2011/08/06 - 2011/08/13
132位(同エリア1805件中)
ゆりりんさん
モスクワがキッチュでポップな街ならば、サンクトペテルブルクは文化の薫り高い街。
まるで東京と京都のようだとよく言われるけれど、確かにそう。
どっちも好き。どっちがいいかなんて決められない。
思い切って両方訪れて本当に良かった。
サンクトペテルブルク滞在2日目は早朝から街を散策。
スモーリヌイ、血の上の救世主教会を訪れた後、
午後は郊外の街、ペテルゴフの宮殿へ。
夜にはバレエ「白鳥の湖」鑑賞。
コッテコテでしょ。そりゃもう楽しかったんだから。
サンクトペテルブルク3日目、旅行最終日の朝は、カザン大聖堂へ。
展望台から市街を眺めて、ちょっと感傷的な気分に浸りながら
夏の思い出にさようなら。
最後の食事はあえての"SUSHI BAR"で〆(笑)。
目に映るすべてが興味深い国、ロシア。
下調べ段階から、どんどん惹かれていった国。
いざ訪れたら、嫌な面がいろいろ見えてきてしまうんじゃないかと
旅行直前には根拠もなく少し怖くなったりもしたけど、
すべての行程を終え、行く前よりももっともっと
ロシアが好きになりました。
また絶対行っちゃうからね!
次は極東ロシアにも行ってみたいな~!
【その1:モスクワ編】1~2日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10592276/
【その2:モスクワ(続)+セルギエフパッサート編】3日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10594327/
【その3:キジー島編】4日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10595887/
【その4:サンクトペテルブルク+エカテリーナ宮殿編】5日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10598209/
【その5(終):サンクトペテルブルク(続)+ペテルゴフ編】6~7日目
(成田着:8日目) ←★今日はここ!http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10606087
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
早起きして朝食をとり出発。ホテルから徒歩30分以上、地下鉄の駅も近くになく微妙にアクセスしづらい「スモーリヌイ聖堂」まで、朝の散歩がてら行くことにしました。
宿泊していた「オクチャブリスカヤ リゴフスキー」の食堂が改装中とのことで、はす向かいのオクチャブリスカヤ本館で朝食
…のつもりだったけど、少しでも時間を有効活用したかったのと、現地のカフェ(この際ロシアのチェーンでもいい)で朝ごはん、というやつをやってみたかったので、朝7:00くらいに早々と街へ。
前日から相変わらず曇天気味の空。とにかく身体が冷える!腹巻きとタイツは8月でもあった方がいいと思いました。 -
道中幸い雨には降られず、一本道をまっすぐ歩いていけば迷うことなくスモーリヌイ聖堂へ到着。
どうやら私、エカテリーナ宮殿然りエルミタージュ美術館然り、なぜか水色とか青系統の外壁の建物に惹かれるんです。ここもご多分に漏れず、事前準備段階でガイドブックで見つけた瞬間一目ぼれ。ぜひ建物をじっくり眺めてみたいと楽しみにしていました。
到着が早すぎたため中に入ることはできませんでしたが十分満足。 -
豪華なのに、あっさりすっきりした色合いなのでくどくない。
見ていて飽きない可愛い建物群でした。 -
そんなスモーリヌイ聖堂、それなりの観光スポットのはずなのに、周りにはなぜかカフェなどがあまり見当たらない。
最寄りの地下鉄駅まで、今度は西へまっすぐ行って途中で南へ折れ曲がるルートをひたすら歩きます。
街並みを適当に切り取っても絵になるサンクトペテルブルク。ネフスキー大通り以外も重厚で美しい建物が立ち並んでいました。 -
30分間は歩いたでしょうか。AM8:30、地下鉄チェルヌイシェーフスカヤ駅よりちょっと北側に位置する”КОФЕ ХАУЗ”(コーフェ・ハウス)で朝食をとることにしました。
なんてことないチェーン店で、モスクワでもサンクトペテルブルクでも、とにかく地下鉄の駅のそばならどこにでもあるくらいの勢いで出店しているお店。しょっちゅう見かけた割には意外と入る機会はなかったので、ちょうどいいやと選んでみました。 -
やっぱりブリヌイはメニューに必ずあるのね。
ショコラドニッツァでサーモン、マクドナルドでアプリコットジャム、テレモークでイクラと色々試してきましたが、ここコーフェハウスでもやっぱり選んじゃいました、ブリヌイ。ロシアっぽさを感じるにはブリヌイ一択やろ!と、もはや変な意地のようなものが芽生えてしまっていた頃。
チェーン店はメニューに英語が表記されている確率が高いのも安心ポイント。お世話になります。 -
