並んだチョコがキラキラと輝いています☆

明るい店内にはサロンスペースもあり、 まずはそこで話題のpatisserieをいただくことにしました。

私がお店を訪れたのは水曜日の12時少し前。
店内には日本人の中年ご夫婦が１組だけで、奥さんはサロンでお茶を。旦那さんはケースの前でチョコを選んでいました。

男性の店員が一人、旦那さんの相手をしているだけで、他にはいないよう・・？勝手に席に着いていいのか躊躇して、店内をブラブラと見ていると、後から一人女性（フランス人）が入ってきて、慣れた感じでサロンに直行して座りました。

それを見て少し安心して、私も壁際の店内が見渡せるソファ席に腰を下ろし、テーブルに置かれたメニューを見ていると、チョコを選んでいる声が聞こえてきて、それが何と日本語！対応する店員さんもかなり流暢な日本語！！
チョコを選び終えた旦那さんがサロンの奥さんのところに戻ってきて、２人でレジに向かいました。気になって聞き耳を立てていると、精算の時も普通に日本語。

今回、parisでの初めての一人cafeデビューでかなり緊張していたのですが、
「日本語使えるの？？」と、違う意味でドキドキしました。

精算が終わり、先程の店員さんが先に座った女性のオーダーを普通にフランス語で取ったあと、私の方へやってきて笑顔で「お伺いします」と聞きやすい日本語で言うので、私もすっかり安心して日本語で注文してしまいました＾＾*

頼んだのは、注文してからクリームを挟むという、サロンでしか味わえないMille-feuilles（ミルフォイユ）のショコラと、カフェオレ。
少し時間がかかりそうだったので、待っている間にチョコレートの並ぶケースを見に行きました。

ケースにはいろいろな模様が描かれた小粒なチョコが30種類くらい並んでいます。
フランス語で書かれたタイトルと説明文を1つ1つ見ながら、帰りに９個入りを買うことにしました。

オリジナルブレンドの紅茶や、マンゴーの入ったパッションフルーツの生キャラメルもお薦めだと聞いていたので品物を見ていると、席にお茶が運ばれてきたので戻りました。

テーブルには私が頼んだケーキとカフェオレの他に、チョコと生キャラメル２個づつが乗ったプレートも！

「こちらはカルダモンのチョコになります。お試しください」
と言って店員さんは売り場の方へ戻って行きました。

まずは楽しみにしていたミルフィーユを・・・パイ生地はサックサク！
間のクリームが生地に染み込んでいないので生地本来の食感と味も楽しみつつ、カカオの風味が香るチョコクリームも楽しめます。

見た目以上に食べ応えがあって、カフェオレもたっぷりの量で結構お腹いっぱい。 （種類が豊富な紅茶にしておいたほうが良かったかも・・）

でも、せっかくだから・・とカルダモンの入ったチョコをパクリ。。
ふわっ！トロッ！と、周りのやや硬い部分さえも感じない軽い口当たりで溶けてしまいます。後からほんのりカルダモンの香りが鼻を抜けて、何ともおいしいビターチョコでした♪

続いて生キャラメルも一つ。こちらも歯に付いたりすることなく、スルスル〜っと溶けてやさしい甘さが口に広がりました。
ケーキでお腹いっぱい、と思っていたけれど、チョコもキャラメルも難なく平らげてしまいました。

もう一人の女性はコーヒーだけ飲んでさっさと帰ってしまい、しばらく広い店内には私一人でした。

ゆっくりとスイーツを楽しんでいると、上からJacques Genin氏が降りてきて尋ねてきた男性と売り場で話し込んでいたり、店員さんと打合せしていたりしたので、それが終わってからチョコを買って帰ろう、と思ってまずはトイレ（カーテンの奥）に行ってみました。

トイレがあるらしき場所に入ると、洗面所に何故か上階へ行く螺旋階段があって、間違ってバックヤードに入っちゃったかな？と思いましたが、奥のドアを開けてみると妙に広い個室がありました。

中に入り、便座に座ると・・・高い！
足がつま先立ちのような感じになるくらい便座が高かったです。 あれは母親だったら完全に足をブラブラさせるな〜と思いました（笑）

広くて清潔なトイレを出て席に戻ると、Jacques Genin氏がこちらを見てニコっと笑いながら上の作業場へ戻っていくところでした。

私は帰り支度をして売り場へ行き、日本語で
「９個入りの箱を同じ内容で２つお願いします」と頼みました。

まずは季節のお薦めのチョコを尋ねると
「実はほとんどがそうなんです。でも、中でもこれらはお薦めです・・」
と言われたなかから４つ。
チョコのベースはビターかミルクなので、ベース違いで同じ種類を選んだりオーソドックスなチョコも入れて、迷いながら９種類選びました。

