イギリス、てんこ盛りの旅その2　ヨーク、朝の旧市街

2011/05/13 - 2011/05/19

時間はタップリあるんで無理せずノンビリゆこうと肝に銘じていたけど、
ダメですねえ、貧乏性だから…
５時半に朝飯前の市内散策を開始してしまいました。
ﾖｰｸ旧市街の様子が少し把握できたんで良かったけど。

エリア ヨーク(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の宿を静かに出発…

宿の前の通りGrosvenor　Terrace
そして我が宿「BRONTE　GUESTHOUSE」
前の通りの路肩は駐車できるようです。車がずらりと…

「Terrace」とはこのことでしょうか。
ゆうに200ｍはあろうか延々と長屋方式の建物です。

宿を正面から。
我輩の城は左側の２階の出窓のところです。
真下の１階は食堂。

長あーい建物は、こんなおしゃれな窓飾りもあったりして目を楽しませてくれます。

宿は城壁の外、５分ぐらいの場所ですが、線路も越えます。
宿の前の通りは、左にちょこっと見える線路沿いの通りです。

旧市街の大聖堂（ミンスター）の前の大通りのﾌﾞｰｻﾑstはまだ時間が早いのか人がいません。

この辺りはブーサム・バーの外側、ｾﾝﾄ･ﾒｱﾘｰ修道院跡の近くなので
なにやら古めかしい建物と城壁があります。
あとで行って見よっと…

そしてそのブーサム・バーの塔。
チャンバラトリオが天辺に立ってます（ふ、ふるい！）
ヨークでは城門をゲートと呼ばず「バー」と呼ぶんですね。
そして、なぜか通りは○○ゲートです。
ややこしい…

ブーサム・バーをくぐって旧市街に入る前に、広場のような所があったので立寄ると…
York Art Galleryの立派な建物。

そしてスクエアに面してもう一つ。
こちらはさらに立派というか時代がかっています。
「Kings Manor」

この広場からブーサム・バーと城壁ごしにヨーク大聖堂（ミンスター）

スクエアの一角にはヨークの地図の掲示もありました。
ヨークの旧市街は直径１キロ程度のほぼ丸いコンパクトな街であることが判ります。
城壁１周するぞと決意も新に眺めます

おっ、York Art Galleryに陽が当たってきた…
大聖堂（ミンスター）もこんな感じできれいだろうと行って見る事に。

この城壁は古いのかローマ時代がなんたらとかの表示がありました。
じゃあってんで登ろうとしますが階段の入口は鍵がしてありました…
城門をくぐって城内に入ります。

ヨーク・ミンスター
思いっきり仰け反るも、でか過ぎて入りきれません。

おんや？
ミンスターにコンスタンティヌス大帝の銅像が…
コンスタンティノープルじゃなくてどうしてヨークに？
しかも、左手でギアノブを握って運転中？
さすがイギリスですね右ハンドル…

いえいえ、これはＭ１を飛ばすコンスタンティヌス大帝ではありません。
父ちゃんが乱暴者のピクト人たちを退治するっちゅうんで、遠征についてきたけど、
ローマ皇帝の父ちゃんがこのヨークで亡くなったんで、ミンスターの大司教の前で
「後を継ぐ」と皇帝を宣言して、このエクスカリバーを地面に刺してるとこです。
そんなに刺して抜けなくなったらどうする。
ﾐﾝｽﾀｰも大司教もまだいなかったけど…

ミンスターをやり過ごしてさらに行くと
ﾁｭｰﾀﾞｰ様式の張り出し窓、趣のある建物がありました。
ST WILLIAMS COLLEGEです。
COLLEGEっちゅうから大学かと思ったけど違うんですねえ、これが。
司祭たちの寄宿舎だったようです。

この辺りの通りの雰囲気も朝の冷気に包まれてとてもいい感じです。

ミンスターのチャプターハウスをぐるっと回り込み、
トレジャラーズ・ハウスの前を進むと芝生のきれいな公園です。
ﾃﾞｨｰﾅﾘｰ公園

その一角にひっそりと建つこの建物はいいですねえ。
外側からの推測だけど、紋章をあしらったこのステンドグラス、中から是非見てみたいですね…
どうやら司教館だったものを図書館にしているようです。
ここで、かのﾘﾁｬｰﾄﾞ3世が一人息子のｴﾄﾞﾜｰﾄﾞをﾌﾟﾘﾝｽ･ｵﾌﾞ･ｳｴｰﾙｽﾞに叙任したとの表示がありました。でも、ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞは直ぐに亡くなっちゃって、ライバルのﾍﾝﾘｰ･ﾁｭｰﾀﾞｰがｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ王になったけどね…
で、ﾘﾁｬｰﾄﾞ3世はどうなったかって？
ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ王で戦死した数少ないうちの一人に名を連ねた挙句、死体は裸にされて晒されるという恥辱をくわえられ、ﾚｽﾀｰの修道院に運ばれたけど、最後には川に投げ捨てられたというから、連中残酷だよね。

