アニヴィエの谷旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ジナール滞在3日目のハイキングは、かねてから念願であった「トラキュイ小屋(Cab. de Tracuit CAS)」へ向かう。ジナールから約1600mを登ってワイスホルン、ビスホルンのお膝元のこの小屋からの眺望を堪能してみたい。前日(7/4)の夕方、天候が良いことを確認して現地案内所で予約をしておいた。ホワイトボードに泊まる日付と名前(2人分)を書けばOK、案内所の女性がすぐに小屋と連絡をとってくれた。その際には「ビスホルンへ行くのか?」と聞かれたので、「いいえ、小屋滞在のみです」と伝えた。

スイス・ハイキングの旅 2011夏(4−1) トラキュイ小屋3256m (その1)

8いいね!

2011/07/05 - 2011/07/05

32位(同エリア91件中)

0

42

ロク69

ロク69さん

ジナール滞在3日目のハイキングは、かねてから念願であった「トラキュイ小屋(Cab. de Tracuit CAS)」へ向かう。ジナールから約1600mを登ってワイスホルン、ビスホルンのお膝元のこの小屋からの眺望を堪能してみたい。前日(7/4)の夕方、天候が良いことを確認して現地案内所で予約をしておいた。ホワイトボードに泊まる日付と名前(2人分)を書けばOK、案内所の女性がすぐに小屋と連絡をとってくれた。その際には「ビスホルンへ行くのか?」と聞かれたので、「いいえ、小屋滞在のみです」と伝えた。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 7月5日は晴れの朝で始まった。目指すトラキュイ小屋は3256mの稜線上にある、ジナールからは1600mを登ることになる。と言うことは、上高地から奥穂まで一気に登ることと同じだと考えて少々武者震いをする。8時20分にアパートを出発、今夜は小屋泊まりなので戸締りも確認しておく。村内をしばらく南へ歩いてから左へ登り始める、すぐに牛たちと遭遇する。結構な頭数がいるので道には糞が一杯落ちていて避けて歩くのに苦労する。

    7月5日は晴れの朝で始まった。目指すトラキュイ小屋は3256mの稜線上にある、ジナールからは1600mを登ることになる。と言うことは、上高地から奥穂まで一気に登ることと同じだと考えて少々武者震いをする。8時20分にアパートを出発、今夜は小屋泊まりなので戸締りも確認しておく。村内をしばらく南へ歩いてから左へ登り始める、すぐに牛たちと遭遇する。結構な頭数がいるので道には糞が一杯落ちていて避けて歩くのに苦労する。

  • ちょっとした稜線に出ても牛たちがまだ居る。ダン・ブランシュとグラン・コルニエをバックに牛のシルエットが見えた。

    ちょっとした稜線に出ても牛たちがまだ居る。ダン・ブランシュとグラン・コルニエをバックに牛のシルエットが見えた。

  • ジナールの村を振返って見る、直線の道路は挟んでホテル、店舗などの建物が集まっている。一番右上のちょっと向うを向いている建物がソルボア行きのロープウェイ乗場だ。ジナールのこのあたり以外は、アパートや住宅が点在するだけでとても小さな村だ。

    ジナールの村を振返って見る、直線の道路は挟んでホテル、店舗などの建物が集まっている。一番右上のちょっと向うを向いている建物がソルボア行きのロープウェイ乗場だ。ジナールのこのあたり以外は、アパートや住宅が点在するだけでとても小さな村だ。

  • さらに登りが続くが、このルートは午前中はほとんど陽が当たらないのでとても歩きやすい。ロック・ド・ラ・ヴァッシュ(Roc de la Vache、2581m)が黒く大きく迫ってくる。その右奥はダン・ブランシュとグラン・コルニエが明るく輝いている。

    さらに登りが続くが、このルートは午前中はほとんど陽が当たらないのでとても歩きやすい。ロック・ド・ラ・ヴァッシュ(Roc de la Vache、2581m)が黒く大きく迫ってくる。その右奥はダン・ブランシュとグラン・コルニエが明るく輝いている。

