2010/07/01 - 2013/07/12
190位(同エリア522件中)
ロク69さん
4回目は、エランの谷ととなりのアニヴィエの谷のホリデーアパートです。今までの人気地区と違ってまだまだ日本人の訪れが少ない村々がほとんどです。エランの谷は、2010年〜2012年の3年連続で谷の中心であるエヴォレーヌに滞在しました。3回とも同じアパートの同じ部屋です。
アニヴィエの谷は最奥の村、チナールで2010年、2011年、2013年の3回の滞在でいずれも1週間単位です。1回目はシャレータイプ、2,3回目はアパートタイプの同じ部屋です。
鄙びた風情とゆったりとした空間、人の密度が高くない落ち着いて暮らせる村々です。どちらもフランス語圏なので最初は少し戸惑いもありましたが、なれるとドイツ語より読みやすい感じがしています(さすがに、話すのは難しい)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2010年7月に滞在したシャレータイプです。3階建てで3家族が泊まれるようになっていたが、我が家の滞在時は、他のグループはいなくて貸切状態だった。一番下の白い壁の部屋に泊まってハイキングを楽しみました。この地区は、地元のエージェントが一括管理していてそこを通じて予約、支払いを行うシステムだった。場所は、村の中心から奥へ7〜8分歩いたところで、最初は車で案内してくれた。
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周りは広々とした草原で、静かで落ち着くシャレーだった。
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アパートの裏側。地面が高くなっていてこの建物の2階部分への入り口となっている。我が家が泊まった部屋はこの階下になる。村の中心からわずか7〜8分でとても静かな落ち着いた場所になる。
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内部は、リビングとキッチンがワンルームで寝室と水周りは別になっている。階下ではあったが日当たりもよく快適だ。
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リビングとダイニングの様子。右手前がキッチンだ。
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右手奥がエントランス。
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リビングのテレビはまだブラウン管のものでやや古かった。
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寝室は独立しているので、ゆっくり眠ることができる。シーツ類も清潔で快適だ。
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バスはタブ付きでゆったりと浸かれるのでよかった。ただし、最初の夜に湯を張るとき茶色の湯が出てきてあせったが、15分ほど流すとおさまった。どうやらしばらくは使っていなかったようだ。
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アパートから見える谷奥の様子。ダン・ブラランンシュとグラン・コルニエの稜線が重なって見える、より高いダン・ブランシュの稜線がまず紅く色づき始める。
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この滞在時(2010年)に登ったモアリ・ヒュッテ。新築中のようでヘリが多く行き来していた。チナールからポスト・バスでグリメンツ系由でモアリダム湖最深部までいってから、歩き始める。2時間半程度で登れる。
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この時のもう一つの山小屋「グラン・モンテ小屋」からのダン・ブランシュの威容。もともとマッターの谷からこの山を眺めて、その向こう側から見てみたいと思ったのがこのアニヴィエ谷への訪問となったのだ。
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グラン・モンテ小屋。アニヴィエ谷の最深部にあり、「インペリアル・クラウン」と呼ばれる4000m級の山々に抱かれた小屋である。
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ダン・ブランシュの夜明け。チナールの谷を詰めてベッソの中腹斜面をトラバースするように進んでいく。約4.5時間で到着できる。小屋泊の朝、晴れた夜明けにダン・ブランシュ(右)ポアント・ド・チナール(左)が部屋の窓から眺められる。
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夕食の一例。この日は、カレーライスとツナサラダ、らっきょうとビール、ワインだった。
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チナール村中心部の朝。中心部といってもホテル・レストランが7〜8軒、
スーパーを始めとするショップが5〜6店と田舎の風情がいっぱいだ。左奥は村の象徴、双子ピークのベッソだ。 -
次は2回目(2011年)と3回目(2013年)にお世話になったアパート「Glacier」。中心からとても近くて地歩3〜4分で教会のすぐ裏にある。ここはアパートタイプで15室程度の規模だが、アパートとして供されているのは10室程度だろうか。
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アパートの部屋のベランダからの眺め。谷の奥方向を見る。
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同じく反対方向の眺め。目の前の教会のすぐ下は、バス停のある中心部でホテル、ショップもほとんどが集中している。
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教会越しに見る村の中心。茶色の壁の建物群がホテル、ショップなど。右奥の建物が唯一のロープウェイ乗り場で、ソルボアまで運んでくれる。
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部屋の内部。アパートタイプなのでキッチン、ダイニング、リビングはワンルームで寝室もこれらの空間の片隅にある。バスはやはりタブ付きであった。