おっ、またまた…
石造りのアーチが建ってました。

なにかの慰霊碑でしょうか…　　横には
THIS MEMORIAL TO THE 2nd DIVISION WAS UNVEILED BY
HER MAJESTY QUEEN ELIZABETH THE QUEEN MOTHER 24th JUNE 1987　

そして「ＫＯＨＩＭＡ」？
あの牟田口廉也中将のインパールのKOHIMA？
ﾖｰｸの連隊も行ってたんですかねビルマ。

ここから見上げるヨーク・ミンスターはとても綺麗です。
かのダニエル・デフォーは「セントラル･タワーに尖塔がないのが欠点」と言ったけど…

正面まで戻ってきました。
この街路灯がよくマッチしてます。

そして、正面の広場にはミニチュアも…
真ん中手前がブーサム・バーですね。

さらに旧市街を歩いてみましょう…

こんな建物がさりげなく並ぶヨークの旧市街は、朝のためか趣を感じることができるいい街です。

そんな中、自転車で通勤でしょうか？
このような姿を良く見かけました。

St Martin Coney Street

朝日を浴びた建物を川面に映すウーズ川にでました。
見えるのはウーズ橋です

ウオーターフロントは夜はビールを片手に、さぞ賑やかだったのでしょう…
でも、今はひっそり。

おおっ！
早朝の一汗ですか…

気持ちいいんで、次の橋（ｽｹﾙﾀﾞｰ･ｹﾞｰﾄ橋）までウーズ川沿いを歩いてみました。
ウーズ川沿いの道は更にずっと続いてるけど…
ブーサムバーから対面の東側の城壁部分ですので、旧市街を突っ切った事になります。

川を眺めていると、次々にボートがやってきます。

近くにはｸﾘﾌｫｰﾄﾞ･ﾀﾜｰやｷｬｯｽﾙﾐｭｰｼﾞｱﾑがあります。

この辺りにはやたらと鵞鳥が居て道は鵞鳥のウンコだらけです。
でも、ちゃんと横断歩道を渡るんだ…

そのｸﾘﾌｫｰﾄﾞ･ﾀﾜｰ
まだ閉まってるけど後でこよっと…

別な道を引き返します。
FAIRFAX　HOUSE
18世紀ジョージ王朝時代の邸宅。
ロココ様式の漆喰装飾が売りだというけど、後で見るかは留保…

急にトイレに行きたくなり必死でトイレを探します。
FAIRFAX　HOUSEの裏側に出ました、それどころじゃないでしょ。
公衆トイレはどこ？
まさかウーズ川に向かって放水するわけにもいかず…
ｸﾘﾌｫｰﾄﾞ･ﾀﾜｰの方まで戻ってやっとスッキリ。

ちいさな街だし、
大きな交差点にはこのように標識がありわかり易いです。
おっ！Grand　Opera　House？
行って見よっと…

どうです、何処を歩いても絵になります。

100mほど行くと
ありました！左から２番目
Grand！Opera　House

道にはこんなもんまで埋め込まれており…

下に上に首を動かして…

そしてやってきたのは路地の長さは100m程だけど、イギリスじゅうにその名が鳴り響いているシャンブルズ
まあ、日本で言えば京都の産寧坂とか二年坂ですかね。ちょっと違うか…
まだ、７時半なので静寂があるだけです

一つ一つの家に個性があって眺めていると
いくら時間があっても足りません。

２階、３階が通りにせり出してるんですね、せがい造りの様に。
去年の貴州省の吊脚楼と同じです。

ミンスターゲート
もうじき８時です
そろそろ宿に戻り、
朝飯をとって再出発しよう。

二時間半の散歩から宿に戻ると、宿の兄ちゃんが待ってて食堂に案内されました…

そしてなにやら聞いてきました…
どうやら、メニューから選ぶみたいね。
無難にすべて一番上を選びます、とんでもないのが来たら困るから…
兄ちゃんはこれで行くと思ったら、また聞いてきます。
ブラウンがなんとか、ホワイトがなんとか…
「最初の方でええで」と回答

朝飯にありつけます。ブラウンはパンの種類だったのネ…
シリアル食べ放題！
40歳代はランナーだった為、昼飯は毎日これだった。
ここで、明後日に行くスコットランドにちなんだ話で一人ほくそ笑む…
シリアルの材料「燕麦」について
ジョンソン博士「イングランドでは馬の食い物、スコットランドでは人が食いよる」
これに怒ったボズウェル…
「せやからイングランドでは名馬が育ち、スコットランドでは人材が育ったんや」