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※今回の文章はとっても、ものすごく、いつも以上に長いので、興味の薄い方はすっとばして頂く方向でお願いします(笑)。<br /><br /><br /> 峠の事故もなんのその。ティンプーを経由して、パロへと戻ってきました。<br /><br /> どんよりとした曇り空。時折パラパラと雨が落ちてきて、雨季らしいっちゃ、そうなのかも。<br /> そんな中、まずは、日本人旅行者なら必ず立ち寄るだろうダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンへ。ブータン農林省の敷地内の隅、ボンデの棚田が見渡せる高台にあります。鈍色の空を背景に、数多くのダルシン(経文旗)が林立する姿はどこか物悲しい雰囲気です。外国人として唯一、ブータンの爵位「ダショー」の称号を受けた日本人・西岡京治氏の話はものの本やネットに詳しいので割愛しますが、現在でもブータンで敬愛され、その偉業が引き継がれています。個人のチョルテンが作られるというだけでも、いかにブータンで重きを成した人物かが分かるかと思います。<br /> 夕闇せまるパロで、次に向かったのはブータン最古の寺院ともいわれるキチュ・ラカン。入場出来る時間帯ぎりぎりで、殆ど人影も無く静かでした。王室の庇護もあるというこのキチュ・ラカン、そんなに大きなお寺ではありません。でも本堂で長年の間続けられてきた五体倒地で、床板に轍にように足跡が窪んでいました。<br /> ここはブータンでも有数のパワースポットと言われているようです。本堂の中庭には蜜柑の木があり、その不思議な霊場の力で、寒冷な気候のパロでも実を付けていると言います。たしかに真夏でもこの日の様に曇っていれば肌寒く、蜜柑がなるような温暖な気候ではありません。まぁ物すごく寒いってわけでもないけど、・・・ここはパワースポットだから!っていう事にしときましょう。<br /> 帰りには、町へ下りるとという若いお坊さんも乗せて出発。袈裟替わりに黒いジャンパーを羽織っていると、頭を剃って臙脂色の衣が下に見えなければお坊さんに見えない(笑)。その若いお坊さんとは、丘を下りた道のバス停近くでさようならしました。<br /><br /> 翌朝、来た!タクツァン僧院まで登山!<br /> 天気はまぁまあ。・・・しかし眠い。午後は天気が崩れる可能性が高いし、なるべく朝早くから登ったほうが良いとガイドのサージャンが言うので、8時には登山口へ到着。<br /> まだ殆ど車も人もなく、家族連れがちらほら。3歳くらいの子供も、民族衣装で登っていきます(そして早い・・・)。ブータンの人たちにとっては格式の高い寺院であり、当然参拝するときは民族衣装。かなり道も悪く、きつい登り降りが続くので、靴はスニーカーや登山靴に履き替えてます。ゾンなどに入る時は、スニーカーとかはダメみたいで革靴を履いてますが、この時だけはサージャンも履き替えてました。けっこうTPOに厳しいブータン。。。でも更につわものもいて、ヒールのあるサンダルで登っている女性も居ました! 私なんてスニーカーでも大変だったのに・・・。<br /> タクツァン僧院、別名タイガー・ネスト。虎の巣。断崖絶壁にへばりつく様に建てられた寺院です。バターランプの火災で焼け落ちてしまったのを、更に立派に再建したものが現在の姿。ギリシャのメテオラと、ちょっと通じるところがあるかな? けれど標高の高さが全く違うので、タクツァンへの道はかなり厳しいものです。道の険しさに加えて、標高の高さで酸素が薄い! <br /> 急な登りがずっと続き、道は整備されていないのでかなり大変。そして3000mを越える標高では、普段の運動不足もあるけれど、少し登っただけで全力疾走したような息苦しさ。10分に1回は小休止。覚悟はしていたものの、やっぱりツライ。途中のレストハウスで諦めようかと、何度も心が折れそうになるのを何とか堪えて登りました(笑)。<br /> 途中のレストハウスまでは、休み休み登って約1時間ほど。ここまでも十分キツイ道のりだけど、馬で行くことも出来ます。しばしお茶を頂きながら休憩して、この先は断念する方に重いガイドブックや上着を預ってもらい、登山再開。ちなみに、ドライバーのツェリンさんも一緒に登ってきましたが、午後も運転があるからここで休憩。この先は、さらに急な登りと、長い長い階段のアップダウンが約2時間弱続きます。<br /> レストハウスでは遥か上に雲の切れ間に見えていた僧院でしたが、だんだん天気が回復。ジリジリと焼けるような高地の太陽は、紫外線たっぷり。油断していたあっと言う間に、腕が真っ赤に! やってもぅた〜!!<br /> 汗もびっしょりで、ハエに付きまとわれながら登ること1時間半。やっと、タクツァン僧院が間近に見える展望台(っていうか、単なる平らな岩の上? しかも断崖絶壁、かなり危険)まで到達! 風が気持ちい〜! 登り始めた時とは辺りの植生もだいぶ変わって、太陽が隠れれば随分涼しい状態。<br /> でも! そんなにすんなりタクツァン僧院へたどり着くことは出来ません。またここから最後のキツ〜イ道のりがまっているのです。<br /> 展望台は、だいたいタクツァンと同じ様な高さにあります。しかしそこは断崖絶壁、谷が目の前に。そう、この谷をいったん下り、そしてV字のように登って初めて入口にたどり着けるのです。そしてそれは、岩肌を彫った細い階段・・・。一段一段の高さがバラバラで、しかもかなり高く、滝がある周辺は苔も生えて滑り易い状態。疲れた足に、最後のムチ。しかも相当きっついムチ・・・。せっかくここまで登って来たのに、いったん降りなきゃならないというこの状況、空気の上を歩けたら、直線距離なら100mってとこなのに!! ・・・って言っても始まらないです、行くしかない。もうちょいだ! わ〜ん!<br /><br /> そしてようやく! タクツァン僧院へ到着!<br /> ここは入場が非常に厳しいので、カメラや携帯、大きな荷物は全て預けなければなりません。上着も手に持っていてはだめで、預けるか着るかしなければなりません。更に階段を上ってお堂へ行くんですが、その入り口で警備員さんにチェックされます。小さな携帯だって見逃さないです(笑)。まぁ疲れてるし、荷物預けて身軽になったほうがらくちん。<br /> しかし僧院へ着いても、またもや階段。そりゃ岩肌にへばりついてるから、平地なんて殆どありません。ちょっとした移動も全て階段。は〜・・・足だるい・・・。<br /> それにしても、よくこんな所に立派な僧院を作ったものです。ブータンのお寺は山の上にあることも多いですが、これほどの規模で、これほど断崖絶壁に作られた寺院はおそらくありません。資材を運ぶにも勿論車道は無いし、馬で運ぶにしても途中からは絶対人間が担がねばなりません(あの急な階段は馬では無理・・・)。参拝するのも一苦労。それでも、ブータンの人々は何度もここへ足を運ぶそうです。どんな地位の高いひとでも、ここには自分の足で来なくてはなりません。もちろん王様も自分で登って来られるそうです。信仰の力って、ほんとスゴイよな〜と思いながら、見学させてもらいました。<br /> そして見学も終えて、警備員さんのいる入口へ戻ろうとした時のこと。<br /> なんだか辺りがざわざわしてる。っていうか、皆がそわそわしてる。あちこちに焚かれたお香の煙が生成り色に立ち込め、むせ返るほど。