2011/08/27 - 2011/08/31
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sallyさん
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3日目、イスタンブル観光の最終日。
いよいよ午後から砂糖祭の前日の休みに入る。ラマダン明けとはいかなるもの?
午前中ゆっくりトプカプ宮殿を見て、新市街へ渡ってイスティクラール通りへ行ってみよう。移動はトラムバイ+地下ケーブル”フェニュキュレル”。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
トプカプ宮殿。
前日に買っておいた入場券でス〜イスイ。
キーホルダーは宮殿前のミュージアムショップで購入。
リングの向こうにトルコの国旗が見えるかな? -
まずは、、、 -
必見、宝物館。
短剣の柄にジャガイモくらいの大きさのエメラルドが三つ。 -
今考えると、どの部屋がなんの為に使われていたのか、全くチェックしていなかった。
ただただ、欲張りなまでのデザインの混在に圧倒されていた。
じゃぁ美しくないかと言われれば、間違いなく美しく、住んでみたいかと聞かれれば、それはどうだろう?と自問しながら歩いていた。 -
たとえば、こんな所。
左右の壁の面。色も材料も違っている。
同じ色、同じ仕上げにするのが相当というか、、、
綺麗に収まるような気がする。
そういう”統一された美”じゃないところに圧倒された。
自分にとっては初めて見る建築様式(様式なのか?)で、度肝を抜かれた感じ。
”ここへ行く”と決めたらそこの画像、映像の類を極力見ないように注意して、情報を集めるようにしている。
その分、こういうものを前にした驚愕は大きいし、新鮮だ。 -
大理石の見本市? -
金角湾からの風が吹き抜ける。 -
トプカプ宮殿敷地のとんがり、つまり半島の突端には金角湾を望む金色の天蓋がついた東屋。
あとで知ったが、ラマダン期間中、1日の断食を終えた夕方の食事をするところらしい。
ここからはこんな絶景が。 -
ほら、こんな眺め。 -
ここはなんだ?(帝国の議事堂だったらしい)を通り抜けて
ハレムへ。 -
ハレムは思っていたよりずっと楚々としていた -
ちびまる子ちゃん風って言ったのは誰? -
ハマム天井窓。 -
『ハレム側にチムニーが多いのはなぜ?』
警備員(か?)のお兄さんに聞いたら”知らない”ってさ。
その代わりのつもりなのか「私は○○です」という自己紹介のトルコ語を教わったり。
なんだそれ。 -
天井も高くなく、小さな美しい部屋が続くのに、部屋の位置なのかそれとも窓の向きなのかどこか薄暗く、中廊下なんかはイヤにひんやりしていて、おおよそ心地いい空間とはまるで言いがたかった。 -
後日、ある本を読んで然り。
そうだったのか、トプカプ宮殿。
ここでは随分と・・・「非情」という言葉では”全然”足りない想像を越えた世界が繰り広げられていたのですね。
(「ハレムの女たち」渋澤幸子著) -
-
宮殿を出た長椅子のところで友人と待ち合わせ。
座って待っていたら、宮殿内で写真を撮ってと頼まれた夫婦と隣り合わせた。
「あ、さっきの。」
イランから来たそうだ。
奥さんがと〜っても美人だった。浅黒い肌に青い目の。
そのうちに友人が来て、
「幸せでしょうね、こんな綺麗な方と一緒になれて」なんて言っちゃう。
すると、だんなさんがとても照れて。英語を解さない奥さんも、だんなさんから意味を聞いてまた照れて。
とても微笑ましかった。
わたしにとって初めて出会ったイランの人だ。
イランというとニュースの暗いイメージしかなかったから、それが少し払拭できてよかった。
(写真は、小石を詰めて絵柄にするという手の込みように思わず溜息した回廊のひとつ。) -
今日のランチはサバサンド。
エミノニュで降りて焼き魚の匂いに誘われて歩いていけばOK。 -
味付けはレモンと塩で。
ケチャップがあれば、なお良い。 -
隣にはムール貝を食べさせる屋台が。
屋台のおにいさんがレモンをギュっと絞って渡す→客が受け取る→食べる→好きなだけ食べる、という方式。
「まるで、わんこ蕎麦状態じゃない?!」と友人。(笑)
あまりにユニークで写真を一枚。 -
しかしここで、事件発生。
このムール貝を流し込んでいるコワモテのお兄さんが追いかけてきた。
「警察なんだけど、写真撮ったよね?罰金払って。」
と、いうような事をトルコ語(たぶん)で言われた(!)