ブルーベリージャムとヌテラ(濃厚なチョコクリームペースト)のブリヌイ169ルーブル、マキアート200ml125ルーブル 計294ルーブル(約900円)。
店内は結構広かったのに、中で食べているお客さんはおらず、一人貸切状態。なぜ。。。
ドリンクのテイクアウトをされるお客さんはちょこちょこ来ていました。 -
ここで近くのチェルヌイシェーフスカヤ駅から地下鉄に乗って、サクッとガスチーヌィ・ドゥボール駅まで移動しようかな♪と思いきや…
なぜ!?まさかのチェルヌイシェーフスカヤ駅閉鎖!!しかも入場だけ不可で、出場はOKの模様。ロシアの地下鉄は入口と出口がしっかり分けられているのですが、入口のみガッチリ施錠されちゃってました…。出口からこっそり逆流して入ってやろうかとも思いましたが、すぐ無理だと悟りました。(←当たり前w)
地元の方にも周知があまり徹底されていないようで、入口前で途方に暮れている私の後からやってきたおばあちゃんに「なぜ入れないのかしら?(ロシア語わかんないけど多分こんなニュアンス)」と尋ねられたけど、いやいやこっちが聞きたいですよ、って感じ…。
しょうがなく、ホテル最寄駅までさらに歩くことに。
しかしこれは結果的に良かった。途中に立ち寄ったリーズナブルなスーパーで、自分用のおみやげロシアチョコを思う存分買って、ホテルに置いてまた出かけることができたので。
この赤い扉のお店がスーパー。可愛いでしょ。 -
思う存分買ったとはいいつつ、もっと買っておけばよかったなぁと今になって思います。
デザインのレトロ可愛い感じもたまりませんが、実はロシアチョコ、いわゆる「洋モノチョコ」的なクドさがなく、むしろ甘さ控えめでとっても食べやすかったんです。
完全にジャケ買いでしたがどれもアタリ!
右上のアリョンカちゃんチョコや上段真ん中の牛柄チョコ、下段両脇のこぐまチョコは真ん中にウエハースが挟まっていて、軽やかな味。
左上のコズミックなデザインのチョコはパリッとしたキャラメルコーティング。
一押しは下段真ん中のバレリーナチョコ。あっさり味に、サクッほろっ、とした食感。間違いなく日本人受けする味です。
ここのスーパーにはチョコの品揃えがとても豊富でした。この3倍から4倍は取りそろえてありました。あー、思い切って大人買いしてこればよかった!(笑) -
荷物を置いて市内散策へ。
前日と同じ要領で、ガスチーヌィ・ドゥボール前のツアー申込ブースにて、本日14:00出発「ペテルゴフ」行き日帰り英語ツアーを申し込んだ後は、芸術広場付近を散策。
プーシキン像。なんだか鳥のとまり木状態(笑)。奥に見えるのはロシア美術館。今回は入場する時間がなく、立ち寄れなかったので残念でした。 -
本日夜に「白鳥の湖」を見に行く予定のミハイロフスキー劇場も近くにあります。
バレエのチケットの予約方法について少し触れておきます。
ミハイロフスキー劇場は普通は劇場の公式サイトでチケットが予約できるのですが、8月の「白鳥の湖」はなぜか予約不可能。
結局、外部のチケット予約サイトで手配しました。
こちら"Travel All Russia"→http://www.travelallrussia.com/
バレエのチケットは"Theater Tickets"からチェックできます。
英語OK、料金はカード払いでドル建て、チケット購入手順は非常に分かりやすい、と
サイトを利用する上で支障は全く感じませんでした。
チケットを宿泊するホテルに郵送してくれるサービスも選べたので便利でした。
Dress Circleの席(上手側)で$130(約10,000円)でした。
バレエのチケットくらいなら、日本で旅行代理店に頼むより自分で手配する方が断然安上がり。
もっと安く上げたいのなら、街なかのチケット売り場で探す方がいいのかもしれませんが、私はそこまで冒険できなかったので予約をしていきました。
夏は特に、人気の演目は直前だと買えない可能性もあるらしいので、保険の意味でも予約しておいてよかったと思いました。
サンクトペテルブルクで最も有名なバレエ劇場といえば「マリインスキー劇場」。当初はそちらで観劇するつもりだったのですが、あいにく8月はマリインスキーでの「白鳥の湖」公演はなし。
残念だったけど、現地に行ってみると、アクセスしやすいのは圧倒的にミハイロフスキー劇場だったので結果オーライ。ネフスキー大通りからちょっと入ったところにあって場所が分かりやすいし、地下鉄ガスチーヌィ・ドゥボール駅からも近いので交通至便。時間の限られた旅行において、これはありがたいポイントでした。 -
ミハイロフスキー劇場の脇を抜けて川に突き当たり、右へ歩くと見えてきます。「血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー教会)」。
モスクワのワシリー寺院より渋い色合い。 -
アップで見てみると二倍楽しめます。
ちなみに入場料は大人250ルーブル、学生50ルーブル。写真撮影可。
この裏手(北側)から入場しまーす。 -
観光地にありがちなこと:テキトーなコスプレで写真に写り込もうとする人がいる。一緒に撮っちゃうとお金取られる…んだよね?怖くて近寄ったことないや。