<br /> 転生仏だよ、とサージャンが少し興奮したように教えてくれました。<br /> 一人ひとりに祝福を与えながら、ゆっくり登って来たのは、まだ20代前半くらいかと思われる青年。おなじみの臙脂色の僧衣ではなく、薄い水色とシャンパンゴールドのような光沢のある布地の服を着ていました。とはいえ、じっと見るわけにはいきません。ブータンの作法として、聖なるものや高僧に祝福して貰う時は、左手で口を押さえ、頭を下げていなくてなりません。ブータンの人たちには一人ひとり頭に手を当て祝福していましたが、あきらかに観光客な私たちは一まとめで終わっちゃいましたが(笑)。<br /> 転生仏とは、輪廻転生の考え方により、高僧や聖人の生まれ変わりと信じられる人のこと。英語ではLiving God と言われる様に、特別な存在です(世界的に有名なのはダライ・ラマですが、ブータンの仏教とは宗派が違います)。もちろん、なかなか会うことが出来るものではありません。僧院のあちこちに焚かれたお香も、特別なものなのだそうです(どうりですごい煙だと思った・・・)。<br /> 珍しい体験が出来たものの、再びやってくるのは階段地獄。タクツァン僧院へ行くという目的を達してしまったので、帰りがホントしんどい・・・。でも! このV字の谷を過ぎてしまえば後は山を下るのみ(急だから、ふくらはぎプルっぷるになるけど)。レストハウスでごはんを食べて(今日はベジ・ブータン料理!)、帰りはかなりの時間短縮。転生仏が来ているせいか、かなりのお坊さんが山を登っていくのに出会いました。クズザンポー! きっと午後は、あの狭い断崖絶壁の上に、参拝者とお坊さんとですごい人出のはず。<br /> 僧院見学も含めて、往復約6時間の道のりでした。疲れた〜! シャワー浴びたい!<br /><br /> っていうわけにもいかず。<br /> 観光客は忙しいんです(笑)。<br /> 前日、本当は民家訪問をするはずが、事故渋滞のせいもあって繰り越されていたため午後は相当な巻きです! <br /> まずは国立博物館を見学。こちらも荷物は預けなくてはならないので、身軽になって中へ。たまたまユネスコの会議が開かれていたらしく、中はけっこうな人。ブータン来て初めて、あんなに外国人がいるところに遭遇しました(笑)。外から見るとそんなに大きくないのに、迷路の様な多層構造なので、意外に広い。そして通路が狭いので人が多いとけっこうすれ違うのが大変。ガイドのサージャンの説明も、絶好調ですっとばしモード(笑)。博物館系は、よほど興味のある人以外はポイントを抑えれば充分です。<br /> お次は、国立博物館のすぐ下にあるパロ・ゾン(リンプン・ゾン)へ。映画「リトル・ブッダ」のロケ地としても有名な所です。本当にもう階段は勘弁してほしいところなんですが・・・上らないと中に入れないんだもん。。。筋肉痛決定!<br /> もちろんゾンなので、サージャンは正装であるカムニと、靴も革靴に履き替えてました。そして仏教徒モードにスイッチが入ると・・・今回のテーマは六道輪廻。これは難関です(説明する方にとっても、聞く我々にとっても・笑)。こういう説明をするときのサージャンは本当に真摯なんですが、何せ専門用語も多いし、日本語で聞いたって難しい内容が全部英語。内容が難しければ難しいほど、英語率が高くなります。いつか日本語で全部説明できるよう、がんばってな〜!<br /> パロ・ゾンには、小坊主さんたちがたくさん居ました。外国人に興味深々、でも恥ずかしくって走って逃げたかと思ったら、建物の陰から顔出してたり。せっかくだから皆で写真撮ろうか〜! って召集をかけると、あちこちから出てくる出てくる(笑)。みんな写真大好きです。<br /> 彼らはこれから先もずっと、長く厳しい修業を続けいくわけですが、まだあどけなくて、きらきらした瞳と笑顔に、日本とは別の幸せのカタチ、GNHの理念が目指すものが感じられたような気がします。<br /> さてさて、まだまだ行きます。昨日から延びていた民家訪問。<br /> 田んぼの畦道としか思えないような所を、ドライバーのツェリンさんはぐいぐいミニバスを走らせます。ちょっとでもハンドル操作間違うと脱輪してしまうような、ギリギリの道幅しかありません。ブータンの道はどこも幅が狭かったり、断崖絶壁の山道だったりなので、プロのドライバーさんたちは特別な訓練を受けてるそう。スピードはそんなに出さないけど、車体感覚はものすごいです。<br /> 降りた先は、いわゆる伝統的な農家。かなり大きな家で、見た感じ複数の世帯が入っていました。1階は家畜小屋と寝室など、2階は居間や仏間、屋根裏は貯蔵庫や物置です。昇り降りは階段・・・というより梯子。足腰弱ってきたら大変だろうなぁ・・・。そういえばブータンでは、腰の大きく曲がったお年寄りは見かけませんでした。顔は皺しわで、歯も抜けているけど、みんな矍鑠としています。<br /> この家の主であるおじいちゃんも、歩みはゆっくりでしたが、とっても元気でした。かつてはダショー西岡さんと共に働いていたそうで、大の日本びいき。そういえば、先日発売されてた旅行雑誌に載ってました。有名人だね、おじいちゃん!<br /> 居間でバター茶をごちそうになって(日本人に合わせて、かなり薄めに作ってくれてました)、仏間を見せてもらって、こちらも巻きまきで訪問終了! でもおじいちゃんはバスまでお別れを言いにきてくれたり、畦道をどっしり塞いでいた牛を追ってくれたり、最後まで笑顔で見送ってくれました。決して裕福ではないけど、家族と暮らし、昔話をしながらお客を楽しそうにもてなす笑顔も、これまた幸せのカタチのひとつかな、と思います。<br /><br /> さて、盛りだくさんの本日のラスト・イベント!<br /> ブータンの伝統舞踊の見学です。相当疲れきってたので寝ちゃうかな・・・と思ってたけど、けっこう面白かったです。仮面の踊りとか、動きが本当に激しくてダイナミック。最後にはみんなで輪になって、見よう見まねで踊りに参加。簡単なステップと振りだったけど、なかなかハードでした。<br /> そしてようやく夕ごはん。<br /> 長い長い、でも楽しい一日でした。<br /><br /><br />≪今回のメニュー≫<br />■ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテン:パロ郊外、農林省の施設のある高台の一角に建てられた西岡京治氏のチョルテン。<br />■キチュ・ラカン:ブータン最古の寺院といわれ、王室の庇護も厚いパワースポット。中庭の蜜柑の木は、その力で実をつけてるとか。<br />■タクツァン僧院:別名タイガー・ネスト。パロ郊外、断崖絶壁に立つブータンを代表する僧院。行くにはそれなりの覚悟が必要。途中のレストハウスまでは、馬で行く事も出来る。<br />■国立博物館:タ・ゾンを改築した博物館。外から見るのと、中を行くのではだいぶ大きさの印象が違う。展示品はブータン名産?の切手から、剥製、各地の民族衣装、仏画、仏蔵、民具、武器など様々。<br />■パロ・ゾン:映画「リトル・ブッダ」のロケ地になったゾン。博物館のすぐ下にあり、山の斜面に建てられている。パロの町が見渡すことができ、眺めが良い。チベットのラサにあるものと同じ仏像が納められているそう。<br />■おじいちゃんち:伝統的な農家。居間はエメラルド・グリーンの壁と、オレンジ色のカーテンがビビッド(笑)。仏間も、個人宅にしてはかなり立派。<br /><br /> ほんま今日はお疲れさんやわ。。。