おまけに、警察手帳と思わせるつもりなのか、全然警察手帳には見えないものをチラ見せするお芝居までつけて。
結局は、トルコ語わかりませんって呆けたフリして逃げたのだけど、友人はとても怖かったみたい。
(この場を借りてゴメンなさい。) -
ともあれ、天気はいいし眺めは最高!
みんな大好きサバサンド! -
エミノニュから、トラムバイでカバタシュまで、そこから地下ケーブル、フェニキュレルに乗ってタクシム広場へ。
昼下がりのイステクラール通りはすごい人込み。
そう、ラマダン明け前日の午後は仕事が”半ドン”なんだ。 -
大通りから1本入ったらこんなパッサージュに巡りあえた。 -
雰囲気たっぷり、静かなお店。
ここでは友人が”オヤ”を買った。 -
午後4時頃。
バス脇にものすごい数の警察官が。
何があったんだろう?や、これから何かあるのかな?
できれば、観光客の気安さで直接聞いてみたかったのだけど、サバサンド屋付近での「盗撮しただろ、金おくれ」事件の後だっただけに、今度こそ本当に友人を怒らせるとマズいので、我慢。
そんなわけで写真も遠いが、このバスの脇にズラ〜っと。
200人以上はいたと思う。トルコは軍人だけでなく警官も
多いとは聞いていたけれど。
でも、物々しいその数のわりには、おしゃべりしたりして
様子がゆるかったので何かの訓練かもしれない。 -
チチェキパサッジュにて。
メゼ(前菜)を選んで、イスタンブル最後の夜をワインで乾杯♪
・・・と、1口飲んだところで、友人が気になっていたチャイグラスを置いていた店へ、飲みを中断して出掛けて行った。
「やっぱり、買ってくる!」
わかる、気になるものがあると、ゆっくり飲んでもいられないよね。
と送り出しつつ、私が気になっていたチャイグラスの購入もついでにお願いする。 -
食べたかったムール貝のドルマ。ウマ〜イ!
松の実が入ったピラフが詰まっている〜。
ワインはどこ産だったかな?
あ、そういえば、滞在中に”ラク”を舐めることすらできなかったな。 -
夜10時半すぎ。
バイラム前日だからなのか、もともとここらへんはそうなのか、お店がまだ開いている。
バッグ屋、アクセサリー屋、ロクム屋をハシゴ。
店員はみんなちょっと機嫌が悪い、というより、おなかペコペコだからか生気がないように見えた。
外は賑わっているのに彼らはまだ働いているんだ、仕方がない。 -
イスタンブルに来て初めて見たキリスト教会。
白い縁取りにトルコブルーのステッチが効いている。 -
夜のガラタ塔、そして犬たち。
タクシーのおじさんが、車のドアを開けて自ら客引きをしている。
通り過ぎたけど、きびすを返して聞いてみる。
「スルタナメットのホテルまではいくら?」
「20リラだよ。」
空港送迎が25リラだから少し(かなり?)払いすぎたみたい。
買い物袋を提げて沢山歩いて疲れていたから交渉なんて忘れてた。毎度、値段の交渉をするって面倒なもんだな。
でもいいや、楽しかったし、気の良さそうなおじさんで超ご機嫌で歌ってた。ラマダン明けだもんね。
イスタンブール最後の夜が更けていく。
そして明日は日本へ帰る日だ。 -
この日、この旅で初めての夜更かしをした。
葉書を書いたり、ガイドブックでおさらいしたり、土産物を眺めたりして。
この旅、こんなに忙しくなるつもりはなかったのだけど、見たいものが外せなくて毎朝きっちり出掛けてたな〜。
イスタンブル、なんとも名残り惜しい街。
食べ物も景色も買い物も、そして人懐こく優しいトルコの人も。
あっという間の6日間を思い返しながら眠りについた。
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