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血の上の救世主教会の何が素晴らしいかって、モザイク壁画の内装。圧倒されました。
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色鮮やか。今まで見てきたキリストの絵画や壁画とは全く違う。私はキリスト教のことはあまり分からないけれど、見ていて心が躍りだす。
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内部にこんな空間が広がっているなんて知らなかった。もっと見ていたかった。
比較するのは不粋だと承知の上ですが。バチカンの大聖堂より断然感動しました。 -
ここへきて気づきました。
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私、
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シャンデリアフェチだ。
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まっすぐ伸びる柱とそれに施されたモザイク壁画、目線を上げるとシャンデリア。たまらん。
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お昼はガイドブックでやたらプッシュされていた「文学喫茶」に立ち寄ってみました。
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んが、この日は残念ながらランチはお休み。お店の人に「店内の写真だけでも撮らせておくれよ〜」と交渉している外国人観光客のおじさんがいたので、便乗。プーシキンのマネキンの写真だけ撮らせてもらえました。
でも、悪い意味で実にツーリスティックな行動だったと後で恥ずかしくなりました…。 -
文学喫茶を後にし、「ヨールキー・パールキー」へ。
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いわば「ロシア料理のファミレス」。メニューには英語表記もあり。体感的な敷居の低さはダントツでした。一人でフラッと入ってもウェルカムな雰囲気。
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全体的に大味な造りの店内もまたよし。なぜか天井には二羽の鳥の剥製が羽ばたいていました(笑)。
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マッシュルームスープ215ルーブル。コンソメベースの食べやすい味でした。
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ビーフのつぼ焼き220ルーブル。パイはしっとり系。角切りのビーフがゴロゴロしてて美味。スープとつぼ焼きで、軽いランチにはちょうどよい分量でした。
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14:00、ガスチーヌィ・ドゥボール横のバス乗り場よりペテルゴフの日帰りバスツアーへ出発。ツアー代金は2,200ルーブル。本当はエルミタージュ美術館の裏手から出ている水中翼船で行こうと思っていたのですが、何せこの日で旅行6日目、だいぶ疲れがたまっていたので、英語ガイドさんが案内してくれて安心、しかも座っていれば問題なく目的地に到着するくバスツアーをチョイス。
ツアーは各国からの外国人観光客が一堂に集まり、国際色豊かな集団でした。ラテン系、フランス人、カナダ人、オランダ人、そして日本人の私。 -
到着時は気持ちのいい青空が広がっていました。
朝晩の気温の変化がかなり激しく、朝方は凍えるように寒かった割には、昼下がりは半袖でも大丈夫なくらい暖かかったです。 -
何気なく売店で買ってみたアイスがもう!!半端なく!!!美味すぎた!!!!甘さ控えめのキャラメルアイスをミルクチョコレートでコーティング。シンプルな棒アイスなのにとても高級感のある味で、一口食べて大感動。
ガイドさんにどこで作っているアイスクリームか聞いたところ、メイドインサンクトペテルブルクとのこと。ロシアのアイス美味い伝説は本当でした。
70ルーブルで最高に幸せになれます。是非。 -
夏空と宮殿。
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日本のkubotaがその宮殿のお庭で一生懸命頑張っているのがなんだか可愛くていとおしくなりました。
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ロシアにもたんぽぽは咲くのです。
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「下の公園」のいちばん有名な噴水。
「上の公園」(kubotaのユンボが頑張ってたゾーン)はシンプルなつくりであまり見ごたえがないのですが、下の公園はやっぱり見ていて楽しかった。 -
