2011/05/13 - 2011/05/19
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アルデバランさん
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エディンバラ城からローンマーケット、ハイ・ストリート、キャノンゲートを経てホーリールード宮殿までの1マイルは城と宮殿の間をスコットランド王室や貴族が行き来した為か「ロイヤル・マイル」と呼ばれてます。
キャッスルロックの一番の高所にあるエディンバラ城から宮殿までは石畳の下り坂で、通りからは両側南北にCloseやWyndと呼ばれる路地や階段が両側の谷に向かって下っており、独特の石壁の建物が高さを競うがごとくそびえています。
各所には丁寧に説明板が掲示されており、一本、一本のCloseや建物にはそれぞれのいわれや歴史がありそうですが、とても全てを見てまわるわけにはいきません。
雰囲気だけでも味わうために、気が向いたCloseに迷い込んでみました…
どのCloseも年代を重ねておりハズレはありません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
エディンバラ城のエスプラネードを出てすぐのタータンの織物工場兼土産物屋さん越し。
石造りの建物が並ぶオールドタウンらしからぬ、異色の存在のラムゼイ・ガーデンの洒落た建物がローンマーケット通り(ロイヤルマイル)の下りのスタートです。 -
カメラ・オブスキュラの展望台も街を様子が分かるという事ですがエディンバラ城の要塞から十分見たし、入場料が6£以上するのでパス
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カメラ・オブスキュラの対面、ウイスキー・エクスペリエンスの隣、我輩には無縁な高級レストラン「ウィッチャリー」のあるビルの一角。
サミュエル・ジョンソン博士とジェイムズ・ボズウェル所縁のBoswell's Courtです。ちょいと入ってみましょう… -
ジェイムズ・ボズウェルが住んでたアパートだと言うけどどこかしら?
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昨日と同様ラムゼイ・ガーデンのあるラムゼイ通りを下ります。
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エディンバラ大学神学部があるニューカレッジは
スコットランド教会(長老派)のゼネラル・アセンブリー・ホールの一角にあります。
イングランドとの合同以来、1999年に300年ぶりにスコットランドは議会が開催されましたが、
新しい議事堂ができる2004年まで、このゼネラル・アセンブリー・ホール(総会堂)が一時的に使用されました。 -
今日はニューカレッジは開いてました。
正面に見えるのはハイランド・トルブース教会の73mの尖塔です。 -
そして中庭に建つのは、良きにつけ悪しきにつけスコットランド宗教改革をその過激なアジテートで引っ張った、カルヴィン主義の申し子「ジョン・ノックス」
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エディンバラ大学神学部のニューカレッジの中庭
ジョン・ノックスの像も見たしローンマーケットの通りに戻りましょう。 -
ローンマーケット(ロイヤル・マイル)に戻りました。
2時近くになってそこそこ観光客も居ます。 -
ハイランド・トルブース教会の黒々とした建物
でも、いまは教会としては使われてません
思わずケルヒャーの水圧洗浄機をかけたくなります… -
この尖塔はとても目立ち、エディンバラ城同様、いやそれ以上に市内のどこからもみえます。
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だがしかし、ハイランド・トルブース教会の中は…
カフェやエディンバラ・フェスティバル・センターの事務局のハブやチケットセンターになっています。
Come and see us というので見てみましょう。 -
今年のエディンバラ・フェスティバルのポスターがいろいろ貼ってありました。
どこか見た顔です…
こないだまでN響の音楽監督を務めていたシャルル・デュトワがフィラデルフィアを率いて来るようです。
しかも、アルゲリッチの名前まであります… -
パンフレットも置いてありました。
後学のために一冊貰って行きます。 -
Jame's Courtという路地は大きな建物にある数軒の土産物店の間に西、中、東口の3本あります。
どの路地を行っても共通の大きな中庭にでます。これがきっとJame's Courtなんでしょうね。 -
その中庭の真ん中にある奇妙な彫刻
KEEP YOUR FACE TOWARDS THE SUN
とあります。
日焼けオイルの宣伝文句のようですが…
ようは前向きに生きようってことですかね。 -
Jame's Courtのすぐ隣はグラッドストーンズ・ランドです。
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1500年代中期に建てられた6階建の建物は間口が狭い典型的なアパート建築です。
路地に入るとこのような建物が至る所にあります。 -
グラッドストーンという金持ちが住んでた部屋はナショナル・トラストによって管理されており1階はショップになってます。
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ロバート・バーンズの碑がある、Lady Stair's closeの入口を下ると、ここにも中庭のような広場があります。
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中庭の一角にある塔のような造りのレディステア・ハウスは作家博物館になってます。昨日は何故か閉まってましたが、今日は開館しているようです。
スコットラドを代表する作家の自筆原稿や使用していた文具等が展示されてます。 -
入場料はただなのが嬉しいですね。
ちょいと覗いてみましょう… -
今度はローンマーケット(ロイヤルマイル)の通りの反対側にあるRiddele's Closeです。
ここを入ると… -
また中庭です。
この中庭に面する建物が1590年に建てられたかつての通りに面した建物だったそうです。
VIVENDO DISCIMUS(一生習う)の碑が残ります。 -