ぶーたん! 幸せのカタチっていろいろ。 3

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2011/07/02 - 2011/07/08

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hane

haneさん

※今回の文章はとっても、ものすごく、いつも以上に長いので、興味の薄い方はすっとばして頂く方向でお願いします(笑)。


 峠の事故もなんのその。ティンプーを経由して、パロへと戻ってきました。

 どんよりとした曇り空。時折パラパラと雨が落ちてきて、雨季らしいっちゃ、そうなのかも。
 そんな中、まずは、日本人旅行者なら必ず立ち寄るだろうダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンへ。ブータン農林省の敷地内の隅、ボンデの棚田が見渡せる高台にあります。鈍色の空を背景に、数多くのダルシン(経文旗)が林立する姿はどこか物悲しい雰囲気です。外国人として唯一、ブータンの爵位「ダショー」の称号を受けた日本人・西岡京治氏の話はものの本やネットに詳しいので割愛しますが、現在でもブータンで敬愛され、その偉業が引き継がれています。個人のチョルテンが作られるというだけでも、いかにブータンで重きを成した人物かが分かるかと思います。
 夕闇せまるパロで、次に向かったのはブータン最古の寺院ともいわれるキチュ・ラカン。入場出来る時間帯ぎりぎりで、殆ど人影も無く静かでした。王室の庇護もあるというこのキチュ・ラカン、そんなに大きなお寺ではありません。でも本堂で長年の間続けられてきた五体倒地で、床板に轍にように足跡が窪んでいました。
 ここはブータンでも有数のパワースポットと言われているようです。本堂の中庭には蜜柑の木があり、その不思議な霊場の力で、寒冷な気候のパロでも実を付けていると言います。たしかに真夏でもこの日の様に曇っていれば肌寒く、蜜柑がなるような温暖な気候ではありません。まぁ物すごく寒いってわけでもないけど、・・・ここはパワースポットだから!っていう事にしときましょう。
 帰りには、町へ下りるとという若いお坊さんも乗せて出発。袈裟替わりに黒いジャンパーを羽織っていると、頭を剃って臙脂色の衣が下に見えなければお坊さんに見えない(笑)。その若いお坊さんとは、丘を下りた道のバス停近くでさようならしました。

