2011/07/06 - 2011/07/06
105位(同エリア114件中)
まみさん
2011/07/06水 ムツヘタ(世界遺産の町)へ日帰り観光
(ディドベ駅前バスターミナルからミニバスで約20分)
・スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂見学
・アンティオキア教会(入れず)
・考古学博物館見学&撮影
・タクシーでジュヴァリ聖堂へ&見学&ムツヘタ市を見下ろす
・サムタヴロ教会見学
・考古学発掘場見学
(ミニバスでトビリシに戻る)
・タヴィスプレビス(自由)広場〜バラタシュヴィリ通り〜ムトゥクヴァリ川を渡ってすぐ戻る
・アンチスハティ教会(トビリシ最古の教会)見学
・旧市街のレセリゼ通り経由でホテルに戻る
【トビリシ泊:ホテル・ティフリス・パレス(Tiflis Palace)】
正直言って、ムツヘタは、タクシーを利用してまでジュヴァリ聖堂まで行かなくても、町中の教会巡りで時間が足らないくらいかと思っていました。
だけど、ムツヘタでハイライト中のハイライトともいえるスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂を見学した後、見学できる次の教会がなかなか見つかりません。
やっと見つけたアンティオキア教会と思われる教会は、中には入れませんでした。
観光案内所で見どころの一つとして薦めてもらった考古学博物館は、興味はあっても、私自身は考古学に詳しくない上、ちょっといいなと思ったのは撮影してしまえばすんだので、見学にさほど時間がかかりませんでした。
なので、タクシーの運ちゃんの客引きに遭ったとき、心がぐらつきました。
往復と待ち時間を含めて20.00ラリと言われました。
やはり一人で利用するには割高だと思いましたが……トビリシで、鉄道駅から旧市街のど真ん中のホテルまで渋滞を考慮しても10分とかかりそうになかった距離で、タクシー代は、旅行代理店の人が交渉してくれても10.00ラリだったので、極端に高すぎるわけでもボラれているわけでもないと判断しました。
(2011年7月現在、1 GEL(グルジア・ラリ)=約50円で換算)
結果的には、たぶん、20.00ラリは良心的な値段だったのではないかと思っています。
交渉上手な人はもっと値切れたかもしれませんけど、イタリアやルーマニアでもっと思いっきりボラれた過去のある、交渉が下手な私にとっては。
というのも、ジュヴァリ聖堂は、ムツヘタの町から眺めて、川向こうのすぐ近くに見えるのですが、すぐそばに橋がないので、迂回しなければならないようなのです。
タクシーはメーター制ではなく、事前に値段を交渉したので、運ちゃんが不要な遠回りをして値段をつりあげる必要はありません。
それに、往路では分からなかったけれど、トビリシへ帰る帰路のマルシュルートカも、川を越えるのに同じように迂回していましたから、せざるをえない迂回だろうと判断できました。
ジュヴァリ聖堂はとても小さな聖堂で、撮影は可能でしたが、見学はすぐに終わってしまいました。
ムツヘタで、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂の次に訪れるべきスポットに挙げられているのは、グルジア正教会にとって重要で由緒ある聖堂であることと、聖堂のある山の上からの眺望というオプションのおかげでしょう。
聖堂の前からは、2つの川が交差したところに開けたムツヘタの町が一望できます。
あとで思い出したのですが、私がグルジアをとても意識したきっかけの一つ、去年の2010年3月に、東京五反田のゆうぽうとで、世界的に有名なバレリーナのニーナ・アナニアシヴァリ率いるグルジア国立バレエ団の公演を見たとき、会場にグルジアのパネル写真が展示されてあったのですが、その中にジュヴァリ聖堂からのムツヘタの眺望がありました。
見逃さなくて本当に良かったです。
事前に値段交渉をしたとはいえ、運ちゃんを待たせていると思うと、悔いは残らない程度にマイペースで見学したものの、やはり少し急ぎました。
だけど、見学後、急いでタクシーのところに戻ったら、運ちゃんは見当たりませんでした。
運ちゃんはもっと時間がかかると思っていたのか、少し離れたところに、他にいた運ちゃんたちとタバコを吸っておしゃべりしていました。
運ちゃんを気にして、そう急くこともなかったようです(苦笑)。
スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂に引き続き、ジュヴアリ聖堂でも撮影可能だったのはラッキーでした。
積極的に許可されているわけではないかもしれないけれど、入口の禁止事項が書かれたイラストマークの中に、カメラもビデオもなかったので、撮影しても良いんだろうと判断したわけで。
実際、中に司祭さまらしき人がいましたが、その目の前でカメラを構えても、何も注意されませんでした。
ちなみに、ジュヴァリ聖堂の次に訪れた女子修道院のサムタヴロ教会では、内部の撮影は不可でした。
ジュヴァリ聖堂の入口の禁止事項のイラストには、カメラやビデオはなかったけれど、携帯電話や喫煙、それから半ズボンやノースリーブの服装はありました。
本当は女性のズボン姿もその中にありました。私はジーンズ姿でしたが、何も言われませんでした。
禁止事項の中に、よく見たらピストルまでありました。
グルジアらしい(!?)と勝手に思って、おかしくなってしまいました。
