2007/08/01 - 2007/08/09
155位(同エリア541件中)
ねいちゃさん
8月2日はニースからモナコを経由して、再びニースに戻るコース。
ただし、モナコはれっきとした独立国なので、
ローマ内のバチカン同様別扱いとさせてもらいました。
旅行記としての時間軸の経過は、一旦とぎれることにもなりますが、
ニース編のモナコ観光部分のみ、こちらに移しましたのでご了承ください。
< 旅 程 >
☆8月1日(関空→パリ→ニース)
★8月2日(ニース→モナコ→エクス=アン=プロヴァンス)
☆8月3日(エクス=アン=プロヴァンス→アルル→アヴィニヨン→リヨン)
☆8月4日(リヨン→ロワール→トゥール)
☆8月5日(トゥール→サンマロ)
☆8月6日(サンマロ→パリ)
☆8月7日(パリ→ヴェルサイユ→パリ)
☆8月8日(パリ→関空)
☆8月9日(関空→自宅)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
-
モナコにやってきました。地下駐車場を上ってきた場所がここです。
なんの変哲もない道路?何を仰る、モナコと言えば「F1モナコグランプリ」じゃないですか!モナコで勝つのは他のサーキットの3勝分にあたるとか、何度も優勝した者には「モナコ=マイスター[Monaco Meister]」の称号が与えられるとか、F1においては聖地そのもの。
ここはヌーベル=シケイン[Nouvelle Chicane]手前の右にRをきった有名なトンネル、下の衛星画像の「①」にあたるところです。
最大加速でトンネルを出て、陽光に眼がくらむ間に最大減速のシケインが待っている。屈指の難コース、トンネル出た瞬間クラッシュ!ってシーンを何度もTVで見ました、ワクワクの場所なのですよー。 -
今回は特別にグーグルアースさまからお借りした衛星画像を加工して、赤ラインでモンテカルロ市街地コースを再現してみました。グーグルさまありがとうございます。
※なお最初にアップした画像のコースが、大きく間違っておりました。chiaki-kさんから貴重なご指摘をいただき、新しい画像へと差し替えることができました。大変感謝いたします。
①トンネル-上の写真
②マスネ=コーナー-2つ下の写真
③グランド=ホテル=ヘアピン-下の方にあります -
スターティング=グリッドから最初のコーナーであるサント=デボーテ[Sainte Devote]を曲がると、ほぼ直線のボー=リバージュ[Beau Rivage]へ。
ここはその終わり部分でマフネ=コーナーに突っ込む直前の場所。
ボー=リバージュには有名ブブランドが勢揃いで、海を見下ろす綺麗なところです。 -
マスネ=コーナー[Massenet]-衛星写真「②」
ほぼトップスピードで突っ込んでくる高速コーナー、ここからカジノ=コーナー[Casino Square]へ抜けて、僅かな直線を経てミラボー[Mirabeau]・ロウズヘアピン[Grand Hotel Hairpin]とカーブが続きます。レースに動きがでてくる前の序章といったところでしょうか。 -
オテル=ド=パリ[Hotel de Paris]
モンテカルロホテルの代表格のホテルです。外観もゴージャスだし、一度はこういう所に何日も泊まってみたいもんだわ。スタンダードで400ユーロくらい、ジュニアスイートで650ユーロくらい、だって・・・ふ〜む、やっぱムリか・・・。 -
モンテカルロ=カジノ[Monte Carlo Casino]西南面
レニエ3世が、国の経済を復興するために、パリのオペラ座の設計者シャルル=ガルニエ[Charles Garnier]に依頼して、バロック様式を取り入れたカジノを建設しました。
モナコと言えばカジノの国、なんて古いイメージがありますが、実際のカジノ収益はモナコの国家予算の5%くらいだから、大したことはありませんね。 -
モンテカルロ=カジノ[Monte Carlo Casino]正面
入場料が10ユーロ、1万も持ってけばそれなりに遊べるけど、まぁそれなりだけでしょう。各国のセレブたちの社交場、週末にはゴージャスに着飾った紳士淑女がロールスやフェラーリなんかでやってくる世界。
私のような思いきりツアー客然とした日本人では、美術館感覚で覗いてみてもいいでしょうけど、多分思いきり場違いですね。 -
オテル=ド=パリ正面です。入口の左側のアメリカンバーでは、夕方からジャズ生演奏があって、映画の中でしか見られないようなお上品な人たちが集まるので、目の保養のために行ってもいいかもネ。ただ某アジア人のように周りの目を気にしない人たちではないので、浮きまくりは避けたいものですが。