  • ペンキで書かれた「TRACUIT」の大きな文字がある地点、ロック・ド・ラ・ヴァッシュの分岐あたりで休憩する。出発から約2時間経過して高度は2470mくらいだろう、約800m登ってきた計算になる。残る高低差はほぼ同じ、2人ともまだ元気だ。

    ペンキで書かれた「TRACUIT」の大きな文字がある地点、ロック・ド・ラ・ヴァッシュの分岐あたりで休憩する。出発から約2時間経過して高度は2470mくらいだろう、約800m登ってきた計算になる。残る高低差はほぼ同じ、2人ともまだ元気だ。

  • 分岐を過ぎてから、前を行く3人のパーティとワイスホルンが逆光の中に大きく見えてくる。快晴の空の下、歩く調子もとても軽い。

    分岐を過ぎてから、前を行く3人のパーティとワイスホルンが逆光の中に大きく見えてくる。快晴の空の下、歩く調子もとても軽い。

  • すぐにコンボタンナ(Combautanna、2578m)の小屋が現われて眺めも一層よくなる。手前の柔らかな草原とアルプスの厳しい様相が対照的だ。左のテト・ド・ミロン(Tete de Milon3693m)と右のワイスホルンが明るく輝きだしてきた。

    すぐにコンボタンナ(Combautanna、2578m)の小屋が現われて眺めも一層よくなる。手前の柔らかな草原とアルプスの厳しい様相が対照的だ。左のテト・ド・ミロン(Tete de Milon3693m)と右のワイスホルンが明るく輝きだしてきた。

  • このあたりは、穏やかなコースがしばらく続く。歩きやすくまた景色も余裕をもって眺められるので気持ちが良い。

    このあたりは、穏やかなコースがしばらく続く。歩きやすくまた景色も余裕をもって眺められるので気持ちが良い。

  • さらに高度が上がって、チナールロートホルンが見事に見えてくる。左に南北のモマン峰を従えた堂堂たる山容が素晴しい。中央奥の黒い山は、シャリホルン(Schalihorn、3797m)、手前の黒い尾根のへこんだ辺りがミロンのコル(Col de Milon、2990m)だ。

    さらに高度が上がって、チナールロートホルンが見事に見えてくる。左に南北のモマン峰を従えた堂堂たる山容が素晴しい。中央奥の黒い山は、シャリホルン(Schalihorn、3797m)、手前の黒い尾根のへこんだ辺りがミロンのコル(Col de Milon、2990m)だ。

  • コルへの分岐の案内板、左に雲が涌くワイスホルンを眺めながら正面の黒いコルを見据える。このコルを越えてアルピテッタ小屋(Cab. d’Arpitetta CAS、2786m))へ行けるルートがある。明日の帰路、条件が調えば行ってみようかなとも考える。

    コルへの分岐の案内板、左に雲が涌くワイスホルンを眺めながら正面の黒いコルを見据える。このコルを越えてアルピテッタ小屋(Cab. d’Arpitetta CAS、2786m))へ行けるルートがある。明日の帰路、条件が調えば行ってみようかなとも考える。

  • ロートホルンのズームアップ、少し左に傾いたようなピークとそれを取り巻く雪面の造形が美しく感じられる。

    ロートホルンのズームアップ、少し左に傾いたようなピークとそれを取り巻く雪面の造形が美しく感じられる。

  • 左のチナールロートホルンから中央の黒いベッソ、その右にはポアント・ド・チナール、ダン・ブランシュ、グラン・コルニエと名峰が続く。手前の黒い稜線のピークは、ポアント・ダルピテッタ(Pointe d’A)rpitetta、3132m)だ。

    左のチナールロートホルンから中央の黒いベッソ、その右にはポアント・ド・チナール、ダン・ブランシュ、グラン・コルニエと名峰が続く。手前の黒い稜線のピークは、ポアント・ダルピテッタ(Pointe d’A)rpitetta、3132m)だ。