キャラメルもおいしかったので気になったけど、まだパリに着いて３日目で、他のお店でもいろいろ買いたかったので今回は断念。

包んでもらっている間に店員さんに、日本語が話せる人がいるとは知らなかったので驚いたと言うと
「自分は10年くらい前に半年程東京で学校に通っていましたが、フランスに戻ってからは日本語を使う機会があまりなかったので思い出しながら話してます。でも、日本人のお客さんが多いので便利です！」
と言うので、たった半年？？とビックリしました。本当に流暢な日本語です。

その時、来年の伊勢丹のsalon du chocolatに出店しますのでよろしくお願いします、と言われて、実際2010年開催時に行ってみましたが連日大行列で大人気でした。

デパート何軒か回ればパリ中の有名なスイーツを制覇できてしまうくらい、東京にはいろんなお店の支店がありますが、Jacques Genin東京店が出来るのも時間の問題かもしれませんね。

夕食はパリ在住の知人お薦めのビストロ『Aux Lyonnais』に決めて、一番早い19:30で予約をしてもらい、掲示板で知り合った方とはOpera近くのMONOPRIX前に18:30集合としました。
時間通りに集まったので、メトロには乗らず歩いてお店に向かいました。
ゆっくり歩いてMONOPRIXから10分程度で到着。

まだ準備中なのでお店の前にあるメニューを見ながらフランス語のわからない３人に説明をして、だいたい何を食べるか決まった頃時計を見ると19:15になっていたので、ダメもとでお店に入って予約してある旨を伝えました。

オープンの19時半までは２階で何か飲みながら待ってもらうことになる、と言われましたが、皆と相談した結果、時間まで外で待つことにしました。
この頃になると続々と予約客が到着し始めましたが、そのほとんどが日本人！
やっぱり遅れないように行動する習慣が身についているのですね（笑）
私達以外のグループはみんな２階に行ってお酒を飲んでオープンを待っていました。

19時半になりいよいよ入店。

店員のお姉さん達はみんな愛想が良く、つたないフランス語を話していると
英語のほうがいい？と気を利かせて英語で対応してくれましたが、流暢すぎて結局わからなかったです＾＾；

Amuseは、チーズを使った軽い味付けのクリームとカリカリのバゲットが出てきました。

クセのあるチーズは苦手なのですが、これはおいしかったです！

続いてEntreesは、私を含む３名は名物だという「ウフ・ココット」を注文。
温かくてホッとする味です！

一人だけ「シュークルート・ガルニ」を頼みましたが、サラミやリエットがきれいに盛り付けられて出てきて、目でも楽しめました。
一口食べさせてもらったらとてもおいしかったです♪

メインのPlatsは、私は悩んだ挙句に「子牛肉の赤ワイン煮込み」を注文。

お肉はトロトロに柔らかく煮込まれていましたが私には味付けがちょっと薄かったです・・。
一緒に付いてきたタマネギのグラタンのようなものと一緒に食べました。

他の３人は名物の「クネル」を注文。
一口もらって食べてみると、フワっとした食感とやさしい味でおいしい！

私もクネルにすればよかったな〜とちょっと後悔しました。

最後のDessertsは、結構お腹いっぱいでしたが迷った挙句にスフレにすると、いま機械の調子が悪いから他のにしてと言われて、名物のイルフロットンに変更しました。

メレンゲの部分は軽い口当たりとおいしいカスタードクリームで満足したものの、一緒に付いていた赤いケーキが激甘・・！！
１／３食べるのがやっとでした〜。

食べ終わってコーヒー飲んでいる時に隣のテーブルにスフレがやってきて、とてもおいしそうだったので、残念な気持ちになりました。

今回はワインなどを飲まなかったので、一人30〜35ユーロ程度でした。
でも、お会計をお願いして持ってきたレシートには最初230ユーロ近い値段が書いてあり、高い気がして内訳を確認すると注文数が合わず、隣の５人組の男性グループのレシートと判明・・！

間違ってますよ、と伝えると「えっ？本当だ、ごめんなさ〜い」とすぐ正しいレシートを持ってきてくれましたが、割勘じゃなかったら気付かずに払ってしまっていたかも・・気をつけましょう！！

こちらのお店、混む時は２回転するので追い立てられることもあるそうですが、私達が行った日は19:30に入店して、22時過ぎまでゆっくり出来ました☆