2011/08/06 - 2011/08/13
178位(同エリア1830件中)
ゆりりんさん
ロシアの可愛い雰囲気の虜になってしまったOLの、夏の一人旅6泊8日の記録その2です。
この日は午前中にモスクワ近郊ショートトリップ。青いタマネギ屋根が可愛いセルギエフ・パッサートの修道院へ。
午後にはモスクワといえば外せない!クレムリンを見に行きます。
午前中に近郊列車エレクトリーチカ、夜には長距離寝台列車と、一人で挑戦するには正直不安要素てんこ盛りな電車の旅満載な日ですが、なんとか乗り切ってみせます!
【その1:モスクワ編】1~2日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10592276/
【その2:モスクワ(続)+セルギエフパッサート編】3日目 ←★今日はここ!http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10594327/
【その3:キジー島編】4日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10595887/
【その4:サンクトペテルブルク+エカテリーナ宮殿編】5日目http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10598209/
【その5(終):サンクトペテルブルク(続)+ペテルゴフ編】6~7日目
(成田着:8日目)http://4travel.jp/traveler/yuri-ring/album/10606087
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝5:00台、地下鉄パルチザンスカヤ駅より、クールスカヤ駅経由でコモソモーリスカヤ駅まで向かう。
ちょっと早めにホテルを出発したら、駅の入り口が開いていなかった。でも、駅の周りには沢山の地元の人っぽい人が待っている。どうやら間もなく始発が来るようで、それまでしばらく駅が開くのを待つ必要がある模様。ちなみに、この日は喧嘩してる人はいなくてホッとしました(笑)。
電車を乗り継いでやってきたコモソモーリスカヤ駅の内装にドびっくり。これが噂のラグジュアリーなモスクワ地下鉄の内装!
このコモソモーリスカヤ駅、私がモスクワで利用した地下鉄駅の中でもトップクラスに豪華でした。美術館でもここまでゴージャスな内装なかなかないよ。この内装に黄色を合わせるセンスが絶妙。 -
地下鉄駅を出て、ヤロスラヴリ駅へ移動。駅と切符を売っている建物は別々。
「セルギエフ・パッサート、リターン、トゥディ、ワンピーポー!」と、なっさけなくなるほどショボイ英語でカッサのおばちゃんに切符を売ってもらう。でもいいのだ。会話集なんかを見ながら中途半端なロシア語をしゃべるより、ゆっくりでも、カタコトのことばでも、お互いが意思疎通できることの方が重要なのだ。往復264ルーブル、無事購入できました。どうもこの料金には急行料金は含まれてないっぽい。
「地球の歩き方」には「切符は17番カッサで。」とご丁寧に書いてありましたが、特に決まったカッサでなくても、開いている窓口に行けば普通に売ってもらえます。現にこの日は17番カッサは閉まっていました。(いくつか窓口があるうち、全部開いているわけではない。)
6:37発アレクサンドロフ行き列車に乗り、途中停車駅のセルギエフ・パッサート目指して出発。電車は定刻通りに出発。ロシアの電車はとても正確でした。出発するときに分かりやすい発車ベルなどが一切ないのが少し不便。 -
車窓から見えた途中の駅。若い軍隊さんかな。
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エレクトリーチカの内部はこんな感じ。座席は3人掛けの対面座り。座面が結構広い。広々しすぎて少し落ち着かないかも。日本の電車とは全く違う趣。
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途中駅で向かいのホームに停まっていた電車と、注意喚起の看板。こういう雰囲気大好き。エレクトリーチカの注意標識は、こんな感じのレトロ可愛いイラスト付きのものが多かった。海外の標識はもともと好きなんですが、ロシアのは今まで見た中でも最高!