  • 登ってきたルートを振返って見る、ロック・ド・ラ・ヴァッシュもはるか下に眺めることが出来る。

    登ってきたルートを振返って見る、ロック・ド・ラ・ヴァッシュもはるか下に眺めることが出来る。

  • 長く感じられた登りも最後のクサリ場をよじ登れば、コルに飛び出して終わりとなる。目の前には今まで全く見えなかった光景が広がって感動的な瞬間だ。

    長く感じられた登りも最後のクサリ場をよじ登れば、コルに飛び出して終わりとなる。目の前には今まで全く見えなかった光景が広がって感動的な瞬間だ。

  • 新しい景観を見て、「とうとうやって来たんだ」という実感が涌いてくる。トゥルトマン氷河(Turtmann Glacier)が眩しいくらいだ。

    新しい景観を見て、「とうとうやって来たんだ」という実感が涌いてくる。トゥルトマン氷河(Turtmann Glacier)が眩しいくらいだ。

  • 目の前にトラキュイ小屋が見える、あと数分で到着することができる。

    目の前にトラキュイ小屋が見える、あと数分で到着することができる。

  • 小屋までは、残雪の道をすこし進めば到着する。正面のビスホルンが手に取るように近い。写真中央に十字架とケルンが小さく見えている。

    小屋までは、残雪の道をすこし進めば到着する。正面のビスホルンが手に取るように近い。写真中央に十字架とケルンが小さく見えている。

  • 小屋には13:20に到着、合計所要時間は5時間。昼食等の休憩時間30分と登り4:30の内訳である。小屋から眺めるビスホルン(左)とワイスホルン(国旗のすぐ右)、右端はテト・ド・ミロン(Tete de Milon、3676m)は想像以上に近く見える。空は快晴、抜けるようなブルーと氷河の白さ、黒い岩稜がとても美しい。

    小屋には13:20に到着、合計所要時間は5時間。昼食等の休憩時間30分と登り4:30の内訳である。小屋から眺めるビスホルン(左)とワイスホルン(国旗のすぐ右)、右端はテト・ド・ミロン(Tete de Milon、3676m)は想像以上に近く見える。空は快晴、抜けるようなブルーと氷河の白さ、黒い岩稜がとても美しい。

  • 早速小屋の中に入り、宿泊の確認をする。食堂のカウンターでご主人らしき男性に名前を告げてリストをチェックしてもらう。去年のグラン・モンテ小屋では出発時の精算だったが、ここでは前払いする(2人で146.1スイスフラン)。クレジットカードも3種類はOKだったが、キャッシュで払った。

    早速小屋の中に入り、宿泊の確認をする。食堂のカウンターでご主人らしき男性に名前を告げてリストをチェックしてもらう。去年のグラン・モンテ小屋では出発時の精算だったが、ここでは前払いする(2人で146.1スイスフラン)。クレジットカードも3種類はOKだったが、キャッシュで払った。

  • 横にいた若いお嬢さんが部屋まで案内してくれる、2階の「Bishorn」という部屋だ。2段式のベッドで約35人は泊まれそうだ。我が家は上の段、早速登ってみる。リュックや小物は壁に掛けれるので助かる。一人分の寝床幅は約65cm程度であまり広くはないが、お隣がいなければゆったりとできるかもしれない。

    横にいた若いお嬢さんが部屋まで案内してくれる、2階の「Bishorn」という部屋だ。2段式のベッドで約35人は泊まれそうだ。我が家は上の段、早速登ってみる。リュックや小物は壁に掛けれるので助かる。一人分の寝床幅は約65cm程度であまり広くはないが、お隣がいなければゆったりとできるかもしれない。

  • 荷物が片付くと、外へ出てみる。ついでにビールと赤ワイン(グラス)をたのんでゆっくりとベンチで寛ぐ。南西方向には、ダン・ブランシュとグラン・コルニエが堂々と聳えている。左には黒いベッソがあり、そのすぐ右奥はポアント・ド・ジナールガ見えている。手前の黒いピークは、ポアント・ダルピテッタ(Pointe d’Arpitetta、3133m)だ。

    荷物が片付くと、外へ出てみる。ついでにビールと赤ワイン(グラス)をたのんでゆっくりとベンチで寛ぐ。南西方向には、ダン・ブランシュとグラン・コルニエが堂々と聳えている。左には黒いベッソがあり、そのすぐ右奥はポアント・ド・ジナールガ見えている。手前の黒いピークは、ポアント・ダルピテッタ(Pointe d’Arpitetta、3133m)だ。