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村の横を流れる川の対岸から眺めたチナール村。左がロープウェイ乗り場、右手が中心部だ。右奥は景勝地ロック・ド・ラ・ヴァッシュだ。
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2回目の滞在時に泊まったトラキュイ小屋とワイスホルン。ここでは手前の4000m峰ビスホルンを目指す人が多く泊まっている。我が家のようなハイキング組はごく少ない。
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小屋からの夕焼け。3000mを超える位置にあるので山々がとても近い。天を突く尖峰はチナールロートホルン、氷河の上に突き出たピークがすばらしく美しい。
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3回目の滞在時に登ったベッラ・トーラへのルートから見えたマッターホルン(右)、ベッソ(中央黒い)、オーバーガーベルホルン(左)。ツェルマット側から眺めたものとは大きく違う姿に驚きと感銘を受ける。谷一つ(あるいは二つ)変わるだけで、山の形はもちろん、話す言葉、山の名前、風俗、漂う空気などすべてが変わっている。峰の稜線、峠、河などはこうした人々の習俗を変えるエネルギーを持っているようだ。
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次は、エランの谷のエヴォレーヌ。2010年から3年連続でお世話になったアパート、中心から徒歩5〜6分のアパートタイプ。アパートとして供されているのは6〜7部屋程度と思われる。1階部は店舗とイタリアンレストがある。我が家は3年続けて3階の右手の部屋に泊まった。エヴォレーヌは谷の村々の中での中心だ。スーパーも大手のCOOPがあって買い物も便利だ。隣村のラーナにチェアリフトが1本あるのみで、ハイキングは自分の脚で歩いて登って降りてくるのが基本だった。
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アパートの南方向にあるベランダからの眺望。ヴェージヴィ、ペロックの山群が重なり合って重厚な雰囲気をつくっている。
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アパートタイプなのでワンルームに水周り以外は集中しているが、狭さはあまり感じない。
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キッチンの様子、木目調のインテリアも素敵だった。
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キッチン側からリビングを見る。前方にベランダがあってすこぶる眺めが良い。
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バスルームなどの様子。我が家はバスタブ付きがお好みなので、物件を探すときもこの優先順位は結構高い。
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エヴォレーヌ村の様子。チナールに比べると規模もやや大きく賑やかさも感じられる。左奥手が我が家が泊まったアパートだ。
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村の目抜き通り、2009年まではポストバスが通っていたらしいが、我が家がはじめていった年(2010年)からは、バイパスを通るようになった。レストラン、ホテル、ショップもある。スーパーCOOPは村はずれで我が家のアパートからは10分くらい歩く。
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滞在時に2回登ったルージュ小屋。エヴォレーヌからバスで終点のアローラまで行って歩き始める。3時間で登れる。エランの谷の秀峰群が美しく眺められる。
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アローラを基点としたハイキングでは帰りのバス時間までいつもお世話になったレストラン「Glacier」。美しい多くの花々で飾られたテラスでモンコロンやラ・ツァを眺めながらいただくワインは極上だ。
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テラスからラ・ツァの針峰を花と眺める。いつもながら至福の時が流れる。
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滞在時にアローラから登って泊まったベルトール小屋。アローラから4.5時間で行ける。氷河を少し越えて最後は2連の鉄梯子を必死で登る。3300mを超える位置にあるため眺めは最高だ。
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夕方、日が傾き山々の碧い影が雪原に伸びていく。奥のマッターホルン(セルヴァン)は遠いがやはり存在感は大きい。
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翌朝、帰りのバスから眺めたダン・ブランシュ。絹のような雲をまとってエラン谷の女王の姿が見えた。
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夕食の一例。この夜は、パスタ、焼き飯、馬肉ステーキ(サラダ付き)とワインだった。
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2012年最後のハイキングでエヴォレーヌから行ったアルベ湖。小さな池ながらダン・ブランシュを映す湖面は美しく感動的だ。
アニヴィエ谷、エラン谷とも有名な場所ではなく山岳交通もそれぞれ1つだけだ。ジュネーヴから2時間強の鉄道でシオン(エラン谷)またはシエール(アニヴィエ谷)まで行って、バスに乗り換えて1時間程度かかる。不便さがその)素朴で自然な情景を維持しているのでしょうか。我が家はそれぞれ3回も訪れたマイ・フェイヴァリットの村々であります。これからも機会があれば是非再々訪したく思う地域です。
いずれの2地区も予約・コンタクトは現地のエージェントを通じて行う。契約、支払いともこれらのエージェントと行う。クレジットカードで契約時に決済する。
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