最近では「一部の選ばれた人たち」だけのホテルだったのが、「金さえ払えば泊まれる人たち」のホテルとなってしまったとの話も聞きます。これはこれで悲しい問題なのでしょうがね。 -
おっと、ホテル前にはポルシェがさりげに止まってますが、アカン車は奥の駐車場に移されてしまうとか。○ッサンとかダイ○ハツとかの日本車は、まぁー皆無です。(笑)
-
ホテル前のカジノ公園、美しいですね。金かかってますね。
奥に見える噴水なども、年中休み無く水を噴き上げております。モナコの玄関ですからねー。
F1コースとしてはここがカジノカーブ、ドライバーはもちろんこんな景色をレース中は見てる間はありませんが・・・。 -
イチオシ
グランド=ホテル=ヘアピン[Grand Hotel Hairpin]-衛星写真「③」
かつては鉄道の駅があったためステーション=ヘアピンと呼ばれていました。その駅も移転したため、ホテル名を取ってロウズ=ヘアピンと名称が変更しました。が、このホテルもグランドホテルと名称が変更し、今はこう呼ばれていますが、私の中ではロウズ=ヘアピンの方がしっくりきます。このグランドホテルも今は名称がまた変わってます。もうこれ以上このヘアピンの名前は変えないでいただきたい。(笑) -
F1全コース中最も半径の小さなカーブで、非常にきついヘアピン。ただ追い越し禁止エリアではないので、無茶なオーバーテイクをしかけての接触事故が起こり、それによるセフティカー導入がしょっちゅう見られる所でもあります。
イン側の赤白部分にはタイヤ痕が見られますねー。ここはホントにテンション上がる所で、観光客の絶好の撮影ポイントとなってます。
帰国後もモナコ=グランプリだけは毎年欠かさず見るようになりました。
その度に「行った!行った!」とはしゃいでおります。
~\(^^)/~イッタ!イッタ! -
カジノ前の観光が終わって、次に王宮方面に向かいます。バスを降りてからカテドラルまで歩く道。まさにモナ〜コーって感じの街並み、とっても優雅ですね。
「こんなところに住みたい」なんて、簡単に感想を言ってはいけません。モナコで外人居住者になるには、仕事をしない場合はモナコの銀行に10億円以上の預貯金があること、一年のうち半年以上居住することなどが定められているそうですよ。10億円なんてねぇー、あったら日本で優雅に暮らすでしょ。ただ所得税も相続税も住民税もかからないから、「持ってる」人はここを選ぶわけです。
現在著名な日本人では、鈴木亜久里・中田英寿・クルム伊達公子・デューク更家・佐藤琢磨などが住んで居られます。大橋巨泉さんも狙っていたらしいのですが、10億円がネックだったとか。 -
モナコ大聖堂[Cathdrale de Monaco]
1875年に創建されたこのロマネスク様式の大聖堂には、公国の歴代君主の墓所があります。また1956年米国の映画女優グレース=ケリーとレニエ3世の結婚式が行われたことでも有名になりました。当時は「国王は新世界アメリカから海の女神をつれてきた」とも言われたそうです。今はそのケリーさんもレニエさんもここで静かに眠っておられます。
白亜の見事なカテドラルです、フランスの教会ってなんか「寒っ!」というような暗めのイメージが多いですが、手前のヤシの木?が暖かさを教えてくれてます、ここはモナコだと表現しているようです。 -
これがグレース=ケリー大公妃の墓所、常に花が飾られていて、国民に愛されたお方だったのだなーと思われます。
おっさんの私ですが、結婚式当時はまだ生まれてませんし、アメリカの偉大な女優と言われても映画も見たことありません。ただお名前と大公妃になられたということは何かで記憶しておりました。お写真を見ると本当にお綺麗な人だったのですねー。今もエルメスの「ケリーバック」に名を残しておられます。 -
彼女が亡くなられた道は、モナコに来る途中に見かけました。1982年9月13日に王女ステファニーさんを乗せて南仏の別荘から戻る途中カーブを曲がりきれずガードレールに激突、そのまま断崖を40mも落下して車は大破、本人は意識も戻らず亡くなられました。享年52歳、若すぎる名女優の死です。この事故死については自殺説・暗殺説・娘ステファニー運転説などもあり、真相はいまだに薮の中。
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カテドラル内部の聖母子のモザイクが、亡くなった大公妃や大公家の方々を温かく見守ってくれています。
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聖母子像にズームイン!