 翌朝、来た!タクツァン僧院まで登山!
 天気はまぁまあ。・・・しかし眠い。午後は天気が崩れる可能性が高いし、なるべく朝早くから登ったほうが良いとガイドのサージャンが言うので、8時には登山口へ到着。
 まだ殆ど車も人もなく、家族連れがちらほら。3歳くらいの子供も、民族衣装で登っていきます(そして早い・・・)。ブータンの人たちにとっては格式の高い寺院であり、当然参拝するときは民族衣装。かなり道も悪く、きつい登り降りが続くので、靴はスニーカーや登山靴に履き替えてます。ゾンなどに入る時は、スニーカーとかはダメみたいで革靴を履いてますが、この時だけはサージャンも履き替えてました。けっこうTPOに厳しいブータン。。。でも更につわものもいて、ヒールのあるサンダルで登っている女性も居ました! 私なんてスニーカーでも大変だったのに・・・。
 タクツァン僧院、別名タイガー・ネスト。虎の巣。断崖絶壁にへばりつく様に建てられた寺院です。バターランプの火災で焼け落ちてしまったのを、更に立派に再建したものが現在の姿。ギリシャのメテオラと、ちょっと通じるところがあるかな? けれど標高の高さが全く違うので、タクツァンへの道はかなり厳しいものです。道の険しさに加えて、標高の高さで酸素が薄い!
 急な登りがずっと続き、道は整備されていないのでかなり大変。そして3000mを越える標高では、普段の運動不足もあるけれど、少し登っただけで全力疾走したような息苦しさ。10分に1回は小休止。覚悟はしていたものの、やっぱりツライ。途中のレストハウスで諦めようかと、何度も心が折れそうになるのを何とか堪えて登りました(笑)。
 途中のレストハウスまでは、休み休み登って約1時間ほど。ここまでも十分キツイ道のりだけど、馬で行くことも出来ます。しばしお茶を頂きながら休憩して、この先は断念する方に重いガイドブックや上着を預ってもらい、登山再開。ちなみに、ドライバーのツェリンさんも一緒に登ってきましたが、午後も運転があるからここで休憩。この先は、さらに急な登りと、長い長い階段のアップダウンが約2時間弱続きます。
 レストハウスでは遥か上に雲の切れ間に見えていた僧院でしたが、だんだん天気が回復。ジリジリと焼けるような高地の太陽は、紫外線たっぷり。油断していたあっと言う間に、腕が真っ赤に! やってもぅた〜!!
 汗もびっしょりで、ハエに付きまとわれながら登ること1時間半。やっと、タクツァン僧院が間近に見える展望台(っていうか、単なる平らな岩の上? しかも断崖絶壁、かなり危険)まで到達! 風が気持ちい〜! 登り始めた時とは辺りの植生もだいぶ変わって、太陽が隠れれば随分涼しい状態。
 でも! そんなにすんなりタクツァン僧院へたどり着くことは出来ません。またここから最後のキツ〜イ道のりがまっているのです。
 展望台は、だいたいタクツァンと同じ様な高さにあります。しかしそこは断崖絶壁、谷が目の前に。そう、この谷をいったん下り、そしてV字のように登って初めて入口にたどり着けるのです。そしてそれは、岩肌を彫った細い階段・・・。一段一段の高さがバラバラで、しかもかなり高く、滝がある周辺は苔も生えて滑り易い状態。疲れた足に、最後のムチ。しかも相当きっついムチ・・・。せっかくここまで登って来たのに、いったん降りなきゃならないというこの状況、空気の上を歩けたら、直線距離なら100mってとこなのに!! ・・・って言っても始まらないです、行くしかない。もうちょいだ! わ〜ん!

 そしてようやく! タクツァン僧院へ到着!
 ここは入場が非常に厳しいので、カメラや携帯、大きな荷物は全て預けなければなりません。上着も手に持っていてはだめで、預けるか着るかしなければなりません。更に階段を上ってお堂へ行くんですが、その入り口で警備員さんにチェックされます。小さな携帯だって見逃さないです(笑)。まぁ疲れてるし、荷物預けて身軽になったほうがらくちん。
 しかし僧院へ着いても、またもや階段。そりゃ岩肌にへばりついてるから、平地なんて殆どありません。ちょっとした移動も全て階段。は〜・・・足だるい・・・。
 それにしても、よくこんな所に立派な僧院を作ったものです。ブータンのお寺は山の上にあることも多いですが、これほどの規模で、これほど断崖絶壁に作られた寺院はおそらくありません。資材を運ぶにも勿論車道は無いし、馬で運ぶにしても途中からは絶対人間が担がねばなりません(あの急な階段は馬では無理・・・)。参拝するのも一苦労。それでも、ブータンの人々は何度もここへ足を運ぶそうです。どんな地位の高いひとでも、ここには自分の足で来なくてはなりません。もちろん王様も自分で登って来られるそうです。信仰の力って、ほんとスゴイよな〜と思いながら、見学させてもらいました。
 そして見学も終えて、警備員さんのいる入口へ戻ろうとした時のこと。
 なんだか辺りがざわざわしてる。っていうか、皆がそわそわしてる。あちこちに焚かれたお香の煙が生成り色に立ち込め、むせ返るほど。
 転生仏だよ、とサージャンが少し興奮したように教えてくれました。
 一人ひとりに祝福を与えながら、ゆっくり登って来たのは、まだ20代前半くらいかと思われる青年。おなじみの臙脂色の僧衣ではなく、薄い水色とシャンパンゴールドのような光沢のある布地の服を着ていました。とはいえ、じっと見るわけにはいきません。ブータンの作法として、聖なるものや高僧に祝福して貰う時は、左手で口を押さえ、頭を下げていなくてなりません。ブータンの人たちには一人ひとり頭に手を当て祝福していましたが、あきらかに観光客な私たちは一まとめで終わっちゃいましたが(笑)。
 転生仏とは、輪廻転生の考え方により、高僧や聖人の生まれ変わりと信じられる人のこと。英語ではLiving God と言われる様に、特別な存在です(世界的に有名なのはダライ・ラマですが、ブータンの仏教とは宗派が違います)。もちろん、なかなか会うことが出来るものではありません。僧院のあちこちに焚かれたお香も、特別なものなのだそうです(どうりですごい煙だと思った・・・)。
 珍しい体験が出来たものの、再びやってくるのは階段地獄。タクツァン僧院へ行くという目的を達してしまったので、帰りがホントしんどい・・・。でも! このV字の谷を過ぎてしまえば後は山を下るのみ(急だから、ふくらはぎプルっぷるになるけど)。レストハウスでごはんを食べて(今日はベジ・ブータン料理!)、帰りはかなりの時間短縮。転生仏が来ているせいか、かなりのお坊さんが山を登っていくのに出会いました。クズザンポー! きっと午後は、あの狭い断崖絶壁の上に、参拝者とお坊さんとですごい人出のはず。
 僧院見学も含めて、往復約6時間の道のりでした。疲れた〜! シャワー浴びたい!