花嫁さんが踊っていました。
幻想的ですらありました。 -
ロシア名物・挙式後フォトツアーの真っ最中の新婚カップルのようです。今度は追いかけっこをしていました。
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この噴水、大人気。
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上を通ると水がビヤッと吹き出します。この白いベンチの後ろ側に係のおじさんがいて、タイミングを見計らってスイッチを押して水を噴出させていました。
子供たちがこぞって度胸試しに噴水の上を飛び回っていました。 -
おばちゃんも、楽しそうに遊ぶ坊っちゃんたちをほほえましそうに見物中。
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下の公園の見どころは噴水だけではありません。木漏れ日に東屋。これでも、私が見たのはお庭の一部だけ。もっと時間をとって色々散策してみかったなぁ。
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噴水とおんなのこ。
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混んではいるものの、お庭はとっても広いので、のびのび散歩できました。
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露店はペテルゴフにもありました。
サンタさんの人形は季節問わず見つけやすいようです。さすが北の国。 -
午後のショートトリップを終え、サンクトペテルブルク市内に戻ります。
モスクワもサンクトペテルブルクも、トロリーバスがガンガン活躍中。見たの初めてかも。昔は東京都23区内のあちこち走ってたらしい(こち亀で得た知識)。 -
前日参加したツァールスコエ・セローツアーと同じ母体が主催する日帰りツアーだったようで、この日も最後は前日と同じお土産屋さんが行程に組み込まれていました。
店内にはお休み処もあり。コーヒーと小さなプレッツェル、それに加えてなんとウォッカもサービス。プラスチックの使い捨てショットグラスがちゃーんと用意してあるところも、観光客としては見ていてテンション上がりました。
チップ入れはマトリョーシカを模した入れ物。細かいギミックにもロシア感を忘れません。 -
サンクトペテルブルクの天気はとても変わりやすい。昨日に引き続き、今日も午後から雷ゴロゴロ。実はペテルゴフからの帰りの道中、ずっと激しい雨が降っていました。
夕方が近づくとやっと雨がやんだけど、この空模様。太陽が出ているのに空が黒い。同じ景色でも日によって見え方が違う。それもこの街の魅力。 -
ペテルゴフツアーが終了し、サンクトペテルブルクに着いたのが19:00ちょっと前。ミハイロフスキー劇場「白鳥の湖」開園は20:00。ゆっくりディナータイムを過ごすにはちょっと中途半端な時間。
滞在中、基本的に食事のテーマとして「ロシアっぽさ」を重視していましたが、さすがに6日目ともなるとネタ切れ&やっぱりちょっと飽きてきちゃってたのが正直なところ。
ならばいっそのこと趣旨をガラッと変えて、あえてサンクトペテルブルクのド真ん中で「ロシアっぽくないもの」を食べてみよう!と考えました。
あまりガッツリ食事したいモードではなかったので、ごはんではなく、小腹満たしのサーティーワン。
そんなもんうちの近所にもあるやろ!とセルフツッコミしながら入店。 -
いくらサーティーワンとはいえ、店内はどことなく異国の風情。
どこがどう違うかうまく説明できないけど、やっぱりなんか違う。
照明が暗めなせい?キリル文字のせい?ここのカウンターにはパツキンでボインなチャンネーがよく似合うと思う。きゃりーぱみゅぱみゅ氏でもいいかも。 -
ベリーのようなカシスのようなシャーベットと、日本でもおなじみのキャラメルリボンの2種類を盛ってもらう。英語メニューはなかったので気合いとジェスチャーで何とか食べたい種類を伝えました。135ルーブル。
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のんびりアイスを食べ、店の目の前の川沿いをぶらぶら散歩しながら劇場まで行くと、ちょうどいい時間。開場です。
ミハイロフスキー劇場内部。豪華にして瀟洒。もうさ、内装含めて芸術だねこりゃ。 -
舞台脇の席はまるでお城のバルコニー。
開演を待ちながら佇んでいたお姉さん含めて絵になっていました。 -
私の席"Dress Circle"からの眺め。オーケストラピット。
上演中、上手側は少し見切れてしまうものの、おおむね問題なく舞台が見渡せる席でした。 -
インタミ中のバイオリニストのお姉さん。
ちなみに上演中は撮影禁止です。 -
劇場内の壁にはシャンデリア。こんな素敵な内装見てたら客席で舞踏会開きたくなる。