  • ビスホルン、ワイスホルン、そしてテト・ド・ミロンに続く中に雲が流れ込んで、山を覆い隠そうとしているかのようだ。

    ビスホルン、ワイスホルン、そしてテト・ド・ミロンに続く中に雲が流れ込んで、山を覆い隠そうとしているかのようだ。

  • 左方向に眼を転ずると、ベッソの左に小さなピークのトリフトホルン(Trifthorn、3128m)、続いて端正な三角頂のオーバーガーベルホルン、そしてひときは高く天を突くチナールロートホルンがある。ここでの主役はこの山だ。ピークの鋭さと他の峰峰を従えるその高さが圧倒的だ。ロートホルンの左には、南モマン峰(Pointe Sud de Moming、3963m)、北モマン峰(Pointe Nord de Moming、3863m)と続いている。中央の堂々たる氷河は、モマン氷河(Glacier de Moming)だ。

    イチオシ

    左方向に眼を転ずると、ベッソの左に小さなピークのトリフトホルン(Trifthorn、3128m)、続いて端正な三角頂のオーバーガーベルホルン、そしてひときは高く天を突くチナールロートホルンがある。ここでの主役はこの山だ。ピークの鋭さと他の峰峰を従えるその高さが圧倒的だ。ロートホルンの左には、南モマン峰(Pointe Sud de Moming、3963m)、北モマン峰(Pointe Nord de Moming、3863m)と続いている。中央の堂々たる氷河は、モマン氷河(Glacier de Moming)だ。

  • チナールロートホルン(左)とオーバーガーベルホルン(右)のズームアップ、雲のたなびくロートホルンの素晴らしさにしばらく言葉もなく眺め続ける。

    イチオシ

    チナールロートホルン(左)とオーバーガーベルホルン(右)のズームアップ、雲のたなびくロートホルンの素晴らしさにしばらく言葉もなく眺め続ける。

  • 遠くに目を向けると、グラン・コルニエ(左)からさらにアローラ方面の山々も遠望できる。

    遠くに目を向けると、グラン・コルニエ(左)からさらにアローラ方面の山々も遠望できる。

  • アローラ方向のズームアップ、左後方にある鋭いピークはモンブラン・ド・シェイロン、その右肩の奥には巨大なグラン・コンバンが見えている。これらの山々の位置関係は、見る場所によって左右が変わったり、重なる山がちがったりするのでそれぞれの山の特徴的な形をしっかり覚えておくことが求められる。

    アローラ方向のズームアップ、左後方にある鋭いピークはモンブラン・ド・シェイロン、その右肩の奥には巨大なグラン・コンバンが見えている。これらの山々の位置関係は、見る場所によって左右が変わったり、重なる山がちがったりするのでそれぞれの山の特徴的な形をしっかり覚えておくことが求められる。

  • その右手方向、右端の黒いギザギザの山はエギュイーユ・ルージュ・ダローラ連峰、そのすぐ左奥はラ・サールと氷河を持つル・プルル−ルがある。そしてそれらのはるか後方に大きな山塊(台形状の白い頂)がのっそりと見えている。地図で確認すると方角的にはモンブランだと思われるが、はたして正しいのかどうかは自信はない。ただ、「それに違いない」という直感は働いている。

    その右手方向、右端の黒いギザギザの山はエギュイーユ・ルージュ・ダローラ連峰、そのすぐ左奥はラ・サールと氷河を持つル・プルル−ルがある。そしてそれらのはるか後方に大きな山塊(台形状の白い頂)がのっそりと見えている。地図で確認すると方角的にはモンブランだと思われるが、はたして正しいのかどうかは自信はない。ただ、「それに違いない」という直感は働いている。

  • 小屋の周りでは陽光の中、多くの人々が日向ぼっこをしながらワインを飲んだり道具の手入れをしたりとそれぞれの思いで過ごしている。続々と登山者が到着してきて、今夜の宿泊客の多さが徐々に分かってくる。

    小屋の周りでは陽光の中、多くの人々が日向ぼっこをしながらワインを飲んだり道具の手入れをしたりとそれぞれの思いで過ごしている。続々と登山者が到着してきて、今夜の宿泊客の多さが徐々に分かってくる。