 っていうわけにもいかず。
 観光客は忙しいんです(笑)。
 前日、本当は民家訪問をするはずが、事故渋滞のせいもあって繰り越されていたため午後は相当な巻きです!
 まずは国立博物館を見学。こちらも荷物は預けなくてはならないので、身軽になって中へ。たまたまユネスコの会議が開かれていたらしく、中はけっこうな人。ブータン来て初めて、あんなに外国人がいるところに遭遇しました(笑)。外から見るとそんなに大きくないのに、迷路の様な多層構造なので、意外に広い。そして通路が狭いので人が多いとけっこうすれ違うのが大変。ガイドのサージャンの説明も、絶好調ですっとばしモード(笑)。博物館系は、よほど興味のある人以外はポイントを抑えれば充分です。
 お次は、国立博物館のすぐ下にあるパロ・ゾン(リンプン・ゾン)へ。映画「リトル・ブッダ」のロケ地としても有名な所です。本当にもう階段は勘弁してほしいところなんですが・・・上らないと中に入れないんだもん。。。筋肉痛決定!
 もちろんゾンなので、サージャンは正装であるカムニと、靴も革靴に履き替えてました。そして仏教徒モードにスイッチが入ると・・・今回のテーマは六道輪廻。これは難関です(説明する方にとっても、聞く我々にとっても・笑)。こういう説明をするときのサージャンは本当に真摯なんですが、何せ専門用語も多いし、日本語で聞いたって難しい内容が全部英語。内容が難しければ難しいほど、英語率が高くなります。いつか日本語で全部説明できるよう、がんばってな〜!
 パロ・ゾンには、小坊主さんたちがたくさん居ました。外国人に興味深々、でも恥ずかしくって走って逃げたかと思ったら、建物の陰から顔出してたり。せっかくだから皆で写真撮ろうか〜! って召集をかけると、あちこちから出てくる出てくる(笑)。みんな写真大好きです。
 彼らはこれから先もずっと、長く厳しい修業を続けいくわけですが、まだあどけなくて、きらきらした瞳と笑顔に、日本とは別の幸せのカタチ、GNHの理念が目指すものが感じられたような気がします。
 さてさて、まだまだ行きます。昨日から延びていた民家訪問。
 田んぼの畦道としか思えないような所を、ドライバーのツェリンさんはぐいぐいミニバスを走らせます。ちょっとでもハンドル操作間違うと脱輪してしまうような、ギリギリの道幅しかありません。ブータンの道はどこも幅が狭かったり、断崖絶壁の山道だったりなので、プロのドライバーさんたちは特別な訓練を受けてるそう。スピードはそんなに出さないけど、車体感覚はものすごいです。
 降りた先は、いわゆる伝統的な農家。かなり大きな家で、見た感じ複数の世帯が入っていました。1階は家畜小屋と寝室など、2階は居間や仏間、屋根裏は貯蔵庫や物置です。昇り降りは階段・・・というより梯子。足腰弱ってきたら大変だろうなぁ・・・。そういえばブータンでは、腰の大きく曲がったお年寄りは見かけませんでした。顔は皺しわで、歯も抜けているけど、みんな矍鑠としています。
 この家の主であるおじいちゃんも、歩みはゆっくりでしたが、とっても元気でした。かつてはダショー西岡さんと共に働いていたそうで、大の日本びいき。そういえば、先日発売されてた旅行雑誌に載ってました。有名人だね、おじいちゃん!
 居間でバター茶をごちそうになって(日本人に合わせて、かなり薄めに作ってくれてました)、仏間を見せてもらって、こちらも巻きまきで訪問終了! でもおじいちゃんはバスまでお別れを言いにきてくれたり、畦道をどっしり塞いでいた牛を追ってくれたり、最後まで笑顔で見送ってくれました。決して裕福ではないけど、家族と暮らし、昔話をしながらお客を楽しそうにもてなす笑顔も、これまた幸せのカタチのひとつかな、と思います。

 さて、盛りだくさんの本日のラスト・イベント!
 ブータンの伝統舞踊の見学です。相当疲れきってたので寝ちゃうかな・・・と思ってたけど、けっこう面白かったです。仮面の踊りとか、動きが本当に激しくてダイナミック。最後にはみんなで輪になって、見よう見まねで踊りに参加。簡単なステップと振りだったけど、なかなかハードでした。
 そしてようやく夕ごはん。
 長い長い、でも楽しい一日でした。


≪今回のメニュー≫
■ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテン:パロ郊外、農林省の施設のある高台の一角に建てられた西岡京治氏のチョルテン。
■キチュ・ラカン:ブータン最古の寺院といわれ、王室の庇護も厚いパワースポット。中庭の蜜柑の木は、その力で実をつけてるとか。
■タクツァン僧院:別名タイガー・ネスト。パロ郊外、断崖絶壁に立つブータンを代表する僧院。行くにはそれなりの覚悟が必要。途中のレストハウスまでは、馬で行く事も出来る。
■国立博物館:タ・ゾンを改築した博物館。外から見るのと、中を行くのではだいぶ大きさの印象が違う。展示品はブータン名産?の切手から、剥製、各地の民族衣装、仏画、仏蔵、民具、武器など様々。
■パロ・ゾン:映画「リトル・ブッダ」のロケ地になったゾン。博物館のすぐ下にあり、山の斜面に建てられている。パロの町が見渡すことができ、眺めが良い。チベットのラサにあるものと同じ仏像が納められているそう。
■おじいちゃんち:伝統的な農家。居間はエメラルド・グリーンの壁と、オレンジ色のカーテンがビビッド(笑)。仏間も、個人宅にしてはかなり立派。

 ほんま今日はお疲れさんやわ。。。

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
3.5
ショッピング
2.5
交通手段
観光バス 徒歩
  • ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテン。<br /><br />ブータンの爵位「ダショー」を贈られた唯一の外国人、西岡京治氏の塔。<br />日本人旅行者なら、必ずと言っていいほど訪れる場所。<br />ブータン農林省の試験場みたいな所にあります。けっこうな丘の上。<br /><br />ちなみに西岡さん、日本人の奥さんのほかに、ブータン人の奥さんが2人居たそうです。現地に溶け込むには、それが一番なのかな、やっぱり。そのおかげか?西岡さんはゾンカ語ぺらぺらだったそうです。

    ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテン。

    ブータンの爵位「ダショー」を贈られた唯一の外国人、西岡京治氏の塔。
    日本人旅行者なら、必ずと言っていいほど訪れる場所。
    ブータン農林省の試験場みたいな所にあります。けっこうな丘の上。

    ちなみに西岡さん、日本人の奥さんのほかに、ブータン人の奥さんが2人居たそうです。現地に溶け込むには、それが一番なのかな、やっぱり。そのおかげか?西岡さんはゾンカ語ぺらぺらだったそうです。