そしてさらに路地を入ると1500年代のかつての中庭が現れます。
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したがって、現在のローンマーケットに面するこの建物は1726年に増築したものだそうです。
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ローンマーケット(ロイヤルマイル)とCloseと呼ばれる路地の至る所に、このようにいわれやかつてここに誰それが住んでいたという碑があります。
それがどうしたって言えばそれまでですが、1000年からの歴史があるオールドタウンならではです。 -
そして、Brodie's Colse…
なんか観光用の路地のような気もしないではないですが。 -
なかに入ってみると、ディーコンズ・ハウス・カフェです。
『ジキル博士とハイド氏』のロバート・ルイス・スティーブンソンが描いた極悪人ディーコン・ブロディーも今はエディンバラ観光に一役買っているようです。 -
また大通りに戻って…
ロイヤルマイルでもHigh stに入って、パーラメント・スクエアまで下ってきました。
王冠をかぶるセント・ジャイルズ大聖堂です。 -
セント・ジャイルズ大聖堂の前のHigh st。
この後、左の若い女性二人は「ペッ!」と歩道目がけて唾を吐き出しました。
若いみそらで、はしたない…
よほどハートが気に入らないのでしょうか? -
おやおや
今度はこのオバちゃんも…
いえいえ、これはミッド・ロジアン(MID LOTHIAN)のハートといって
幸運のおまじないだそうです。 -
セント・ジャイルズ大聖堂の裏側、パーラメント・スクエアの一角を占める裁判所
リーバス警部の中で「セント・ジャイルズ大聖堂に来た観光客が時々迷い込む」とありました。
こんな立派な建物なら「一体なんだろう?」と迷い込むのもわかります。 -
イングランドとの合同に始まる、1700年代はスコットランドにとってまさに時代にほんろうされた100年でした。
そうした中、エディンバラ啓蒙運動は知識面で華ひらき、きら星のごとく各分野で天才を輩出しました。
その代表格がだれあろう、この人でしょう。
アダム・スミス… -
エディンバラの歴史そのものと言っても過言ではないセント・ジャイルズ大聖堂。
無料ですが、写真を撮るには有料です。
寄付のつもりで支払うと、カメラの絵のシールの免罪符をくれますので、それを身体に貼っていれば写真を撮っても咎められません。
学生さんたちでしょうか、チャーチ・コンサートの準備してました。(大聖堂だからチャーチではないですね…) -
セント・ジャイルズ大聖堂といったらこの人でしょう。
スコットランド宗教改革の急先鋒にして過激派のジョン・ノックスはカルビン主義の教えを忠実に実践し、堕落していたそれまでのカソリックの全てを破壊。
聖職者を務めていた、ここセント・ジャイルズ大聖堂の装飾もお宝も全て取り払って捨ててしまったとか。
450年経った今では元の豪華な大聖堂に見事に復活して、綺麗なステンドグラスとかでディーコン・ブロディーと共にエディンバラ観光に一役かってます。
祈りのためだけの、ただのがらんどうのホールじゃあつまんないものね。
敬虔な気持ちになるには道具や雰囲気は大事です… -
パーラメント・スクエアの入口にあるマーカト・クロス(Mercat Cross)
商人たちが取引していた場所です。 -
路地に入って、もう少し名もなきアパート群巡りをして見ましょう…
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ロイヤルマイルはホーリールード宮殿まで、尾根状の一番高い所を下る通りなので左右に入る路地(close)は谷に向かって下ることになります。
少し下った所から振り返ると、アパート群が6階建以上に高くそびえます。 -
そして、下る先にはスコット・モニュメントが谷を隔ててたちます。
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1590年だもんね
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どうです、この雰囲気…
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かつてペストが蔓延した古い通りを埋めて、商工会議所の地下道のMary King's Closeを行くと、このザ・リアル・メアリー・キングス・クローズに出ます。幽霊が出るオールド・タウンに張り巡らされた地下を巡りが出来るアトラクション施設があります。いわゆるゴースト・ツアーの一種ですがガイドの説明が理解できないと意味がありません…
この地下道でリーバス警部の宿敵、カファティの一人息子も殺されました。 -
両側が洒落たパブやカフェ、土産物店がならぶHigh stをだいぶ下ってゆくと
通りが「カクッ」と急に狭くなります。 -
よくあるよね、道路拡張でも立ち退かず頑張る家…
この狭くなった所で立ち退きもせず、頑張っているのが1490年に建てられたエディンバラで最も古いアパート。
しかも住んでいたのが、かのジョン・ノックス -
そして、ジョン・ノックスの家の前にある貯水タンク
この大きさで足りたんですかね?
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この旅行記へのコメント (2)
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- 迷子さん 2011/09/08 03:51:36
- ダークなエディンバラー!
- 現代ではリーバスの街歩き
チョッと遡っては
ジギル博士とハイド氏もとい、
バーク&ヘアーのオドロオドロのエディンバラー?!
じっくり地下世界も含めて散策したくなる街ですね〜。
- アルデバランさん からの返信 2011/09/08 21:20:19
- RE: ダークなエディンバラー!
- 石とレンガでできた建物が起立するエディンバラの街は素晴らしいです。
特に大通りの土産物街より、クローズと呼ばれる路地は京都のそれと同じように歴史の重みがあり格別でした
でも、これもリーバス警部の小説を読んでいたおかげだと思います。
迷子さんの旅行記も訪問させていただきます。
よろしくお願いします。
アルデバラン
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