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Dress Circleは実質3階席。この階層から上は、数席ごとに区画が細かく区切られています。廊下からそれぞれの席の区画に入るドアは分かれていて、座席側から他の区画には移動できません。
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ドアを開けるとこんな感じ。私の席の区画は全部で4席。3名のドイツ人観光客の方と一緒に仲良く観劇しました。
ドイツ人の方との雑談中、日本から来ましたと言うと、真っ先に聞かれたのは地震ネタでも原発ネタでもなく、意外にも「どれくらいの時間飛行機に乗ってきたの?」という質問。10時間というとそれはもう同情されました(笑)。ドイツからロシアは飛行機で2時間ちょいで来られるとのこと。うらやましいなー。欧州から気軽に来ることができるためか、確かにヨーロッパからの観光客はとても多いと滞在中に感じました。 -
初バレエ観劇はとても楽しかったです。
真ん中のジークフリード王子役のダンサーがそれはもうイケメンでした。
終演の挨拶まで美しかった。
「旅行最後の夜はゆっくり座ってバレエ鑑賞でしょ」という妙なこだわりのようなものを叶えるためにこの日にしたのは正解だった。それまでの旅の余韻に浸りながら芸術に触れるのはとても心地よかった。 -
ひんやりとした空気と夜景と。
前日夜のネフスキー通りがあまりにも綺麗で気に入ったので、ホテルまで一駅分、通りを歩いて帰りました。 -
滞在中何度も横を通ったガスチーヌィ・ドゥボールも美しくライトアップ。
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さて翌朝、旅行7日目。あっという間に滞在最終日だよ。寂しいよ。
モスクワで泊まったホテル「イズマイロヴォ ヴェガ」にはインターネット利用ブースがあったのですが、サンクトペテルブルクのホテル「オクチャブリスカヤ リゴフスキー」には無し。街中のネットカフェを大いに利用しました。
サンクトペテルブルクでお世話になったのは、写真左のオレンジ色の看板のネットカフェ「Cafe MAX」。ネフスキー大通り沿いです。店舗によって料金はまちまちだけれど、だいたい30分間で80ルーブル前後。
写真のお店は、オクチャブリスカヤ リゴフスキーから大通りをはさんで反対側の歩道を、エルミタージュ美術館方面へ5分か10分ほど(正直正確な所要時間は覚えてないw手前のドラッグストア"РИВ ГОШ"(リブ・ゴフ)を目印にしてください)歩くと見えてきます。
ちなみに、同じネットカフェのテナントがエルミタージュ美術館の中にも入っていました。便利。 -
また出た!変な着ぐるみ!
ロシア人ってほんとチラシ配りに着ぐるみ投入するの好きね。 -
最後の名所めぐりはカザン大聖堂。
10:00ごろに入場。ドームへの入場料は250ルーブル。 -
ロシアの聖堂の内装がすっかり気に入りました。イコン画もいいし、聖堂のカラフルかつ渋い装飾も好き。
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天井が高い。
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ステンドグラス。
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ドームの上は展望台になっています。螺旋階段をえっちらおっちら自力で登る。展望台は別料金で150ルーブル。
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高いところから眺めるエルミタージュ美術館。遠くても、宮殿広場の柱ははっきり分かります。
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血の上の救世主教会もにょっきりはっきり。
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遥か彼方には大規模な建設現場。クレーンがきりんのジャングルジムに見える。何を建てるのかな。
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そろそろお昼。ホテル方面へ戻りながら、最後のごはん何にしようかなーとあれこれ考えながら散歩。
ところで、ロシアの建築物改装工事現場で私がいたく感心したのが、この現場を覆うだまし絵シートカバー。これはネフスキー大通り沿いの風景。周りの景観を損ねないよう、最大限の努力を払っているのが実に素晴らしいと思いました。
モスクワのクレムリン内でも、改装工事現場には同じようなシートで目隠しがされていて、日本でも普及すれば楽しいのになと心底思いました。どうせ工事やるなら美観を損ねない方がいいに決まってるもんね。 -
ネフスキー大通りで見かけた、あまりにもツンツンしたくなるぷっくりほっぺの持ち主の少年。
-
最終日になって、街中でちょこちょこ見かけていたこいつがケンタッキーのキャラだとやっと気付きました。しかし誰だこやつめ…?