  • ゾンカ語、日本語、英語で彫られた記念碑

    ゾンカ語、日本語、英語で彫られた記念碑

  • ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンの堂守のわんこ。<br /><br />白くて小さくて可愛いくせに、けっこうな勢いで吠えまくる。。。

    ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンの堂守のわんこ。

    白くて小さくて可愛いくせに、けっこうな勢いで吠えまくる。。。

  • ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンからの眺め。<br /><br />ダルシン(経文旗)が翻り、パロ谷、ボンデ集落が見渡せる。<br />

    ダショー・ニシオカ・メモリアル・チョルテンからの眺め。

    ダルシン(経文旗)が翻り、パロ谷、ボンデ集落が見渡せる。

  • 農林省の門にいた男の子

    農林省の門にいた男の子

  • パロの南、ボンデの棚田

    パロの南、ボンデの棚田

  • 西岡チョルテンから、ゾンダカ・ゴンパ

    西岡チョルテンから、ゾンダカ・ゴンパ

  • ブータン最古の寺院といわれるキチュ・ラカン。<br /><br />お堂の中庭にはミカンの木があって、ちゃんと実がなってました。

    ブータン最古の寺院といわれるキチュ・ラカン。

    お堂の中庭にはミカンの木があって、ちゃんと実がなってました。

  • キチュ・ラカンのマニ・ラコル。

    キチュ・ラカンのマニ・ラコル。

  • キチュ・ラカンの本堂。<br /><br />左端に写ってるのが、ミカンの木。<br />上のほうに実が生ってます。

    キチュ・ラカンの本堂。

    左端に写ってるのが、ミカンの木。
    上のほうに実が生ってます。

  • ゴミ箱@キチュ・ラカン。<br /><br />この緑色のゴミ箱、色んなところで見かけます。

    ゴミ箱@キチュ・ラカン。

    この緑色のゴミ箱、色んなところで見かけます。

  • タクツァンへの参道入り口。参道っていうか、登山道だけど、完全に。<br /><br />途中のレストハウスまでは馬でも行けるそう。<br />あとは、杖も売ってます(杖っていうか、棒きれだけど)。

    タクツァンへの参道入り口。参道っていうか、登山道だけど、完全に。

    途中のレストハウスまでは馬でも行けるそう。
    あとは、杖も売ってます(杖っていうか、棒きれだけど)。

  • タクツァンへの参道の入り口。<br />奥に滝があって、気持ちいい・・・けど、運動不足な人間にとっては、地獄の入り口かも(笑)。この先、3000m以上の高地を登っていくので・・・

    タクツァンへの参道の入り口。
    奥に滝があって、気持ちいい・・・けど、運動不足な人間にとっては、地獄の入り口かも(笑)。この先、3000m以上の高地を登っていくので・・・

  • 祠もあって、マニ車が水力でまわっている

    祠もあって、マニ車が水力でまわっている

  • レストハウスの手前に、この参道唯一の開けた場所。<br /><br />休憩用のベンチがあったり、マニ車があったり、経文旗がたくさん。

    レストハウスの手前に、この参道唯一の開けた場所。

    休憩用のベンチがあったり、マニ車があったり、経文旗がたくさん。

  • タクツァンへの中間地点、マニ車の前で休憩中の女の子。<br /><br />こんな小さな子でも、民族衣装で登ってくる。

    タクツァンへの中間地点、マニ車の前で休憩中の女の子。

    こんな小さな子でも、民族衣装で登ってくる。

  • レストハウス(標高2800mくらい)から、タクツァン僧院。<br /><br />雨季なので、もやもやと雲の切れ間から僧院が見える。<br />・・・よくあんなところに建てたもんだ〜。資材持って上がるだけでも、相当な重労働。普段から高地で暮らしているブータン人だって、ここを登るには息を切らしてるんだから。

    レストハウス(標高2800mくらい)から、タクツァン僧院。

    雨季なので、もやもやと雲の切れ間から僧院が見える。
    ・・・よくあんなところに建てたもんだ〜。資材持って上がるだけでも、相当な重労働。普段から高地で暮らしているブータン人だって、ここを登るには息を切らしてるんだから。

  • レストハウスのテラスは、花も咲いていて心地いい

    レストハウスのテラスは、花も咲いていて心地いい

  • え〜と、なんて言うんだっけ、この花・・・

    え〜と、なんて言うんだっけ、この花・・・

  • 展望台から望むタクツァン僧院。<br /><br />通常外国人はここまでしか行けない・・・ってなってるけど、実際僧院まで入場できます(2011夏現在)。<br /><br />ここまでも相当急な登りだったけど、ここからは一旦谷を降りて、また僧院まで登るという、最後の最後にキっツイ道のりが待っている。しかも段差の大きい階段なので、一気に足に来る・・・

    展望台から望むタクツァン僧院。

    通常外国人はここまでしか行けない・・・ってなってるけど、実際僧院まで入場できます(2011夏現在)。

    ここまでも相当急な登りだったけど、ここからは一旦谷を降りて、また僧院まで登るという、最後の最後にキっツイ道のりが待っている。しかも段差の大きい階段なので、一気に足に来る・・・

  • 3000mをとっくにこえているので、明らかに下とは違う植生。<br /><br />ヒゲみたいなのがいっぱい生えてる木がたくさん。<br />空気のきれいなとこにしか生えないよ〜、ってサージャン言ってました。

    3000mをとっくにこえているので、明らかに下とは違う植生。

    ヒゲみたいなのがいっぱい生えてる木がたくさん。
    空気のきれいなとこにしか生えないよ〜、ってサージャン言ってました。

  • メテオラよりしんどいんじゃないかと思う・・・

    メテオラよりしんどいんじゃないかと思う・・・

  • 遺灰(遺骨)から作るらしい、ちっちゃいやつ。<br /><br />いろんな所の、いろんな岩の隙間とかに納められてます。

    遺灰(遺骨)から作るらしい、ちっちゃいやつ。

    いろんな所の、いろんな岩の隙間とかに納められてます。

  • 谷底は苔がいっぱい

    谷底は苔がいっぱい

  • 谷に滝が流れ込み、マイナスイオン充分。<br /><br />ただ、こっから最後の登りがキツイこと・・・

    谷に滝が流れ込み、マイナスイオン充分。

    ただ、こっから最後の登りがキツイこと・・・

  • タクツァン僧院の入り口。<br /><br />非常に厳しい検問があって、カメラや携帯は持ち込み禁止。荷物も預ける。上着も手に持っているとダメで、預けるか着るか。<br />ここが一番厳しかったです。<br /><br />なので、当然写真はありません(笑)。<br /><br />ここで、転生仏のお一人と会いました。20代くらいの若者で、赤い僧衣も着てないし、言われないと気づかない(笑)。<br /><br />ブータン式の作法で、高僧の前では左手(民族衣装であれば袖口)で口を押え、頭を下げます。<br />特別にお香をたくさん焚くので、寺院内の色々なところで白煙が立ち込めてました。