  • 小屋の入口側、この手前と左側にベンチやテーブルがあってみんなが歓談している。小屋はがっちりとした石造りで雨戸の紅白の色彩が遠くからも良く目立つ。左端に張ってあるポスターは、この小屋の建替えのお知らせ。来年建替えて近代的な小屋に変わるらしい。写真では、去年行ったモアリ小屋(昨年建替えた様子)に良く似たデザインのようだった。

    小屋の入口側、この手前と左側にベンチやテーブルがあってみんなが歓談している。小屋はがっちりとした石造りで雨戸の紅白の色彩が遠くからも良く目立つ。左端に張ってあるポスターは、この小屋の建替えのお知らせ。来年建替えて近代的な小屋に変わるらしい。写真では、去年行ったモアリ小屋(昨年建替えた様子)に良く似たデザインのようだった。

  • 6:30に夕食の合図でみんな食堂に集まる、テーブルは長方形と円形があって席はそれぞれの名前が貼ってあるので指定席だ。我が家の席は円卓で合計8人、夫婦が3組と男同士が1組だ。スイス、ドイツ、フランス、日本とそれぞれ違う国の人々の交流の場となった。まずはスープから、テーブルごとに大きな鍋で配膳される。手馴れた男性がみんなに給仕してくれる。鍋が大きいのでお替わりは自由、我が家は私だけ2杯いただいた。驚いたことに鍋ごとお替りしているグループもあった。スープは野菜を煮込んだサッパリした味付けで美味しく食欲が出てくるようだ。

    6:30に夕食の合図でみんな食堂に集まる、テーブルは長方形と円形があって席はそれぞれの名前が貼ってあるので指定席だ。我が家の席は円卓で合計8人、夫婦が3組と男同士が1組だ。スイス、ドイツ、フランス、日本とそれぞれ違う国の人々の交流の場となった。まずはスープから、テーブルごとに大きな鍋で配膳される。手馴れた男性がみんなに給仕してくれる。鍋が大きいのでお替わりは自由、我が家は私だけ2杯いただいた。驚いたことに鍋ごとお替りしているグループもあった。スープは野菜を煮込んだサッパリした味付けで美味しく食欲が出てくるようだ。

  • お次はサラダとメイン料理、ニンジンなどを小さく刻んだビネガー味のサラダと茹でたポテト、そしてポークの大きな塊だ。皆さんの食欲の旺盛さにはいつものことながら驚く。ポークは一人1個と決まっているが、ポテトは取り放題で大皿の半分くらいは軽く食べている。女性たちもよく食べてよく飲む。お皿の直径は30cm以上あるので、その量は推して知るベしだ。

    お次はサラダとメイン料理、ニンジンなどを小さく刻んだビネガー味のサラダと茹でたポテト、そしてポークの大きな塊だ。皆さんの食欲の旺盛さにはいつものことながら驚く。ポークは一人1個と決まっているが、ポテトは取り放題で大皿の半分くらいは軽く食べている。女性たちもよく食べてよく飲む。お皿の直径は30cm以上あるので、その量は推して知るベしだ。

  • 最後はデザート、パイナップル、洋ナシなどの甘い果物。缶詰らしい味がしたが、甘さが疲れた身体には優しいようだ。

    最後はデザート、パイナップル、洋ナシなどの甘い果物。缶詰らしい味がしたが、甘さが疲れた身体には優しいようだ。

  • 円卓の光景。左のご夫婦はビスホルンへ行くと仰ったので、「ガイドは?」と聞くと「いません。夫が私のガイドです」との奥様の見事なご回答、頭の下がるカップルでした。飲み物はそれぞれ、ワイン、ビール、紅茶とそれぞれのグループの好みで楽しんだ様子だった。我が家は赤ワインのボトル(500ml)で満足だった(先にビールとグラスワインを飲んでいる)。

    円卓の光景。左のご夫婦はビスホルンへ行くと仰ったので、「ガイドは?」と聞くと「いません。夫が私のガイドです」との奥様の見事なご回答、頭の下がるカップルでした。飲み物はそれぞれ、ワイン、ビール、紅茶とそれぞれのグループの好みで楽しんだ様子だった。我が家は赤ワインのボトル(500ml)で満足だった(先にビールとグラスワインを飲んでいる)。