いや、おかしく思えるくらい平和なのは(少なくとも私が観光客として過ごした範囲では平和だったのは)ありがたいことです。
ピストルは、もっと治安が悪かったときは、携帯する人が多かったのでしょう。
そして教会は、町中よりも田舎の山がちなところにありましたから、ゲリラが隠れるのに都合良かったでしょう。
単純に比べられないと思いますが、ブルガリアでは、ゲリラは教会に保護されていたり、教会を拠点にしていたことを思い出しました。
タクシーの中で運ちゃんは、この後、アナヌリやトビリシはどうか、と営業してきました。
でも、グルジア軍道の途上にあるアナヌリは、明日、車とガイドをチャーターしているので、そのときにきっと寄るはずです。
トビリシに戻るのは、マルシュルートカで十分。
マルシュルートカなら20分ほどのトビリシ−ムツヘタ間がたったの1.00ラリですが、タクシーではいくらかかるか。
なので負けずに断り続けたら、最初にタクシーを拾ったところへ戻ってくれました。
東欧旅行では、小さなトラブルの代表としてタクシーでボラれることをたいていの国で用心していましたが、コーカサス旅行中は3カ国を通じて、タクシーでボラれたり、ボラれそうになったりなどの不快な思いをしたことがありませんでした。
ボラれるのは、不慣れな外国人だから、あるいは少々被害妄想が入っているかもしれませんが、西欧人でないから侮られている、と考えられるときがあります。
そういうのが一切なくて、運ちゃんや店の人も人なつっこく、気の良い人ばかりだったコーカサスでは、人々の目が優しく感じられて、とても旅行しやすかったです。
※2011年7月現在、1 GEL(グルジア・ラリ)=約50円で換算しました。
旅行前に調べた2011年6月27日現在、1 GEL=48.88円/0.428ユーロ/0.605ドル、1,000円=20.4GELでした(参照サイトhttp://www.xe.com)。
「(前略)町に入る手前、右側に見える山の頂上に小さな教会がポツンと建っている。6世紀に建てられたジュヴァリ聖堂 Jvris Tadzari でジュヴァリは“十字架”という意味をもつ。グルジア正教の教会に共通する特徴だが、この教会も真上から見ると十字架の形をしている。石造りで装飾も少ない素朴な教会だ。
ムスリムによる侵略などから難をのがれたのも、高い山の上にこれだけを壊しに来るのが面倒だったからということだ。教会からはムツヘタの町を見下ろすことができる。(後略)」
(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
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タクシーでジュヴァリ聖堂へ向かう途中の車窓の外の景色
山の上に上ってしまうと、野原の中にぽつんとあるように見えました。
できれば下から見えたとき、山の威容とともにカメラに収めたかったですが、運ちゃん、ぶわーっとスピードを出して走り去ったので、そんな余裕はありませんでした。 -
タクシーを下りて、石畳をてくてくと
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オレンジ屋根の正十字型の構造のジュヴァリ聖堂
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教会を前にして、まず周辺の見晴らしに目をうばわれる
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あれぞ、ムツヘタの景色として有名な、2つの川が交差した景色@
ムツヘタは川の両岸ではなく、片方に集中しているのがよく分かりました。 -
抜けるような青空の下の教会とアラグヴィ川
翌日のグルジア軍道ドライブは、アラグヴィ川が流れるあちら方面へ向かいました。 -
ゆったりと流れるアラグヴィ川と美しい山々と
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アラグヴィ川とムトクゥヴァリ川が交差して、ヒトデのよう@
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少しアングルを変えて、オレンジ屋根の町のムツヘタ寄りに
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6世紀から1500年もの時を経たジュヴァリ聖堂
1994年に世界遺産に登録されました。
「ジュヴァリ大聖堂/Dzhvaris tamari
ムツヘタの町を見下ろす山の上に立つ、グルジア書記の教会建築を代表する6世紀の教会。ジュヴァリとはグルジア語で十字架の意だが、これは4世紀に聖ニノがムツヘタで伝道を始めるにあたり、まずこの地に木製の十字架を立てたとの伝承に基づく。隣りの遺構は6世紀初めの最初の教会の跡。
町から公共の交通機関はなく、タクシーで往復10Lr程度。徒歩では北側のダム経由で川の東岸に渡り、そのまま山を登って所要1.5時間ほど(5km)。崖道で斜面も急なので、服装や靴には注意が必要。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
少しヨコから見たジュヴァリ聖堂
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教会での禁止事項───ピストル禁止!
