2011/09/07 - 2011/09/07
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mistletoeさん
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朝晩と急に涼しくなり、どこかへお出掛けしたい!と思い立ちました。
そこで、1時間ほどで行く事が出来るのに、あまり行った事のない京都へプラリ。
JR京都駅周辺は観光客の方々が沢山いらっしゃって活気あふれていました(^^)v
何の計画も立てず来た京都、たまたま止まっていた市バス(http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000020424.html)に飛び乗り、これまた何となく降りてみた停留所のすぐ近くに、重要文化財に指定されていると言う「平野神社」がありました。
観光客は誰もおらず、のんびりと過ごすことができ、帰りに「古代おみくじ」で有名な天津神社にも立ち寄る事ができました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
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-
JR京都駅前から205系統のバスに飛び乗り約30分「衣笠校前」と言う停留所で降り、道路斜め向かいを見ると何やら鳥居が。
信号を渡り、見上げると「平野神社」とありました。
手前の立て板によると
「平安遷都に伴って奈良の平城京からこの地に移された神社で、祭紙として、今木神(イマキノカミ)、久度神(クドノカミ)、古開神(フルアキノカミ)、比買神(ヒメノカミ)四神を祀っている。平安時代中期には、伊勢、賀茂(上賀茂、下鴨)、石清水、松尾に次ぐ名社に数えられた。
桜の名所として名高く、古くから各公家伝来の桜が奉納されたことから、境内には約五十種、約四百本の桜が植えられており、「平野の夜桜」として親しまれている。早咲きの品種は三月中旬、遅咲きの品種は四月二十日ごろに咲くといわれ、約一箇月間花見ができる。
歴代の朝廷に大変暑く崇敬され、律令の施行細目を定める「延喜式(エンギシキ)」で皇太子御親祭とされたほか、源氏や平氏をはじめ諸子の氏神としても崇められた。
本殿(重要文化財)は、寛永年間(一六二四〜一六四四)に建築されたもので、春日造の四殿を並べ、二殿ずつが「合の間」で連結されており、「平野造」又は「比翼春日造」と呼ばれている。南門は慶安四年(一六五一)に御所の旧門を下賜されたもので、昭和一八年(一九四三)に現在の大鳥居の位置から移築された。
寛和元年(九八五)四月十日に花山天皇が桜をお手植えされたことにちなみ、毎年四月十日には桜祭りが行われ、多くの人でにぎわう。」
とありました。駅からは少し離れていますが、大変謂れのある神社なのです! -
鳥居を一歩くぐると早速桜並木が続いていました。
秋の空と緑あふれる境内で一気に外の喧騒が聞こえなくなりました。 -
桜並木を進み、振り返ってみると・・・異次元へ足を踏み入れてしまった錯覚になりました。
鳥のさえずりと蝉の声、秋の虫の声、風が吹き木々の葉が擦れる音・・・歩いているのに眠たくなってしまいます。 -
桜の回廊を抜けると本殿入口へ。
誰も居なかったからか、入口にいらっしゃった神主さん?が説明しながら案内してくださいました。
やった! -
「すえひろがね」と呼ばれる、現在確認されている日本最大の餅鉄です。
説明によると
「京へ都が遷された頃から既にみちのくとの往来は盛んでありました。そして古くから不思議な力を持った石の存在は知られていました。三種の神器のひとつもこの石から作られていたと言う話もあります。村の人にとっては、不思議な力を持っている事から、粉にして邪気を吸い取る薬としても用いられていました。また古くは神様が宿っておられるのではないかと伝えられ、古代は神秘の石として崇められていました。
この度、縁あって『活力を与えて下さるという神様を祀られる平野神社に奉納したい』とはるばるみちのくから運び込まれました。大層大きく非常に重い石で、摩訶不思議なことに磁石を引きつけるのです。
これは「餅鉄(べいてつ)」というもので、別名「すえひろがね」というまことにめでたい名前の石。しかも専門家に見ていただいたら“日本最大のすえひろがね”ということ。
この不思議な力を持った石を広く参拝者の方々にもお頒ちしたいと、この度お祀りするに至りました。
平野皇大神(ひらのすめおおかみ)活力を与え幸せへと導いてくださる神様、生命の象徴でもある樹齢400年をこえる大きな楠の元にお祀りしました。参拝者の皆様には『すえひろがね』の名前のごとく、未知なる力を授かって、嬉しきこと楽しきこと多く幸せに過ごしていただきたいと願います。」
とありました。ペタペタと触ってみましたが、よく分かりませんでした(^^;) -
大楠が残暑の日差しを遮ってくれています。
幹の周辺はくるりと廻れるようになっていました。 -
誰も居ない中、聞こえるのは蝉の声、鳥の声、玉砂利を踏む足音のみ!
静寂で心地よいです。
色々とお話を聞いていて「次は桜の時期に来てみてください。すごい賑わいでビックリすると思いますよ」と仰っていました。
今日のユッタリした雰囲気からは想像できません。 -
本殿です。
この比翼春日造と言う形式は全国でもこの平野神社だけのようです。
妻入形式にと言うものに分類されるそうで、奈良県春日大社の春日造、島根県出雲大社の大社造と同じ分類になるそうです。
そう言えば、どこかで見た事があるような・・・ -
拝殿は、東福門院より寄進されたそうです。
-
拝殿内側に飾られた三十六歌仙絵は、平松時量卿の寄進で、書は近衛基煕公、絵は海北友雪のもだそうです。
ここもライトアップされるようです。 -
案内してくださった方にお礼を申しあげ、次は東門へ向かいます。
参道には出世導引稲荷神社、猿田彦神社の二社が祀られていました。 -
東門です。
誰にも会わなかった神社を出た瞬間、おじぃちゃんとおばあちゃんが口喧嘩をしながら目の前を通過!
一気に現実世界へ帰ってきました(笑) -
帰りのバス停へ向かう途中、塀沿いをテクテクと歩いていると・・・
-
何かの時に聞いた事のある天津神社(あまつじんじゃ)を発見しました。
こちらの神社の「古代不思議おみくじ」ですが、とってもよく当たるとの事。民家を改築したような小さな小さな神社なのですが、思い切って中に入ってみました。
神職の方とお話しをし、作法を教えていただいてから恐る恐るおみくじを振ってみました。
竹の表裏に短く言葉が書かれており、それをメモ帳に書き取り、持ち帰るようです。
私は(表)「十分もたれつくがよし。」(裏)「心一つですぐしるしあり。」とありました。
少し背中を押してもらったような気がしながら、気持ちよく帰ることができました。
すぐに行く事のできる京都、またちょくちょくと行きたいと思いました。
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