-
ロシア国内での食事はほんとのほんとにこれが最後。どんなロシア料理で〆ようか最後まで思いつかなかったため、究極の「ロシアならではの料理」、現地版日本料理に挑戦してみることにしました。
選んだのはSUSHI BARの「ВАСАВИ」(ワサビ)。街なかにある多数のスシバーの中でも、店外に設置してあるメニュー表の写真がいちばん美味しそうだったので、お寿司をもし食べるならここがいいなと思っていたお店です。 -
お昼はランチセットがあるようです。
メニューは突っ込みどころ満載。
お寿司・スープ・ドリンクがそれぞれチョイスできるのはいいのですが、
・ドリンクメニューはコーヒー・紅茶・クランベリージュースの「モルス」など。
→寿司にクランベリージュース…?
・スープは味噌汁と「キムチスープ」の2種類。
→キムチ…スープ…??韓国…??
・お寿司は「鰻巻き」「カナディアンロール」「アボカド」「フィラデルフィアロール」「名古屋巻き」の5種類。
→何そのやたらとニッチ路線な選択肢…
セットで210ルーブルと、ロシアのレストランにしてはまぁマシな方。約600円。 -
内装はけっこう頑張ってました。
ちょっとペラい着物を着たお姉さんが配膳してくれます。この方は唯一のアジア人(日本人ではなさそうでした)。 -
おしぼりが本格的。
そういえば、ロシア滞在中にレストランに入っておしぼりを出してもらったのはさすがにここのお店だけでした。ジャパニーズスタイルってことか。 -
ドリンク到着。モルスにしてみた。うーん非常に不思議な光景。
待ち時間が長いので、ひまつぶしと気分を盛り上げる目的で、紙ナプキンで折鶴を制作。この後、ウエイトレスさんに褒めてもらえました(えへへ) -
ミソスープ到着!(さすがにキムチスープを頼む勇気はなかった)
なかなかどうしてこれが意外とちゃんと「味噌汁」の味でけっこう美味しかったんですよ。味噌汁に関しては期待以上でした。(ある意味期待を裏切られてしまったような。笑) -
でも"RENGE"も一緒についてくるあたり、ちゃんと「なんちゃってスシバー」らしくて非常にいいと思います。郷に入っては郷に従え?ということで、おとなしくこのレンゲを使って味噌汁をいただきました。不思議な感覚がいたしました、はい。
-
ロシア人に鶴のバリエーションを伝授しようと思います。
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前日の「白鳥の湖」の一場面の再現。この後虚しくもさっさと片付けられてしまいました。ゴミにしか見えなかったか、そうか。
-
おまちかねのメインディッシュ、お寿司が来ましたー☆
って少なっ!!!!!
これ数個つまんだ後の写真じゃないんですよ、信じてもらえないかもしれないけど。
板の大きさに対して料理がすごくさみしく見える…。1個大体4cm×4cm。
出てくるまですっごい時間かかったから(20分くらい)、さぞかし素晴らしいお寿司が出てくるもんだと思ってただけに、ズコーってなりました。 -
ちなみに選んだのは名古屋巻き。寄ればちょっとはマシに見えるかな。
中の具材はピクルスとクリームチーズです。エキセントリックジャパン。
いろいろと刺激的な体験をさせていただいたスシバー、美味しいとか美味しくないではなく、面白さを提供してくれた的な意味で大変満足でした。 -
「ワサビ」を後にし、目と鼻の先のホテルで送迎タクシーを待つ。定刻通りにタクシー到着。私の名前をローマ字で書いた紙を持ちながら、運転手さんがロビーに現れ、無事スムーズにピックアップしてもらえました。
日本であらかじめ手配していたこの送迎タクシーは、プルコヴォ空港(1)まで8,400円。セダンタイプでした。
基本的にリーズナブルな旅行を心がけている身としては、あまり送迎にお金をかけるのは好きではないので、全行程を通して送迎はこのときのみ。
実は、当初の見積もり表からいくつか送迎をカットしたんです。疲れがたまっている中、重たくなったスーツケースを運びながら空港まで向かうのはリスキーだろうと考えた結果、送迎は帰りだけに絞りました。3回分カットして25,000円分くらいは浮いたかな。
市内から40分程度で空港に到着。
※プルコヴォ空港は「1」と「2」があって、それぞれまったく別のところにあるようです。エアラインや便によって空港が分かれているので、自力で向かう場合はしっかりチェックしておいた方がいいようです。 -
プルコヴォ空港ロビー。15:50発アエロフロートSU846便モスクワ・シェレメチェボ行きに乗ります。
-
曲がりなりにも空港なのに、案内板は何とロシア語表記のみ。そっか、よく考えたらここ国内線ロビーか…。私のような国内線→国際線乗り継ぎ客は困っちゃいますね。
よくよく見ると、私の乗る予定の便がどうも遅れるっぽい案内が出ていて少し焦りましたが、モスクワ発成田行きへの乗り継ぎは問題なくできそうでひと安心。
SU846は結局、50分delayの16:30発。
乗り換え便だったけど、スーツケースを預けてしまえばそのまま成田まで持ってってくれるとのこと。よかったー。 -
搭乗口へと続く暗い地下道。とても空港とは思えないけど、この雰囲気嫌いじゃない。味があっていい。
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日本国内ではちょっと見たことのないような機体。ロシア国内線?
