中近東(レバノン、シリア、ヨルダン、イスラエル、アラブ首長国連邦)１３日間旅行記9　ヨルダン(ぺトラ遺跡)編　２０１１

2011/03/05 - 2011/03/17

学生最後になる長期休暇。
最初はケープタウン→ナイロビまでのアフリカ縦断３週間を予定していたが、諸々の事情で直前キャンセル。


自分は昔、インディージョーンズという映画が好きで何回もみた。
影響されて一時は考古学者になりたかったほど。そこでアフリカがだめなら最後の聖戦に出てきたヨルダンのペトラ遺跡を見に行こうといことで行ってきました。ついでに周りの国々も。
エジプトは時間がなくて断念。

レバノン(ベイルート、トリポリ)、シリア(ホムス、ダマスカス、パルミラ)、ヨルダン(アンマン、アカバ)、イスラエル(ベツレヘム、エルサレム、エイラット）、アラブ首長国(ドバイ）のルートを駆け足で観光してきましました。

ベイルートin→ビブロス→トリポリ→ブシャーレ→トリポリ→ホムス→パルミラ→ダマスカス→アンマン→エルサレム→ベツレヘム→エイラット→アカバ→ぺトラ遺跡→アンマンout
さらにエミレーツ航空経由地のドバイで２泊。これで１３日間です。

７日目はアカバからぺトラ遺跡に移動。遺跡なんて正直もう見飽きたとたかをくくっていたのですが、ここはアンコールワット遺跡群同様圧倒されました。

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 4.5

イスラエルのエルサレムから、バスで紅海の北・アカバ湾に臨むイスラエル最南端の港湾都市エイラットに移動。
そこでB＆Bに一泊し、次の日の朝エイラットからヨルダンの最南端の港湾都市アカバへと徒歩で国境越え。
イスラエルは出国時は驚くほど緩い（少なくともエイラット→アカバは）。写真撮ってもなんも言われない。
ヨルダンの国境側から一人旅で来てたアメリカ人のパッカーとタクシーを相乗りしぺトラ遺跡へと向かった。値段もかなり安くなった記憶がある。

到着後はアメリカ人は予約していたホテルへ、自分たちは遺跡近くのお手頃価格のホテル探し。
ペトラ遺跡入口から徒歩５分くらいのとこにあるホテルに泊まった。
ここは従業員の態度が悪くて嫌な思いばかりした。
英語がもっとちゃんと話せれば回避できたことばかりだったけど。。

ペトラ遺跡の入場料はとにかく高い。

そこら中に遺跡がある。馬車の砂煙が気になるならマスクを持って行った方がいい。

馬車のおっちゃんらが乗らないかと声をかけてくる。自分らは使わなかったが、結構な距離を歩くことになるので疲れたときに乗ってみてもよかったかも。

馬車で来た人はシーク（狭い岩の裂け目）の入り口で降りて馬車を乗り換えるか徒歩でエル・ハズネまで向かう。

テンションが上がりっぱなしでした。

正直パルミラ遺跡ではそこまで圧倒されはしなかったが、このぺトラ遺跡はアンコール遺跡群と同じく圧倒されました。

いよいよエル・ハズネ。
少し見えてます。

エル・ハズネ。
帰りは午後５時半過ぎくらいに通ったがその時にはほぼ観光客はいなくなっていた。

遺跡発見した人がお宝が入ってる入ってると思って上部の壺の部分を銃で撃ったらしい（弟談）

実はこのエル・ハズネよりもっと奥にあるエド・ディルのほうが大きく、またあまり整備されてなくて見応えがある。

１日目は主要なコースにはいかず脇道にそれて犠牲祭壇やローマ兵の墓の方の通路を通りました。オフシーズンなのか時間が遅かったのか観光客も全くと言っていいほどいなくて貸切状態でした。

犠牲祭壇は山頂にあるためずっと階段を登っていきます。

ファザード通りを見渡せる。

眺めは最高にいいです。

適当にコースをはずれて歩き回ってみると、王家の墓を見渡せる場所に。

ライオンのモニュメントへと向かいます。

決して誰もいないからといってライオンの像の上に乗ったりしてはいけません！

なんか道が険しくなるようです。

庭墓（Gurden Tomb）

庭墓（Gurden Tomb）から外に向かって。

トリクリニウム。
古代ローマの建物内の正式なダイニングルームという意味らしいが。。

点在しているこういう小さいお墓の中はみなトイレの役割になってしまっているようで中に入ると異臭がします。

遊牧されている山羊の群れが崖を歩いている。

トカゲ。

昔の人はこんな乾燥している地域によくこれだけのものを造ったもんだと感心します。

２日あるなら一回は西側のルートから王家の谷の方に抜けてみると面白いです。
少し大変かもしれませんが。。

王家の谷。遅い時間だったので、お店も閉まっていて閉散としていました。
せっかくだから人のいないときに中に入ろうと登って行きましたが、もう出口に行けと止められました。

一日目の帰りに通ったエル・ハズネ。
遅い時間だったからか人も全然いませんでした。

王家の墓。

柱廊通り。

大寺院。

みんなダルそうにしてます。

博物館からエド・ディルまでは結構長い道のりです。
やたらロバ使いがしつこくこっから先は危険だから乗ってけとか、物凄く長い距離だとか、ロバを使わなければ行けないとか言ってきますが、普通に女性やご高齢の方でも登ってる人いたので乗りたくなかったら必要ないです。

帰りにアカバからペトラまで相い乗りしたアメリカ人と再会し、びっくりしました。
やはり個人旅行者同士、予定はだいたい似たようになるものなのか。
エルサレムからずっと同じバスで、ペトラでも所々でみかけたバックパッカーもいました。

エル・ハズネと似たような感じだが、こっちの方が苦労してきた分愛着が湧く。
自分たちが到着したときは観光客もほぼ皆無だった。
しばらく寝っ転がったりして遺跡の前でボーっとしてました。

いやー登ってきた甲斐がありました。

卒業試験やら国家試験やらで体力は相当落ちてたようで、結構疲れました。

見晴らしのいい山頂。
ペトラ遺跡入口からここまで来るのに結構体力要ります。

団体観光客はここまではこないみたいで、かなりすいていました。
ただ、やたらこの場所では日本の旅行者とあいました。
なぜだろう？？
みんな個人旅行者ぽかったけど。

近くの見晴らしのいい山頂から。

ペトラはこの旅行のフィナーレを飾るのに相応しい遺跡だった。

ペトラ遺跡近くの午後４時くらいに出発するツアーバスに乗ってアンマンに行こうと思いましたが、残金が少なく、遺跡の東側の町ワディ・ムーサまでいってセルビスバスでアンマンに向かう。
セルビスバスで言い値と料金が違うことで言い合いになったりしたが、こんなことするのも最後かなと思うと少し悲しくなったり。

やはり働きだしたら長期間は無理だし個人旅行ではなく、短期間でリスクの少ない団体ツアーで旅行するのが精一杯な気がするし。。

アンマンに戻ってきました。
次の日はエミレーツ航空利用は自分一人だったので、予定されてたドバイに向かいます。
実家が宮城県なので地震のことで気が気ではなかったのですが、格安航空券で旅行したため、日程の変更をエミレーツ航空にお願いしても出来ませんでした。。