2011/06/11 - 2011/06/13
6613位(同エリア7239件中)
ちゃおさん
1613mの道標のある八幡平山頂で合計7名での記念撮影をし、下山する。この山自体が、ピークというものが無く、登山とか下山という言葉がふさわしくはないが、取り敢えずは道標のある場所がこの辺一帯での一番高い場所であるに違いなく、その平原状の平らな部分を山頂と称すれば、そこから下り降りるのは下山に他ならない。
山頂の周辺には幾つかの池塘があって、小さな火山湖の痕なのか、単に窪地に雪解けの水が集まったのか良く分からないが、今まさに雪が溶けて池の水を満たしている。汚れのない清純な景色を見せていて、思わず歩も止まる。
そこから駐車場までは15分もかからない至近の場所で、先に見たようにここは丁度岩手県と秋田県の県境になっていて、岩手側から来たバスはここが終点になっていて、秋田へ降りるには、ここで秋田側から登ってきたバスに乗り換えなければならない。縦割り行政と言うか、保護行政と言うか、過当競争を無くすためか、「通し」での運行は禁止されている。
広い駐車場は夏場だったら車で満杯になるであろうが、まだ夏休み前。がらがらの駐車場の見返し峠から眺める田沢湖方向は、どこまでも続く深い山と森林で、日本で最も綺麗な水の湖はどこか、と問われれば、「田沢湖」と答える人も多く、こうした深い森で涵養された雨水が集まっているのだから、そう答えて当然のことであった。
数年前亡くなった先輩の小池氏が、大学卒業後最初に選んだ勤務地がここ田沢湖プリンスホテルというのは、生前の彼を知っている者にとっては随分と似つかわしくない選択と思えたが、今こうして深い山並みを眺めていると、案外彼の心のどこかにも、こうした自然の情景に憧れていた気持ちも隠されていたのかも知れない、と思えた。
さて、そんな感傷に浸る間もなく、皆車に乗り込み、この山を秋田側に下る。途中「蒸の湯温泉」の看板を見、道路下の温泉宿を眺め、漸く8年前のことを明確に思いだし、自分はこの後、玉川温泉に出て、あの河原石の上に身体を横たえ、色々な人のこと、癌や糖尿病、腎臓、内臓疾患で悩んでいる身近な人のことを思い、彼等にも是非この温泉に来て、快癒してもらいたいものだと、願ったのだった。
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