珍しい飛行機見るの大好きなので、長い待ち時間も苦にならなかったなー。 -
空港の待合室には時間をつぶすお店皆無。なにげなく自販機で買った子供向けジュースが大当たり。濃厚ですっごく飲みごたえのあるラ・フランスジュース。小さめのサイズでちょうどいい。パッケージもとぼけた具合でかわいい。
-
サンクトペテルブルク→モスクワ間の約1時間という短いフライト中、軽食のサーブがありました。絶対ないだろうと思ってました。
-
乗り換え地点のモスクワ・シェレメチェボ空港では免税店をゆっくり見る暇もろくにないまま、日本への便に搭乗。乗り換えは特に難しくはありませんでした。
夕やけ空に満月。
んっ、よく考えたら…こんなことってあるの?雲の上ならではの不思議現象?? -
機内食その1。
選択権なし(涙)。フィッシュメニューが渡されました。サラダ以外は美味。(サラダは野菜の味になんだか違和感あり。) -
機内食その2。
CAさんは私が昼食を選べなかったのを覚えていて、朝食は優先的に選ばせてくれました。ありがとうございました。
以前アエロフロートを利用したときに気に入った、超甘いクレープ。ラズベリーが入ってます。今思えばこれブリヌイだったのね。 -
チョコとかキャラメルとかの甘系デザート。
正しく「お菓子」的パッケージの雛形を遵守している。 -
といった感じで、夏の女一人ロシア旅行はつつがなく終了。
記憶のどこを切り取ってもきらきらした思い出ばかりがよみがえってきます。思い出補正かな。それでもいいや。
「ノーヴァヤ・ザリャー」で買った香水を部屋に置いて、ときどき眺めながら毎日楽しく過ごしています。
次はどこへ行こうかな。
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この旅行記へのコメント (11)
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- Michiaki Fujiwaraさん 2014/10/18 15:19:50
- 楽しく拝見しました。
- いろんなものに興味をもたれ、女ひとり旅を満喫されたようですね。
私は阪急交通のツアーで8日間(モスクワ2泊、スズダリ1泊、サンクトペテルブルグ3泊、機内泊1泊)の旅でした。旅程は大変きつきつで夜遅く帰り朝6時半起床のハードスケジュールでした。
-
- デブと某医さん 2014/04/06 22:08:15
- 訪ね返しを…
- はじめまして!
お訪ねくださいましたので、訪ね返させていただきました。
「20代女一人旅☆ロシア」、とても楽しく読みました。
20代でしたら触発され「20代男一人旅☆ロシア」に行くところです。
もうその何倍も歳をかさねましたので、
他の方の一人旅を旅行記で楽しませていただきます。
バレエ「白鳥の湖」、素晴らしかったようですね。
私は、合唱でロシアの響きをたっぷり味わいたいなぁ…と思いました。
記していらっしゃったように極東ロシアにも思いがひろがりますね。
ますますのご活躍と素敵な旅をお祈りします。
デブと某医 http://blog.goo.ne.jp/00003193 (少しだけ旅行記も…)
- ゆりりんさん からの返信 2014/04/27 13:20:28
- RE: 訪ね返しを…
- デブと某医さん、はじめまして!
お返事遅くなり申し訳ありません。
「20代女一人旅☆ロシア」、楽しんでくださったとのこと、大変嬉しいです。
バレエ「白鳥の湖」、本場の劇場での観劇はとてもよい経験になりました。
ロシアの合唱も、聞いてみたいですね。私は学生時代に合唱を少し齧っていました。
ロシアの方の雄大な歌声に酔いしれてみたいです。
よろしければまた旅行記見にいらしてください♪
-
- ニッキさん 2013/06/01 15:30:19
- 疑問は教えて下さい
- ゆりりんさん こんにちは。
本日3時間前に秋のロシア旅行を申し込みました。
モスクワとサンクトペテルブルグの他に3古都を巡ります。
ツアーだから何の心配もいらないのですが、下調べはたくさんした方が旅は楽しめますよね。
ゆりりんさんの口コミいっぱい活用させて頂きます(*^_^*)
ゆりりんさんの旅行記はとても楽しいし、写真のアングルは私の好みです。
うん、すごーく良い!