    タクツァン僧院の入り口。

    非常に厳しい検問があって、カメラや携帯は持ち込み禁止。荷物も預ける。上着も手に持っているとダメで、預けるか着るか。
    ここが一番厳しかったです。

    なので、当然写真はありません(笑)。

    ここで、転生仏のお一人と会いました。20代くらいの若者で、赤い僧衣も着てないし、言われないと気づかない(笑)。

    ブータン式の作法で、高僧の前では左手(民族衣装であれば袖口)で口を押え、頭を下げます。
    特別にお香をたくさん焚くので、寺院内の色々なところで白煙が立ち込めてました。

  • たくさんの経文旗。<br /><br />谷の向こうから長く掛かっているものも。<br />風向きのいい日に、先っちょにおもり(石とか岩とか)を結んで、思いっきり投げて谷を渡すんだとか。・・・ホントか? けっこうな距離だぞ・・・。しかも、勢いよく投げた拍子に、勢い余って自分も飛んでっちゃいそうな足場の悪さなんだけど。

    たくさんの経文旗。

    谷の向こうから長く掛かっているものも。
    風向きのいい日に、先っちょにおもり(石とか岩とか)を結んで、思いっきり投げて谷を渡すんだとか。・・・ホントか? けっこうな距離だぞ・・・。しかも、勢いよく投げた拍子に、勢い余って自分も飛んでっちゃいそうな足場の悪さなんだけど。

  • タクツァンのお堂。<br /><br />崖にへばりつくように、幾つものお堂が建っている。<br />現在の建物は、一旦火事(バターランプの引火)で焼けてしまったものを、再建したもの。

    タクツァンのお堂。

    崖にへばりつくように、幾つものお堂が建っている。
    現在の建物は、一旦火事(バターランプの引火)で焼けてしまったものを、再建したもの。

  • タクツァンから、谷

    タクツァンから、谷

  • 僧院への荷物を運ぶお馬さんたち。<br /><br />僧院へは全て、人力・馬力。

    僧院への荷物を運ぶお馬さんたち。

    僧院へは全て、人力・馬力。

  • 僧院へ登っていくお坊さん。<br /><br />いっぱいすれ違いました。<br /><br />お年寄りのお坊さんから、小坊主さんまで、みんな歩いて登ります。おじいちゃんは途中まで馬だけど。

    僧院へ登っていくお坊さん。

    いっぱいすれ違いました。

    お年寄りのお坊さんから、小坊主さんまで、みんな歩いて登ります。おじいちゃんは途中まで馬だけど。

  • レストハウスでごはん!<br />ベジタリアンのブータン料理。けっこうおいしかったです。<br /><br />写真は、代表的なブータン料理「エマ・ダツィ」。エマは青唐辛子、ダツィはチーズ。素敵な激辛さだけど、私は好きなのでよく食べてました。ブータン特産の赤米のごはんと一緒に頂くと、少しマイルドになって美味しくいただけます。<br /><br />あと、ここの従業員のお兄さん、イケメンがおりました(笑)

    レストハウスでごはん!
    ベジタリアンのブータン料理。けっこうおいしかったです。

    写真は、代表的なブータン料理「エマ・ダツィ」。エマは青唐辛子、ダツィはチーズ。素敵な激辛さだけど、私は好きなのでよく食べてました。ブータン特産の赤米のごはんと一緒に頂くと、少しマイルドになって美味しくいただけます。

    あと、ここの従業員のお兄さん、イケメンがおりました(笑)

  • 雨季の山の天気は変わりやすい。<br /><br />雨かとおもったら、太陽さんさん。<br />標高が高いので紫外線が強く、ちょっと油断してたら真っ赤に焼けてしまいました(泣)。あっという間。

    雨季の山の天気は変わりやすい。

    雨かとおもったら、太陽さんさん。
    標高が高いので紫外線が強く、ちょっと油断してたら真っ赤に焼けてしまいました(泣)。あっという間。

  • 降りてきたら、お坊さんが馬で登っていくところでした。<br /><br />僧衣を見る限り、そこそこ偉いお坊さんみたい。<br />今日は転生仏も来ているし、たくさんのお坊さんがタクツァンへ登っていきます。<br />

    降りてきたら、お坊さんが馬で登っていくところでした。

    僧衣を見る限り、そこそこ偉いお坊さんみたい。
    今日は転生仏も来ているし、たくさんのお坊さんがタクツァンへ登っていきます。

  • 国立博物館。<br />ここも撮影禁止。<br />カメラ、携帯や荷物は預けないと中に入れません。<br />すぎく小さそうに見えるけど、実は斜面に建ってるので、結構な高さがある。正面から見えてる部分は、上の一部だけ。<br /><br />切手コレクションが面白いよ。CDR切手ってどうよ。切手のが封筒より大きいかも(笑)。そしてブータンとは直接関係ない宇宙開発とか、とりあえず色んなものを切手にしてみるらしい・・・

    国立博物館。
    ここも撮影禁止。
    カメラ、携帯や荷物は預けないと中に入れません。
    すぎく小さそうに見えるけど、実は斜面に建ってるので、結構な高さがある。正面から見えてる部分は、上の一部だけ。

    切手コレクションが面白いよ。CDR切手ってどうよ。切手のが封筒より大きいかも(笑)。そしてブータンとは直接関係ない宇宙開発とか、とりあえず色んなものを切手にしてみるらしい・・・

