2011/03/11 - 2011/03/11
207位(同エリア262件中)
ソフィさん
2011年3月11日(金)
重慶朝天門港を出航して間もなく、嘉陵江(かりょうこう)が左から合流してくる。
この川は長江の支流とはいえ、長さ1119km(日本一の信濃川の3倍)、流域面積16万平方キロ(日本一の利根川の10倍)と凄いスケールなのだ。
重慶の街を形成した大きなエネルギー源は、この川の合流だろう。
この川の別名は渝水(ゆすい)。
渝は、現在も重慶の略称として、車のナンバープレートに使われている。
次々に現われる大橋とともに目立つのは、聳え立つビル群である。
恐らく三峡ダムの、移転補償に絡むのだろう。
長江に沿って、造船所も目立っている。
三峡ダムのために、重慶港には1万トンクラスの船が入れるようになり、ダムの移転補償による産業の活性化を受けて、船の需要が多いのだろう。
私はじっとしておれなくて、船のあちこちを探訪する。
この船は、中国の国賓を乗せたからには、どこかにその痕跡が残っているだろう。
好奇心から巡回すると、たしかに立派な応接室がある。
4階の広いサロンは船客全員が座ることのできるソファが用意されていて、中央にはダンス用の丸いフロア。
一辺はバーのスタンドになっていて、午後3時過ぎには毎日、地元の菓子と各種の茶がサービスされている。
講演会、講習会、余興などにも使われ、この船の社交場と思えばいい。
この部屋には船の進む方向や船の左右を見る窓があり、眺望は一番だ。
ただし天井があるので、見上げる景色はもう一つ上の、吹き曝しの5階屋上に行かねばならない。
写真は「ソフィさんの旅行記」http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。
「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。
(2011.4.7 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 船
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