ノースリーブや短パンがダメとか、禁煙で携帯禁止、というのはよく見かけますか゛、なんとぴとる禁止の表示まで、わざわざあるなんて。 -
ジュヴァリ(十字架)聖堂だけあって、中には大きな十字架が@
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バラが飾られた中央のテーブルとイコノスタシス
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三天使のイコンと、火が灯ったろうそく
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教会見学後、再び眺望を
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オレンジ屋根の家に囲まれたスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂にズーム
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この次に行くつもりのサムタヴロ教会に注目
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教会の入口前のアーチの向こうの見晴らし
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長年、聖堂を守ってきた壁と、見晴らし
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時を忘れそうな静かな山の景色
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ミサを知らせる鐘と
鐘の音は、ムツヘタの町まではさすがに届かないでしょうね。 -
テラスから望む
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ジュヴァリ聖堂を後にする
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聖堂の前に残る石壁
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修道院としての建築群が少しだけ残っている
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タクシーでサムタヴロ広場に戻った後、銀色屋根のサムタヴロ教会へ
「サムタヴロ教会
スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂の500mほど北、トビリシへのバス停がある広場の奥の女子修道院。聖ニノがその場で祈ったという小さな教会もある。」
(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より) -
銀色屋根のサムタヴロ教会
トビリシで見た教会と似た構造をしています。一番流行したタイプでしょうね。
「サムタヴロ教会/Samtavros eklesia
11世紀の建築で、屋根のドーム部分は13世紀の地震の後、改修された。鐘楼はその際に付け加えられたもの。この付近にはかつてイベリア王の居城があり、聖ニノも住んだと伝えられる。教会の南門から入って左手に、キリスト教を国教としたイベリア王ミリアンとその后ナナの墓がある。こちらは19世紀の建築。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
グルジアがキリスト教国となったのは、327年です。
アルメニアに続き、世界で2番目。アルメニアは301年。
国教化は為政者が国をまとめるのに都合が良い側面もあると思いますが、民族の十字路ともいえるコーカサスはそれだけ早くにその必要性に迫られたということかもしれません。 -
敷地内にはジュヴァリ聖堂を思わせる小さな教会もあり
Lonely Planetによると、聖ニノが祈りを献げた場所にツミンダ・ニノという小さな4世紀の教会があるそうですが、これがそうでしょうか。
彼方にはベブリスツィ城塞もちらっと見えます。 -
13世紀の地震後の改修の際に加えられた鐘楼と、その前の墓地
サムタヴロ教会内は撮影禁止でしたので、写真はなしです。
教会内を見学後、少し庭を散策しました。 -
新しい墓と古い墓
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墓石の頭の方にはお香入れ
お香入れは、形は全く違うけれど、日本のお墓にある線香置きを連想させました。
ぼせきに刻まれた十字架は、聖ニノの十字架です。横棒が垂れ下がっているのが特徴。 -
マツバボタンに囲まれたお墓
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あたりを見回すと
サムタヴロ教会は緩やかな斜面の上にあったため、すばらしい見晴らしが望めました。
。 -
面白い形の墓石@
これは裏です。 -
表から見るとこうなっている@
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鐘楼と、彫刻のような十字架の墓石
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哀しみの十字架とムツヘタを囲む山々
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ダヴィト・アグマシェネベリ通りからサムタヴロ修道院を望む
回った順番としては、この後に考古学発掘場に出かけました。
「2011年コーカサス3カ国旅行第4日目(2)ムツヘタ:うろうろ歩き&考古学博物館と発掘現場見学」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606795/
ムツヘタ編の旅行記おわり。
でも本日の旅行記はまだ終わりではありません。
トビリシ編「2011年コーカサス3カ国旅行第4日目(4)トビリシに戻って:背中合わせの新市街と旧市街」へとつづきます。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10607106/ -
おまけの写真:2010年3月のグルジア国立バレエ団来日公演の会場で初めて見たグルジアのパネル写真・その1
このスヴェティ・ツホヴェリ大制度は、まさにジュヴァリ聖堂のある山の上から撮影したものでしょう。 -
おまけの写真:2010年3月のグルジア国立バレエ団来日公演の会場で初めて見たグルジアのパネル写真・その2
ムツヘタのこの写真を見て、グルジアに対して2008年8月のロシアとの戦争のニュースで漠然と抱いたイメージがだいぶ塗り代わったことを覚えています。
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