  • 8時前に夕食は終わり、再び外に出てみる。夜の8時でもまだ昼間のような明るさだ。オーバーガーベルホルンとトリフトホルンにベッソの影がしのびよって来ている。空はまだ抜けるように青い。

    8時前に夕食は終わり、再び外に出てみる。夜の8時でもまだ昼間のような明るさだ。オーバーガーベルホルンとトリフトホルンにベッソの影がしのびよって来ている。空はまだ抜けるように青い。

  • 北方向は、夕暮れを感じる風情になって来た。中央に、ビーチホルン(Bietschhorn、3934m)が大きい。右端には、アレッチホルン(Aletschhorn、4193m)が聳えている。

    北方向は、夕暮れを感じる風情になって来た。中央に、ビーチホルン(Bietschhorn、3934m)が大きい。右端には、アレッチホルン(Aletschhorn、4193m)が聳えている。

  • ビーチホルンの夕焼け、うっすらと残る青空と夕日の配色がこの上もなく抒情的な印象を感じさせる。

    ビーチホルンの夕焼け、うっすらと残る青空と夕日の配色がこの上もなく抒情的な印象を感じさせる。

  • アローラ方向の夕焼け、うす紅く染まっていく峰峰は柔和な表情に変わっていくような気がする。

    アローラ方向の夕焼け、うす紅く染まっていく峰峰は柔和な表情に変わっていくような気がする。

  • 21時を回ると山々は赤く染まりだす。ビスホルンとワイスホルンのアーベントロートが美しい。手前のトゥルトマン氷河も赤く染まって山の景観を引き立てている様だ。

    21時を回ると山々は赤く染まりだす。ビスホルンとワイスホルンのアーベントロートが美しい。手前のトゥルトマン氷河も赤く染まって山の景観を引き立てている様だ。

  • ここからのワイスホルンの眺めはかなり斜め横から見ることになるので、その圧倒的な迫力は弱くなっている。稜線中央のピーク、グラン・ジャンダルム(Gd Gendarme、4331m)が大きく目立っている。

    ここからのワイスホルンの眺めはかなり斜め横から見ることになるので、その圧倒的な迫力は弱くなっている。稜線中央のピーク、グラン・ジャンダルム(Gd Gendarme、4331m)が大きく目立っている。

  • ベッソ、ダン・ブランシュ、グラン・コルニエの夕焼けも見事だ。手前のポアント・ダルピテッタの山塊が燃えるように紅いのがとても印象的だった。

    ベッソ、ダン・ブランシュ、グラン・コルニエの夕焼けも見事だ。手前のポアント・ダルピテッタの山塊が燃えるように紅いのがとても印象的だった。

  • ここでの主役チナールロートホルンの色づきも感動的で、周りの紅く染まった氷河と岩稜、ナイフリッジ(Arete du Blanc)のきりりとした白さ、空の透明な青さの対比が美しい。

    ここでの主役チナールロートホルンの色づきも感動的で、周りの紅く染まった氷河と岩稜、ナイフリッジ(Arete du Blanc)のきりりとした白さ、空の透明な青さの対比が美しい。

  • この日(7/5)最後のショット、まさに天を突くピーク鋭さが映えるロートホルンが見事だ。時間は21:30、周りは数名しかいない。明日のビスホルン組は早々と床に就いているようだ。我が家もあわてて手仕舞いし、中へ入って休むこととした(9:40)。本日登った高さは約1600m、行動時間は5時間で休憩30分と実動時間4時間30分だった。

    イチオシ

    この日(7/5)最後のショット、まさに天を突くピーク鋭さが映えるロートホルンが見事だ。時間は21:30、周りは数名しかいない。明日のビスホルン組は早々と床に就いているようだ。我が家もあわてて手仕舞いし、中へ入って休むこととした(9:40)。本日登った高さは約1600m、行動時間は5時間で休憩30分と実動時間4時間30分だった。

この旅行記のタグ

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スイスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スイス最安 487円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スイスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP