2011/07/06 - 2011/07/06
187位(同エリア242件中)
まみさん
2011/07/06水 ムツヘタ(世界遺産の町)へ日帰り観光
(ディドベ駅前バスターミナルからミニバスで約20分)
・スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂見学
・アンティオキア教会(入れず)
・考古学博物館見学&撮影
・タクシーでジュヴァリ聖堂へ&見学&ムツヘタ市を見下ろす
・サムタヴロ教会見学
・考古学発掘場見学
(ミニバスでトビリシに戻る)
・タヴィスプレビス(自由)広場〜バラタシュヴィリ通り〜ムトゥクヴァリ川を渡ってすぐ戻る
・アンチスハティ教会(トビリシ最古の教会)見学
・旧市街のレセリゼ通り経由でホテルに戻る
【トビリシ泊:ホテル・ティフリス・パレス(Tiflis Palace)】
ムツヘタへ自力で日帰りエクスカーションに出かけた本日の観光は、ムツヘタ観光だけで終わったわけではありません。
ムツヘタが小さな町で、トビリシからマルシュルートカで約20分、マルシュルートカ乗り場のディドベ・バスターミナルからセントラルに戻るまで30分足らずという近さのおかげで、ムツヘタで随分のんびり観光しても、トビリシに戻ったは16時すぎ。その気になれば、まだまだ十分散策ができる時間です。
あいにく博物館に入るには時間が足りませんが───本当は、閉館間際30分でもいいから国立博物館に入りたい、と一瞬だけ欲をかきましたが───初日のトビリシ観光で回れなかった教会めぐりや、ルスタヴェリ大通り沿い以外の新市街散策もしたいと思いました。
とはいえ、まずは、地下鉄でディドベ駅から自由広場駅まで戻り、そこの小さな広場のベンチでひと休みしました。
それまでの一日の日記をつけて、この後はどう回ろうかとルートを考えながら。
そうしたら、マレーシア人の留学生の男の子に話しかけられました。
おしゃべりも、はじめはよかったのですが、家族構成や泊まっているホテルの値段など、だんだんと身上調査みたいな質問になってきたので、次第に苦痛になってしまいました。
こういうとき、旅先で、宿以外のところで出会った日本人同士だと、まずそういう質問はし合わないいでしょう。
長々と話し込むことがあるわりには(女同士だと特にネ)、相手のプライベートを一切語らないまま、たいてい旅行の話に始終します。
それともそんな私の方が珍しいでしょうか。
私もそういう会話で満足してしまうので、マレーシア人の男の子の、おそらく親しくなることを前提とした会話は、むしろ苦痛でした。
ただ、そのマレーシア人の学生と同じ大学の友達だという韓国人の男の子がやって来たとき、こちらの男の子となら、そういう話もしてもいいかも、と思ったのは確か。
単に、異性の好みの問題だったかも(苦笑)。
ムツヘタでは、いつものとおりランチ抜きでぶっづけで観光していたので、トビリシに戻ってまず45分も休憩をとってしまいましたが、トビリシでぜひ見学したいと思っていたアンチスハティ教会を見学することができました。
アンチスハティ教会はトビリシ最古の教会だけあって、初期キリスト教の三廊式バジリカ構造のとても古風な教会でした。
なるほど、旅行会社が提示するツアー日程でトビリシ観光にたいてい含まれているのも、うなずけました。
とはいえ、アンチスハティ教会に最初からスムーズにたどり着けたわけではありませんでした。
まずは、町中のどこからでも目立った金色のとんがり屋根の教会をめざしたのですが、たどり着けそうになくてあきらめました。
その教会がツミンダ・サメバ教会で、このときはアクセスするルートを完全に間違えていました。
でも、後日、リベンジできました。
黄金のとんがり屋根の教会をあきらめた代わりに、せめてアンチスハティ教会だけでも見学したい!と思ったのですが、これまた旧市街にへんなところから入り込んでしまったのか、わけが分からなくなってしまいました。
でも、探すのをあきらめたとたん、見つかりました@
途中で方向音痴の自分を呪ったけれど、結果的には予定外の街並みを見て回ることができました。
ホテルに戻った後、グルジアの現地代理店の担当者とロビーで落ち合い、旅行代金をホテルのATMから引き出して支払いました。
ずっとメールのやりとりしかしていなかった彼女と初めて会いましたが、まだ若くてとても美人でした@
実は、今回のコーカサス旅行では、事前手配をするにあたって、3ヶ所もの旅行代理店を利用しました。
ターゲットが3ヶ国だったのと、個人では行きにくい郊外の見どころが多く、事前の車手配を何ヶ所もしたかったためです。
その立案の詳細については、こちらのブログ記事に書きました。
「コーカサス旅行の手配手段:3つの代理店を利用」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/06/post-e3f1.html
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
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今朝、ホテルから最寄りの地下鉄駅に向かうときに撮ったメテキ教会とナリカラ要塞
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往路のマルシュルートカの車窓から見つけたもの
とっさに胸ポケットからカメラを取り出して、間に合いました@
でも何かしら、これは。
平和の塔、とか、グルジアの母、みたいなかんじの記念碑に見えます。
ここまではムツヘタに行く前に撮った写真です。 -
ムツヘタから戻ってきて、自由広場でひと休み
黄金の聖ジョージ像に再会です。
この広場にある小さな公園でひと休みしました。
奥に見える市庁舎の塔では、グルジアの国旗が風になびいていました。 -
自由広場の聖ジョージ像にフォーカス!
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入り損ねて残念だった、国立美術館
どうせ常設展は修復中で、ピロスマニの絵は見られません。
もっとも、この美術館自体には、後日、入ることができました。
宝物庫と、この垂れ幕のインドのワルリ・フオーク・アートだけは、鑑賞できました。
「国立芸術博物館
こちらはキリスト教化行こうの金銀を用いた工芸品が多い。貴重なイコン(聖像画)や、歴代の王族にまつわる品も多い。近現代の芸術家たちの作品もあり、映画にもなった国民的画がピロスマニの絵は3階のいちばん奥。ちなみに、建物は訂正ロシア時代に神学校として使われており、皮肉なことにスターリンもOBの1人。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
新市街のもう一つの目抜き通りのバラタシヴィリ通りにて
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これもバラタシヴィリ通りに面した建物
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昔のグルジアの民家もあり
後で気付いたのですが、バラタシヴィリ通りは、新市街と旧市街の境の大通りでした。
旧市街を囲む城壁が一部残っていました。 -
彼方に輝く金色ドームの教会に行きたい!
このままバラタシヴィリ通りを進めば、行けるような気がしてしまいました。
あれがツミンダ・サメバ教会で、トビリシ最終日に見学に行きました。
バラタシヴィリ通りからバラタシヴィリ橋を渡って行けないことはなかったのでしょうが、アグラバリの地下鉄駅がある広場から向かった方がアクセスしやすかったです。 -
バラタシヴィリ通りのグルジア建築家ショータ・クヴラシヴィリ(Shota Kavlashvili)の像と古いグルジアの民家
彼方に見える巨大な教会を目指しながらも、道々の撮影に余念がありません@
後日買った「TBILISI Travellers Guide」によると、ショータ・カヴラシヴィリとは、トビリシの旧市街の修復・再生の中心となった建築家とのことです。
※「TBILISI Travellers Guide」はネットにも掲載されています。
http://tbilisiguide.ge/w/tourist_routes.php -
バラタシヴィリ通り沿いに残る城壁と、12世紀の新プラトン主義の哲学者ヨハン・ペトリッツィ(Iohann Petritsi)の像
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城壁に残っていたステキなもの
看板? -
バラタシヴィリ通り沿いステキなバルコニーの家
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城壁の上に建つ、バルコニーが美しい古いグルジア民家
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ステキな館が目白押し@
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青空に映えるバルコニーを見上げる
後日、もう一度ここを通りかかったときは、結婚披露宴らしきものをやっていたようです。 -
街灯を点す親父さん
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面白そうな路地を見つけた@
後でここに戻ってきたときに、入ってみました。 -
トビリシ市の人形博物館
この博物館は、後日、見学することができました。 -
バラタシヴィリ橋のそばのファッショナブルな建物
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ムトクゥヴァリ川を渡る
ナリカラ要塞と聖ニコラス教会、そして旧市街のゴルガサリ広場を見下ろす建物が見えます。
銀色のとんがり屋根の教会は、おそらく向かって右はシオニ大聖堂で、左はノラシェン教会あたりだろうと思います。
あの新しい橋を渡って見たかったけれど、チャンスがありませんでした。 -
川向こうにあった、よく分からない公園に到着
このあたりで、金色ドームの教会に向かうのをあきらめてしまいました。 -
人形博物館と彫刻
アンチスハティ教会を探すために、戻ってきました。
後日買った「TBILISI Travellers Guide」によると、博物館の前の彫刻のテーマは「Berikaoba」。グルジアの民族仮面劇場の役者さんのことのようです。 -
人形博物館の壁にはファンタジーな浮彫模様@
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トビリシの地図が描かれた壁
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ステキなバルコニーがあるグルジアの民家と、あの塔に惹かれて
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不思議の国のアリスにでも出てきそうな(!?)愉快な時計塔@
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時計塔の複雑な壁
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時計塔のタイル模様・その1
抽象的な模様のタイルもあれば、何が描かれているのか分かる具象的なタイルもあります。
真ん中の下にあるタイルは、教会と祈る親子でしょう。 -
時計塔のタイル模様・その2
真ん中のタイルは、2つの教会と、丘の上からその教会に向かって祈る親子が分かります。 -
複雑に入り組んだ路地をうろうろしながら、あきらめかけた頃に……
アンチスハティ教会らしき建物を発見!
探がし物は探しているときには見つからないけど、そうでないときにひょいと見つかる、とはよく言われますが、めざす目的ポイントというのも同じことが言えるのですね!? -
初期キリスト教の三廊式のバジリカ様式のアンチスハティ教会
トビリシ最古の教会の威厳があります。
回りにはぎっしり建物があって、なかなか全容が撮れません。
「(前略)5世紀に立てられた市内で最も古いバジリカ型教会で、何度か改修されたものの、その原型は保っている。その名はアンチャ Ancha のイコンという意味で、17世紀にクラルジェティ地方(現トルコ領)のアンチャから貴重な6世紀のイコン(聖像画)が伝わったという故事による。実物は、現在国立芸術博物館にある。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
ムトゥクヴァリ川側のゲートとアンチスハティ教会
「アンチスハティ教会
シオニ教会から新市街(北)の方向に500mほど戻ったところにある。トビリシで最も古い教会で、6世紀に建てられた。その後何度か改修されていが、ほぼ原型を保っている。」
(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)
後日買った「TBILISI Travellers Guide」によると、一番大がかりな改修は17世紀に行われましたが、むしろほぼ原型を保つように、本体上層部やいくつかの柱、そして鐘楼が再びレンガで修復されたとのことです。 -
ブドウ棚の下をくぐってアンチスハティ教会にアクセス
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アンチスハティ教会の中へ
扉の内側にイエス像や聖ニノの十字架(横棒が垂れ下がっていて彼女の髪がからみついている)が浮き彫りされていました。 -
アンチスハティ教会の主廊
ミサの最中でしたので、あまりぶらぶらできませんでした。
正教会には座るところがなく、信者はミサに立って参加するので、疲れていた私は長居できませんでした。
でもこの教会を見ることができて、それで満足@ -
旧市街に面した門から、アンチスハティ教会を後にする
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夕日に照らされた、さきほどの時計塔
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ニョキニョキ、ねじねじの煙突と屋根裏部屋の窓が可愛い家
建物自体はレストランのようでした。 -
アンチスハティ教会の本体と鐘楼を望む
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レセリゼ通りのレストラン「緋色の帆船」の看板
アンチスハティ教会を見つけることができたおかげで方向音痴の私が方向をつかんだので、旧市街を突っ切ってホテルに戻ることにしました。
といっても、めざすはゴルガサリ広場まで一本道の、旧市街の目抜き通りのレセリゼ通り。
ぶらぶら歩いたら、なんとなく見つかりました。
その途中で撮った写真が、こちらのハイライト旅行記の2枚目から5枚目の写真です。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその13:グルジアの風情ある(!?)ひなびた街角」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10590041/ -
レセリゼ通りに交差するタントン・カタリコシ通り
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レセリゼ通りの24時間営業のマーケット
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レセリゼ通りと、読めない看板
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商店が続くレセリゼ通り
トビリシ初日の昨日、旧市街を散策していたとき、途中でタイムスリップしたような旧市街に心細くなり、レセリゼ通りではあまり写真を撮りませんでした。
というわけで、そのリベンジとして何枚か写真を撮りながらホテルに戻りました。
グルジア軍道編へとづつく。
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