美しいお顔立ちで、いいですねー。 -
ニースの宗教画家ルイ=ブレアの作品。1500年ごろのものだそうです。
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「テストゥ主任司教のピエタ」
これもそうなのですが、絵のタイトルが合ってるかどうかは自信がありません。
どっちも「ピエタ」なもんで・・・^^; -
サン=ニコラ像?
モナコ大聖堂の別名は「サン=ニコラ」。このお方はモナコの守護聖人なんでしょうか?聖ニコライは東欧系正教会の聖人だったと記憶しております(サンタクロースの元になった人ね)が、なんでモナコなのでしょうか?海洋の安全も約束する聖人さまにあやかったのかも知れません。うーむ、今度調べてみましょう。 -
モナコ裁判所
カテドラルのすぐ横にあります。とても小さな裁判所。
こんな可愛い建物だったら裁判を受けてもいいー!・・・とは思いませんけど。
ここから坂道を50mほど上れば王宮広場に到着です。 -
王宮
と言われてますが、モナコは王国ではありませんので、正確には大公宮。毎日11:55にはここで衛兵の交替式が見られます。が、私たちはツアーなのでここで1時間半も待ってる時間はありません。ただ衛兵さんは格好よく膝を曲げずに右へ左へと歩いておられました。
あ、右上の塔にポールが見えてますね、あれに旗が揚がってたら大公さまは執務中なんですよ。別に手を振ってくれるとかはありませんけど・・・。 -
王宮広場前は絶好の撮影ポイントです。
こちらはフランス側かな?言葉いらないですよねー。 -
高層マンションに、ヨットハーバー、まさにセレブのお国柄です。
「ママン、ちょっとフランスまで買い物行ってくる」
「船に気をつけなさいよ〜」
「大丈夫だよ、僕のは船足うんと速いから・・・」
「まぁこの子ったら」・・・なんて会話が・・・あったりして。 -
王宮前の旧市街。お土産物屋さんが並んでなんとも素敵な風景となってますねぇ。
-
これは漁師の石像
この石像は1914年4月13日に建てられ、アルベール1世の統治25年を記念した海外植民地の記念像だそうです。なんで漁師なのかは不明。 -
こちらはモナコ側、F1コースが遠望できます。
ぼーっと眺めているだけでも、とても気持ちの良くなる景色です。
世界で2番目に小さい国モナコ、絶景です。 -
プールサイド=シケイン[Piscine]
ヌーベル=シケインでは曲がりきれず、まっすぐ突っ込む車がよく見られますが、こっちはタバコ=コーナー直後なのでそうトラブルは見られません。しかし、なんで道の真ん中にプール作ったんでしょうねー。 -
さて、モナコ編は以上です。駆け足の観光でしたが、いいものを見せていただきました。
これからニース方面に向う途中のエズ村へ出国いたします。
旅行記の時間軸としては、ニース編に戻りまーす。
http://4travel.jp/traveler/komr0203/album/10603757/
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