白神山地の青池は、限りなく透明に近いブルー

2011/05/03 - 2011/05/05

ＧＷの東北旅行の目玉は、白神山地。
でも、この時期まだ車が通行止めなんです。
仕方なく十二湖めぐり
目的は青池です。
天気や季節によってその青さが違うようですが、果たしてインクを落としたような、限りなく透明に近いブルーの姿を見せてくれるでしょうか

エリア 白神山地(青森)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

十二湖は世界遺産・白神山地の西側にあります。

江戸時代に、この地を襲った大地震によって沢がせき止められ、地盤が陥没して湖になったとか。

その時できた湖沼は実際は33あります。

崩山の上から眺めると、小さい池は森の中に隠れ、大きな池だけが１２見えたことから「十二湖」といわれるようになったそうです。

目的の青池は駐車場に車を停めて10分ほど歩いたところにあるようです。

こちらは青池の隣の鶏頭場の池

青池に到着です。
えっ！　全然青くないじゃん・・・

坂を上って池を見下ろすと・・・
ＯＨ！　青い

下から見たら普通の色だったのに、上から見ると真っ青です。

インクを落としたような鮮やかなコバルトブルー

水が透き通っていて、限りなく透明に近いブルーって感じ

青池は、時間帯によって1日に何度も色を変えると言われています。

この日のように、太陽の光が当ってるときが一番きれいだそうです。

晴れた日は透明感が増して、水中に沈むぶなの枯れ木がなんとも言えない神秘的な印象を与えてくれます。

なぜ、こんな青く見えるかの科学的な解明はいまだされていないようで、謎のままだそうです。

地元では、ある大学の研究室に依頼して調べてもらったそうですが、解明できなかったようです。

現在わかっているのは、池の水が地下水の深い層からから沸き出る深層水であること。

普通の水に比べ、含まれる酸素の量が極端に多いということくらいだとか。
まあ、原因がわからないほうがより神秘的でいいかもしれませんね。

こちらは駐車場の先の池の前にある渓流

そこにある沸壺池の清水は、ブナの原生林が育てた多くのミネラルを含んだ湧水として、『平成の名水百選』に選ばれていて、とてもおいしい水でした。