サンクトペテルブルグではチョコレートの棒アイス見つけてみよーっと。
また、おじゃまさせていただきます。 ニッキ
- ゆりりんさん からの返信 2013/06/01 21:53:31
- RE: 疑問は教えて下さい
- ニッキさん、はじめまして!
旅行記ご覧頂いてありがとうございます。お褒めいただき光栄です!
秋のロシア、きっと素敵ですね!うらやましいです。私もまたロシアに行きたいです。すーっごく素敵な国でしたよ!!
棒アイスはロシアの隠れ名物だと思っています(笑)。
何かご質問等あればまたおっしゃってくださいね♪
-
- blanchさん 2013/04/30 18:41:08
- 私も昨年行きました!
- ゆりりんさま、はじめまして!
ちょうど1年前のGWはロシア旅行をしていて、
あるある!な部分が多くて楽しかったです。
旅行記も内容が充実していて素晴らしいですね。
私が書きたかったことも上手にまとめておられて
参考になること限りなしです。
当方もねこ大好きなので、そのへんもまた嬉しく。
次回はきっとククラチョフ劇場の予約をしていかなくては。
他の旅行記もゆっくり読ませていただきますね。
- ゆりりんさん からの返信 2013/04/30 20:41:50
- RE: 私も昨年行きました!
- blanchさん、はじめまして!
blanchさんもロシアを個人でご旅行されたんですね!
旅行記拝見いたしました。行ったところが似ていてとても嬉しくなりました。懐かしいですね。
そうなんです、私もねこ大好きなんです。
ククラチョフ目当てに旅行計画立案がんばりました。
どの猫も器量よしで、きっとblanchさんお気に召されると思います。
またいらしてください☆
-
- mic28さん 2012/12/25 09:34:14
- 旅行記、楽しく読ませて頂きました♪
- 素敵な旅行をされたんですね〜!
個人手配でこれだけいろんなところへ行かれてるのは本当にすごいと思いました。
ネフスキー通り、私も大好きです☆
モスクワよりペテルブルクの方がやっぱりヨーロッパ的ですよね。
KFCの鳥さんは、ロスチックのキャラだと思います。
(10年前の記憶なのでうろ覚えです…^^;)
合併したのかな?
私もまたロシアに行きたくなりました!
楽しい旅行記を読ませて頂き、ありがとうございました♪
- ゆりりんさん からの返信 2012/12/28 00:35:14
- RE: 旅行記、楽しく読ませて頂きました♪
- mic28さん、初めまして!旅行記ご覧いただきありがとうございました。
mic28さんもロシアへ渡航されたご経験があるのですね!
ロシア、とってもいいところですよね〜。旅行計画を立てるのは大変でしたが、またぜひ行ってみたい国です。
1年半近く前のことですが、今でもよく写真を眺めて楽しかった旅行に思いを馳せています。
ペテルブルクはヨーロッパ的ですよね!特にネフスキー大通りの建物はどれも重厚な感じで、目の保養になりました。
モスクワとペテルブルク、どちらにも良い個性があって両方大好きです。
「ロスチック」のキリル文字綴りで検索すると、KFCのサイトが出てきたので
もしかしたら合併したのかもしれません。
見慣れたカーネルサンダースがいないのでかなり違和感ありました(笑)どこ行った!
コメント、どうもありがとうございました☆
-
- さなぁさん 2012/03/25 21:14:06
- 素敵な旅ですね!!
- この夏にペテルブルク行きを考えているさなぁといいます。
参考にさせてもらおうと、ゆりりんさんのページにお邪魔しました。
写真もステキ、旅も本当にステキです!!
行きたい気持ちも大きくなったし、私も一人なので、勇気も出てきました!
また参考にするのに、お邪魔させていただきます。
ありがとうございました!
- ゆりりんさん からの返信 2012/04/10 23:17:38
- RE: 素敵な旅ですね!!
- さなぁさん
はじめまして!ご覧いただいてありがとうございます☆
ロシア一人旅、とっても楽しかったですよ!!ペテルブルクはとても美しい街だったのが印象的で、いまだに時々写真を眺めては昨年夏の思い出に浸っています。
わたしの旅行記がさなぁさんの旅のお役に立てればとても嬉しいです。
またいらしてくださいね♪
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