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7:58、予定通りセルギエフ・パッサートに到着。電車を降りるなり、いきなり駅のすぐそばの派手なお店が目に飛び込んできます。なにこれ、サーカス小屋?と思いましたが、カフェのようです。ボリショイサーカスもびっくりです。ロシア感満載だよどうしましょ。
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腹ごしらえということで、駅前のマクドナルドで朝マック。カフェラテ69ルーブルに、ブリヌイ71ルーブル。ブリヌイがメニューにラインナップされているところがさすがロシアンマック。アプリコットジャムをつけてくれたようです。
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でも、正直そこまで美味しくはなかったです(笑)。滞在中、ブリヌイは確か3〜4回食べましたが、マックのはちょっとパサパサしていて残念でした。焼きすぎかもね。
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肝心の修道院群がどこにあるのか実はよく分かっていなかったのですが(だってガイドブックの地図が不親切すぎるんだもん…)、「とりあえず駅を出て右方面へ」のようなことが書いてあったのでそれに従う。すると、遠くにこんなかわいい建物たちが見えてきましたよ。
あれに違いない!目指せトロイツェ・セルギエフ大修道院! -
入場口は坂道の上。修道院を囲む城壁の周りは広場になっています。鳩大量発生中。
なぜか屋根がずいぶん鮮やかな緑色。よく見ると修復中で、カバーがかかっているようです。写真撮ってるときは気づかなかった…。 -
ウスペンスキー大聖堂。青色タマネギ屋根が建物のデザインとして採用されているのがとんでもなく斬新だと感じるのは、私の感覚が日本人の型にはまってしまっているせいなのかな。朝の逆光に負けず、カメラの明るさ調節をしてひたすら撮る。この青色が見たかったんです。
場内はこぢんまりとしていて狭いです。城壁の中で行動している限りは迷うことはないでしょう。
1点気を付けるべきことは【女性はスカーフで頭を覆うこと】。ロシアで宗教施設を観るときのマナーのようです。団体のお客さんも徹底していました。スカーフを巻いていないからといってすぐ誰かに怒られるわけではなさそうでしたが、周りの女性が皆頭を覆っている中ひとり髪をさらしていると、結構周囲から浮いてしまうということが分かりました。私は一人旅だったので、誰にも指摘してもらえず結構恥ずかしい思いをしました。一人反省。 -
寄ってみたよ。この青色はもちろん修復された後だとは思うけれど、もともとは何の塗料だったのかな。
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ちょっと引きで撮ってみたよ。鐘楼と一緒に。
この鐘楼、後で調べるとどうも中に入れたっぽいです…。入っておけばよかったー。 -
墓標に祈りを捧げる少女。
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しばらく敷地内を散歩していると、子猫に出会いました。
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ちょっと大きな猫にも出会いました。距離を取られて警戒されています。それもかわいいんですけどね。
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場内入ってすぐ左のお店で「Пряник(プリヤーニク)」というお菓子を買いました。蜂蜜ケーキとのことですが、見た目は大きめのクッキーのよう。ずしっと重たいです。とってもカラフルで緻密で美しい見た目に惹かれて2個購入。1個120ルーブル。
これだけ綺麗なので食べるのがもったいない!と思ったのと同時に、色合いが鮮やかすぎて食べるのに躊躇してしまったのが理由で、ロシアに滞在中は食すことができず、食べたのは日本に帰ってきてから。
蜂蜜感はあまり感じられずモソモソした食感が気になりましたが、見た目に反して素朴な甘さで美味しかったです。 -
一通り場内を回って帰路へ。もと来た道を戻るとしますか。
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トロイツェ・セルギエフ修道院から駅に戻る際、地下道で大通りを渡った先にあるお土産屋台がなかなか面白かった。こちらの左にかかっているロシア民族衣装風人形エプロン400ルーブルを3枚、素朴な布50ルーブルを2枚購入。1300ルーブルのところ、50ルーブルまけてもらう。うーん、まだまだ値切り交渉下手くそだな私。
こういう観光地近くにあるいかにもなお土産屋台、他の国だと「だっせ(笑)」と思うものばっかり置いてあるように感じてたけど、ロシアのお土産屋さんに対してはそう感じませんでした。バリバリ観光客向けのお店でも、目移りしてあれもこれも欲しくなってしまって困ってしまう局面が何度もありました。 -
修道院群近くで見たド派手観光バス。「コストロマ」と書いてあります。コストロマもちょっと行ってみたかったなぁ。今回は黄金の環ではセルギエフ・パッサートにしか時間を割けなかったんだよね。
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2時間ちょっと滞在し、10:15セルギエフパッサート発の電車でモスクワ方面へ帰ることにします。悠々と1番線で待っていたら、実はホームを間違えていたことに気づき、この後あわてて2番線に移動しました。間一髪でした!