  • パロ・ゾン。<br />正式名はリンプン・ゾン(宝石の山、って意味らしい)。<br /><br />映画「リトル・ブッダ」のロケ地としてもおなじみ。<br />国立博物館のすぐ下にある。

    パロ・ゾン。
    正式名はリンプン・ゾン(宝石の山、って意味らしい)。

    映画「リトル・ブッダ」のロケ地としてもおなじみ。
    国立博物館のすぐ下にある。

  • 山登りの後の階段・・・かいだん・・・<br /><br />痛い・・・足上がらん・・・この短い距離がツライ・・・

    山登りの後の階段・・・かいだん・・・

    痛い・・・足上がらん・・・この短い距離がツライ・・・

  • パロ・ゾンの守衛さん。

    パロ・ゾンの守衛さん。

  • 赤い僧衣がいっぱい。<br /><br />お洗濯中。<br />

    赤い僧衣がいっぱい。

    お洗濯中。

  • パロ・ゾンから。<br /><br />こちらも「リトル・ブッダ」のロケに使われた古い橋。

    パロ・ゾンから。

    こちらも「リトル・ブッダ」のロケに使われた古い橋。

  • パロ・ゾンから、パロ市街。<br /><br />ゾンは市街と空港の真ん中の斜面に建っている。

    パロ・ゾンから、パロ市街。

    ゾンは市街と空港の真ん中の斜面に建っている。

  • パロ・ゾンの小坊主さんたち。<br /><br />恥ずかしがり屋の子は、照れて走ってっちゃった。<br />すこし年長の子は、ドアの奥へ隠れちゃったけど、実は気になって覗いてた(笑)。

    パロ・ゾンの小坊主さんたち。

    恥ずかしがり屋の子は、照れて走ってっちゃった。
    すこし年長の子は、ドアの奥へ隠れちゃったけど、実は気になって覗いてた(笑)。

  • 講堂の入り口は、どこも美々しく飾りつけられてキレイ。

    講堂の入り口は、どこも美々しく飾りつけられてキレイ。

  • パロ・ゾン内部。

    パロ・ゾン内部。

  • ノートや教科書を持っていたから、授業終わりかな?

    ノートや教科書を持っていたから、授業終わりかな?

  • ブータンのネコはみんなスマート。<br /><br />日本猫みたいなのもいるし、アビシニアンみたいなしゅっとした顔のネコもいるし、いろいろ。

    ブータンのネコはみんなスマート。

    日本猫みたいなのもいるし、アビシニアンみたいなしゅっとした顔のネコもいるし、いろいろ。

  • 雨季なので、夕方になると雲がもくもく。

    雨季なので、夕方になると雲がもくもく。

  • お宅訪問!<br /><br />ブータンの伝統的民家。<br />一階は家畜小屋、二階が家族の居住スペースや仏間、屋根裏は穀物などの倉庫。

    お宅訪問!

    ブータンの伝統的民家。
    一階は家畜小屋、二階が家族の居住スペースや仏間、屋根裏は穀物などの倉庫。

  • 訪問したお宅の長老、おじいちゃん。<br /><br />若いころは、ダショー西岡氏と一緒に働いていたので日本びいき。ちょっとだけ日本語もわかります(だいぶ忘れた、と言ってたけど)。<br /><br />日本の雑誌にも載っちゃったよ、糸井重里の取材で。<br /><br /><br />で、ブータン人と結婚してこっち来なさい! だそうです。<br />じゃあ次行くまでにイケメン揃えといてね〜(笑)

    訪問したお宅の長老、おじいちゃん。

    若いころは、ダショー西岡氏と一緒に働いていたので日本びいき。ちょっとだけ日本語もわかります(だいぶ忘れた、と言ってたけど)。

    日本の雑誌にも載っちゃったよ、糸井重里の取材で。


    で、ブータン人と結婚してこっち来なさい! だそうです。
    じゃあ次行くまでにイケメン揃えといてね〜(笑)

  • おじいちゃんちの居間。<br /><br />けっこう広いです。<br />でも網戸とかガラス戸はないので、家じゅうハエと蚊だらけ。<br />敬虔な仏教徒であるブータン人は殺生しないので、虫さん天国。

    おじいちゃんちの居間。

    けっこう広いです。
    でも網戸とかガラス戸はないので、家じゅうハエと蚊だらけ。
    敬虔な仏教徒であるブータン人は殺生しないので、虫さん天国。

  • パロの街角。<br /><br />何がぶら下がってるのかよくわかんないけど、たぶん干し肉?

    パロの街角。

    何がぶら下がってるのかよくわかんないけど、たぶん干し肉?

  • パロの商店街。

    パロの商店街。

  • ダーツ。<br /><br />一個一個手作り。羽はレントゲンフィルムを再利用。

    ダーツ。

    一個一個手作り。羽はレントゲンフィルムを再利用。

  • キャロム。<br /><br />ビリヤードとおはじきが合体したようなゲームだとか。

    キャロム。

    ビリヤードとおはじきが合体したようなゲームだとか。

  • パロの商店。<br /><br />たいてい、General Shopってなってるけど、売ってるものは様々。<br />ここは衣料品・布製品メイン

    パロの商店。

    たいてい、General Shopってなってるけど、売ってるものは様々。
    ここは衣料品・布製品メイン

  • パロ市街地のはずれにある、スポーツ協会内。<br /><br />アーチェリーをしているひとが沢山。<br />すごく距離が長くて、的が見えない(笑)<br /><br />ブータンでアーチェリーは伝統的なスポーツだけど、今はサッカーとかマウンテンバイクが流行りなんだそう。

    パロ市街地のはずれにある、スポーツ協会内。

    アーチェリーをしているひとが沢山。
    すごく距離が長くて、的が見えない(笑)

    ブータンでアーチェリーは伝統的なスポーツだけど、今はサッカーとかマウンテンバイクが流行りなんだそう。

  • 伝統舞踊。

    伝統舞踊。

  • 仮面の踊りは、すごく動きが激しい。<br />よく見てると、ゼイゼイいって汗だく。

    仮面の踊りは、すごく動きが激しい。
    よく見てると、ゼイゼイいって汗だく。

  • ジャンプして、思い切り床に足を叩きつけて降りる。

    ジャンプして、思い切り床に足を叩きつけて降りる。

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