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ホームには電光掲示板もあり。しかしこれ、冬は吹きっさらし状態のホームで待たなきゃいけないってことのような気が…。寒そうだなぁ。一応ちょっと離れたところに屋内待合室があったけど、乗車直前にホームまで移動する間に凍えちゃいそう。
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参考までに、これが2011年8月8日現在のセルギエフ・パッサート駅の時刻表です。拡大表示でも字が小さくて読めないので、一旦画像を保存していただいてさらに拡大していただくと読めるようになるかと思われます。
左側の時刻表(НА МОСКВУ)が「モスクワ方面上り」時刻、右側の時刻表(ОТ МОСКВЫ)が「モスクワからの下り」時刻。
モスクワへ戻りたいときは左側を見ます。
「ПЛАТФ.」=「platf.」(つまりプラットフォーム)がホームの番号を表しています。
ロシアの近郊列車時刻検索はこちらのサイトも使いました。
http://tutu.ru/(ロシア語のみ) -
鉄格子すらかわいいセルギエフ・パッサート駅でした。
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11:50頃、無事モスクワ・ヤロスラヴリ駅に到着。
切符は薄いレシートのような頼りない紙で、つい無くしてしまいそうになりますが、出るときに自動改札機にバーコードをかざす必要があるので、最後までしっかり持っておくのが大切です。 -
地下鉄1号線コモソモーリスカヤ駅からプロシャジ レヴォリュツィ駅まで移動。
午後のクレムリン観光に備え、腹ごしらえしましょう。朝ごはんの薄っぺらいブリヌイとコーヒーだけじゃ物足りず、すでに血糖値が下がっている気がします。これはいかんということで、屋台で棒アイスを購入することにします。カラフルな屋根がワクワク感をそそるのう。 -
とはいえケースの中をのぞいてみても見たことのないアイスばっかりで、選ぶのは直感頼り。ホームランバーみたいなこのアイスを適当に選んでみました。お値段50ルーブル。中身はバニラをチョコでコーティングした、ちょうどピノアイスのような味で、とっても美味でございました。
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クレムリンに面する地下デパート「アホートヌィ・リャト」。ここの地下3階にフードコートがあるようなので、お昼ごはんをとるにはちょうどよさそう。
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フードコートにはピザ屋さんやブリヌイの「テレモーク」、お寿司の「Yo!Sushi」なんかがあったけど、その中でもいちばん土着感のあるこのお店に決定。観光地の真ん前のお店のフードコートということも理由なのか、店員さんは私のつたない英語を一生懸命理解してくれようとしてくれて嬉しかったです。
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ロシア料理店…ではなかったようです。中央アジア〜アラブ圏でよく食べられている料理を取りそろえたお店でした。
頼んだのは
・「シャウルマ」(キャベツなどの野菜をピタパンっぽい皮でラップしたもの)80ルーブル
・「シシャリク」(鶏肉串)70ルーブル、ケチャップ5ルーブル(ケチャップにもお金取るのか…)
・ビール50ルーブル
ビールはどれを頼めばいいのかさっぱりわからなかったので、どれがお薦めか店員さんに教えてもらい、「ロシアのトラディショナルビールだよ!」と紹介してくれたのをオーダーしました。
ロシアではなぜか中央アジア料理のファストフードがポピュラーらしいようです。結構あちこちで見かけました。 -
これが「シャウルマ」。キャベツをメインに、ニンジンやタマネギなどをサワークリームで和えた具がぎっしりラップされてて凄いボリューム。
味は最初は全く期待しておらず、「日本でなかなか食べられなさそうな料理を体験できればいいかな」くらいのノリで注文したんですが、これ、シンプルな料理の割になんだか妙に後引く味。すっかり虜になりました。
最初の3口目までは普通に食べてたんですが、無意識のうちにだんだん咀嚼のスピードが上がってきてしまい、最後はもう夢中で食べてました。
「なんだこれ!うめえ!」って感じでがっついてしまったせいで、胃の膨満感が大変なことに。ビールのせいで余計にお腹が苦しい。
このほかにも、ロシアで食べた料理は「食べ進めるうちにだんだん夢中になってしまう料理」がとても多かったです。
※ちなみに、シシャリクのオーダーは余計だったかも。シャウルマだけで十分お腹いっぱい。シャウルマに夢中になるあまりなかなか手を付けなかったせいで、気づいたらすっかり冷たくなっていました。失敗。 -
13:45のクレムリン武器庫チケット発売時間まで、腹ごなしをかねてクレムリン周辺の公園を散歩。花壇は綺麗に手入れがされていました。
-
クレムリン入場前に、かさばる手荷物は「クタフィヤ塔」の下にある荷物預け所で預かってもらう必要があります。
順番待ちの列はそう長くはなく、スムーズに預けられました。確か私の預けたリュックサック1個の預かり料は60ルーブルくらいだったかな。
なぜかX線検査で荷物が反応してしまったようでしたが、確認のために係員のお兄さんに中身を見せると問題なく預かってもらえました。(どうやら一眼の替えレンズが原因だったようです。)
これは引き替え用タグ。 -
トロイツカヤ塔手前にある「カッサ」。クレムリン城壁内への入場料、武器庫入場料、ダイヤモンド庫入場料などをここで支払い、チケットを購入。それぞれの入場券は別々なんですね。
私はダイヤモンド庫は時間の都合上パスすることにしたので、クレムリン城壁内への入場料と武器庫入場料のみ支払。合計1050ルーブル。 -
トロイツカヤ塔をくぐって、いざクレムリンの城壁内へ入場ー。
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モスクワ観光の目玉ともいえるクレムリンですが、正直に言います。私にとってはあまりピンと来ず…でした。
モスクワに来たなら確かに一度は訪れるべき場所だと思いますし、観光客でここに来ない人はいないとは思います。しかし、それぞれのみどころを一通り回っている最中からクレムリンを出る瞬間まで、どうしても「ガイドブックの反芻」を行っているようにしか思えなかったんです。
もうちょっとロシア史を勉強してから来ると、きっと見方も変わっていたんでしょう。高校生の頃にロシア史やってないもんなー。事前準備不足だわ。もったいないことしたな。
でもまぁ、人の興味のツボって十人十色だと思うからこれも仕方ないかなと思います。
各聖堂や武器庫など建物内が撮影禁止だったのも、写真を撮りたい私にとっては不完全燃焼感が残ってしまった原因だったのでしょう。うーん残念。でもルールだからしょうがないよね。
おもしろ被写体というとこの名物の巨大な大砲「大砲の皇帝」とか…、 -
この巨大な「鐘の皇帝」くらいしか思いつきませんでした。
この鐘が欠けているのは、鋳造中に火災が発生し、おっちょこちょいの誰かさんがあわてて水をかけてしまったら豪快にひびが入り割れてしまったのが原因だそうです。水をかけてしまった本人には申し訳ないけど、そのエピソードはなんだか童話みたいで面白い。
欠けた部分だけで11トン。ポーズをとっているお姉さんと欠片を比較してみると大いに納得できる。 -
一応これが「ブラゴヴェシチェンスキー聖堂」。クレムリン内はベンチがほとんどないので、休憩にここの玄関の階段を使わせてもらいました。8月のモスクワ、日中は暑いし日差しも強い!がっつり歩くとかなり体力消耗します。
このあと訪れた武器庫はクレムリン内でいちばん満足。豪華絢爛な馬車、冠(でっかい宝石にモフモフの毛皮付き)、エカテリーナ二世の戴冠式のドレスなど、ロシア史に明るくなくても見ているだけで楽しかったのですが、前述の通り写真撮影禁止。
武器庫内のミュージアムショップで、クレムリンの城壁の塔を模したスノードームを買いました。200ルーブル。スノードームって集めだしたらきりがないからあまり買わないようにしているんだけど、球体のドームからニョキッと突き出した塔がかわいくて購入。 -
クレムリン内には2時間ほど滞在。16:00頃、昨日に引き続き再び赤の広場にふらっと寄ってみた。やっぱり私はこの玉ねぎ寺院が好き。
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グムにもまた立ち寄ってみた。「グム百貨店玄関近くのアイスがおすすめ」と、どなたかの旅行ブログで拝見したので、1Fのそれっぽいアイススタンドに立ち寄ってみる。一瞬何かのチケットの販売所っぽい様相を呈していますが違います。なんとなくお上品なアイス売場だなぁ。
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ここはスタンダードにバニラをチョイス。60ルーブル。あっさりめの味が疲れた身体に染み渡る。
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さて、そろそろ気持ちを明日のキジー島訪問に向けて切り替えるとしよう。
ずっと赤の広場にいてワシリー寺院を眺めていたかったけれど、そうもいかない。後ろ髪引かれる思いで地下鉄でパルチザンスカヤ駅まで戻り、イズマイロヴォ ヴェガのラゲッジルームに預けてあるスーツケースを取りに行きます。
…とその前に、昨日も立ち寄ったベルニサージュちょっとだけのぞいていこう!17:00から30分間だけの短い市場散策part2。時間が経つのって何て早いんだろう。
昨日マトリョーシカを買ったお店が今日も出店してました。(写真のお店とは違うけどね)
売り子の女の子との再会を喜び、チェブラーシュカマト400ルーブル、緑色のちょっとエキゾチックなマトを200ルーブルで購入。おまけに白いクマのキーホルダーもくれました。 -
ベルニサージュが閉まるのは18:00頃。お店はだいぶ店じまいの準備に入っていて、昨日とはまた違う少しさみしげな雰囲気があたりに漂っていました。
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19:55発のペトロザヴォーツク行き夜行列車に乗るため、ちょっと早めにレニングラード駅へ。
レニングラード駅周辺は道路工事中で、歩道はボッコボコ。おまけに砂だらけ。この3日間で買い込んだお土産で重くなったスーツケースを転がすには最悪としか言い表せないコンディション。
おまけに駅入口ドアはこの規模の駅としては信じられないくらい幅が狭く、さらに驚くことに一切バリアフリー設計考慮無し!たくさんの旅人が行き交う駅だとは全く信じられまへん\(^o^)/
もしかしたら他に出入り口があったのかもしれないですが、保証はできません…。あの時でっかいスーツケースを取り回しながら、そこまで調べる余裕は全く無かったので、確認はできていません。 -
レニングラード駅待合ロビー。人生初寝台列車、長い夜になりそう。
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保安要員?不審物発見要員?犬がいる。賢そう。なごむ。
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明日のキジー島観光のため、ペトロザヴォーツクという街まで14時間弱かけて向かいます。レニングラード駅が始発駅、ペトロザヴォーツクが終着駅なので、乗り過ごしなどの心配はないのは嬉しいところ。
ペトロザヴォーツク行き列車は5番線発。ロシア語が分からなくても、時刻表はなんとなく読めます。しかしほんとアラビア数字が世界共通でよかったなぁとこういうときに思います。 -
出発30分前から電車内に入れます。あらかじめ自分の予約した車両から乗り込むのですが、その際入り口にいる車掌さんにeチケットとパスポートを見せます。車掌さんは予約している乗客の名前と国籍を把握しているので、特に何もしゃべらなくても問題なく乗車できます。
寝台列車ってどんななんだろ〜。ここ3日間わくわくする場面に何度出くわしたかもはや分かりませんが、もちろんここでもわくわくが止まりません。 -
じゃーん。暗めの写真でちょっと分かりにくいですが、2等寝台列車の客室です。枕、布団、シーツなどの必要最低限のアメニティを揃えた簡素な内装。寝心地?なにそれおいしいの?
コンセントはコンパートメント内にはなく、廊下にいくつか。古めの電車ですが、清掃は行き届いていました。
下段のベッドの下が荷物入れになっているのですが、私のスーツケースはデカすぎて入れることができず、コンパートメント上段の荷物置き場にも入らず/(^o^)\デカすぎるスーツケースも考え物だと思いました。
幸い、私のベッドは下段だったので、スーツケースを足元に置くことでなんとか対処できましたが、足を伸ばして寝ることができなくなってしまいました。ありゃりゃ。 -
一人1セットのアメニティとして、使い捨てスリッパと歯みがきセットが準備されていました。これは嬉しかったなー。歯ブラシは口に入れた瞬間、毛束が一つごっそり抜けて口の中が毛だらけになったことを除けば。
ロシア旅行において役に立ったもの七つ道具のうちの一つは使い捨てスリッパかも。絶対に汚してしまうものだから、紙とか不織布製で気軽に捨てられるというのは衛生面での安心感が半端なかったです。 -
旅行代理店の人が朝食付きで予約取っててくれたのかな。
コンパートメントには、私の分含め全員分の朝食ボックスがあらかじめ用意されていました。 -
中身はこんな感じ。このボックスの他に、ヨーグルトとサラミなどの入った小さなプラ容器と、ちっちゃいパンが用意してありました。
フライングで夜のうちから微妙に食べだす客人。私もサラミを食べてみる。ちょっと…いや、だいぶしょっぱい。
同室になった3人は全員ロシア人のようでした。私だけ会話についていけない。さみしい…。 -
少しだけですが、食料も車内で買えるようでした。買ってる人はあんまりいなかったように見えました。
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お湯は、各車両に備え付けてあるこの備え付け湯沸かし器からいつでももらえます。ちゃんと熱湯が出ます。カップラーメンなんか持ち込んで作ってもいいかもね。
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今回の行程が車内に貼ってあった。南から北へ。ペトロザヴォーツクはフィンランドにほど近い、ロシア連邦に属するカレリア共和国の街。北欧といってもおかしくないような緯度。どれくらいの距離を移動してるのかな。地図を見る限り、東京から北海道まで行くのと同じくらいの距離に見えます。
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荷物を一通り片づけて、朝の紅茶タイム。カップをセットする台が可愛い。
車掌さんにカップ、ティーバッグ、砂糖、レモンをもらい、先ほど紹介した湯沸かし器からお湯を自分で注いでいただきます。湯沸かし器からのお湯の出し方は簡単。蛇口をひねるだけでした。
後で車掌さんがコンパートメントにやってきて、30ルーブル支払いました。 -
同室のカップルが途中下車して去っていきました。びっくりしたのは、下車駅でも全くアナウンスがないこと。車内アナウンスも駅でのアナウンスもなし!それは、このカレリア号が予想以上に正確な時刻に基づいて運行されているということを意味します。ロシアの寝台列車、恐れ入りました。
ここは何駅だったんだろう。
世界って広いな。
手前の青い服のおじさんはおそらく食べ物などを販売している人のはず。 -
車掌のお姉さん。寝台列車の乗務員は女性がとっても、とっても多かった。
-
カレリア号の情報としては結構重要だと思うので資料として載せておきます。
トイレの写真。
黒い便座を下げて使います。余談ですが、私はロシアでトイレを使うとき、毎回トイレットペーパーを即席便座カバーとして敷き詰めて使っていました。(気休め程度にしかなってないかもしれないけどね。)
床には網々マットが敷いてあり、水はけがよく、足元が濡れていて困るという事態には遭遇しませんでした。
トイレの汚さについてはやはりいちばんの懸念事項でしたが、私個人の感想としては汚いとは感じませんでした。 -
これが洗面台。ここで顔を洗ったり歯を磨いたりしている方もいたようですが、正直相当狭い。
トイレットペーパー、手拭用ペーパー完備。
荷物架けフックがついているので、貴重品を持ってきても置き場所に困らず安心。一人旅だと、コンパートメントに手荷物を置いたまま離れるのはご法度。いちいち持ち歩くのは面倒ですが、自分の身は自分でしっかり守ります。
トイレについては、総じて「最悪を想定していたら意外と綺麗で使い勝手もそこまで悪くはなかった」という印象です。 -
間もなく下車。あっという間だったな。
これが私のベッドでした。「ベッドっていうかちょっとしたソファーくらいの幅しかなくね?」と思った方、正解です(笑)。この白いのが敷布団。せんべいぶとんや。 -
最後に、同室だったおじさんに写真に写ってもらいました。ジーコに似すぎている。
寝台列車カレリア号モスクワ→ペトロザヴォーツクの移動は無事終了。
確かにちょっと疲れたけど、見るものすべてが新鮮で楽しかったです!
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この旅行記へのコメント (2)
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- またたびさん 2012/07/28 15:11:03
- 最高です!
- ゆりりんさん、はじめまして☆
またたびと申します!!!
ゆりりんさんのロシア旅行記が最高すぎて
是非コメントしたくて4travelに登録しちゃいました!!笑
も〜〜最高です!!!!♪.*。☆O(≧∀≦)O☆。*.♪
聖ワシーリー大聖堂、ウスペンスキー大聖堂、
キジー島の木造寺院、血の上の教会、有名な地下鉄、
レトロポップで少々怪しいけど魅力的なロシア雑貨、
お土産、マトリョーシカ、本場の劇場でのバレエ、
ロシアの人々、列車の雰囲気、ロシア料理、
草花や、カラフルで可愛らしいけど厳格な雰囲気の建物、、
ゆりりんさんの旅行記には私がロシアで実際に見たいものが
全て載っている!!!笑!!!
文章も面白いです。写真もすごく色鮮やかで雰囲気が伝わってきて
好きです(*゜Д゜*)
私もはやくロシアへ行ってみたいです!!
他の旅行記も読ませていただきますネ!(*´艸`*)
それでは失礼いたします!!
- ゆりりんさん からの返信 2012/07/28 15:28:56
- RE: 最高です!
- またたびさん、はじめまして☆
お越しいただきありがとうございます♪
めちゃめちゃ誉めていただいて恐縮です。
すっごく嬉しいです!ほんとありがとうございます!
そうそう、そこなんですよ~!ツボ合いますね!!(笑)
胡散臭いほどにカラフルでレトロポップな空気感に少しの怪しさを足した雰囲気に手招きされるようにして、
ロシアまで行っちゃいました(笑)
ぜひぜひ、ロシアへのご旅行お薦めします!
ロシアなんて極端な話日本の隣国なのに、なんでメジャーな旅行先にならないのかが不思議なくらい魅力的なところでした。
またお時間あるときにでも旅行記見に来てください♪
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